TSUBAICHIに「ちんどん屋」がやってきた!

企画の私が楽しみにしていた「ちんどん屋がやってくる!」。
昨日、TSUBAICHIにやってきました!
ちんどん通信社(東西屋)の林幸治郎リーダーと3人の女性ユニットで登場。
2時間近く、演奏やお話、南京玉すだれ、皿、いやボールまわしや、曲芸などを
織り交ぜながら、圧巻のエンターティナーぶりを発揮して下さいました。
めづらしさと、興味深さで一杯の私たちは、何もかもが新鮮な驚きもあって、
すっかり楽しませて頂きました。

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今回はクラリネットではなく、コルネットトランペットとアコーデオン。

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そして、おなじみの「ちんどん」の組み合わせ和製ドラムセットの編成でした。
日本的楽器の鐘、太鼓、大太鼓がアメリカのドラムセットを意識して、
組み合わされたものを「かついで動く…歩く」ことになり、その音楽集団は
店舗などのオープンの「儀式」に出演されたり、宣伝マンとしてのお仕事が多いので、
このようにみなさんに鑑賞されるような音楽ではない…と謙遜されていましたが、
サロンではきっとやりにくかったことでしょうね(笑)。
じんたと言われる曲想は、「美しき天然」などなつかしかったこと…。

富山県で始まった「全日本ちんどんコンクール」いうのも、林さんグループは
何と優勝歴11回という日本で有数のチンドン屋さん。
「日の出」のバランス芸を披露して下さったななちゃんは、先日行われた大会で
見事入賞された曲芸です。

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最後に私たち観客の質疑応答にこたえてくださいましたが、パリやロンドン公演の
エピソードや、「ヤオハン」ニューヨーク出店にも出演など、国際的な活動ぶりも
聞かせて頂きました。
また今回依頼のきっかけとなった、神戸大学のちんどん部から、卒業後、今は団員と
して活躍しておられる仮屋崎さんに、その時の経緯をうかがったり、立ち入った
事まで聞かせて頂きました。
東西屋さんはみなさん仲良く、全体で25名ものファミリーで活動中です。
出演者で演目もいろいろだそうですので、またちがった方々のパフォーマンスも
見てみたいと思いました。

第1回の日本の伝統芸に親しむシリーズにふさわしいサプライズ企画に自己満足しています。
チンドン屋華やかかりしころの、貴重な写真を見せて頂きながら、日本の社会の
進化と共に歩んできた「宣伝部隊」の方々のことを学ぶことができました。
明日もまた、どこかの開店祝いや、お店の宣伝に町を練り歩かれることでしょう。
なつかしさと、伝統的に時代のニーズに合わせながら守っておられるチンドン屋の
皆さんにあらためて拍手を送りたいと思います。

さて、このように、子供のような目でみつめてみたい日本の伝統芸に親しむシリーズの
2回目は6月15日の「目からウロコの雅楽」です。
乞う、ご期待ください。