TSUBAICHIバス旅行

昨日は、「越前の春を訪ねて~味真野・一乗谷バスツアー」に出かけました。
天気予報は、曇りのち雨。奇跡を願いながら、出発しました。
集合はみなさんいつも早めに集まってくださるのですが、待ち合わせ場所を間違えた方が
あり、30分遅れで出発。そんな時に限って、平日であるにも関わらず、工事渋滞の高速道路で
スタートから大幅に予定時間が狂ってしまいました。がび~ん!
まずは、「一筆啓上」の簡潔な手紙をお手本として、「日本一短い手紙」の公募で有名に
なった丸岡町へ。(現在は、坂井市)桜の名所100選でもある丸岡城は、平山城で、天守閣が
残されていますが、国内現存天守閣12基のうちで、最古のものだそうでした。
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日本の桜の名所100選で有名な丸岡城のしだれ桜がちょうど満開でした。
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そして、400年以上埋もれていた一乗谷の朝倉氏の遺跡へ。戦国大名・朝倉孝景から5代
103年にわたり越前を支配した朝倉氏。5代目当主の義景は浅井氏と同盟を組み織田・徳川
軍と激突して、刀根坂の戦いで大敗後、義景は自害。朝倉家繁栄もこれで幕を閉じましたが、
国の特別史跡として指定された広大な敷地と復元された町並から当時の繁栄を偲ぶことが
できます。それ以上に「一乗谷」と呼ばれる山間の地は、先日の青山政吉さんの水彩画を
思わせるような風景で、美しさと静けさはさながら静止画のようでした。
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素晴らしい自然に心惹かれ、いつまでもここにいたいような気分になりました。
薄墨桜と椿のコントラストも素敵でしょ!
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そして、旅行のメイン故地でもある味真野へ。観光協会の会長・前会長・万葉菊花園の館長
がそろってお出迎えして下さり、何と雨模様の中、万葉衣装のご婦人がたも…。
大歓迎して下さり、ありがとうございました。限られた時間でしたが、犬養先生の揮毫歌碑
のある味真野苑の比翼の丘へ。もちろん全員で朗唱をしました。
越前の春を訪ねて…と今頃は、この庭園の木々の花々が各種満開のはずが、まだまだ
咲き揃わず、日野山のふもとの桜はまだ咲いていないとか。この天候異変はなんだ!
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でもめずらしい「思いのまま」と言うこの木。地元の方は桜と言われたのですが、目が利く
万葉植物にも詳しい方々は「桃」と判定! さてどっちなのでしょう?
でも1つの木で紅白が咲くなんてとっても不思議。自然って神秘的です。
やっと全員で記念写真がとれました。継体大王と照日の前の銅像の前でです。味真野の
もう一つの象徴でもありました。
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中臣宅守と狭野弟上娘子の万葉歌63基すべてを歌碑にして、散策のロマンチックロード
として作られた味真野苑からの道を毫摂寺あたりまで歩き、私の名前の刻んで頂いている碑
もみなさんに恐縮ながら確認して頂きました。時間はすっかり予定からほど遠く過ぎて
しまいましたが、最後に紫式部公園に寄り、帰途へ。
和気藹々と楽しく過ごした一日もあっと言う間に過ぎました。
心配された雨も、私たちが歩くときにはほとんど気にならない程度の小雨で、やっぱり
ついていました。
大幅に帰宅予定が遅れてしまい、本当に申し訳ありませんでした。次回からは欲張らない
ように気をつけます。(汗)
でも全員元気に笑顔でお別れできましたので、主催者としてはホッとしています。
しかし、「春」遠からじ…の今年、本当にどうなっているのでしょうか。
でも今年最後の「桜」を、大好きな桜を満喫できたことを幸せに思いました.
        


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