神戸新聞記事から

NHKの朝ドラは春から「花子とアン」が始まり、案の定、母は村岡花子に興味を示し、
「赤毛のアン」をはじめ、モンゴメリーの「アンシリーズ」を読み漁っている。
私はNHKの連ドラは、もう長~い間見たことがないのだが、それなりにメディアなどで
情報は伝わってくるので、前回の「ごちそうさま」の共演者が私生活でも恋愛中?など
サイドニュースなどもなんとなく把握できている(笑)。

数日前、神戸新聞の夕刊の「随想」という記事に、文芸春秋社の社長の平尾隆弘さんの
エッセイ「ブラックバーン先生へ」が掲載された。
読み進むにつれて、ブラックバーン先生のメッセージの素晴らしさに感動した。
学生時代に得たもの、培われたものに対する感謝は、いまだ実感することが多い。
しかし、今時を経て結果、自分にとっての思いは、かつて昼下がり通信で「あの日に帰りたい」
という文章を書いた時に、賛否両論のご意見を寄せて頂き、恐縮したことがあったが、
私は再び平尾さんのご意見で大いに力づけられ、自分自身に納得している。
村岡花子さんもミッションスクールの東洋英和女学院だが、私も私立の女子校に学び、
学校方針、教育目的と言うものを常に教えられながら育った。
学生の頃は深い関心もなく、理解も不十分なまま、むしろうっとうしく感じたり、先生の
話をギャグにしながら過ごしたものだが、いまだにその時の「教え、学び」が断片的
にもしっかり残っていて、同級生と話をしても大いに想い出話として花が咲く話題となる。
教育はすぐに成果の出るものではなく、こうして子供心に刷り込むように植えつけて
行くものだとつくづく思う。
今の若者には、このブラックバーン先生のはなむけを胸にがんばってほしいと思う。
そして、年を経て人生を振り返った時に、平尾さんが書かれたように、「あの頃が
一番楽しかった!」と人生を支えてくれた青春時代を懐かしむことは大いなる誇り
だと思うのだ。記事を添付します。

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