「飛鳥を愛する会」会議

長年続いた「飛鳥古京を守る会」が1つの時代の役目を終えて、解散されたことは記憶に新しい。
犬養万葉顕彰会が解散した時と似たような会員状況が起因していることも否めない。
しかし、飛鳥古京を守る会に入っておられた方々の意を受けて、また、引き継ぎ「明日香村」を
多くの人たちが、愛し、守り、支えていくために「何か」「誰か」中心で導いていく「核」が
必要となる。
昨年春、坂本先生からご連絡を頂き、新たに「飛鳥を愛する会」を起ち上げ、考古学と
万葉集の先生方を中心に、再び「飛鳥ファン」のための組織が生まれた。
その組織運営の中に、私にも参加・協力の要請があり、発起会早々から欠席していたにも
かかわらず、会の役員に名を連ねてくださっており、大変恐縮した。
ただ、「私」は」1民間人であり、熱い思いを明日香に対してアプローチする時に、やはり
「会員」であることの意義は大きいと思うし、私も運営する側のメンバーに入れて頂けた
ことを心から感謝している。
それから約9か月…。総会・秋の旅行、何も参加できないままで気になっていたが、
ようやく初めて全体会議に参加することができ、会長の木下正史先生や、関大の橿考研の
先生方などともお目にかかることができ、よい機会となった。
また私が今回楽しみにしていたのは、秋に関村長が勇退された後、明日香村村長となられた
森川村長とお目にかかることだった。
冒頭、自己紹介もかねて丁寧にご挨拶されたが、雰囲気はロマンスグレイで、しかし
お若くて都会的な雰囲気の村長さんとお見受けした。
村長は、今明日香村のいろんな組織に馴染んでいかれることが先決で、きっと「飛鳥を
愛する会」もどのような会なのか、興味深く参加されていたと思う。
内外ともに明日香村が注目を浴び、明日香村の活気を増していくために、森川さんも
いろいろな構想を持っておられるだろうし、いろんな団体をどのように有効利用して
いけばよいか、思案中でいらっしゃるだろう。
村としての規模は小さくても、国家レベルの特別保存法で守られた地域でもあり、
いろんな懸案事項がある中、関村長以上に、新しい時代の明日香村を作るために頑張って
頂きたいと心から願っている。やっと名刺交換ができてほっとした。
そして、犬養先生のことを知って頂くために、私たちの30周年記念コンサートのビデオを
お渡しし、第2部の「万葉人生」の犬養先生を見てください!としっかりアピール。
見てくださっているかなあ。
首長の交代で、明日香村も新たなスタートを切られたことを実感した。
私もあらためて飛鳥を愛する会で何かお役にたてれば…としみじみ思う。
そうそう、事務局長の北村憲彦さんは、私と同じ年。また犬養先生と親しかった明日香村の
文化財課出身の方で、犬養先生のことをしっかり覚えてくださっている方がこの組織に
おられたことも幸いだった。
神に感謝!!!


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