第11回 因幡万葉朗唱の会

因幡朗唱 005.jpg
個人情報流出お許しを・・・。11回皆勤で参加の奈良県の荒川晴男さんです。
昨年の朗唱の会は、10回と言う節目の会であったことと、犬養先生の生誕100年が
重なり、私たちも協賛行事として、犬養万葉顕彰会も協力させて頂きました。
あれから、もはや1年??? 時の流れは早いですね。
来年2009年が、大伴家持の最後の歌(759年)を詠んでから「1250年」と言う
またまた記念すべき年でもあるので、来年は恒例の朗唱の会の前日に「因幡万葉
フォーラム」という行事を企画しておられます。ですから今年は主催者側も
参加の私たちも加速度をつけたいプレ行事的な思いで臨んだように思います。
開会式は思いがけず鳥取県の平井伸治県知事と鳥取市長の竹内功氏のお二人が
ご臨席くださり、祝辞を述べてくださいました。
いつもに増して会にはくがついたこと!!!本当にありがとうございました。
そして、壇上で来年に向けて惜しみない協力を約束してくださり、私はうれしくて、
すぐに名刺を持って着替え室に!?ご挨拶に走りました。
毎年同じ時期ですが、今年の雲ひとつないskyblueの空、夏のような陽射し、
吹き抜ける風に、因幡万葉歴史館を訪れた人たちは、心も晴れやかに過ごされた
ことと思いました。朗唱について高岡市とまた違って私が感心したことは、出演の
幼稚園児、小学生たちは全員、朗唱歌を暗記していたことでした。意味はわからなくても
この日のために一生懸命練習して覚えている!・・・取り組みの姿勢に感動しました。
またお茶席では、数年前から中学生がお手前もお運びも中心でやっておられますが、
今年は田中君と言う男の子のお手前でお抹茶を頂きました。女子の多いクラブで、
なかなか画期的でした。そうそう、朗唱の司会も今年は、男女の高校生が初めて
務めてくださったのですが、放送部なのかしら?なかなかきちんと進行ができ、
初々しさも加わり、いい試みだと思いました。朗唱の会が、若い人たちの参加・協力
を得て、徐々に世代交代もうまくできれば、いいですね。
私は犬養節の朗唱と、最後にうたがたり会でミニコンサートをさせて頂きました。
伝承館の解放感ある舞台で、のびのびと歌わせて頂き、感謝しております。
目前に広がる青い空、緑の山、万葉歴史館の建物を肌で感じながら「国府町は本当に
素晴らしいところやん・・・」と思いながら歌っておりました。
来年、万葉フォーラムで全国から久々に参集して頂き、新年に祈りを込めて言祝いだ
「いや重け吉事」の万葉歌を通して、大伴家持の憂いや国府での思いを偲び、平成の
「万葉故地」としての発信など、学んだり共感したりできる機会を持てるのだ!と
期待に胸を脹らませながら・・・。
因幡朗唱 001.jpg因幡朗唱 003.jpg
すみません。実は、撮影禁止でしたが・・・。
先月ブログでも予告した「立体ちぎり絵」の特別展示です。
これは一部ですが、圧巻の700本もの彼岸花の群落!の迫力はすごかったです。
その他万葉植物や、季節の草花が、文字通り百花繚乱でした。
「万葉朗唱の会」の国府町の「宴」は終わりました。かたづけとともにいつもの
静寂が戻ってきました。そしてまだ午後6時だというのに田畑に囲まれた歴史館
周辺は「ぬばたまの闇!」。長い一日でした。
歴史館職員の小椋さんと、お母様には本当にお世話様になりました。
お疲れ様でしたね。ありがとうございました。


0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA