最終講義

奈良女子大学の後期授業はまだ続いていますが、毎週木曜日にあった
坂本先生の授業が、今春退職されるので、1月28日に残念ながら最終日を迎えました。
私も大学院に入学してから、はや2年間が経ち、本当は今春修士課程(今は博士前期
課程と呼ぶ)を修了するはずだったのですが、昨年は新規事業の開始と同時に
思いがけなく病気・入院のため、大学院生活を前半期棒に振ってしまったので、
予定どおりに順調な学びの時間を過ごすことができませんでした。
それでも坂本先生は、ご自身の目が行き届くうちに修了できるように…と私のことを
案じてご指導頂いたり、ご配慮をくださいましたが、結局情けなかったですが、
とうとう論文も提出できず、先生のご退職を控えて、気がかりを残させてしまった結果を
申し訳なく思っています。もう少し大学院でがんばりたいということにご理解を頂き
ました。でも今後も、奈良女子大を退かれた後も引き続きご指導を賜わりたいと
願っています。
拍手の最終講義のあと、坂本先生と同時期にご退職される中国文学の松尾良樹先生と
ご一緒にそれぞれのゼミ生が中心に、「お疲れ様でしたコンパ」が学内で開かれました。
授業で感じる先生方のお人柄と、また杯を交わしながら親しくお話しすることは、
先生方の新たな人間的な魅力に触れることができ、敬愛の念が増す機会でもありました。
また、坂本先生と松尾先生の「仲良し?!」コンビで、学生たちを導いて来てくださった
様子もよくわかりました。(笑)
コンパの最後に学生から花束贈呈!
坂本ゼミから今季、文学博士になられるであろう大石さんと、2月に帰国される台湾の
留学生の方に代表して渡して頂きました。
先生方、ありがとうございました。
新参者の私はちょっとおこがましいですが(汗)、学生さんたちとの絆は
「永久に!」ですね。

八木亜夫さんに再会。

ずっと以前、毎日新聞で取材をして頂いた論説委員の八木亜夫さんの
ご講演があることを教えて頂き、私も是非とも!…と参加した。
タイトルは「近頃の日本語」。
私が取材をして頂いた時の雑談で「君が代」が話題になったことを思い出す。
公立小学校で「君が代を歌わない」教育にあって、当時、中学生になった娘から
「君が代」を教えてほしいと言われた時のショック。日本人であれば当然覚える
べきものと思っていたのに、「知らん?」習ってもいないなんて!!!(泣)
そして八木さんも「君が代を知っていても言葉が分かっていない。私も娘に苔の
ムースってな~に?」と聞かれ仰天した…などとお話をされたこと覚えておられる
かしら。
それから時を経て、「日本語」は進化したと言うべきなのか、いや、はっきりと
退化したと言うべきか、世の中の移行と共に時代を反映した「言葉」の歴史が
刻まれているのは確かだ。言葉は流行語しかり、自然淘汰されていくものだと
八木さんがおっしゃっていたが、確かに話し方・書きものを通じた「言葉」の
使い方からその世代や当時の流行が私でもわかる。
ワープロ・パソコンの日常化で、変換で簡単に漢字が取得でき、読むことは必要でも、
書くことの少なくなった今日に、文科省で討議し、決定しようとしている常用漢字の
制限は本当に必要なのか?と問いかけられていたが、その通りだと思う。
(そもそも私自身当用漢字と常用漢字の線引きもよくわかっていないので…。)
間違った使い方のままマニュアル化されている「コンビニ敬語」や、皇室記事
における「敬語」(天皇陛下が来た!は許されるか…)←「陛下」がすでに敬語で
あることから、表現が悩ましい…など。また、言葉を使用の都合上勝手に変化させて
用い、それが、今日の「言葉」として堂々と定着してしまっている例(だらしない
→しだらない)など伺い、実際の「日本語」の混乱ぶりにあらためて「日本語」の
持つデリケートさや、本当の正しい日本語は誰が伝えていくのだろうかと考え
させられた。
また、八木さんは今最も興味を持っておられる「源氏物語」について話されたが、
長年の課題としておられた全巻を半年がかりで読破をされ、1000年以上前に書かれた
大長編小説の偉大さを熱弁された。
私も高校時代(教科書)、大学の国文科時代(岩波古典全集)、大人になってから
(円地・与謝野・村山源氏本)などでいろんな読み方をしたが、今では断片的な記憶に
なってしまっている。八木さんのお話を聞きながら、あらためて読み返したいと言う
気持にかられてきた。
それは、今回に限らず、文学書や特に古典は、どこか「読まなければ…」と受け身な
思いで読書してきた自分がいる。八木さんのお話を聞きながら、今までは自分から
「その作品」に向かって読書する姿勢がどこか欠けていたように思う。
確かに「万葉集」には私は楽しく向かい合っている。
もう一度源氏物語にチャレンジしてみようかな…と思わせて頂いたひとときだった。
古典作品ではなく、今度は当時の女流流行作家、紫式部の連続長編小説!?として
楽しく読めるだろうか? ちょっと楽しみになってきた。
八木さん、有意義なご講演の機会に与らせて頂き、ありがとうございました。
また是非、「近頃の日本語」の続きを聞かせて頂きたい!!!

おかもゼミも始まりました。

TSUBAICHIの新年の催事も第4金曜日のオカモゼミナールもはじまり、
通常のサロン行事が動き始めました。
オカモゼミも犬養先生の万葉かるたの話をしようと思っていたのですが、
次回の2月講座までに、恒例のMBS万葉ラジオウオークが行われますので、急遽変更!
鳩山総理のように前言を潔く撤回し、「平城京」に関する万葉歌をテーマに1月スタート
しました。
しかし、平城京は当時のテクノポリスというべきか、本当に国家としての「形」が明確な
すごい都ですが、しかも今、1300年前の日本の様子を推し量れるような古代ロマンが
まだまだあることが、古代史ファン、万葉ファンにはたまらない魅力ですね。
大極殿の再現もまた今後のシンボルとなるでしょうが、今年、私たちの出演も含めて
何度か平城京を訪れる機会がありますので、しっかり歴史の中に身をおいて学びを
深めたいと思いました。
しかし、古代国家の原点は、明日香。明日香を抜きに万葉集も語れません。
次回のオカモゼミでは大好きな明日香村で現地講座をする予定です。
春の飛鳥は発掘・発見の時。楽しみだ~。

エジソンの蓄音機

サロンで今年最初の「みんなで歌おう!懐かしの歌}の日。
山口ひとみ先生と一緒に歌う楽しいカルチャーです。
毎月第3水曜日というのもだいぶん定着しました。
きょうは、新年早々と言うことで大きなお年玉がありました。それは、
TSUBAICHI講師の中西久幸さんの多彩な引出しの一つをご披露頂き、みんなで
楽しませて頂きました。そうです!懐かしの「蓄音器」を…。
ビクターの「犬がスピーカーに耳を傾けている」図のついた、ボックスが
これです。
懐かしい歌を歌いに来てくださっている方々ですので、特にリクエストを頂き、
上位ランクの3曲を聴かせて頂きました。、
江利チエミの「テネシーワルツ」と東海林太郎の「国境の町」と霧島昇の
「誰か故郷を思わざる」のSPレコード3曲を鑑賞させて頂いたのです。
ハンドル手回しの力で、独特の針のノイズで響く「音楽」は、共鳴箱を通して
しっかり聞こえます。
思わず「今ならエコな道具よね。」と声が出ましたが、本当にあらためて
そばで見るとよくできた機械だなあと思います。
私は小学生の時、夏休み中のラジオ体操は、垂水の八幡神社で毎日蓄音機で
していました。(ポータブルですもんね!?)
針は、今でも貴重ですが、昔は尺八の竹を使った「竹の針」も使っていたとか。
竹の針も見せて頂きました。
鉄の針より再生音が「まったりして」心地よいらしいです。(そうなんだ。)
今日はジャズ・歌謡曲でしたが、もちろん中西さんはクラシックから浪曲まで
いろいろ持っておられますので、またTSUBAICHIカルチャーで「蓄音機で聴く
懐かしの音楽」という機会を是非設けてみたいと思いました。
私のひいおじいちゃんは、モダンな人だったらしく、蓄音機で音楽を早くから親しみ
遺言では、亡くなった時にお葬式で藤山一郎の「丘を越えて」のレコードをかけて
ほしい…と言っていたそうです。身内はやはりその時には憚ってすぐにはかけられ
なかったそうですが…。(笑)母(の祖父のこと)は、SPレコードがいっぱいあって
一緒によく聞かされたわ…と言っていました。
貴重な体験のできた、山口カルチャーで、次回もひょっとして聴く機会があるかも。
昭和のよき時代を彷彿とさせ、ちょっと胸キュンの思いが蘇られたでしょうか。
中西さん、ありがとうございました。
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第29回 毎日カルチャースペシャル「絲繍之道」終着の都ラジオウオーク

               年末に写した大極殿です。
~咲く花の天平の演出者たち~ というタイトルのようです。
今年の「平城京遷都1300年」を記念したラジオウオークに期待も多く、お問い合わせが
たびたびあります。
毎日新聞に掲載されるのは、2月に入ってからですので皆様に全容をお伝えするのは、
間際ですが、コース確認や、会報誌でいつも特集号として側面から協力しておられる
「たまづさ」編集長の岸本さんから情報を頂きましたので、やっとお知らせすることが
できるようになり、感謝しています。
2010年 2月11日(木・祝)
集合:佐保川小学校 午前9時~10時30分(ゴール地点も…)
 毎日放送ラジオでは、10時半から16時まで(5時間半)
佐保川小学校→法華寺→東院庭園→平城宮跡・朱雀門→大極殿→第二次大極殿跡
ここでイベントが行われます。おそらく私たちもそこで演奏でしょうか?)
→称徳天皇陵→日葉酢媛命陵→成務天皇陵→瓢箪山古墳→水上池→磐乃媛命陵
→コナベ古墳→ウワナベ古墳→不退寺→狭岡神社→興福院→佐保小学校→佐保川小学校
の12、2キロのコースだそうです。
平城宮跡が集合・解散の拠点となるのかと思っていましたが、まだ大極殿周辺が
工事中ですので、3万人近くの人たちが集まるには危険ということで、許可が
おりなかったとか。しかし新年から1300年遷都記念行事は始まっているのに
行政側の準備の不手際???ではないでしょうかねえ。
私も意外でした。
私たちもON AIRは限られていますので、先日「新春の万葉うたがたりコンサート」で
ご披露した今年のイベントのテーマでもある新曲「平城の京」を演奏したいと思って
おります。でも今年早々に平城宮跡で演奏させて頂けることは「万葉」を歌ってきた
私にとっては、光栄ですし冥利に尽きます。
春からは、私の活動の30年目を迎える節目の時でもあり、今年は感慨深い年と
なりそうです。がんばるぞ!!!
朱雀門の傍の「あおによし」の万葉歌碑です。高田好胤さんの特徴ある「丸字」の
揮毫歌碑です。
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ちなみにこの万葉歌の犬養歌碑は、小野老が詠んだ太宰府の地に建てられています。
万葉かるたがそのまま歌碑になってま~す。

信じられな~い!

寒波もひといきと思いきや、何と気がつけば、久しぶりに異変が…!!!
「しもやけ」です。がび~ん!
数日前から、なんかかゆいなとおもっていたのですが、お風呂上がりに足を
よく見ると赤く腫れている個所が…。足の指はどう表現したらいいのか
わかりませんが、右の薬指です。
毎日靴を履いて過ごす生活なので、「水虫」ということも考えられたのですが、
これはまさに懐かしの様相。
連日寒くてブーツを履いていますが、その中でタイツも2重に着たりしていますので、
寒い上に血の廻りも悪くなってたのですね。
寒いという事実と、久しぶりの「しもやけ」に笑いごとではないですが、しかし
本当に笑ってしまいました。アハハ!
これは写真を見せるのはしのびなく…(笑)

震災記念日を前にして

あの日から、もう15年がたつのか。忘れてしまいたい遠い過去の記憶。
つい、12日には、西半球で最も貧しい国と言われるハイチで大地震がおきた。
連日テレビ・新聞で報道がなされているが、被害状況・救出・援助状況などが
まだ明らかになっておらず、現地のパニックが伝えられ痛ましい限りだ。
阪神淡路大地震の教訓が、日本の地震災害サポートのボランテイア活動を活発に
させ、全世界で最上の評価を得て、そのつど引っ張りだこで出動される。
勇気と責任感に頭が下がるが、自然災害である以上は、終わりのないボランテイアだ。
私も被災して、多くの方々から受けた善意や厚意は、一生忘れられない「重い感謝」
となっている。ご恩返し…より、受けてうれしかった自分の気持ちと同じように
相手を慮り、親身になれるような生き方をしたいと思う。
新年早々から、「震災」関連番組が後を絶たないが、私はあまり見たくない。
未だに傷を負って生きておられる方が多いからかもしれない。
私や家族は、幸せなことに紙一重で「生かされた」が、知人で亡くなられた方も
多く、昨日まであって、目の前の破壊された「町」に呆然とした時を思い出す。
復興の「ともしび」のシンボルとして始まったルミナリエも行く気力のなかった
当初から、とうとう今日まで行く機会を逸してしまった。
喉元過ぎれば…のことわざ通り、各地で大地震が起こるたび、報道がそちらへ移ると
もう過去のこととなってしい、「他人事」は見たり、同情しても限界がある。
そう思うたびに私は被災経験があるということは、他人の「痛みがわかる」だけでも
よかったと思うのだ。
毎日の生活が突然にして白紙になること。
生死の悲惨や不安との戦い。
もとの生活を取り戻すまでの我慢や苦労。
私なりにいろいろなことを体験したが、今日「戦争」「病気」など…震災よりも
悲惨な体験を超えてこられた言われる方々の話などを聞くと、その人にとって
それぞれの人生観があるわけで、一概に1つの出来事で計ることはできないが、
人間は平穏な人生を過ごすことのほうが、むづかしいのかもしれない。
明日は神戸に皇太子ご夫妻が来られるらしい。
被災地に来られた天皇・皇后陛下のねぎらいが日本人の心の癒しになることを
実感したできごとでもあった。
15年前の被災を超えて今、私は生きている。

歌い初めコンサート

2010年1月11日、万葉うたがたり会の活動開始です。
TSYBAICHIオープンの時から、万葉うたがたり会のコンサートは、うたがたり会の
メンバーの個人の音楽シーンもご紹介すべく、企画してきましたが、新春早々の
登板はもちろんこの人しかいません。「園田知子DAY」でスタートしました。
宝塚歌劇を彷彿とするような男装の麗人であり、情感豊かな甘いアルトの歌声に
ファンも多く、おかげさまで私の「万葉曲」がより印象深く皆様の心に
届いているとすれば、これはともちゃんの「歌の力」です。
ともちゃんのミニコンサートのプログラムは、遠慮深く「オカモの万葉で!」と
希望してくれましたので、平城京遷都1300年記念の新春であることも意識して、
前回(2006年)好評だった、「ドラマでうたがたり」の「大伴旅人の追想」を
再演致しました。
旅人役には、前回と同じ、遊劇体の男優の菊谷高弘さんに共演して頂き、今回も
圧巻の朗読劇となりました。
休憩の前に、お酒に縁ある旅人と、新年を言祝ぎ、お酒と酒饅頭で乾杯!
2部は万葉うたがたり「新春を歌う」。そして今年のテーマソングとなる新曲
「平城の京」もご披露でき、ほっとしています。
プログラムの最後は、もちろん「サンバDEツバキ」。来場の皆様にも唱和して
頂きました。
そして、私たちのサプライズは、アンコール曲!
トラ・寅・虎年にちなんで、万葉うたがたり姫にはこれしかないでしょう!
アンチ阪神の方もいらしたと思うのですが(汗)、名曲「六甲おろし」を
ともちゃんリードで、全員で大合唱しました。
想像以上に盛り上がりましたよ!!!
アットホームな雰囲気の中、2010年の万葉うたがたりがスタートしました。
またどんなステージがあるか、またどんな思い出ができるか楽しみです。
そうそう、2010年12月4日(土)には、私たちの活動30周年の記念コンサートを
予定しております。全国から皆様にお集まり頂き、ご一緒にお祝いして
頂きたいと願っております。どうぞ皆様の年間予定にも入れておいてくださると
うれしいです・・・。
新年早々から多くの方にお集まり頂きまして本当にありがとうございました。
久しぶりに、久しぶりに元メンバーの井口(宮崎)潤子さんが来てくれて、
再会できました。今でもみやちゃんの歌声をCDで聴いてくださっている方も
多いです。主婦業、子育てなどで忙しいでしょうが、また歌いたくなったら
いつでも帰ってきてね!!!
次回は4月10日(土)TSUBAICHI1周年記念、「岡本・山寺DAY」です。
二人してドキドキ…。
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講座はじめ

1月8日、第2金曜日ということで、宝塚のコープカルチャーが始まりました。
人数は多くはないのですが、男女の比率が半々くらいです。
みなさん大変熱心な講座生で、講座の最中にバンバン反応があり、質問なども
あるので、私自身も試されているようなところもあり、また、質問によっては
私が「宿題」として、確認の勉強を次回までに余儀なくさせられるという、
スリリングで私のためにもなるありがたい機会でもあります。
でもうれしいことは、明らかに「万葉集のこと」についての意識が強くなられて
のことです。お話したことについての現地情報、新聞記事、関連知識などなど
私も興味深いこともあり…。
そして私はひそかにこれが私の万葉草の種まきなのだ!!!と、自己満足です。
万葉ファンを広めることが、私の喜びなのだ…と講座に来てくださった方に感謝です。
さて、講座はじめの「1月8日」は、大津皇子のお姉さんの大伯皇女のお誕生日
でもありましたので!?、もちろん「二上エレジー」を聴いて頂き、六首の名歌を
お話しました。私の原点の曲でもあり、いいスタートがきれました。
テーマを考えるのもそれなりに悩みますが、楽しい悩みでもあります。
この講座もまず半年…の依頼でお受けしましたが、帰りに「来年もお願いします。」と
言って頂きました。ようし、がんばろう…っと!

マコがんばれ!

お正月に久しぶりのFAXが届いた。
お~! ピアノの元生徒の真琴ちゃんからやん。私が平成17年春にピアノ教師を
やめてから5年ぶり??? 彼女は今春からもう高校3年生だ。
中学の時からクラブ活動は吹奏楽部で、パーカッションを担当してきた彼女が、
メッセージでは、8月の全国コンクールの県大会(団体)は銀賞だったが、
12月に行われたパーカッションアンサンブルのコンクール予選で、5重奏で、
金賞を受賞し、1月24日には県大会に臨むことになったとのこと。
それこそ、クラブの中の吹奏楽の1つのパートの技術と音楽性が試されて、
評価されたことになる。すごい! その報告と、それをきっかけにして、
連絡してきてくれた。是非にと約束をして 1月7日に再会した。
あの時の少女から、もう娘さんに…でも笑顔は変わらない。
食事をしながら、学校のこと、クラブのこと、進学のこと、ご家族のこと…。
5年間のつもる話を一気にした感がある。(笑)
食事のあと、サロンに来てもらい、入賞した彼女の演奏DVDを見せて
もらいながら説明を受けた。
彼女の成長とその後の秘められた可能性の素晴らしさに感動した。
私はピアノの手ほどきをしただけなのに、彼女はパーカッションに出会い、
打楽器、マリンバ、その他いろいろ操り、私が持っていない「音楽語彙」も
たくさん身につけている。音楽の芽は確実に育っていました!!!
よかった。
この先音楽とどのように付き合っていくか、進学の進路も含めて悩ましい
選択・決断の時期を迎えているようだが、ここまでがんばれば、きっと
一生「音楽」は彼女の人生の一部分となることだろうと確信する。
以前とかわらないおだやかでおっとりとした彼女だが、DVDの演奏の姿・
表情は、まったく別人のようで緊張感に満ちたきびきびした動きは、
なかなかかっこいい!!
県大会に向けての私のアドバイスは、ただひとつ。
「せっかく演奏のチャンスをもらったんだから、緊張するのではなく、
のびのび楽しく演奏していらっしゃいね!!!」
きょうを機会に、また会いましょう!と約束をした。
マコ、きょうはありがとうね!