秋深し となりは 何をする人ぞ。

時折の時雨に、公園の桜の葉の紅が増えてきたように思います。
何だかメランコリックです。
毎日ニュースで、解散総選挙の時期や、株価の急下落、資産の目減り、
世界恐慌の不安、それによる急な就職難、食品の不安、救急病院の深刻な
現状、悲惨なひき逃げ事故…と連日ためいきをつくようなことばかりです。
 
地球温暖化や、世界的な自然災害などによって、確実に人間が淘汰されて
いっている哀しさの上に、政治などのビジョンのなさや、人間の誇りや責任や
自覚の箍がはずれてしまっているとしか思えないような今日、埒の明かない
国民年金の不明瞭や不正、税金の無駄遣い、勝ち組と負け組を作ってしまうような
世の中はもはや人災に侵されているのだと思います。
悔しいし、残念なことです。
私たちが路傍の砂のような小さな存在であることからすれば、地球スパンでは、
きっと地球の一時代を終える時期が迫ってきているのだと思えて仕方がありません。
だってまさに末法世相ですから・・・。私たちが絶えた後、地球はどうなるので
しょうね。火星人の時代かも???
かたや、6月に引き続き、先日は明日香村の石神遺跡から歌木簡が発見されました。
これこそ、家持が万葉集を編纂する60年くらい前から、広くこのような「万葉歌」が
歌われていたということになり、万葉集の成立過程についてまた新たに問題を
提起してくれました。まさに歴史は作られていくことの実感です。
こうした古代ロマンに出会うことの幸せを感じながら、古代から「日本」の
国作りをし、国家として治め、「日本人」を築きあげてきた年月の重みと
史実を振り返るとき、幕末の志士達のように、本当に今、日本の将来を見据えて
考えている人はいるのだろうか…と他人事のように思えます。
アメリカ大統領選も世界の大きな転機でしょうし、衆議院選挙で、私は自民党は
一度は下野するべきだとい思っています。また、身近では来月には西宮市長選挙が
あります。今年中核都市になったものの、西宮の再開発地域の話題が先行するだけで、
行政的には活気も魅力も何も見えません。また、鳴り物入りで上位当選した新進気鋭の
西宮市会議員が、女子高生にハレンチ事件を起こし、即刻辞職、やはり来月に市議の
補選があります。
多額の税金を使って選挙をするのに、国民・市民の関心も薄く、投票率も低い。
そして、投票が過半数に満たない当選なんて、私は信任もされていないと思うので、
選挙は無効だ!と思いますが…。(笑)
なんだか、お先真っ暗状態です。ふーっ。
でも私はその中にあっても「自分にできること」はやっていきたいと思っています。
私個人のことだけに感けるのではなく、社会へも視野を広げられる、そんな余裕を
もっていたいものですし、他人の痛みを自分の痛みとして受け止められることが、
「人として生きる」ことの義務であるような気がします…。
秋深し オカモは 愚痴を言う人ぞ!!! 
                      「まだまだ言いたらん。泰葉」


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