浄福寺仏教婦人会総会にて万葉うたがたりコンサート

昨年、思いがけなく母方の祖父の菩提寺で、万葉うたがたりコンサートの機会を得、
祖父を思い、感謝しながら、本当に感慨深く、演奏させて頂きました。
その時に檀家・門徒さんだけではなく姫路周辺の西本願寺系のお寺の関係者も来ておられた
ようで、1年後のオファーを頂いた浄福寺さんでこのたび演奏をさせて頂きました。
ホームページトップに書いたように、亀山御坊と言われる由緒ある本願寺のお寺の一つで、
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姫路の市内にあって静かで、このようなお寺の集まった場所があることが不思議なくらいで、
祖父の里、姫路の実法寺のひなびた雰囲気とは対照的なお寺でした。
婦人会の総会とお聞きしていましたが、私たちが到着した時には、婦人会の方々が、本堂、
庭園をくまなく丁寧にお掃除しておられ、その人数の多さにも驚きました。
この機会は、年に一度の婦人会の総会だそうですが、特に1か月前の4月1日に、87歳の
ご院さんから、59歳の若住職へ世代交代というのでしょうか、30年ぶりに新たな寺の顔と
なられる就任の儀式が執り行われたばかりで、その住職の最初の行事であるとお聞きして
いました。私たちも様子がよくわからなかったのですが、当日伺ってみてよく理解できました。
私の所属する教会にも婦人会という組織がありましたが、奉仕活動などでもお寺を支える
協力部隊です。お掃除もしかりでしたが、会が始まるとともに、きちんと衣装も揃われた
コーラス部が、賛歌を歌われたり、また、きちんと着替えて総会に臨まれたみなさんの
てきぱきとこなされる様子に、都会育ちの私は偏見ではなく「お寺」は、拝観するような
仏閣や、葬祭にお参りするお寺の感覚しかないので、私が教会で過ごすように、「お寺」との
お付き合いも日常生活の延長にある空間であること…を初めて実感した気分でした。
本当に、信教の自由とは、神仏様々ですものね。私には仏教とキリスト教の違いでした!
さて、大事な総会で、ゲスト出演の私たちは、初めて『万葉集』を歌で聞かれる方もあった
ので、できるだけ身近な印象のものに…と「万葉の春」をテーマに選曲しました。
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平城京のイラツメのヘアースタイルがよく似合う美佐ちゃん。
高い音域までの美しい声と歌唱力をほめて頂きました。歌姫に感謝。
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風邪をこじらして、めずらしく本調子ではなかったともちゃんでしたが、やはり安定感のある
歌唱に私は安心!
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今回はつけまつげを断念(笑)。年齢相応で勝負しました。最近いよいよ女性として
開き直りの境地。うたがたりに集中しました。
熱心に聴いて頂き、ありがたいことでした。そして途中から昨年2回もお世話になった
実法寺の真光寺の寺谷住職もお忙しい中来てくださり、ご縁を喜んでくださいました。
出演は3人でしたが、もちろん山寺さんが、マネージャーとして終始サポートしてくれました
ので大変助かりました。
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うたがたりの最後には、ご住職へのはなむけに額田王の「船出の時に」で門出をお祝い
致しました。親鸞上人の750年遠忌の記念紀でもあり、30年ぶりの交代式を行われた
浄福寺がますます発展、市民に親しまれるお寺となられますように…との思いを込めて。
きょうの日を終えて、私「岡本家」のルーツであえる姫路市の2つのお寺でコンサートを
させて頂きましたこのご縁をこれからも大切に紡いでいきたいと思いました。
TSUBAICHIでも「親鸞聖人」のお話をして頂きたいな…と真面目に考えています。


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