第10回 万葉の歌音楽祭

明日香村の犬養万葉記念館の目玉イベントでもある、万葉の歌音楽祭。
犬養先生が、万葉歌を声に出して味わわれた「犬養節」が、万葉朗唱として定着したが、
今私が万葉歌に自由にメロデイを作曲して、万葉歌を楽しみながら歌うことを評価して
頂き、犬養万葉記念館の「若い世代に万葉を親しんでもらうイベント」としてスタートした
万葉の歌音楽祭。この機会も10回目を迎えた。
私の活動を尊重して頂き、私が総括の審査委員として信頼されているのも光栄なことだ。
例年、中秋の名月の時期に合わせて、明日香村の石舞台公園の風舞台で本選が行われて
北が、今年はじめて、秋の行楽シーズンである「文化の日」に本選が行われた。
明日香村では、これも恒例の文化協会主催の村の「文化祭」の日で、やはり明日香村の方々
も参加し、多くの人々が見守る中で音楽祭を行ってほしいと少し残念に思った。
今年の予選を勝ち抜いた7組の方々。(お一人は体調不良でドタキャンだった。)
結果は、大賞は、「泊瀬川」を歌われた「結」のみなさん。音楽祭ではおなじみとなった
風香さんとおっしゃる実力派の万葉歌人と、初瀬川の流れる地元、桜井市忍阪の方々との
コラボ演奏で、「万葉故地」と一体化したテーマへの意気込みとこだわりが、また素晴らしく、
豊かな万葉世界の歌唱に加えて大きな加点になったように思う。満票の大賞受賞だった。
おめでとうございます!!!
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あとの2つの明日香村村長賞と、記念館賞の決定は、票が僅差で、大いに議論があった。
すべてを終えてから、私が僭越ながら講評をさせて頂いたが、この時こそはプライドを
かけて、また「万葉うたがたり活動」の自信と信念に満ちた思いで、講評をさせて
頂いているので、さすがに熱っぽくなってしまうようで、森井村長に「憎まれ役?」
と言うような労いを受けたので、さすがに苦笑いしてしまった。
しかし、11月の明日香村はやはり寒い。すっかり冷え切った体を「きつねうどん」で
暖めて帰路についた。
島の宮の山側は、おー、いつもながらの赤いそばの花の畑が続く…。
寒くても、やはり目前の青垣に籠れる明日香村の光景は、落ち着くなあ。
翌日は、桜井へ。
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