コンサートあれこれ 「仲間」
できました。
自分の演出ですが、時間配分や、音楽がどのように聞こえているか、私の話のバランスはどうか、
いっぱい、気になっていることの確認です。もう終わってしまったことですが、やはりみなさんに
自分の思いが伝わっているかとても気になるところです。
特に「岡本三千代作品集」と銘打ったように(事前にどういう意味ですかと何人かの方に
聞かれました。)いつもの形の音楽を「作品」として、舞台にのせることでした。
土井さんという音楽監督のもと、昼下がり楽坊の弦楽四重奏、パーカッション、ギターなど
生でのオーケストラをバックに歌うことは、うたがたり会のメンバーにとっても気持ち良かった
ことだと思います。30周年の贅沢です。そして歌姫たちにもソロ曲でしっかりアピールして
もらいました。
大岡美佐ちゃんの「熊凝哀歌」
山口ひとみさんの「祝婚歌」
園田知子さんの「酒壷の抄」
みんな、素晴らしく歌唱してくれました。丁寧に「心」を訴えかけ、「万葉の歌」がしっかり
伝わっていると思いました。テープで聴いてもうっとりと感動しました。
原稿を書いては、書き直し、時間を計っては、書き直し、日々の感情によって書き直し、
最後まで揺れた内容でした。結局挨拶も予定通りのことを言うのをやめたため、第一声を
噛んでしまうというみっともなさ。でも私は「お顔を見て話す」ことがいつもですので、
やむを得なかったと開き直っています。
うたがたり会の最強のメンバーで臨んだ今回、本当の「作品集」のご紹介として相応しい
レベルの高い「音楽」を提供できたことをうれしく思っています。
自分が作曲したとは思えなくて…(笑)
返信を残す
Want to join the discussion?Feel free to contribute!