阪神なんば線

現在、木曜日は、週1度の大学院登校日。
甲子園から奈良まで乗り換えなしの通学は快適だ。
ところが、今朝は、なんばで一旦空くはずが、満員のまま終点奈良まで!
ラッシュアワー?行楽シーズン? あっ、そっか~、正倉院展だ!
いやはや、近鉄奈良駅も人だかりがしている。
天平ロマンを夢みたい人のなんと多いこと…。
通学の阪神なんば線の電車も、平城京遷都祭を意識して、時々だが屏風絵の
ような、万葉歌と奈良の風物の絵を車体いっぱいに描いた急行が走行している。
観光客だけでなく、私たちも気持ちが高揚するダイナミックなものだ。
なかなか写真を撮るタイミングがなくて…(汗)。
また、なんば駅構内で「三輪神社」の電光看板を発見。大和一の宮として
案内が書いてあるのだが、なんか違和感がある。宣伝と言うより、「案内」
なのだろうが、電光というのも神社とのギャップを感じさせてしまうように
思えるのだが…。
今年、阪神なんば線が開通した時、通学する私のために…ありがとう(笑)と
思ったものだ。そうそう…思い起こせば、娘が同志社大学に入学した春、
JR東西線が開通した。結局は下宿したので通学はしなかったが、娘のために
開通したと思った!おめでたい私たち。神に感謝!
忘れてた! 
阪神なんば線の特徴は、「尼崎駅」の乗り換えです。限られたホームを利用
するため考慮されたのが、牛若丸の八艘飛びではありませんが、停車中の
電車の両扉が開き、電車の中を通って隣のホームへ移動する!という方法。
これは、ちょっとご認識を…!!!

無血の平成維新!

8月末の総選挙で、政権交代を掲げた民主党が大勝し、その後私にとって
毎日の夜の政治のニュースは、1つのストレス解消の?楽しみでもある。
きょう鳩山総理大臣の所信表明演説があった。ニュースは断片で、新聞で
全文を読んだが、素晴らしい!!!と思った。
冗長や、情緒的と谷垣さんは言ったが、丁寧で国民にわかりやすく具体的な
たとえや表現は、鳩山さんの人柄を表わすものであり、きっとまだまだ言い
足りないくらいのお気持ちであったと思われる。(笑)
冒頭の「ここに集まられた議員のみなさん、私たちが全力を振り絞って
お互いに闘ったあの暑い夏の日々、各地各所で国民から直接聞いた声を
思い出して下さい!…というメッセージや、後世の歴史家から「21世紀の
最初の10年が過ぎようとしていたあの時期に、30年後、50年後の日本を
見据えた改革が断行された」と評価されるような強く大きな志を持った
政権を目指したい!
国民の皆様、議員の皆様、私たちの変革の挑戦にお力をお貸しください!
と…むすびのメッセージ!民主党のみでなく、新たな任期を持って臨む
議員たちへの謙虚ないい呼びかけだ。「今こそまさにチェンジの時!」
私は大前研一氏提唱の「平成維新を実現する会」の残党だ。
ようやくようやく本当に「国民主権」が問い直される時代がやってきた。
税金の無駄遣いは、全国のオンブズマンたちが長年追求してきた。
八ん場ダムも以前から、問題視されていた。首班指名後、即日スタートした
民主党の政府機関や閣僚や、関係者たちの動きは、すばやく、さすがに
若さと行動力で多重な問題を抱えて、日々奔走しておられるのがよくわかり
私たち国民の目には、政治がいきいきと起動し始めたように思える。
それゆえ、連日「話のタネ」が生まれ、多くの評論家が知ったかぶりに
批判するが、ともかくすべては「自民党の不始末」を引き継いでいるのだ。
国の借金も、格差社会も、不況も、また、長引く公共事業は、本当はやる気が
ないのだろう。JR西日本だってキャリア組の談合体質が、情報隠蔽操作を
した。(政権交代で、情報が公開されたことは痛快だった!)
民主党の取柄は、さわやかに感じる「若さ」と「個人の能力」が訓練されて
いることだ。そして、政治家の世代も交代する時がきている。
オール与党の神戸市の市長の再々選で、ちゃっかり単独に民主党のみの支援を
得て、ギリギリ当選した矢田氏。次点の樫野氏と大激戦の結果だった。
今の「追い風」を得ての選挙に、節操のなさを感じた人も多かったはず。
だから市民は「チェンジ!」と、反対票も投じたのだ。惜しかった!
小泉総理大臣以降、政治が劇場型となり、国民・市民に政治がわかりやすくなり、
国民が成長し、成熟してきた。「国への危機感、孫や子の時代の幸福」を考える
健全で正常な政治家が、何人いることだろう。
民主党のはじめての政権運営に私は大いに期待している。試行錯誤しながら…
誠心誠意でがんばってほしい。失敗は成功のもとでしょ?
毎日のメデイアの揚足取りも些細なことだ。4年後の総括の日まで、初心を忘れる
ことなく、冷静で健全な精神の舵で、日本丸の沈没を食い止めてほしい。
誇りある自民党なら、「今日の演説は素晴らしかった! 相手に不足はない!」と
言えないものか。所信を受けて「ツッコミところ満載!」なんて、相手のあらさがし
で攻撃したいようだが、そんな自民党にNO!がつきつけられている!
大前さんの言っておられた「ガラガラポン」が始まった!

萬葉学会に行ってきました!萬葉(旧字)です!

行事続きで、ぎりぎりまで迷っていましたが、後期から学生としての
本分にもどりたいこともあって、積極的に太宰府まで行ってきました。
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この地へ学会を誘致された坂本信幸先生が、記念講演をされることもあり、
行きたかったということも理由の1つです。
坂本先生の講演ということで、私たち奈良女子大生はもちろん、カルチャーの
生徒さんなども関西から多く聴講に参加しておられ、先生の人気のほどを感じました。
坂本先生にお聞きすると、通常は大学で行われることが多いのですが、
このたびの、学会の主催に太宰府市(自治体)の協力が得られたのは、
実に43年ぶりだそうで、坂本先生が大学生で初めて学会に参加された
静岡大学以来のことらしく(静岡県の協力)、またその機会は、著名な
沢潟久孝先生の完成された万葉集注釈の偉業を祝した記念大会だったそうです。
書店から上梓された最終巻の贈呈があったあと、「田子の浦」の記念講演をなさった
そうでした。ところがその夜、宿泊先で容態が悪くなられ、不帰の人となられたそうで、
坂本先生の学会デビューは、誠にドラマチックな「時」に遭遇されたようでした。
今回は、坂本先生が、大宰府万葉会とのお付き合いの中で、実現した機会
でしたが、会場のみの学会ではなく、九州国立博物館の中のホールでも
ありましたので、地元の万葉写真家榊晃弘氏の写真展や、大宰府館の懇親会で、
重要文化財の神楽、竹の曲の披露があったり、万葉衣装でのおもてなしなども
あり、万葉の故地の特色が生かされた、いつも以上の貴重な会だったようです。
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イラツメ衣装の女子学生たち…華やかでした!
私も久しぶりに参加し、若い研究者の方々の発表を興味深く聞かせて
いただきました。客観的に聞いているので、失礼ながらいろんな意味で「個人差」
を感じてしまいましたが、(人のことは言えない劣等性の私ですが)それぞれの
研究者の「こだわり」や追求されている「テーマ」や、レジメの作り方、緊張感
を伴った発表などに、先輩の先生方のきびしい教授を受けて精進される真摯な姿が、
とても新鮮でした。まさにがんばれ~です。
私もいろんなテーマの研究発表を聞きながら、「万葉集」の歌、歌人、時代、
訓詁、題詞、漢籍、私のいろんな分散した知識の経糸と横糸が、頭の中で
「そういえば…」と少しずつ結びついていきます。思わず苦笑いでした。
緻密に万葉集を読めていない証拠です(汗)。
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2日間の予定は、余裕のないものでしたが、せっかく大宰府へ来たので、
犬養先生の歌碑にご挨拶をしてきました。学会終了後、夕暮れぎりぎりで、
歌碑には少し雨のしずくも…。「先生、きましたよ!」
そして坂本先生の歌碑にも敬意を表してきました。
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また、今年大宰府で萬葉学会が開かれることを知って、参加に執着しながら
昨年亡くなられた、地元で万葉集を指導しておられた山内勇哲先生。
大成功をご報告がてら、大町公園の歌碑にもご挨拶に行ってきました。
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家族や山寺さんに、毎週の遠方への外出の疲れで、体調を心配させて
いますが、ハードスケジュールなのか、気分転換なのか、自分でも
戸惑いながら、でも日々有意義な時間を過ごせていることに感謝です。
そしてやっぱり「万葉集」は、奥が深くて魅力的だ!…とあらためて思いました。
私も大いに刺激を頂き…、もっと大学院に時間を割きたいものです!

Ein Prosit! Ein Prosit!

京都では、おごそか、且つ華麗に時代まつりが行われた昨日、
私は、うたがたり会の歌姫山口ひとみさんが、人気で、活躍している梅田の
スーパードライに繰り出し、恒例のビール祭りに参加させて頂いた。
予約客でいっぱいのところ、山口さんの話から、興味があったので、
急きょ山寺さんともぐりこませて頂くことになり、ラッキー!
満席で、始まった宴席は、山口さんたちのステージのあと、本場ドイツ
からのバンド出演と続く中、酔いと共に大盛り上がり!!!
私たちもはじめは食べ、飲むことに専念していたが、誘われるまま
輪に入り、ジェンカの行列に入るわ、踊るわ、見知らぬ人と会話を
交わしながら…の、ホールをあげてお客さまも、出演者も、従業員も
全員乗りまくり!!! こんな空間があったのか!と感慨があります。
お店の「花」山口さんと記念写真。酔いのせいで山寺さんのピントが…。
胸に下げたパンは、ドイツのプレッツエルです。でかい!
すっかり気分転換して、発散、帰宅しました。
健全なお酒でした!!!

元気で、いい人生を!

鳥取から帰宅した翌日のこと。夏日を思わせる小春日和の一日、「謎史の会」という
西宮市の宮水学園OBの方々と西宮万葉散歩をした。
9月28日に万葉講話をさせて頂いたが、その延長上の現地講座でもあり。
万葉の故地は、名次神社周辺や西田公園(万葉植物園)、松原神社など
西宮市にいくつかあるが、その経路で、いろんな西宮の古跡や記念碑、土地の
由緒などを学ばせて頂き、西宮住民としては、実は知らないことだらけだ。
生活圏は得てして、車や自転車で目的地移動しかしないので、遠隔地へ行っての
万葉旅行ではないが、こうして地元を「歩いて」知るための時間を作ることも
私には大事と感じた。
西宮市の木「クスノキ」。市役所の隣の敷地の海清寺に初めて足を踏み入れた。
樹齢600年もの立派なクスノキ。気高さを感じる。
昨日、父が誕生日を迎えた。私と2回り違いの「辰年」で、81歳となった。
私自身が「対等に」人間同士の付き合いをしたいため? いつまでも子供扱い
されることに反発ばかりしているが、今日まで物心ともに支えてもらってきた
ことに感謝。優しい父。でも素直じゃない私。
頼りがいのあるクスノキが、ふと父にオーバーラップ。
「一つクス 幾代か経ぬる 吹く風の 声の清きは 年深みかも」が実感だ。
小さなバースデイケーキを買って、自宅に戻った。

全国万葉フェステイバルin鳥取

因幡万葉フェスでもなく、in国府町でもなかった。
古代の国府は、現在の県庁所在地であるから「鳥取」なのか…?
昨年、当初の立ち上げに参加したが、以降は見守ってきた。
しかし単独で、国府町をあげてのこれだけの規模の行事を開催されたことに
心から敬意を表します。本当にみなさんお疲れ様でした。
「わがふるさと」への思いが、みなさんを結束させ、力となる。
シンポでは、1250年前の大伴家持を思い、雪の元旦を想像させた。
因幡万葉歴史館と言う施設の存在意義、万葉集の終焉となる新年の
言祝ぎの歌がこの地で詠まれた意味。奈良から離れた貴重な万葉故地。
国府町の発信は、これからも続く。
平成17年の嘉麻での万葉フォーラム以来、全国規模の万葉ファンの集いで、
久々のなつかしいお顔ぶれにわくわくした。
私たちは、30分のコンサート時間を頂き、その中で、伊福部昭氏(故人)
作曲の「因幡万葉の歌 5首」の中から「あらたしき」の演奏依頼を受け、
地元の筝曲演奏家の西尾柚美さんとジョイント演奏をさせて頂いた。
(8月の佐用を襲った台風の日が練習日でした!)ブログ(8/9)
伊福部氏は67代目の国府町の豪族出身のお家柄で、そのゆかりで、
因幡万葉歴史館ができた時の記念にに書き下ろされたそうだ。
アルトフルートと25弦琴とソプラノのための楽曲を、今回は私たち
うたがたり会でアレンジ演奏させて頂いた。
毎年の朗唱の会のゲスト出演では「大伴家持」歌を歌ってきたが、
今回は意識して家持歌に限らぬプログラムで勝負!
とても緊張したが、せっかくの機会だったのでもっともっと聞いて
頂きたかった…です。
翌日は、解放感に満ちて、TSUBAICHIバスツアーに出発!
鳥取グルメはフォトギャラリーに「百聞は一見にしかず」です!

あったぞ!

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因幡万葉フェステイバルin鳥取+万葉集朗唱の会が終わりました。
万葉集の終焉から1250年…を記念してということで、久々の全国レベルの
規模のイベントの開催でしたので、万葉の同好の士がなつかしく顔を合わせる
機会となりました。
まずは、鳥取駅前で、見つけました! 
実は母が松ケンの後援会会員で、レレレのおじさんは私の心の友!(笑)
このCMは、私たち岡本家のためのコラボとして感動ものでした!
最初に掲げるべき駅前の象徴はこれでした!   

秋の夜長。

キンモクセイの薫の芳しい夜道を歩きながら、1日を思う。
きょうから実質の大学院の後期の授業が始まった。
残念ながら、前期は授業料を納めただけ…(泣)。
病気入院で、まったく棒にふってしまったが、人生いろいろ。
仕事も学校も再開できるようになった今、「ぼちぼちいこか…」と、
開き直っている。
大学院も得た環境を生かし切れていないことや、急いで卒業しなくても
いい?!なんて年齢であるので、修士論文について先延ばしを思って
いたが、指導の坂本先生、奥村両先生に「ともかく書きましょう!」
と背中を押されてから、ここ1カ月以上そのことを考えてきた。
後期開始とともに「中間発表」を…ということだったが、内容を発表する
ところまでいかず…。しかし、時間も惜しいので恥を忍んで、テーマに
ついて、発展し過ぎて着地できないので、内容の方向をアドバイスして頂き、
ちょっと光が差してきた。(1つ肩の荷下りた!)
帰路、義妹のお父様のお見舞いに、大阪市の北野病院へ立ち寄った。
検査入院ということだったが、父と同じ80歳は、やはり心配だ。
この北野病院は、私たちが子供時代お世話になった病院とか。
今大阪の東通り商店街があるが、その奥側に子供時代住んでいたのだ。
そして、あった、あった! 私の通った幼稚園だ。
日本キリスト教団の扇町同胞幼稚園
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母がお料理を習いに来ていたという、YWCAもある。貴重な家族の歴史を感じた。
うれしくなってその場から母に電話!!!
きょうの予定の行動を終えて、心残りなく明日の鳥取行きに気持ちを向けることが
できそうだ。明日はコンサートのリハーサル。
いよいよ国府町の威信と勝負をかけた「万葉フェステiバルin鳥取」が目前だ。
私たちもみなさんに楽しんで頂けるように頑張ります!
夜風が心地いい! うん? 血圧があがってる!!! やばいかも。

娘の住む街

大学入学の時から京都に住まいして、かれこれ12年目???
二度転居して、今は下鴨の疏水の近くに住む。
桜、ホタル、紅葉…と心安らぐ景色が近いことで、古ぼけたアパートながら、
大変満足しているようだ。
魅力的な「古都京都」なのだろう。娘にとっては、四季の風物や風情が
生活を潤しているようだ。衆議院選挙は「前原さんに投票した!」と聞き、
生活圏の違いを実感した。
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きょう娘が演出補(助?)したビギナーズの演劇発表があった。
昨年は8月30日(ブログあり)にあり、今年は10月のhappy mondayの3日間と
いうことで、中日のきょう私も見に行ってきた。
第16回演劇「ビギナーズ・ユニット2009」は、今年「ジュウゴハリ」と
名づけられた15人の舞台。
唐十郎の「動物園が消える日」という戯曲に挑戦。
芝居鑑賞歴ウン年の私だったが、難解な内容で、見るほうもだが、初めて
演じる役者さんたちもむずかしかったことだろう!
いや、余裕がないほど、夢中の舞台だったのではないかしらん。
彼らを導くお手伝いをした娘は、さすがに「お姉さん然」というか、
貫禄あり!(笑)それがキャリアなのかもしれない。
おそらく4年間させて頂いた娘も、今回のこのビギナーズ・ユニットで
スタッフとして卒業するようだ。お疲れ様。
「人を指導すること」は、「自分を確認すること」だ。
私もピアノ、万葉講座をはじめ、いろんな場面で成長させて頂いた。
そして、その中から「人」も育つといいね!
さて、話を京都にもどして…。まあ驚いた!
高速料金1000円の効果と(土日はずっとこんな状態らしい)、3連休で
人も車も大渋滞。私の乗った市バスも遅々として進まない。
人混みがきらいな私はゾットして、大通りを避けて人波を歩いた。
京都の賑わいは歓迎すべきだろうが、尋常ではない人出には辟易。
芝居帰りに百万偏方面を歩いてみようかな…なんて思っていたが、やんぴ!
早々に引き揚げてきた。(汗)
渋滞の道越しの八坂神社と、カップルの目立つ鴨川夕景なり。
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明日の千秋楽に、後輩たちと華々しく祝杯を挙られるようにね。
                       成功を祈る!…母

どんぐりころころ

佐保でひろったどんぐり。かわいい!
持ち歩いていたら、昨日犬養邸の吉本さんからどんぐりチョコ頂き!
あんまり可愛くて、思わずツーショット!
本物はどっちだ!なんて、どんぐり?チョコ?
チョコは、六花亭の北海道生まれ!
では、今からいただきま~す。