オカモの東京日記 その一

行ってきました! 下妻へ!
気になっていた、139基目の犬養歌碑。サロンTSUBAICHIの夏期休暇は
世間のお盆の時期に合わせて、3日間(13・14・15)と取らせて頂きますが、
その期間は、かえってお里帰りの混雑と重なってしまうので、少し早めに
有給?休暇をもらい、出かけてきました。
出かけた12日は、ちょうど、大阪は台風4号の影響で雨模様でしたが、関東は曇り空
で、かえって風もあり、酷暑から開放された1日でした。
建立者の大木さんが、私の急な予定に合わせて、わざわざ関東鉄道常総線の大宝駅(無人駅)
で出迎えてくださいました。
大木さんは、約10年前から万葉の大和路を歩く会に参加しておられ、その後犬養万葉顕彰会へも
入会され、毎月の旅行会や、万葉関連の行事のたびに、関西・奈良方面へ何度も足を運んで
下さっていますが、このたび私も東京からつくばエクスプレスに乗り、関東鉄道に乗り換え
現地へ伺ったことで、距離感もよく理解できましたし、時間とお金をかけて何度も足を
運んでくださることに感謝しました。
私は大宝八幡宮へは、犬養万葉顕彰会の東国旅行の下見時に、車で立ち寄ったことあるので
初めてではなかったのですが、今回「自分の足」で確認することができ、関東鉄道の
行く手に見える筑波山の山容や、周辺遥かに広がる関東平野の稲作畑に、感動しながら
旅心に弾んで向かいました。
             
大木さんの住まわれる下妻市は、常陸国ですが、大宝八幡宮はその名の通り大宝元年
つまり大宝律令の制定された701年の創建と言うことで、やはり万葉時代とゆかりの
ある場所に犬養先生の歌碑が建立された感慨を感じました。
フォトギャラリーでまたご紹介しますが、私たちが万葉旅行の下見で立ち寄ったのは、
既に大木さんによって、(坂本先生監修の)筑波嶺に登る歌の長歌歌碑が建立されており、
境内の狛犬の台座石には、大森亮尚先生の「筑波嶺」の防人歌が揮毫されています。
数年前に、万葉旅行のコース設定の途中に見学させて頂いたことがありました。
この八幡宮は、もと大宝沼(鳥羽の淡海)に囲まれた台地の大宝城の跡に建っており、
城壁に沿ってあじさい苑が作られています。前回うかがった時はちょうど紫陽花が美しい
時で、その時の印象がとても強く残っていますが、開園されて15年目の今年が今までで
もっとも美しかった…と山内宮司さんがおっしゃっていました。
ひととおり宮司様にご案内して頂いた後、私の時間の許す限り、大木さんに筑波山周辺の
万葉歌碑や、?歌(かがひ)をした場所(5説くらあるらしい)の候補地を3箇所連れて行って
くださいました。私がサロン名に「海石榴市」を謳う「歌垣」とよく似た、筑波山での行事です。
そして、ブログでご紹介の写真は「オカモ」の歌???
「筑波嶺に 雪かも降らる いなオカモ かなしき子ろが 布乾さるかも」の万葉歌碑です。
いやいや、「イナ、丘も…」とここは飯名(いな)神社の境内でした。
                  P1010039.jpg
横にちらりと大木さんが…。
報告事項はいっぱいありますが、本日の感想。
大木さんの書斎の窓を額縁として、「筑波山」を24時間見ることができる設計の
ご自宅に、感動!!! 大木さんの筑波山へのこだわりを見ました。
私も毎日「富士山」の見えるところに住みたい!!!!!
筑波山での楽しい一日に感謝。そうそうお昼も偶然犬養先生の好物だった「うな重」
でした。神様の計画はすごい!


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