コンサートあれこれ 「仲間」

1週間後、私はコンサート当日の音源をすべて聴き終え、やっと当日の流れを確認することが
できました。
自分の演出ですが、時間配分や、音楽がどのように聞こえているか、私の話のバランスはどうか、
いっぱい、気になっていることの確認です。もう終わってしまったことですが、やはりみなさんに
自分の思いが伝わっているかとても気になるところです。
特に「岡本三千代作品集」と銘打ったように(事前にどういう意味ですかと何人かの方に
聞かれました。)いつもの形の音楽を「作品」として、舞台にのせることでした。
土井さんという音楽監督のもと、昼下がり楽坊の弦楽四重奏、パーカッション、ギターなど
生でのオーケストラをバックに歌うことは、うたがたり会のメンバーにとっても気持ち良かった
ことだと思います。30周年の贅沢です。そして歌姫たちにもソロ曲でしっかりアピールして
もらいました。
大岡美佐ちゃんの「熊凝哀歌」
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山口ひとみさんの「祝婚歌」
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園田知子さんの「酒壷の抄」
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みんな、素晴らしく歌唱してくれました。丁寧に「心」を訴えかけ、「万葉の歌」がしっかり
伝わっていると思いました。テープで聴いてもうっとりと感動しました。
原稿を書いては、書き直し、時間を計っては、書き直し、日々の感情によって書き直し、
最後まで揺れた内容でした。結局挨拶も予定通りのことを言うのをやめたため、第一声を
噛んでしまうというみっともなさ。でも私は「お顔を見て話す」ことがいつもですので、
やむを得なかったと開き直っています。
うたがたり会の最強のメンバーで臨んだ今回、本当の「作品集」のご紹介として相応しい
レベルの高い「音楽」を提供できたことをうれしく思っています。
自分が作曲したとは思えなくて…(笑)
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