橘さん、おめでとうございます!

夏の終わりは、衆議院議員の総選挙の自民党への「送り火」が燃え盛った。
まずは、うれしいニュースから・・・。
ブログにも書いた、富山3区から出馬の前高岡市長の橘慶一郎さんが、
見事小選挙区で当選された。自民党に逆風の吹くこのご時世に、橘さんは、
「自民党党員」であることが、必須条件で戦われた結果の勝利なので、
私がよく存じ上げた「人物本位」での集票の結果だと思える。
奇しくも、自民党の大物議員(何を持って大物???)の相次ぐ落選で、
橘さんは、数少ない稀少な存在の自民党(新)議員となられたわけで、
大いに期待されるお一人となられた。今後のご活躍を心から願っている。
よかった、よかった!!!!!
さて、ここからは、民主党の大躍進に喝采!
貧困な政治の状況から、ひょっとして歴史的変化があるかも…と多くの
注目を浴びた選挙は、東京から里帰り中の姪っ子が、選管まで出向き
手続きの後、期日前投票をしたり、娘は「開票状況のテレビ番組が楽しみ…。」
とメールを送ってきた。OH、若い世代に関心を抱かせただけでも
大いに意義のある総選挙だったと思う。
私は、世代交代と女性の進出がうれしかった。
自民党の大物議員というが、国民感覚からずれた「老人」も多い。
いまや団塊の世代の人が年金世代なのだ。子育ての最中であったり、
働きざかりの、若い人たちが議員になることは、今の生活を通して共感できる
「社会」の現実があり、何とかしたい、何とかしなくては…という問題意識が
強いはずだ。若さ、行動力、勇気を持って立ち向かってほしい。
もちろん当選の「喜び・感謝」を忘れるべからずで…。
また、小沢シスターズ、小沢ガールズなどとマスコミや自民党に揶揄されて
いるが、女性議員が増えたことは大歓迎だ。男性優位の議会で、政権与党に
女性議員が進出することは、男女雇用均等法や、男女共同参画などを声高に
叫ばなくてはならない差別社会の日本の変化の象徴になればいいな。
先年のマドンナブームと違って、「若い女性」が多いのがいい。
民主党はこれからが正念場。初めての政権運営に、未熟さは当然のこと。
私たちは完璧を求めない。でも「初心」を忘れることなく、緊張感を持って
国政に携わって欲しい。「変化、チェンジ!」を求めた私たちが、少しずつ
手ごたえを感じることができるように…。
台風一過、日本にも青空の見える日がきますように…。

達者でね!

娘が小学生の頃、夜店でゲット(亀釣り?)した亀が、元気に大きく育ち
信じられないくらいの大きさに…。20センチ以上、3キロくらいあるかな。
その間、我が家のペット?家族?として20年近く過ごしてきた。
そして、私の知らぬ間にその亀たちとも別れる日がやってきた。
ここ数年の両親は余生を意識して「毎日」を過ごしている。
最後の親(私からの祖父)を平成18年に見送ったあと、ほっとする間もなく
いわゆる身辺の見直しを始めた…ように見える。
私のサロンの構想が実現したのも、娘が生涯「万葉うたがたり」を中心に
おくるであろう今後が想像されるところから、そのための、物心合わせた
「親心投資」として納得もし、援助をしてくれた。
ネコを買い始めたのも、将来私が引き継ぐことを約束してのことだ。
私の恋愛についても理解を示し始めてくれた。
特に「美学」とさえ言える生き方や自分の哲学を持っている母の
ゴッドマザーぶりは、あふれるほどの愛情と理性で「岡本家」を支えてきた、
いや、「岡本家」を作り上げてきた歴史は、私や弟、孫たちに示されている。
亀の転居先は、娘や甥や姪の母校、西宮市広田小学校のビオトープだった。
いい場所を選び、交渉していたものだ。
さすがに、我が家の衣装ケースの水槽から出て、移動のバケツに写した時は、
普段何にも世話することもなく、意識内にもなかった「亀」に、涙が出た。
娘の子供時代の置き土産で、以後ずっと生活の場面にはいたはずの亀だった。
長い間、ありがとうね。元気で水槽より広い広い小学校の池で、子供たちに
可愛がってもらいなさいね!
両親とともに、私が車で運べたことは、へんな満足感があった。
母は、「ずっと気になっていたのよ。私たちが飼えなくなってしまうこと
より、広い自然に帰してやりたかったの…。」
急な大事件を娘にメールした。「あんな汚い池に!?」
今は、ビオトープもきれいに整備されてるそうだ。
バケツの亀は重なってますが、3びき?です。
♪今こそ わカメめ~♪、いや、♪今こそ別れ目!いざサラバ!!!

二上山で二上エレジー!

お知り合いになってから何年になるかな…。
吉野の大淀養護学校に勤務されている上田さんから、教師の研修で
二上山に行かれるので、途中の当麻山口神社で、「二上エレジー」を
紹介してもらえないか…と遠慮がちに打診があった。
時期的なことや、体調もあり、心配する山寺さんの視線をそらしつつ、
今日の日を楽しみにしていた。
時折、竹内街道周辺を車では通過するが、二上山の裾野でゆっくり
するのは久しぶり。少し早めに行って、周辺を歩いた。
神社のすぐ横の池が、「万葉うたがたり20周年記念ビデオ」の背景で
撮影してもらった場所だった! なつかしい。
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リハーサルと称し、みなさんの到着前に誰もいない神社の広い境内で、
ひとりのびのび歌わせて頂いた。大津皇子さまへ奉納できたかな…と自己満足。。
時間通りに2時半ごろ、先生方20人が到着。
こんなところで、「待ち伏せ?」していた、怪しい私(笑)
ご紹介の後、大津皇子とその挽歌を詠んだ大伯皇女のお話をし、
ラジカセカラオケで私が自ら「二上エレジー」を熱唱!!!!!。
聞かれた方は何の不思議もなかったはずですが、私が歌うことは久しぶり。(笑)
思い入れのある歌だけに力が入りました。
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上田さんは、私を呼び出したことを恐縮しておられましたが、みなさんが
熱心に聞いてくださり、また私も久しぶりに二上山の懐で、草いきれや
風、空気の匂いに懐かしさを覚えながら、ツクツクボウシも観客となって
現地で「二上エレジー」を歌えたことに幸せを感じながら…。
大淀養護学校の先生方、ありがとうございました・
気分がよくなり、寄り道をしながら帰ってきました。
もちろん犬養先生に会いたくて…です。
二上の歌碑ー太子町役場歌碑ー三郷町歌碑に行ってきました!!!

トリプルバースデー?

思いがけず、娘が帰宅し、急遽のHAPPY BIRTHDAY!!!
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両親・私・娘、そして姪のしのぶと5人で夜遅くケーキでお祝いをしました。
なんだか、タイムスリップした空間は、幸せ気分。
家族が元気で、そろってお誕生日をお祝いできる機会がもてるなんて、
ありがたいことです。
特に、娘(かわいい孫)のお祝いなど、何年ぶりのことでしょう…。
両親がとてもうれしそうでした。これも親孝行ですね!
なんと、我が家のニューフェイス「はな&ひな」も、もらってきた
時期から類推すると、昨年の今頃生まれたらしい…?。
本日をもって「8月25日」を誕生日と認定するに到りました!?(笑)
ケーキのクリームなどをちょっと味見ね!
これでむすめとはなとひなのトリプルバースデーとなりました。
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来年もみんなでお祝いができるといいね。おめでとう!

8月25日

きょうは、娘のお誕生日。私の貴重な出産記念日!というわけです。(笑)
しかし、私は「今年の」自分のお誕生日記念のために、高岡で上掲の
ペンダントを購入しました。
今年は、富山県高岡市が今年開町400年を迎えた記念の年です。そして、
前田利長公が、築城された高岡城に入場された記念日が私のお誕生日と
同日なのです。私が高岡市とのご縁を感じる思いがけない史実でした。
万葉まつりが行われる古城公園がその城ですが、その城址をモチーフと
したグッズが、昨年はお香立てだけだったのが、今年また増えていました。
その一つがこの錫のペンダントです。
私と高岡との絆に買い求めました。
地元の方以外、城址と気付く人はきっといないと思います。(笑)
私の今年の記念日!でしたが、さて娘のタンプレはどうしようかしらん???

久しぶりの高岡!

恒例の高岡市万葉歴史館の夏の万葉セミナーに行ってきました。
歴史館の庭には、ひおうぎがきれいでした。梨の木にセミが…。
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いつもながら、一般に開かれた講座ですが、いつも企画されたテーマは、
興味深く、内容も月日を重ねるごと、レベルも高くなっています。
著名な万葉学者の講義に直接親しめる貴重な機会でもあり、今年は
「歴史の中の万葉集」ということで、2日間を通して5人の先生方のお話の
流れと関わりは受講者も興味深かったことと思います。
栄原永遠男先生の「歌木簡」の発見から、万葉歌がどのように伝えられて
きたか、歌をどのように活用していたのか、文字はいつから…などと
類推したり、研究の材料が出てくることは、本当に「面白い!!!」
そして、山崎福之先生は、「原文に至る道」というテーマでした。
今日私たちはあたりまえのように万葉歌を読んでいますが、原本のない
「万葉集」が、写本として世に出てから、時代と共に書き写されたり、
訓詁をいかに施していき、どのように考証され、一般的な読みを確立して
いったかという経緯など、例をあげてご説明下さいました。これも「面白い!」
2日めは、引き続き遠藤宏先生の「近世の万葉集研究」として、鎌倉時代の
仙覚から、国学の隆盛と共に盛んになった江戸期の万葉集研究の歴史などを
お話し下さり、時期を近くして、古い説の集大成と競うように注目された
新研究書との因果関係などにも触れられました。ふむふむ。
そして、今回楽しみだったのは、中世文学や和歌史の権威、久保田淳先生
の「中世和歌と万葉集」そして、源氏物語の権威秋山虔先生の「源氏物語は
万葉集をどう受けたか」の、ご自身の研究を通して客観的に万葉集を語られる
ことが興味深かった。お二人の共通点は手書きのレジメ!(世代を感じました。)
そして、まだまだ研究の余地を謙遜されるお人柄に、深く敬意を抱きました。
今回、特筆すべきは?、いつもならご自身の講義が終わられたら、すぐに帰途に
つかれる先生方も多い中、5人揃われて2日間の全員の講義を聞かれたことでした。
それゆえ2日間の流れも出たのでしょうか。
柿本人麻呂も「東の野に炎の立つ見えてかえり見すれば月かたぶきぬ」の歌が
各先生方の講義の随所に出てきたことに恐縮していることでしょう!(笑)
やはり高岡の万葉環境は素晴らしい!
今回奈良女子大から坂本先生の門下生が5名来越! 図書室の充実や
資料・論文の完備、セミナーの企画などに感心したことと思います。
私も体調を崩して、実はすっかり勉強から遠のいていたのですが、とっても
刺激を受けました。やはり万葉集は奥深い!
帰りの高岡駅で、講師のお一人の山崎福之先生を見つけ、うれしくて(ご迷惑と
思いましたが)一方的に私の名刺をお渡しして、感謝を申し上げました。
大学院の演習で万葉集の訓詁に苦労しているので、今回少し理屈がわかりました。
楽しい「高岡の旅」で、余は満足じゃ!!!!! 

16日は、五山の送り火!

お盆の連休の最後は日曜日だったので、私のTSUBAICHIサロンでは、
山内英正先生による、「犬養先生を語る、その3」の講座をお願いし、
残暑の中、多数お集まり頂いた。ありがとうございます。
ちょうど京都では、今日五山の送り火の日で、受講者の西川さんは
京都から来られているので、通りがかりに…とおっしゃって季節の
お菓子をお持ちくださった。
かわいい、思わず笑みの出る俵屋吉富の「お菓子」である。
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私たちのサロンは、こうしてみなさんの手土産の欠くことがなく、
本当にありがたいことだ・・・と思っているが、季節に寄せて、蘊蓄に
合わせて、また遊び心で、「お茶タイム」を提供するのも1つの個性に
したいと思っている。
今日の講師の山内さんは大の「甘党!」なので、そのままプレゼント
した。食べるのもまた悩まれるかも…。
さて、京都の夜はどうだったかしらん。

終戦記念日

娘の朗読劇を観てきました。
私は内容についてあまり理解しておらず、ともかく「観劇する」目的で
予定していたが、きょうの「8月15日」をアピールしての公演だったので
思いがけず、「平和」「戦争」「原爆の悲劇」「戦禍の風化」など…
いろいろ考えさせられる1日となった。
娘が今回出演させて頂いた「大阪女優の会」は、2003年3月に始まった
アメリカのイラク攻撃を阻止をしたい、演劇人として反戦アピールを
するために…ということをきっかけで、2003年の夏から「あきらめない夏」
公演が続けられてきたようで、今回で7回目だった。
原作が漫画なので、「絵」・「画」を通して、表現されているものを
朗読劇で表現することのむづかしさや工夫を演出のキタモトマサヤ氏が
語られていたのを聞き、なるほど…と気付いた。
偶然というか、虫が知らせたというのか、8月11日の深夜3時頃、夜中に
つい電灯やテレビをつけっぱなしで寝ていた私は目覚めて、電気を
消そうとしたのだが、妙にテレビの画面にひかれて、夜中であるのにも
かかわらず、朝の5時まで見てしまったのが、この映画だった。
それもテレビ映画を見てから、娘の芝居のタイトルを知ったので、
本当にびっくりした! そして、身近な興味で、いわゆる「漫画」の
表現世界と耳からの表現世界の違和感はなかった。
そして作品を通して、純粋に「原爆投下後」の「生き様」「心の傷」
「差別」「トラウマ」などなど、考えさせられた。
折しもオバマ大統領の「核廃絶宣言」で期待も高まるが、世界で唯一
被爆した国として、いまだ後遺症に苦しみ、戦後が来ない人々を擁す
「日本」はもっと強く、もっと大きく、平和や戦争についての「悪」を
訴えるべきだと思う。核に対する反対を世界に国を挙げてもっと
表明すべきだと思う。日本の政治家は、安全に対してアメリカによる
核の傘下は必要と言うが、「悲惨な体験」を実際に肌で感じていたら、
そう主張できるだろうか。机上の安全保障論は、あまりに被爆者に
対して残酷である。非核3原則を決めた日本なのだ!
娘の芝居もいろいろ見てきたが、「演劇は非戦の力」とパンフレット
に書かれていたように、そもそも社会を語り、風潮、風刺、主義などを
言論、演劇を通して表現・主張するのは、本来の目的・意味だと思う。
演劇が単なる娯楽ではない側面を久しぶりに思い起こさせてくれた。
私が祖父や、母に聞いた「戦争」の話より、直接に朗読劇を通して
娘は「戦争」「原爆」「平和のありがたさ」「私たちの責任と使命」
などをいろいろ考えたことだろう。
女優として参加できて、よかったね。
キタモトさんの、いつもながらの「舞台づくり」のセンスにも感心
した。明日もできるだけ多くの人が観劇して、8月15日を考える機会
となってほしいものだ。明日もしっかりね!
 

欠けていく月を眺めながら…

8月8日の楽しかった集いを思います。
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こだわりのぜいたくな時間でした!

危機一髪!

ホットニュースから…。
 岡山県美作郡、兵庫県佐用郡に集中豪雨の自衛隊派遣要請の大被害が今朝から
全国ニュースで配信されていますが、私たち万葉うたがたり会の岡本・村田・大岡は
昨夜その豪雨の最中、鳥取市因幡万葉歴史館を出て、鳥取から大阪方面に向かう
国道373号線の帰路にありました。被害の甚大になる1時間ほど前です。
今回は大阪ー鳥取間を回数券でバス移動の予定でしたので、お盆のラッシュや
渋滞の影響は覚悟の上でしたが、朝私が甲子園を出発する時は、小雨模様の中、
高校野球も第1試合が開始されていましたので、内心、これ以上雨がひどくならないと
いいなあ・・・と思いながら。
もちろん結果的に行きも帰りもめずらしく終日の雨でしたが、もともと
ぬばたまの闇を走るバスルートですので、お天気の時でも夜は山間の周辺の景色の
状況がまったくわかりません。
そこへ、本当にどしゃぶりの雨でしたが、私たちをはじめ「今日はすごいね。」
くらいの気持ちで(バス乗車の他の人たちも、そのくらいの印象だったと思います。)
また、私たち3人のうち、村田が「雨女!」であったので、「今日は晴れ女のオカモの
威力がなかったね!」なんて、バスは延着しながらも、3人はかしまし娘!?状態で
話に花を咲かせ、駅弁を食べながら楽しく帰路にありました。
大阪に着く直前から、母からの携帯電話の着信が何度かあり、過保護な親子
関係を疎ましく思いながら!? しぶしぶバスを下車してから、かけなおしますと、
私たちのバスルートに重なる地域の集中豪雨のニュース速報に、心配して何度も
連絡してきたようでした。知らぬが仏…の私たち。
もちろん無事に帰宅できたからよかったのですが…。
今朝の新聞で、昨日の道筋で道路の遮断や通行禁止になったところも多く…。
佐用の水害は死者まで出ていました。そしていまだ大雨・洪水の警報の速報が
各地に増えています。朝一番に、村田・大岡と連絡しあい、あとから現実に
ぞっとしました。無事で帰宅できてよかった!!!報告です。
おまけは、鳥取駅に新たにオープンした「ゲゲゲの鬼太郎」ショップ(境港やん!)
記念で昨日から発売された「鬼太郎茶漬け」の駅弁です。
かにめしは定番ですが、新しいお弁当をご紹介しておきま~す。
バスの中で機嫌良く、食べましたよん!!!