因幡の秋
おかげさまで、バラエテイに富んだ毎日ですが、昨日は今年度2回目の
因幡万葉歴史館での「万葉うたがたり講座」に出かけてきました。
こちらへも、来月10月19日の第11回「万葉朗唱の会」に参加致しますが、
講座は、歴史館の行事と私のスケジュールと相談して決めますので、
早くから決まっていましたが、今9月を省みますと、忙しい毎日を過ごしました。
9月になってからは、天候も不安定で、なかなかすっきりとした秋空が
臨めませんが、昨日も台風到来の影響もあり、どんより曇った肌寒い
一日でした。
でも歴史館のお庭は、犬養先生の歌碑を囲んで、コスモス・茗荷の花が満開で、
また、満天星つつじの葉が紅葉?し始めていました。大きなイタチ君がその中を
何度も走り抜けて行ったのがユーモラスでした。(笑)
6月の講座以来の再会でしたが、歴史館の方々、また講座生の方々に温かく迎えて
頂き、単純な私はそれだけでもうれしくなってしまいます。
ちょうどフロアーの入口に因州和紙でつくられた「お花」が展示してあり、
豪華絢爛のカサブランカから、素朴なクローバー、たんぽぽまで…。
10月3日から26日までの特別巡回展の「立体ちぎり絵の世界」のご案内でも
ありました。私は朗唱の会の日に見られますので、とっても楽しみです。
圧巻の「彼岸花畑」も出現するとか・・・。和紙の風合いはお花の優しさを
醸し出してくれるようです。
歴史館のコスモスと和紙のコスモスです。
時間の都合もあり、今回は久しぶりにバス」で往復したのですが、
道中の群落の彼岸花の美しいこと。因幡へ向かう季節にこのような光景を
見たのは初めてで、微妙な季節の移り行きやズレで、まったく土地に対する
印象や表情が違うことが驚きでした。そして、帰りは…
今回、万葉講座では季節柄「万葉の月」についてお話をし、「暗闇の夜ほど
月明かりが貴重で待ち遠しいものだ」と力説したのですが、なんと鳥取からの
帰りのバス道は、まだ午後6時半だというのに「ぬばたまの闇」で、ひたすら
走るバス道の不安なこと(汗)。雨も降ってきましたし、なんとなく肌寒く
月を求めると共に、いや~「ぬくもり」を求めてしまいました!(笑)
国府町の万葉歴史館を発信基地として、来年は万葉集の最後の家持の歌が
詠まれてから1250年でもあり(姫路ー鳥取間に道路が開通し、時間短縮して
鳥取へ行けるようにもなりますので)「因幡の祭典」という行事の1つとして
万葉フェステイバルの準備が行われております。
上野誠氏の基調講演や、私たちうたがたり会の出演も決定していますので、
今年の朗唱の会を加速度として、来年に向けて期待されるところです。
高岡も因幡もイベントで「家持くん・家持さん」はモテモテです。
私の敬愛する「額田王」さまのイベントはありませんか???