ようやく実現! 万葉うたがたり会のクリスマス!

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11月25日の山口ひとみさんのリサイタルからもう1か月です。
なかなか仲間内での打ち上げも時間的にままならず、何となく打診して決めた
クリスマス会。
TSUBAICHIを支えてくださるボランティアスタッフの男性陣は残念ながら全員アウト!
…ということもあって、思いがけず水入らずの万葉うたがたり会のクリスマス会が
はじめて実現しました。
今はTSUBAICHIフェイスブックというツールで、すでに楽しい状況をすぐにお伝え
したのですが、ブログ報告もしておきたいと思いました。
サロンに備えてあった「たこ焼きセット」があったので、今回は「たこ焼きパーティ」と
なりました。
さすがに宴会担当のともちゃん、アッコちゃんの「一工夫」で、たこ焼きもトッピングを
毎回変えて、和風からイタリアン、そしてデザートたこ焼きまで、どうよ!って感じ。
よく食べ、よく笑い、よく喋り、本当に楽しいひとときでした。
メインは、山口さん、お疲れ様でした!ということですが、メンバーそれぞれに「今年の
総括」と「来年の抱負」などを聞き、2012年をしみじみ振り返りました。
私もこの仲間たちに「還暦」のサプライズパーティを開いてもらいましたが、山口さん
リサイタルに向けて、結束し、協力し、達成した私たちの絆が、より一層私たちの
信頼関係を強いものにしてくれたような気がしました。
万葉うたがたり会も「演奏集団」の仲間としての交際範囲で、プライベートな交流は
以前ほとんどなかったのですが、ここ数年、公私にわたった付き合いができるようになりました。
個人的な相談事や、話題の共有や、それぞれの立場で年齢差の学びなど、いろんな人間
関係が紡げるようになりました。
「音楽家」は孤独な一匹オオカミが多い中、私はみんなのつながりを目指してきたので、
今のサロンDEうたがたり会は、とっても満足です。
さて、次はいつ? パーティではなく(汗)、万葉うたがたりコンサートです。
1月に…と言っていたのですが、2月に西宮や明日香村でコンサートがありますので、
すこし先送りとなりました。
でもTSUBAICHI4周年目の記念日には、活動拠点であるサロンから万葉うたがたり発信を
する予定です。どうぞ4月14日(日)をお楽しみに…。
私たちの23日の大盛り上がりのクリスマス会に、肝心の24日・25日は、クリスマスの
実感なし!と全員声をそろえて言いました(笑)。アハハ! よかった!
また来年も集まれるといいな。記念写真です。娘も最後に間に合いました。
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山口ひとみさん20周年記念リサイタル

1年越しに準備してきた山口ひとみさんのリサイタルが無事終了しました。
ご来場の皆様方には、誠にありがとうございました。心より御礼を申し上げたいです。
おかげさまで大成功に終わったと自負しています。
この機会も万葉うたがたり会の絆の深まりから生まれたもので、つらつら椿という
会社という組織も幸いしましたが、協力者なしでは成り立たない大きな事業でしたので、
この「山口ひとみさんの記念日」という機会に仲間の力が結集できたことは素晴らしい
ことでしたし、もちろん山口さんの人徳もあってのことだったと思います。
ステージは私 制作は山寺さん、打ち上げはうたがたり会メンバーで準備…と自然にうまく
役割分担となり、リサイタルに臨みました。
山口さんはステージに専念することができるように…と思ってのことでした。
プログラムのご挨拶文に書いたように、本人よりも可能性や魅力を知る私たちが(笑)、
ステージ作りの為の仕掛け人となりました。会場、日程、音楽監督、選曲、衣装、
演出…などすべてのことにこだわり、山口さんの理解を得ながら準備をしていったつもり
ですが、半ば強引に説得したといった方が正しいかもしれません。
ただ、いつでもできるステージや、通常と変わらないことはやらない…とか、魅せ方も
いつも美しい山口さんですが、可愛らしさや若さを全面的に出した新たな雰囲気のポスター
などは山口さんに戸惑いがあったようでした。それがプロデユースなのですね!
私は大きな会場での自主的な万葉うたがたりコンサートも常に自分で演出をしてきたので、
演出をしながら演奏も…というのは度台無理な話なのだということが今回よくわかりました。
でも万葉うたがたりばかりは私のこだわりがすべてなのでこれも仕方なく…。
さて、今回山口ひとみさんのステージを支えてくださったのはピアニストの宮川真由美さんです。
山口さんを理解してくださった上で、選曲をはじめ魅力や表現力を引き出して、新たな彼女の
音楽世界を作りあげてくださいました。そして一流のミュージシャンに声をかけて頂き、
きっとこれ以上のバックバンドはこれからも望めないと思えるほどの布陣でした。
でもプログラムの中で「秋桜」は、二人の信頼関係を示すかのようにピアノと山口さんの歌
のみというシンプルなものでしたが、まさに1枚の絵になっていました。
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山口さんに皆さんからのお祝いの「心」をたくさん頂きました。
お花だったり、品物だったり、メッセージだったり…。
きっと舞台上でご本人に手渡したい方がたくさんおられたことでしょうが、このたびは
山口さんには万葉うたがたり会がいつもついているのよ!という内外へのメッセージもあり、
万葉うたがたり会だけが舞台に上がらせて頂きました。みなさんごめんなさい。
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そしてサプライズは、山口さんの唯一の姪である高校生のなっちゃんに花束を贈呈して
もらいました。
普段から、体の弱い彼女に、お母さん以上に心を砕いて愛情を注ぎ心配りをしている
山口さんにとってもっともうれしいのではないかと思ったからです。
初めてじっくりと鑑賞したおばちゃんの舞台になっちゃんは「憧れ」や「羨望」の気持ちで、
あらためて山口ひとみさんを誇りに思ったことでしょう。
とってもいいショットが取れていました。
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ギターの筒井さんも思わず微笑んで…。
さてさて、写真はカメラマン一人しか許されないビルボードでしたが、素敵なショットが
たくさんありますので、またご紹介します。
まずは、達成感と感動の余韻に浸っていたい私ですが、そうもいきそうにありません…。

第10回 万葉の歌音楽祭

明日香村の犬養万葉記念館の目玉イベントでもある、万葉の歌音楽祭。
犬養先生が、万葉歌を声に出して味わわれた「犬養節」が、万葉朗唱として定着したが、
今私が万葉歌に自由にメロデイを作曲して、万葉歌を楽しみながら歌うことを評価して
頂き、犬養万葉記念館の「若い世代に万葉を親しんでもらうイベント」としてスタートした
万葉の歌音楽祭。この機会も10回目を迎えた。
私の活動を尊重して頂き、私が総括の審査委員として信頼されているのも光栄なことだ。
例年、中秋の名月の時期に合わせて、明日香村の石舞台公園の風舞台で本選が行われて
北が、今年はじめて、秋の行楽シーズンである「文化の日」に本選が行われた。
明日香村では、これも恒例の文化協会主催の村の「文化祭」の日で、やはり明日香村の方々
も参加し、多くの人々が見守る中で音楽祭を行ってほしいと少し残念に思った。
今年の予選を勝ち抜いた7組の方々。(お一人は体調不良でドタキャンだった。)
結果は、大賞は、「泊瀬川」を歌われた「結」のみなさん。音楽祭ではおなじみとなった
風香さんとおっしゃる実力派の万葉歌人と、初瀬川の流れる地元、桜井市忍阪の方々との
コラボ演奏で、「万葉故地」と一体化したテーマへの意気込みとこだわりが、また素晴らしく、
豊かな万葉世界の歌唱に加えて大きな加点になったように思う。満票の大賞受賞だった。
おめでとうございます!!!
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あとの2つの明日香村村長賞と、記念館賞の決定は、票が僅差で、大いに議論があった。
すべてを終えてから、私が僭越ながら講評をさせて頂いたが、この時こそはプライドを
かけて、また「万葉うたがたり活動」の自信と信念に満ちた思いで、講評をさせて
頂いているので、さすがに熱っぽくなってしまうようで、森井村長に「憎まれ役?」
と言うような労いを受けたので、さすがに苦笑いしてしまった。
しかし、11月の明日香村はやはり寒い。すっかり冷え切った体を「きつねうどん」で
暖めて帰路についた。
島の宮の山側は、おー、いつもながらの赤いそばの花の畑が続く…。
寒くても、やはり目前の青垣に籠れる明日香村の光景は、落ち着くなあ。
翌日は、桜井へ。
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万葉うたがたりコンサートatサロン

5か月ぶりのTSUBAICHI看板行事の「万葉うたがたりコンサート」。
1月には、古事記撰録1300年を記念して、「因幡のしろうさぎ」を絵物語と歌で紹介
しながら、コンサートを致しました。
今回、引き続き「古事記から…」とご期待もあって、仁徳・磐姫物語など、どうかな…と
考えたり、また、島根県の万葉フォーラムに合わせて「人麻呂と依羅娘子」の物語もいいかも
とあれこれ思いながら、時を過ごしていました。
だんだん時期が迫ってきて、メルマガなど、皆さんへの告知の時にやっとテーマを決定した
ようなことでした。
というのは、迷いながらいるところに、7月1日に香川県坂出市から、また9月2日に瀬戸内の
文化を考える会からコンサート依頼を頂き、きっと遠方ゆえ来れない方の方が多いのだから、
プレコンサートのように、関連の瀬戸内海の万葉歌をご紹介するコンサートにしよう!と
思い立ちました。そして、今回の万葉うたがたりコンサートの内容になったわけです。
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プログラムは、瀬戸内海の様子を知って頂くために資料の地図を付けて、その示した故地に
今回歌った万葉歌のタイトルを入れ、さながら船旅のように楽しんで頂きました。
思いがけず、万葉うたがたりのメンバーに好評で、自ら歌っている場所がより自覚できたと
喜んでくれました。
また、ずっと懸案だった大伴旅人の「鞆の浦」で詠った「むろの木」の歌を形にしたくて
新曲発表させて頂きました。ともちゃんが歌う!?鞆の浦ワルツです。
そして、坂出市でご披露するメイン曲、沙弥島で柿本人麻呂が遭遇した行路死人への挽歌、
「狭岑島挽歌」をしっかり聞いて頂きました。
四国には万葉歌は少ないですが、この歌は人麻呂が詠ったことで、故地としてもたいへん
注目されてきました。私たちも瀬戸大橋がつく前から何度も訪れています。
万葉うたがたり会では、ちょうど瀬戸大橋が架橋されたころ、コンサートをさせて頂き、
それ以来のコンサートです。
坂出市市制70周年の記念事業の中の1つとして「万葉故地」発信も入れてくださいました。
そして出演させて頂ける私たちは本当に幸せです。
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大曲であること、またドラマチックな歌であることから、フルメンバーで出演予定です。
サロンでの万葉うたがたりコンサートも、あれこれやりたいこと、また、挑戦したい企画が
まだまだあり、時間とも闘いながら、『万葉集』をいかに味わって頂くか…と楽しく精進
していきたいと思いを強くしています!
このたび、サロンに来て頂くお客様で、とってもセンスがよくて、趣味で生花やアート・
シルクを始め、アレンジフラワーを楽しんでおられるヤングミセスの西堀さんに出会い、
サロンの雰囲気作りのご協力を頂きました。
コンサートのイメージで、「海」です。サロン所有の船は洋風でしたが…(汗)
とってもいい感じ…。また素敵な人の輪が広がりました。
まさに平成の海石榴市!をめざして、これからも出会いが楽しみです!
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西堀さん、ありがとうございました。今後ともよろしくね!

浄福寺仏教婦人会総会にて万葉うたがたりコンサート

昨年、思いがけなく母方の祖父の菩提寺で、万葉うたがたりコンサートの機会を得、
祖父を思い、感謝しながら、本当に感慨深く、演奏させて頂きました。
その時に檀家・門徒さんだけではなく姫路周辺の西本願寺系のお寺の関係者も来ておられた
ようで、1年後のオファーを頂いた浄福寺さんでこのたび演奏をさせて頂きました。
ホームページトップに書いたように、亀山御坊と言われる由緒ある本願寺のお寺の一つで、
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姫路の市内にあって静かで、このようなお寺の集まった場所があることが不思議なくらいで、
祖父の里、姫路の実法寺のひなびた雰囲気とは対照的なお寺でした。
婦人会の総会とお聞きしていましたが、私たちが到着した時には、婦人会の方々が、本堂、
庭園をくまなく丁寧にお掃除しておられ、その人数の多さにも驚きました。
この機会は、年に一度の婦人会の総会だそうですが、特に1か月前の4月1日に、87歳の
ご院さんから、59歳の若住職へ世代交代というのでしょうか、30年ぶりに新たな寺の顔と
なられる就任の儀式が執り行われたばかりで、その住職の最初の行事であるとお聞きして
いました。私たちも様子がよくわからなかったのですが、当日伺ってみてよく理解できました。
私の所属する教会にも婦人会という組織がありましたが、奉仕活動などでもお寺を支える
協力部隊です。お掃除もしかりでしたが、会が始まるとともに、きちんと衣装も揃われた
コーラス部が、賛歌を歌われたり、また、きちんと着替えて総会に臨まれたみなさんの
てきぱきとこなされる様子に、都会育ちの私は偏見ではなく「お寺」は、拝観するような
仏閣や、葬祭にお参りするお寺の感覚しかないので、私が教会で過ごすように、「お寺」との
お付き合いも日常生活の延長にある空間であること…を初めて実感した気分でした。
本当に、信教の自由とは、神仏様々ですものね。私には仏教とキリスト教の違いでした!
さて、大事な総会で、ゲスト出演の私たちは、初めて『万葉集』を歌で聞かれる方もあった
ので、できるだけ身近な印象のものに…と「万葉の春」をテーマに選曲しました。
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平城京のイラツメのヘアースタイルがよく似合う美佐ちゃん。
高い音域までの美しい声と歌唱力をほめて頂きました。歌姫に感謝。
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風邪をこじらして、めずらしく本調子ではなかったともちゃんでしたが、やはり安定感のある
歌唱に私は安心!
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今回はつけまつげを断念(笑)。年齢相応で勝負しました。最近いよいよ女性として
開き直りの境地。うたがたりに集中しました。
熱心に聴いて頂き、ありがたいことでした。そして途中から昨年2回もお世話になった
実法寺の真光寺の寺谷住職もお忙しい中来てくださり、ご縁を喜んでくださいました。
出演は3人でしたが、もちろん山寺さんが、マネージャーとして終始サポートしてくれました
ので大変助かりました。
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うたがたりの最後には、ご住職へのはなむけに額田王の「船出の時に」で門出をお祝い
致しました。親鸞上人の750年遠忌の記念紀でもあり、30年ぶりの交代式を行われた
浄福寺がますます発展、市民に親しまれるお寺となられますように…との思いを込めて。
きょうの日を終えて、私「岡本家」のルーツであえる姫路市の2つのお寺でコンサートを
させて頂きましたこのご縁をこれからも大切に紡いでいきたいと思いました。
TSUBAICHIでも「親鸞聖人」のお話をして頂きたいな…と真面目に考えています。

山口ひとみ&宮川真由美ライブ

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ホームページのトピックスでご紹介した通りです。
私たちのサロンTSUBAICHIのカルチャー看板娘、万葉うたがたりの歌姫、山口ひとみさんの
コンサートを開催。サロン3周年記念にふさわしい記念イベントとなりました。
ちょうど11月に予定している山口さんの歌手生活20年の節目のコンサートの舞台を一緒に
演奏してくださる方々が出演してくださいましたので、「プレライブ」という表現に
なりました。
まず私がご挨拶させて頂きました通り、今回は「サロンの運営をしている側の私や山寺が
楽しませて頂く」イベントを企画しましたので、本当に楽しみにしていました。
宮川さんのご好意で、お忙しい中、何度も打ち合わせや音合わせにサロンへ来て頂き、
またクラリネットの鈴木さんは、その音楽作りのプロセスから後に出演が決定した次第です。
宮川さんは、私の友人が万葉JAZZと呼んで、私の作曲した万葉歌を中心に、歌手活動
をされていますが、もちろんTSUBAICHIでも2回コンサートをされました。その時の
ピアノ伴奏者として来られたのが、宮川さんでした。
面識ができていましたが、宮川さんの演奏活動の広い範囲と人脈は、私たちの人脈とも
重なるところが大いにあり、まさに神様に感謝ですが、このたびの直接のきっかけは
加藤ヒロユキさんのステージを見に行った時のこと。音楽総監督が宮川さんでした。
ピアノのプレイヤーだけではなく、バンド編成、楽曲のアレンジまで、すべてをこなされる
マルチアーティストであることを知りました。瞬間的に、また私も山寺も同時に
「山口ひとみ」コンサートの舞台のキーマンはまさに「この人だ!」と思ったことが
すべての始まりです。
プレライブを企画した時から、宮川さんの出演を聞いて、私たちの身近にも宮川ファンが
多いこともよくわかりました。
この二人の出会いはやはり神様の計画だったのではないでしょうか。
さてコンサートにご来場くださった方々! 本当に素晴らしいライブでしたね。
山口さんの歌も今回すでに宮川さんによって、選曲のジャンルや、歌い方も変化していました。
山口さんも宮川さんの音楽的要求に応えた、普段以上に丁寧でのびやかな歌唱だったと思います。
プログラムがあっという間に進んでいき、本当に見ごたえのあるステージでした。
そして、山口さんと宮川さんが、サロン3周年のお祝いに、アンコール曲として、私の作曲
した万葉歌の「恋歌」を準備してくださっていました。
お二人の心遣いに、思いがけなかった私は、感謝とうれしさで不覚にも涙を流してしまいました…。
本当に素晴らしいステージをありがとうございました。心からありがとう…でした。
TSUBAICHIの3周年で、私自身が「サロン・空間」に響く最高の音楽を味わうことができ、
幸せでした。いまだに試行錯誤のサロン活用ですが、しみじみやり甲斐を感じました。
そしてみなさんに支えられている実感もひしひしと伝わった日でした。
この日の夜には、3周年記念祝賀パーティを開催しました。つづく。

備前うたがたり会「新春かるた会」

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備前うたがたりの会も早いもので、10年以上のお付き合いです。
新たな方の参加もあり、ありがたいことですが、年間2回の講座だけでは、私のほうが
物足りなくて、バス旅行やかるた会などをして、みなさんとお目にかかる機会を少しでも
多くしたいと望んでいます。お世話役の方々には迷惑なことですが…。
2012年新春の集いをかねて、2月7日(火)かるた会という名目で集まって頂きました。
会場が「和室」ということで、遠慮された方があったと聞きました。「座ること」が
難儀な方が多いのは理解できます。(特に年配の方など、私の母もそうですし…)次回は
会場について配慮します!
新年のご挨拶と、今年は『古事記』が撰録されて1300年という記念紀でもあるので、
「大和しうるはし」の古事記歌謡をご紹介してから、いよいよかるた会開始。
「かるた会」は、お正月の風物詩として欠かせない遊びだと思っていましたが、この頃は
子供たちもにはあまり機会が無いようですし、また「家族」で遊ぶことも少なくなったようです。
越中万葉かるたをはじめ、地域で「万葉かるた」や「百人一首」などを学校ぐるみで行う
ことはあるようですが、私は「楽しさ」に戻るために、みなさんにご自宅にある「かるた」を
持ち寄って頂き、展示会をしたあと、その中からいくつかのかるたを使って遊ぶことで
童心に戻って頂いています。
今回もこれだけのかるたが集まりました。見るだけでも楽しい!!!
1枚目の写真のかるたは「百人一首」です。まるで版画のようですが、染められた絵画の
素材を裏打ちして個人で作られた作品です。
(中西久幸さんが見られたら、喜ばれるかも…。)
文字がくずし字ですので「読めない」ですから、百人一首を覚えている人がとりやすい!?
玄人向きのかるたでした。坊主めくりは大丈夫のようです(笑)。
始めは久しぶりで取れるかしら…とおっしゃっていたご婦人方も、団体戦や回がすすむと
調子が出てこられ、なかなか白熱したかるた大会になりました。
つぎつぎと勝ち進んだり、慣れてきたところで「万葉かるた」に!!!
その流れだと万葉かるたがむづかしいという変な先入観がずいぶん解消されるので、私は
「犬養万葉かるた」に馴染んで頂くのにオカモ作戦実行中です。
しかし、今回はいろんなかるたに熱中しすぎて、万葉かるたの時間があまりなく…。
でも参加者の皆さんが、「楽しかった!」と言って下さったので、ほっつ。
いつもながら、会場の和室には、私を歓迎してくださり、備前焼のうつわに「椿の花」を
いくつも生けて下さっていました。そしてお抹茶のふるまいや、心づくしのおもてなしに
心から感謝いたしました。
今年もまたみなさんと万葉を楽しんで頂きますが、次回は予定では、6月!
待ち遠しいいことです。

万葉うたがたり新春コンサート

今年2012年のサロンの最初のコンサートは、「万葉うたがたり会」の歌い初めとして、
開幕いたしました。
年末年始は準備ができそうで、また、時間が足りないような気持ちの上で、落ち着かない
時間を過ごしました。
そして、サロンTSUBAICHIの年初も万葉うたがたり会の練習から…と、意気込みの新年と
なりました。
第1部は、有名な『古事記』の序の場面から始め、遊劇体の坂本正巳さんの扮する太安万侶が
元明天皇に献上するところから物語はスタートしました。
そして『古事記』の中で有名な「因幡の白兎」のエピソードを中心に、絵本を岡本流に脚色を
加え、オオクニヌシが、出雲の神になるまでをご紹介しました。
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ちょうどお客様に小学生のお嬢さんが来ておられたので、理解できたかなと反応が気になる
ところです。
しかし、私としましては、『万葉集』をもっとい若い世代に広げていきたいということが、
ずっと懸案の課題ですので、小さなお客様の来場はうれしいことでした。
第2部は、いつものように私の気ままな万葉うたがたりです。
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新年ということもあり、古代には、よいしるし「吉兆」とされる「雪」をテーマに万葉歌を
ご紹介いたしました。
冠雪の姿を思いやる富士山はもちろん、越中の立山の雪の歌や、わずかな雪に大騒ぎの
天武天皇と藤原夫人のコミカルなやりとりの飛鳥の雪、梅の花と見まがうかの雪、
「はだれ」お表現された雪など、私の歌を通していくつかの「雪景色」を楽しんで頂きました。
多くのお客様が来てくださり、本当にありがたいことでしたが、万葉うたがたりの仲間も
心地よい緊張感の中で、楽しく演奏ができたようでした。
バイオリンの村田さんは、いつも以上におだやかな気持ちで演奏ができた…と言ってくれましたし、
山寺さんも準備で忙しい中、練習不足も気になりながらの演奏だったけど、気が付けば
口づさみながら楽しく演奏していた…と述懐してくれました。
みんなそれぞれに思いをもって臨んでくれたことがうれしい私です。
ともちゃんと山口さんは、1部で挿入したなつかしの歌などの歌唱もあり、負担も大きかったの
ですが、二人の息がぴったりと合った、素敵な歌声はみなさんを魅了したはずです。
2012年の万葉うたがたりもスタートを切り、サロンに、各地での演奏に…と今年もしっかり
活動をしていきたいと思います。
私は新曲を作りたい意欲にかられており…!!!
ご来場のみなさまからの「応援パワー」を頂き心から感謝しております。
そうそう、みなさまにわれらが福娘から「お年玉」をお配りしたのですが、これは
TSUBAICHIのサポーターでもある水谷さんからのプレゼントでした。
それは、鎌倉にある銭洗い弁天で洗い浄めて頂かれた「お金」を水谷さんが1つずつ
丁寧に包んで作られた親しい方々への「お守り」です。
手作りで、まだまだご友人ために作っておられるそうで、コンサートには来れないけれど
サロンの来場者の方にぜひ…と人数分を提供してくださいました。
お客様に特別の「福」を持って帰って頂けましたし、そのようなお心遣いをして頂き、
本当にありがたく思いました。水谷さん、ありがとうございました。
それでは本日の記念写真を一枚。太安万侶の坂本さんも一緒です。

サロン DE うたがたり

8月のサロンイベントには、3月の余滴コンサート以来、私の万葉うたがたりコンサートを
企画・準備しておりました。
昨年の30周年記念コンサートを終えてから、私の新たなスタート!と銘打っておりました
ので、気迫も満ちていたと思いますし、新たな試みに対する意欲もあり、原点である「二上
エレジー」をもとにした舞台をやりたいと思い、今回の「大伯皇女の孤愁」という、朗読・
万葉うたがたりをご披露いたしました。
大海人天皇と大田皇女の娘、「大伯皇女」が大津皇子に対して詠った悲歌の背景は、古代史に
記された実話として心哀しい物語が、知られております。
今回は、ずいぶん悩んだ末、母「太田皇女の語り」の形で物語を進めて参りました。
語りには、大熊ねこ(遊劇体)に協力してもらい、再びの親子共演が実現しました。
12月のコンサートには、来て頂けなかった松森正博先生が来て下さり、大感激でした。
甲南女子校では、親子二人ともがお世話になった大好きな地理の先生でした。親子の教え子の
共演の場面を見て頂けたことが本当にうれしかったですし、先生もずっと気にかけて
くださっていたことをありがたく思います。
先生、ご来場誠にありがとうございました。また是非来てくださいね。
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出演者たちもみな、それぞれの演奏活動に忙しい時期で、練習時間が取れなかったことと
私に家庭のアクシデントがあったり・・・で、シナリオを書くことになかなか集中できず、
曲目の選択や決定が遅れ、迷惑をかけてしまいました。でも数少ない練習の機会の集中力
たるものは、さすがプロ!!!といった感があり…。
中身ができあがってくるにつれ、「ぜひ多くの方々に見て頂きたい」気持ちが強くなり、
コンサートのご案内にも積極的に努めました。それゆえ、サロンはじまって以来の
満員御礼となり、本当にうれしいことでございました。
見て下さる方々があっての私の「向上」もあり、昨日の「試み」の緊張感は、私の次回への
意欲にも繋がりそうです。
うたがたり会の仲間たちも私の思いに以心伝心で、しっかり舞台を務めてくれました。
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舞台のたびに、きれいになっていく美佐ちゃん。お年頃と言うのは、こういうことを
言うのですね。(私もそんな時期があったのかしらん???)
現在、大台ケ原、富士山と登山づいている美佐ちゃんは「二上山」に上ってみたくなった
ようです。久し振りに私も登ってみたいな。
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コンサートが終わってから、やっぱりオカモの歌が好きと言ってくれたともちゃん。
ともちゃんの「歌心」が、私の歌をひきたててくれているのやん。ありがとうね。
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この日まで、1週間本番の仕事が続いて、かなり疲れていたはずの山口さん。
ぎりぎりの新曲「逢い合い橋」も情感豊かに歌ってくれました。交野市の逢合橋のテーマ
ソングです! ルンルン。
 
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30周年を経て、とうとうメンバー昇格となった村田道代さん!!!演奏力と即興性にいつも
助けられています。演奏方としてもいつも安心ですが、ちょっと体調が心配。
 
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ピアノ演奏の負担も多い中、サロンの運営担当者として、当日の「司令塔」役は大変
だったと思います。でもうたがたり会のみんなが、山寺さんの「存在」にしっかり甘え、
頼れることは、本当にありがたいことです。日々のサロンを共同経営していく上での能力の
高さ、豊かさにもますます敬意を払っております。ありがたや。本当にお疲れ様でした。
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そして私。娘と二人で、打ち上げができました。しかし話は、次期総裁選のことだったりして…。
同じ舞台に立てる幸せと、娘が人生で、ライフワークをもちつつあることを、神様に感謝
です。与えて頂いた本人の「能力」を、本人の努力で「やる気・本気」を称えてやりたい
親心もあります。本人の結婚願望はどうしようもありませんが…(笑)
当日は、もちろん疲れましたが、一夜明けて「気負い・緊張」の肩の荷が下りた解放感で、
とてもさわやかな気分です。アンケートを拝見し、心温まるお言葉や励ましを頂きました。
もちろんきびしい意見が大事ですが、私はおだてられて木に登るタイプですので、次の
1月の機会に向けて、頑張ろうという気持になります。
今回は犬養ゼミの同期生、明ちゃんが初めてサロンに来てくれました。
なんと筑波神社に行って、犬養歌碑と提供者のオカモの名前を見てきてくれたそうです。
甲南女子高校の23回生の同級生、圭子さんとやぶも…みんなありがとうね。
パワーポイントの制作・操作で缶づめだった乾さん本当にありがとうございました。
観客の方々や、みんなのおかげでコンサートの成功があることを肝に銘じつつ…。
翌日のきょうは、早速11月のコンサートの奈良大安寺へ下見に行ってきました。
竹林の風が涼やかで、「秋」を実感してきました。

万葉うたがたり女子会

うたがたり会の歌姫、山口さんのバックシャン! かっこい~い。
歌唱力だけでなく、このセンスのよさにもいつも脱帽です。
ホームページでご紹介した「女子会」の報告。
吹田メイシアターの中のローゼンタール・いずみというお店です。
踊りまくるオカモと美佐ちゃん。
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5リットルのジョッキ回し飲みに挑戦の山寺さん! 人格同様、豪快です!
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今回山口さんの伴奏者は、TSUBAICHIでもおなじみのタンゴ・ガルーファの上田裕司さん。
楽しそうに弾いておられました!
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食べて、飲んで、歌って、踊ってのビア・フェスタで、気分転換。
さあ、また明日からがんばります!!!
またみんなで納涼大会しようね!!! 淀川の花火を見ながら…もいいかも。
山口さん、お疲れ様でした。
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