これも日常なのね!

新年早々、インフルエンザで、久しぶりに寝込んでしまったが、
仕事を持っている立場としては、思いがけない生活の混乱に、まともに落ち着いて
いられない半面、人様から隔離される病だけに、一定期間「ひたすら家で過ごす」ことの
両極の状況を今、楽しんでいる私がいる。
13日夜発病
14日半信半疑で診察ーインフルエンザA型判定(診察室でも判定直後から隔離!)
11月初めには例年のごとく予防注射もしていたし、しても意味がないと思うほど
インフルエンザには縁のない私だっただけに、ありえへ~ん(泣)。
帰宅後、タミフル服用開始。体も心も重く、寝間になだれ込み昏々と睡眠。翌朝まで
自分でも感心するくらいよく寝た。朝、37度7分が、夜には37度1分に。
15日朝には、36度1分の平熱に近くなった。やはり熱が下がると昨日は停止していた
頭も体も動き始め、「やる気」が出てきた。
医師に、インフルエンザの回復マップをもらっていて、完璧に守ると、21日に
社会復帰と言うことになっているので、ともかく数日間は「自宅蟄居」と言う生活を
如何に過ごすかを考えた。
まずインフルエンザ完治、体力回復、睡眠不足解消があってのことだ。
15日は、それでもまだ体を動かすことが大義で、ずっとたまっていたVTRをいろいろ見た。
特に「八重の桜」総集編4章を一気に見て、会津藩の悲劇や、八重が歴史に翻弄される姿に
大いに涙したが、肝心の「新島八重」の後世の社会貢献や生き様が省略されていて、
NHKの意図も総集編で理解できたような気がした。
VTRの他には、日中のテレビ番組の同じようなニュースソースにちょっとうんざり。
東京都知事候補の件、相模原の少女の生還、自衛艦の衝突事故…。
16日の今日は、あらためて「音楽」を聞いた。一度は見たVTRだったが落ち着いて
聞きたかったのだ。
「クリスマスの約束2013」「SONGSポールマッカートニー」「SONGスペシャル松任谷由美」
小田和正の音楽に対する姿勢にあらためて感心した。また彼の作曲の東北大学の
学生歌に感動した。
少し家事をする気分にもなり、インフルエンザの空気を入れ替えるべく、窓を開け放したが、
日中は寒くもなく、職場ではありえない心地よさだ。
穏やかな気分で、ブログを書く気分にもなった。
急に「江分利満氏の優雅な生活」というタイトルが頭に浮かんだ。
「オカモの気ままな静養日記」なのだが(笑)。
明日、17日は阪神淡路大震災から19年目が巡ってくる。自宅にいて、おそらくテレビも
新聞も終日伝えていくことだろう。例年、しっかり向き合って思い返すことのできなかった
私にとって、貴重な機会だとも思っている。
そして、当時からもまた19年生かされたことに感謝をしながら、しかし、19年前の
あの悲惨な現実を決して忘れてはならないと思うのだ。
時々、娘と震災の時の話をすることがあるが、被災した者しかわからないであろうあの
恐怖感は、生死の大きな運命の針、紙一重のことだったと思うこと。
その分、「生かされること」の重さを強く感じているし、人生をより深く生きたいと
思っていることは共通しているようだ。
緩やかな自由な時間。きっとこんな過ごし方は、もう少し老境に入ってからのこと
だと思うので、とても貴重な経験だと思う。
サロンで頑張っている山寺さんには申し訳ないのだが、私は開き直って楽しく個人ライフ。
明日は、本を読んでみようかな。
そうそう、朝晩寒い毎日、家にいると1日暖房しなくても体の余熱で過ごせることに驚き!
睡眠の大事さ、日中の太陽光に感謝。今日は今年最初の満月でした。