うたがたりは楽しい!

4月にオープンした私のサロン「TSUBAICHI」で、
第2弾のメンバーによるミニコンサートと、万葉うたがたりコンサート
を行いました。
今日のスターは若き歌姫「大岡美佐」さん。(写真は、明日!)
プログラムも毎回出演者にまかせていますが、岡本との「ゆかり」の
曲や、「椿」に関わる曲、そして出演者ご本人が「お客様」に聞いて
頂きたい歌・・・とそれぞれの配慮あるプログラムに、しみじみ頭が
下がりました。そして美佐ちゃんの表情豊かで、迫力ある歌唱には
圧倒されましたね。ブラボー!!!
こんな素晴らしい仲間が「万葉うたがたり」を支えてくださって
いるのです!!!私はなんて幸せ!
来てくださるお客様も毎回の「スター」のファンの方も多いので、
初めての「万葉集」についてもできるだけ、楽しんで頂けるようにと
思っています。私もしっかり準備していかないと・・・。(汗)
また、1日を終えて、スタッフみんなでサロンを後にする時の
「お疲れ様でした!」が、達成感や満足感と共に、みんなの結束が
深まっていくことを実感させてくれます。
私の反省は、すべてが「山寺さん」頼みで、ラクチンさせてもらって
いること。まあ、いいっか。山寺さんありがとうね!
6月の行事は終わり、またあらたな7月のページが開きます。
維持運営は、大変!?なのですが、来てくださった方々が
「また来たい!」と思って下さるような、「居心地のいい空間」を
目指して、そして私自身が、楽しみたいと思っております。
次回は、「岡本・園田・山寺DAY」を企画しなきゃ!

自然を体感!

先代ののんちゃんもマンションで飼われたネコでしたが、
ネコ人生16年うち、転宅も3回経験し、マンションの通路を
行き来して、エレベーター前まで家族を迎えに来れるような
賢いネコだったので、のんちゃんは「自らは人間と同じ!」
と思っていたにちがいない、特別なネコだったと思っています。
今、我が家の話題を独占するはな・ひなは、子猫ゆえ、怖いもの
知らずの冒険心が、家族の目下の悩みの種です。
いよいよ、ベランダの改築ができ、晴れて二匹は憧れの「外気」
の世界へ。
空気の匂い、風、光、音、暑さ、初体験にうれしさいっぱいです。
ベラ1.jpg ベラ2.jpg
本当は野原を駆け巡り、昼寝をし、魚を加えて走り去る光景
が「猫」の幸せかもしれないけれど、こうして家族に慈しまれて
飼われることも 幸せなのだと思ってね。
六甲山の感動的な夕焼けを見ながら、オーシャンビューの
ベランダでくつろげるネコも少ないと思うよ!
よかったね!!!

ひとりごと・・・。

偏見ですが・・・、
東国原知事の国政進出の話題について、感じることがある。
行動力・手腕・実績などから、宮崎県民の高い支持率のみでなく、国民的
共感を得る「政治家」としての「信」を得たから、国政へのお誘いが
あったのだろう。もちろんがけっぷちの自民党も起死回生の「奥の手」
として、出馬要請をしたことも明らかだ。東国原知事の「政治を変えたい」
と言う思いは本音だと思う。ただ、知事から国会議員へという転進となれば、
まだ1期をも勤め上げていないことで、宮崎県民への背信と捉えられるかも
しれないし、本人の政治家としての野心と憶測されることが、気の毒な
気がする。
というのは、私が個人的に切なく(いや大方の市民がそう感じている)
ことがある。それは、高岡市の橘慶一郎市長の任期半ばの国政への
出馬だ。橘さんのお父上は地元出身の衆議院議員を勤められたので、
(大伴神社設立の協力者)、高岡市の人たちは漠然と「いつかは息子
さんも国会議員になられるだろう」と思っておられたはずだ。
特に高岡高校・東大・北海道庁出身の優秀な人材は、思いがけず
佐藤孝志市長の勇退後、後任としてこれ以上の人はない!と「高岡市
生え抜きの市長」として市民の大いなる期待のもと就任された。
長年の佐藤前市長の功績も大であるところを、民間出身で世代も感覚も
違う橘さんが、役所のカラーを変えるだけでも大変だと思っていたが、
謙虚なお人柄も幸いして、市民の信託を得て積極的に高岡市制を運営
されていた。
そして、きびしい財政事情の中、高岡市は今年開町400年を迎えるので、
昨年からプレ行事も行われ、今秋9月13日には記念行事が控えている。
また、万葉集全20巻朗唱の会も今年で第20回と言う節目となり、
万葉まつりに先駆けて「大伴家持下向の旅」という企画で、平城京
遷都1300年のプレイベントともリンクした行事として、9月20日から
「奈良から高岡」への道を辿り、高岡万葉まつりでクライマックスを
迎える・・・壮大なイベントの準備中である。予算編成から、行事の内容
までずっと関わってこられた橘さんが、それを目の前にして市長を
辞任し(6月19日)富山3区の自民党公認候補として受諾された、その
苦渋の決断を思わずにはいられない。
昨年の12月にも高岡の知人から出馬要請の話を聞いたが、その時は
橘さんがきっぱり否定しておられた。そして、末期の麻生政権の
自民党崩壊の危機で、「自民党で勝てる候補者」として、ずっと
出馬要請は続いていたのだろう。私が「切ない」と書いたのは、市民
感情なのだ。12月の時も私は晴天の霹靂で、高岡の多くの知人に
聞いてみたが、その時ですら「仕方がない・・・」と怒る人はなく、
あきらめの声に不思議だったが、このたびいよいよ辞職された旨の
連絡や新聞記事を送って頂き、まさかの事態に驚いたが、添え状には
橘さんに対する同情と、まるで親心のような無念が綴られていて、
橘さんに対する恨み言はない。「高岡市民の悲しみ」を行間に見た。
自民党の都合と力で優れた人材を市民や県民から奪い取ろうとする
やり方にも腹が立つ。週刊朝日の記事で「二世議員候補者」として
橘さんの名前もあった。政権交代を視野に入れた国政選挙で、
自民党や二世議員・・・と逆風が吹き荒れている中、大変な選挙に
なるであろうことが予想される。残酷なことだ。
徐々に「地方の時代である」と、認知され始めたこの頃、橘さんも
高岡市制のやりがいを感じておられたことだろう。橘さんの後継には
総務省出身の元新潟県副知事の高橋さんが立候補されるそうだ。
高岡市の今後について、祈るような心持の私。政権交代を願う私だが、
時代の波に人生が巻きこまれる現実には、個人的に橘さんが衆議院
議員に「当選」されることを心から祈っている。
神のみぞ知る? 事実は小説より奇なり?

ちょっと聞いた!!!

浜村淳さんが私にラジオウオークで名付けてくださった
「万葉界の小林幸子!、岡本三千代さんです!!!」
山寺さんの手作りの「万葉衣装」を褒めての「表現」に
うれしく、私も時々自慢げに申し上げることもあったのですが、
いよいよ気楽に言ってはおれなくなりました。
今朝何気なく見ていたテレビ放送で、小林幸子が春日大社で
昨日「万葉恋歌~ああ、君待つと」を奉納している場面が・・・。
ちょっと、ちょっとと釘付けに。
まだ万葉歌が覚えられないのか、白い大きな紙に大きく文字が
書かれたものを見ながらの歌唱です。
恋人を待ち焦がれる女性の気持ちを歌った額田王らの5首だとか。
バックに中西進先生が映っておられましたが、(歌も選択された
のかわかりませんが)中西先生が曲を新井満氏に依頼されたとか。
彼女はあかね色の万葉衣装を着用されていましたが、
「今年の紅白は、これやね!」とちょっと悔しい!
万葉歌?額田王?衣装?年恰好も似たり寄ったりで・・・。(汗)
「天の声」が・・・
 万葉集が多くの人に知られるなら、万葉人が喜ぶよ。
オカモチャンもがんばりなさいね・・・と犬養先生でした。

ほとぼりは醒めましたが・・・。

辻井伸行くんのこと・・・。
 バン・クライバーンコンクールで優勝した二十歳の若者は、まさしく「天才」
というべき、神様から召し出された青年だった。
しかし神様はとてつもない大きな「盲目」というハンデイキャップを
背負わせていらっしゃる。ピアノを実際に弾く立場の私たちですら、
鍵盤を見てこそ演奏ができるのに・・・。信じられないの一言だ。すごい。
ところで、辻井君のお誕生日が、まあ何と私と同じ九月十三日だった
ことを知った。(松坂大輔とも同じ!?)およびでない???
私は以前、テレビで少年時代の辻井君の特集番組を見たことがあり、
彼のことは記憶にあった。加えて今回辻井君の恩師として紹介された、
若きピアニストの横山幸雄氏を見て、また私(私たち)には懐かしい人
(少年)だったのだ。
万葉うたがたり会のメンバーが出会った原点は、ヤマハ音楽教室の
川西市の特約店「ハセガワ楽器」でそれぞれ講師として属していた
ことがきっかけだが、その頃、財団法人ヤマハ音楽教室のシステムで
エリート育成のジュニア専門コースがあり、そのころ全国レベルで
頭角を現していた横山幸雄くんがいた。彼の作曲したオリジナル曲
なども私たちがレッスンのテキストで用いたことを思い出す。
彼もピアニストとして大成し、今、辻井君を指導しているのだ・・・と
思いがけなく年月の実感と身近な人物として垣間見ることができたことも、
あわせて楽しい話題だった。
ちなみにわが娘もジュニア専門コースの落ちこぼれです。
そして6月28日にTSUBAICHIでコンサートをする大岡美佐ちゃんは
ヤマハ音楽教室ジュニア専門コース出身の「声楽家」です。
さあ、「大岡美佐DAY」の万葉うたがたりコンサートに
どうぞご期待くださいね!
下は、日本楽器製造株式会社 エンパイアピアノの第1号です。

虎が雨

伊賀市青山町から大好きなささゆりの便りが届きました。
きょうは、勝たねばならぬ何が何でも阪神タイガース。
交流戦最後となる楽天との試合にやっとこさの勝利で、うれし涙が
チョチョ切れて・・・ではありません。
「とし寄りの 袖としらでや 虎が雨」という俳句もあるように
「虎が雨(虎が涙雨)」は陰暦5月28日に降る雨・・・のことだそうです。
ちょうどこの梅雨の時期の季題の1つなのでしょうね。
そもそも、有名な曽我兄弟の仇討ち事件。
その後、即日討たれた兄、翌日捕らえられた弟の死を悲しんで
「この日には雨が降る」と伝えられているとか。
「虎」は大磯の遊女で「兄」の愛人虎御前のこと。恋人の死を悲しんで
泣いている・・・涙雨。なんと切ない雨のしずく。
興味深い「表現」に出会いました。
久しぶりにはなひなに対面。成長の一途は、ますます大きく、重たい。
また、器量や個性や性格もますます際立ってきました。
知恵もつき、こよなく「屋外」に憧れる2匹のために、両親はいよいよ
ベランダの改造計画に着手!彼女たちのために至れり尽くせりです。
幸せな彼女たち。
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