娘と語らふ。
娘がこの春から、文部科学省の社会人のための、ワークショップデザイナー
(地域教育育成専門員)として、ワークショップの企画、運営ができる専門家
としての認定を受けるため、120時間のカリキュラムをこなす「学生」生活が
始まった。普段、舞台(演出)助手としてや、子どもの演劇指導など「芝居」
というツールのコミュニケーションに試行錯誤している娘が新たな分野として、
取り組んでみたかったようだ。
この事業について、プログラムは2大学が協力して、実施体制を組んでいるが、
東京では青山学院大学、大阪では大阪大学が中核となっており、娘は中之島の
大阪大学コミュニケーションデザインセンターで受講している。大学院生の
授業でもあり、教授は劇作家の平田オリザ氏だそうだ。
「伝える」ことのむづかしさや、大切さは、芝居に限らず人間世界の基本の
部分である。犬養先生も万葉研究者が素人でも理解できるような「言葉」で
「ハート」で「目線」で、結果万葉集カルチャーを創り出されたが、まさに
教育の一環として、今社会で求められ、見直されようとしていることを
あらためて知った。目を輝かせて話してくれる娘の姿を見て、いつでも「同じ」
座標に立ってはいても、「いつも求める」挑戦者の気持を持って頑張っている
ことに、私も共感しつつ、たのもしい同志の成長が楽しみである。
私は自分のことで手いっぱいに過ごしているが、娘がしっかり自立しているから、
心配することなく来れているのだ(汗)…と娘に感謝!
そして、阪大へ通うことで、久々実家へ顔を出してくれることもうれしい!
教育の一環なら、社会貢献でもあり、これからの日本人を育成するデリケートな
分野でもある。「人を導く」ことは、娘に相応しい。
また一献傾けながら、お互いの「熱い想い」を語ろうね!
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