縄文人にあいういう

10月24日、午後2時からが千秋楽です。
娘の所属する劇団「遊劇体」の公演です。数年前から継続的に泉鏡花の全戯曲上演に
取り組んでいて、今回は久しぶりに劇団代表のキタモトマサヤ氏の尊敬される劇作家の
作品をキタモト流の手法で演出された意欲的な舞台です。
私は初日に見ました。
娘は「米子」という元気で明るいおばあちゃん役。孤老の1人であろうが、生命力に
あふれ、自己主張もあり、しかし人間の弱さも熟知している魅力的な人間を演じた。
社会の片隅にある当たり前の光景と、老人の生き様、「老い」との闘い、在日朝鮮人の
こだわりと、ま反対のしたたかな生き方…など、「笑い」の場面が満載の中にも
重いテーマが横たわり、「人間性」や「生き方」を問いかける、悲しい場面や、
切なさが心を打った。
このような「役」を通して、娘は何を思い、何を表現したかったことだろう。
私は、観劇してから、これからは「米子」めざして、がんばろう!!!と思った。
やはり「遊劇体」の芝居ははっきりした主張がある。
12月4日には、この劇団が私の30周年のコンサートの舞台に華を添えてくださる。
それも「犬養孝先生」がテーマで…。
あ~あ、千秋楽の舞台、もう一度見たいなあ!!!
私は今から万葉学会2日目に出席してきます。『万葉集』は、私の人生の背骨ですから。
今夜帰宅して、娘と祝杯をあげられるかな。


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