初めての体験!

久しぶりに万葉うたがたりの9枚目のCDを制作中です。(絶賛受付中!)今、万葉朗唱に取り組んでいる明日香村、橿原の小学生「さおとめの会」の子供たちも、昨年の万葉の歌音楽祭エントリー曲「たちばなの歌」という彼女たちのオリジナルの万葉歌もできたので、6月17日に子供たちにも「録音体験」の機会を作ってみました。そもそもは、明日香村伝承芸能の1つ「万葉朗唱の会」が、お仲間の高齢化などに伴い活動される方が減ってきました。また、全国の万葉ファンには万葉朗唱はおなじみですが、明日香村の方々にとっては八雲琴や南無天踊りなどは身近な地元の芸能のようですが、万葉朗唱についてはまだまだ距離感があるようです。2年ほど前、朗唱の会の方々と何とか「若い世代の後継者」育成に取り組んでみましょうということで、たまたま「かるた授業」で少し顔なじみになった4年生を個人的にスカウトし(笑)、まず2016年12月に記紀万葉フェスティバル「万葉朗唱」の会で出演・披露をするということで、練習を始めました。syou
出演後(デビュー後)注目を浴び、明日香村文化協会行事や、その他出演オファーを頂くようになりました。しかし、スタートしたばかりですので出演ありきではなく、『万葉集』の学びも含めた練習会を月1度始めるようになりました。いきなりの「朗唱」に抵抗がないように、私の作曲した万葉歌などを歌い、その後犬養節など「万葉を歌う」ことの経験を重ねるようになりました。昨年は、万葉の歌音楽祭にもエントリーし、私の作曲で万葉歌を歌い、賞は逃しましたが、出演者の中で新たな風を吹かせたのではないかと自負しています。それが今回録音した「たちばなの歌」です。
今後も彼女たちを中心として朗唱を続けていってほしいですが、4年生の2名をのぞくと5名が6年生で進学を控えた時期となりました。中学生になってもぜひ続けていってほしいと願っています。今回の録音は彼女たちの貴重な記念曲。
またいつか、彼女たちの経験の1つとして、思い出に加えていってほしいと思います。

録音って、やはり大変です。でもがんばりました! 出来上がりが楽しみ・・・。

ブースの中ではやや緊張気味でしたが、いつも以上に何度も歌い、疲れたことと思います。

さあ、7月からまた頑張りましょう。岡本館長もまた万葉の歌音楽祭エントリー曲、考えてみますね。✌