高岡つれづれ

もうひとこと、報告しておきたいことがあります。
いつも万葉まつりの前日に、招待者たちが、高岡橘市長と一緒に夕食会が
あるのですが、今年はそのおもてなしの趣向に感激したのです。
高岡市は、やはり隣接の氷見をはじめ、「海の幸」が豊富なので、新鮮な
お魚を中心としたお料理が多いのですが、なんと今年は思いがけず、地元で
貴重に入手された「山の幸」をふんだんに御馳走になりました。
宮崎さんとおっしゃる男性ですが、ビジネスではなく、個人の趣味が半端じゃ
なくなり、こうして市長など?の特別の依頼に応じて、山野総草料理を準備
してくださるのだそうです。私たちもなんてラッキー!!!
高岡市西田のたけのこは有名だが、このたびは秋の味覚を求めて、越の二上山中を
はじめ「韋駄天の宮崎」と自負されているが、「秘密基地」を走り回って食材を
集めてきてくださったのです。
数珠のネックレスのようにつながったヨシナの実、落葉キノコ、シャク、
イラクサ、センナ、などなど見るのも食べるのも「初体験」のものがいっぱい。
もちろん、山栗や、自然薯の天ぷらなども美味しかったし!鉢一杯の塩ゆでした
むかごや、大きなヒシの実。独活の芯のきんぴらもGOOD!
また漬け込んだ瓶ごと置かれた4つの果実酒に、欲深い私は「どれも味見したい!」と
35度もある山葡萄酒をはじめ、巨大梅酒、自然大根酒、タラの実酒
全部、調子に乗って飲んでみました! くらっ…!
山菜ごはん、キノコのおみそ汁の後、最後にデザートが…♪
桑の実と葛寄せ(ジャム添え)・山葡萄のアイスクリーム、アケビの種を
裏濾されたアイスクリ-ムの三種類には舌鼓。
お料理.jpgデザート.jpg
本当はどのお料理もすべて写真に残したかったのですが、食事の席で、お行儀も
悪く、やっとこさの2枚です。
そして、この素朴、且つ贅沢な自然食を頂いた会場が、高岡市が誇る土蔵作りの
街並みで有名な「山町」の邸宅で…。最高のシチェーションです。
そして、食卓が酒樽の蓋であったり、床の間や、テーブルには「あけび・山葡萄」が
そのままデイスプレイされ、古風で日本家屋とぴったりです。
みなさんいつも以上に時間をかけて「食材」を楽しみ、雰囲気に酔いました。
詳しいご説明と、美味しいお料理を提供してくださった宮崎さん、ありがとう
ございました。「また食べたいな!!!」
そしてお食事と共に同席の村井教育長や水巻理事や高岡市の萩下さんに
「高岡の七夕行事」や「天神信仰」や、風土に今も長く伝わる伝統行事について
興味深くお話を聞かせて頂きました!
都会生まれ、都会育ちでは経験できない、「信仰心」からくる独特の
風習が残っていることに、感心とうらやましささえ感じました。
やっぱり高岡はいいなあ。
10月2日から5日までの「越の旅」は無事終了しました。
何度訪問していても、まだまだ知らないことがいっぱいのようです。(笑)


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