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久しぶりの美夫君志会

万葉集の代表的な学会の美夫君志会は、全国大会が大体7月の最初の土日にあるため、予定は立てやすいが、私は交野市の七夕行事に関わるようになってから、なかなか参加できなくなっていた。今年も6日が日曜日だったので、イベントの微妙な時期だったが、7日にサロンの行事として、七夕ツアーやコンサートを予定していたので、6日だけ参加した。会場は浅田真央ちゃんの在学している名古屋の中京大学。地下鉄の八事の駅の出口が大学の入り口と言う便利な会場だった。

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エントランスもリゾートホテルのロビーのようだ。敷地内の環境がよく整えられていて、最近の恵まれた学生たちの環境には疑問も感じる。

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私は2日目だけの参加だったので、基調講演を聞くことはできなかったが、2日目は研究発表の機会でもあったので、研究者の視点と内容、またその質疑応答がいつも大変興味深い。

特に中国人の留学生の研究発表については、「万葉仮名」などの漢字、文字についての理解や意識が当然日本人以上であると思われるが、それが「和歌」での用法論や引用などについての内容は、そこで彼女たちにとって「外国文学」に対する理解になるのかな…などと思いながら聞いた。

また、私は昨年大伴家持の感覚の新しい「夢の逢いは 苦しかりけり おどろきて 掻き探れども 手にも触れねば」の歌に作曲をしたのだが、最後の発表者である和歌山大学の菊川恵三教授が、人麻呂歌集歌における「夢」表現の歌を取り上げられ、定説になっている沢瀉久孝説を考証、問題提起をされた。万葉集の「夢」歌を研究されていて、今回の人麻呂の夢歌については、私には思いがけないテーマだった。人麻呂夢歌の傾向と、表記の方法などから、12の2849番歌の特殊性を述べられたが、今後も「夢歌」を研究していかれるという。研究者の視点に感心した内容でもあった。

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こうして、万葉集研究の刺激を頂きながら、帰途、近鉄名古屋駅でばったり明日香村村長と出会い、同じ列車で移動する日常の奇遇に楽しくなりながら帰宅した。

1日だけでも参加してよかった! 翌日は、朝から交野市七夕万葉バスツアー&TSUBAICHIサロン、七夕コンサートのダブルヘッダーでした。