雪の明日香村へ

ホームページには、即日に写真を公開しましたが、1月24日(火)に明日香村にこの冬
初めての雪が降りました。
私は古都飛鳥保存財団へ伺う約束をしていたのですが、折からの天気予報で、奈良方面は
「雪模様」と聞き、車で行くはずでしたが、急遽近鉄電車で飛鳥へ向かいました。
1月29日に交野市のパナソニック松愛会という、「松下」に勤めておられたOBの方々の
新年懇親会があり、私がそこでお話をさせていただくことにな理ました。
私が、松下さんは明日香村とも縁の深い方ですし…とつい申し上げたばかりに、演題は、
「松下幸之助と万葉集」にすぐに決定! 
私もエピソードはいくつか存じていますが、犬養先生のそばで見聞きした立場でしたので、
松下さんが初代理事長となられた古都飛鳥保存財団で、一度きちんとお話を伺っておくべき
と、財団事務局へかつての貴重な思い出の話を確かめに出かけました。
今年最初の雪の日に出会うなんて…と、ちょっとロマンチックな気分で、また「良いことの
しるしだ!」なんて思いながら…の明日香行でした。
駅前にある財団事務局の事務局長は、現在明日香村の前々村長の杉平さんのご子息でした。
こちらのほうから次々と質問させて頂きましたが、杉平さんも「久しぶりに財団の初期の頃や
松下さんや犬養先生のことを思い出させてもらいました。」と、なつかしげに貴重なお話を
してくださいました。
私が断片的に知っていたことが、確認できて、一つの線になりました。
犬養先生が、昭和天皇を甘樫丘に案内されておられる写真が残っていますが、私も何か
松下さんのことが記念に残されているものはありますか…と尋ねたところ、やはり昭和天皇を
松下さんが高松塚へご案しておられる写真を見せてくださいました。私はお願いをして、
ちゃっかりお借りしてきました。時が時ならば松下さん揮毫の歌碑の一つも建っていたかも
しれません。
私自身も再び古都飛鳥記念財団の歴史や、目的意識などを確認でき、納得がありましたが、
「明日香村」に魅力があり、大事な古代のふるさとであること以前に、特別に愛された、
恵まれた地域・村であることをつくづく感じました。
松下さんら財界人、犬養先生ら学者サイドから…、また明日香村を守る議員連盟など、
いろんな立場・分野の人たちから支えられてきたことで古代のロマンがいまだに紡がれて
いることの幸運をうれしく思いました。
そして、本日伺ったことの興奮をそのまま皆さんにお伝えしたいと思いました。
雪の1日でしたが、せっかく来たので、明日香村の野菜を買い込んで帰りました。
甘いいちご、あすかルビーも、焼き芋も。


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