石見万葉の旅へ
邑南町の岩屋から、山中を通り、まず斎藤茂吉の鴨山記念館へ。
芝桜の美しさで見逃しそうになったのは、「おきな草」
斎藤茂吉が好きで、山形から取り寄せて植栽されたそうだ。見いつけた!
こじんまりとした館だったが、うれしいことに犬養先生の揮毫色紙も展示してあった。
今日だけなぜか売られていた貴重なる「鴨山だんご」。ゲット!
いよいよ、すぐ近い湯抱温泉地へ出発。
かつての邑智郡粕淵の山を明治の歌人、斎藤茂吉が柿本人麻呂の終焉の地「鴨山」と
断定したところだ。
学生時代も4軒しかない旅館に分宿し、4軒すべてで大阪大学万葉旅行の会の貸し切り状態に
なる、独特の万葉故地だった。
懐かしい日の出旅館があった! 中村屋もある。しかしあまりの静けさに人の気配も
感じられない。いつからか時の止まったままの「湯抱温泉」がそこにあった。
みんなで鴨山公園へ。奥に見えるのが「鴨山」です。現地の津目山。
万葉故地として多くの人が認めている「志都の石室」は、海岸線(交通路)にある伝説地で
石見大田市静間の海岸にも立ち寄った。
立ち入り禁止の洞窟にちょっとお邪魔して、江戸時代の石碑を確認。
古代の神様がおられた場所は、こんな暗い狭いところだったのかしらん?(笑)
一路、宿泊地温泉津温泉へ。「ゆのつ温泉」と読む。