意外な七夕見聞記

逢合橋のオープニングのあと、枚方の七夕まつりも案内して頂いたのですが、
京阪電車の枚方市駅から天野川沿いに交野線の線路があります。
今日・明日のみ3本に1本、交野市のゆるきゃら「おりひめちゃん」と枚方市のゆるキャラ
「ひこぼしくん」の描かれた電車が走っているそうですが、私が見たのは通常の機関車
トーマスの電車。聞けば、車内放送もトーマス君が行っていて大人気だそうです。
私も聞きたいな…。
               DSC02719.jpg
この天野川沿いも七夕飾りが続き、お祭りムードを高めていました。
               DSC02713.jpg
               DSC02714.jpg
この天野川に沿って枚方から交野へ広がる地域を、「交野が原」と言い、平安時代には
都人たちのリゾート地として活躍し、遊猟地として、歌も多く詠まれた名所です。
そして今は、この「天野川」を中心に枚方・交野は七夕のまちとして町づくりが盛んです。
               DSC02718.jpg
河川の護岸工事もきちんとなされ、立派な象徴の川ですが、枚方で淀川に注ぎ込んで
おり、下記写真は、実は関西医科大学病院の9階レストランから見た様子です。
本流(淀川)に対して、手前が天野川の河口です。
               DSC02750.jpg
きょうの私の収穫は、実は昼食に誘って下さった鳥居さんのご案内にあったのです。
関西医科大学は数年目に枚方市に移転してきたそうです。この広大な敷地の大学と
ホテルのような大学の付属病院は、もと最盛を極めたクラボウの敷地だったそうです。
DSC02755.jpg
やはり!
入り口近い小児病棟には、願い事を短冊に書かれた笹飾りがありましたが、なんと壁面に
交野が原の七夕伝説のご紹介があり、スケッチ画の額や説明板がありました。おー!
               DSC02739.jpg
また病院内を進むと、連絡通路の指示が「波線」になっています。
               DSC02745.jpg
きわめつけは、エレベーター。
天井にオブジェのような細工があり、乗った正面の壁が鏡になっていて、「天の川」の
イメージに作ってありました。
DSC02754.jpg
説明を聞きながら写真を撮ったりする私とともに乗っていた患者さんが、「知らなかった」
と一緒に感心して聞いておられました。(笑)
初代の院長が、「七夕伝説」に興味を持っておられて、「遊び心?」も通じて、枚方市に
ふさわしいイメージの病院ができたとか。
市民が行き来する施設に、こうして町づくりのエッセンスも感じられることをずいぶん
うらやましく思いました。
階上から広がる景色を楽しみながら、あらためて交野が原の地形を確認できました。
明日は、いよいよ交野七夕まつりの本番で、各神社や、施設で行事が行われます。
私は、JR津田駅から12キロの七夕ウオークに参加し、逢合橋で朗唱させて頂きます。
では、おやすみなさい!