オカモゼミナール、明日香村へ!

ホームページのトップに「トピックス」で掲げましたが、
3月19日(金)に、念願の「現地講座」を開催いたしました。
今年は平城京遷都1300年を記念して、「奈良の都」がどうしても
クローズアップされてしまいますが、万葉集を学ぶ私たちの原点は
やはり明日香村から…ということで、車2台、9人で出かけました。
スタートはHPに書いたとおりです。
明日香村の旅も、初めての方もいらっしゃるので、テーマは明日香村の
雰囲気、風、空気、景色、自然、そして季節を体感して頂くことでした。
そして年配の方が多いので、ゆるやかな旅を目指し大阪スタートは10時です。
玉列神社→石舞台古墳(昼食)→稲渕(棚田・飛鳥川)→栢森→伝板蓋宮跡
→甘樫丘→犬養万葉記念館→夢市のコースでした。
私は何度来ても懐かしい思いで、ほっとしますが、初めての皆さんの「目」には
どのように映ったでしょうか。
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石舞台の桜は、もうちょっと。でもつぼみが今にも開きそうでした。
夢市茶屋での昼食は古代米御膳。次は一度「飛鳥鍋」を賞味してほしいです。
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棚田は菜の花が満開で、黄色の絨毯でした。平日にもかかわらず、カメラマンが
いっぱい。写真スポットの人気ぶりを垣間見ました。
明日香村には五穀豊穣の実りを願う、「おんだ祭り」と言う男女の儀礼がありますが、
飛鳥川にも男女をシンボル化した注連縄がかけられており、新年の1月に架け
替えられたばかりなので、真新しい風変わりな注連縄にみなさん感心されたようでした!
そして、飛鳥川の「飛び石」に行き、石橋を通りましたが、水量が多かったのか、
石が平板になっていたのか、ちょっと躊躇しましたが、濡れながら渡りました。
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ただ、ひなびたマニアックなスポットだったのが、田んぼの畝も小道に整備され、
(歩きやすいのですが…)私はちょっと興ざめの気分になりました。
犬養先生の歌碑が目立たないことが残念だったのかなあ。(我が意を分析中です。)
栢森まで足を伸ばし、飛鳥川の上流をご案内したのですが、「ふむ?」
飛鳥川の川幅を広げる工事中で、「何で???」とびっくりしました。
赤米・黒米などの田が潰されて、造成中の河川の様子はまさに環境破壊じゃないか!
次は「宮」ということで、舒明天皇の頃から天武天皇まで何度か同じところに作られた
板蓋宮跡に立ちました。昨年3月に建てられた平山郁夫氏の万葉歌碑の拓本を
とっておられる古老がおられたり、横浜からという私語もしないで熱心に見学する
「賢そうな」小学生の修学旅行の団体に出会ったり、私の予想以上の「飛鳥」らしい
光景に出会えてうれしかったです。
そして「国見」の甘樫丘へ…。工事中で通行止めでしたが、強行突破!
ゆるやかな坂道を「みんなで歩けば怖くない!」で、登りました。弁解しておきますが、
年配で足の悪い方もおられ、この坂道があるあらこそ登れるのです。なのに、
工事中とは言え、この行楽シーズンに「通行止め」とは、配慮がないと思いました。
「来た限りには登るぞ!」。360度の光景は、「明日香村へ来た!」と実感する
瞬間です。春霞もなく、生駒・二上・葛城・金剛の山々もよく見えました。
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明日香村の村並を取り囲む緑の木々が明るめの「春の色」になっていました。
ここの展望台の「桜」が満開の時にあた来たいな…と思います。
さて、帰りも同じ道をと思いましたが、うれしいことに全員「犬養歌碑」見たいと
言ってくださり、階段の道を下り歌碑前に…。
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椿の花と馬酔木が咲き、犬養先生の歌碑は私たちを優しく迎えてくださいました。
「采女の 風吹き返す 明日香風 京を遠み いたづらに吹く」を全員で朗唱し、
皆さんをお連れできたことは自己満足ですが、感慨深いです。
最後は、犬養万葉記念館でお茶タイム…と入館したところ「4時で喫茶は終了しました」
と素っ気無い返事。まだ1時間開館してるのに…。商売気もないし、お役所仕事?
私たちだったら、コーヒー代×人数で、今日あと○円収入が可能なのに…と思ってしまい
ますが、これは品格がないですか??? 
結局近所でペットのジュースを買い、コップは借りて「お茶」しました。
これで予定は終了したのですが、おまけコースが「夢市」。
近鉄飛鳥駅、駅前の「夢市」は、明日香村のお米・野菜・果物などが、多種、新鮮で
お安く購入でき、私のお勧め「主婦スポット」です。
ここも4時59分に着き、ほぼ店が閉じられていたのですが、大阪のオバチャンパワー
で開けてもらいました。ありがとうございました。
あすかルビーや、采女とうふ、小芋などを買ってきました。
行く場所ごとにゆっくり過ごしすぎて、帰りは予定より遅れましたが、
第1回のオカモゼミ野外編はまず成功かな!と思います。
うぐいす、菜の花、れんげ、こぶし、雪柳、馬酔木、椿などなど、春はもう
来ていました。
暖かで晴天の一日は犬養高気圧に守られたからでしょうね。先生に感謝。
そして参加してくださった講座生に感謝!、そしてサポートの山寺さんに感謝!!


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