高岡市万葉歴史館も20才になりました!

今年も「万葉セミナー」に行ってきました。開館20周年を記念して、セミナーも
原点へ…と「大伴家持研究の最前線」ということで、大伴家持を歴史上から、また家持の
中国文学の教養と影響を、そして万葉集の編纂の手法、人間「家持」の歌人論、今後の家持研究の
研究課題など…テーマの角度を変えて、万葉研究の著名な先生方が5人講義をされました。
「最前線」と言うタイトルに、越中万葉歌壇を作り上げた「大伴家持」を顕彰し、町を
あげて「万葉集」でふるさと作りを続けてこられた高岡市ならではの、大伴家持研究の
拠点としての自信と誇りのようなものを感じました。
私は開館の時から初代の名誉館長となられた犬養先生と足を運んでいましたので、はや
20年も経ったことに驚きと感慨を覚えます。万葉集を中心とした上代文学関連の書物や
論文の充実した図書館は、いつ伺っても、何時間でもゆっくりここにいたいと思わせる
魅力的な場所です。
私がいる時も、ちょうどあいの風のボランテイアの方が、司書の梶さんに「説明」を
聞いておられるところでした。ガイドをしながら、知識でわからないこと丁寧に教えて
もらえる市民にもやさしい図書館だと思いました。
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そうそう、JR高岡駅がいよいよ改装がすすみ、駅の様子がかわりました。
もちろんエスカレーターやエレベーターが付き、大きい荷物をふうふういいながら階段を
昇り降りしていましたが、もう大丈夫!ご年配や障害のある方も利用しやすくなりました。
ただ、デパート直行の出口がなくなり、(デパートの賑わいが少なくなるかも)一瞬
新しい出口に戸惑いました。このような変化を見届けることができたのも長年通い続けて
きたおかげ!?ですね。
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わずかな時間、あまりにいいお天気なので、美しい海、空を見たくて雨晴海岸に行きました。
 渋谷の 庭よくあらし 車並めて いざうち行かな 見つつしのばむ (れれ持)
思わず「きれい!」とうっとりした、その写真です。
海風も心地よくさわやか、鰯雲?も広がり、大阪より涼しい!「今はもう秋」の風情。
やっぱり高岡はいいですねえ。
次回は10月2日に、わがサロンから「高岡市万葉まつり」にバス旅行で訪問します。
一人でも多くの方に高岡を好きになってほしいですものねえ。自慢の万葉故地にお連れしなきゃ! 
楽しい2日間でした。


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