歌会始めに思う。

きょうは、サラ・ブライトマンと取りだめていたNHKの「歴史ヒストリア」を
「鑑賞」した。BGMではなく、画面をしっかり見ながらという行為が自分では
めずらしく、貧乏性で「何かしながら…」と思うけれど、このたびはまあいいかと
と思いつつ、画面を眺め入る。
さて、15日は皇居の歌会始めだった。
今春のお題は「静」
それこそテレビのホッとニュースで様子を知ることができたが、やはりすべての作品の
秀逸は天皇陛下の御製と感じ入った。時代背景と共に本当に自然に表現されている。
「慰霊碑の 先に広がる 水俣の 海青くして 静かなりけり」
このような歌を詠まれるお人柄に心うたれる。そして、私はやはり皇后陛下の「母」
ならではの身近さ詠われたお歌も素晴らしいと思った。
「み遷りの 近き宮居に 仕ふると 瞳静かに 娘は言ひて発つ」
美智子さまと落ち着いた清子さまのご様子が手に取るように想像できる(笑)。
やはり現代的短歌より、私は受け入れやすいのは、やはり万葉人なのかも(笑)。 
平成万葉はまだまだ続く…。