コンサート あれこれ(続々)

コンサートから、はや1週間!
私は、未だに毎日毎日「12月4日はもう終わったのだ!」と不思議な時間感覚で現実を
過ごしております。
今日のブログはコンサートの打ち上げ風景です。
時間も人も設定がむづかしく、TSUBAICHIで行いました。
これは2回目の乾杯ですが、この時でも照明・音響・舞監が撤去作業中で全員ではありません。
本当に多くの方々にお世話さまになりました。
出演者は舞台上でご紹介することができましたが、それ以上に準備期間を経て、頑張って
くださったスタッフの皆さんには、言葉で言い尽くせない感謝です。
まず舞台監督の沢渡健太郎さん。大きな舞台をハードの面から仕切るトップとして、
娘から紹介してもらいました。普段は芝居が中心の舞台のようですが、ご自身もバンド活動を
芝居にコラボさせながらのアーチストでもあったので、私の演出の希望にもいろいろ相談に
乗ってくださったり、知恵を授けて頂きました。また当日の進行で、予定がずれ時間に追われ
胃が痛いような思いもさせたみたいですが、私には寸分心配させないように、笑顔で対処して
くださいました。最後まで「私の意志」を尊重してくださり、ご理解が本当にありがたかったです。
音響はサロンで専属に信頼している、富岡照雄さん。昨日やっとテープを入手して、当日の
コンサートの流れを確認できました。古くて、使い勝手も悪い公会堂でしたが、最高の音質で
みなさんに音楽を提供できたことをうれしく思います。
もちろん、富岡さんはチーフで、お仲間のPAの業者さんや、富岡さんの生徒たちの動員も含めて
私の「作品集」コンサートのための音楽をより美しい音色に演出してくださったことを心から
感謝しています。これからもTSUBAICHIでよろしくね!
照明は、富岡さんのご紹介で、友人の池田誠一郎さんにお願いしました。プログラムで大事な
お名前の印刷ミスをしてしまい、ごめんなさいでした。笑顔のいい誠ちゃんは、私たちの歌う
「歌詞」の一つ一つを検討して、照明の工夫をしてくださいました。客席で眩しかったという
ご意見もありましたが、限られた予算で、苦労して頂き、ありがとうございました。
そして、私の老後の楽しみ?…いえ、当日を知りたいので、DVD制作に、阪本敏さんに
撮影をお願いしました。会場が広い為、2台のカメラで撮って頂きました。いつもと規模の
違う大きなコンサートでしたので、私たちはあまりこだわりはなかったのですが、制作担当者に
会場内の写真撮影は禁止で!と決まりましたので、唯一の舞台での写真はDVDで確認することに
なります。早くみたいなあ。
初めて舞台制作をお願いしました。山下陽子さんは、てきぱきと、でも謙虚です。
さりげなく、会場をしっかり統括される。かっこいい仕事ぶりでした。
制作とは、会場についての準備一般で、控え室・受付・会場すべての管理と運営でした。
今まで、300人ホールで私一人でやってこれましたが、800人ホールとなると、当然、
一人で準備は無理でした。こんなに多くの人たちが関わってくださったのです。
「乾杯!」「ありがとうございました!」
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最後に、このコンサートの本当の主役は彼女だったと思います。
山寺寿子さん! 
もちろん「オカモの30周年」ですが、それを実現させるための準備、根回し、奏者としての
練習・スタッフ、出演者との交渉・そしてTSUBAICHIの日課…とまだまだ・・・。
私がコンサートの「中身」に専念できるように…ですが、私が気づかいないこと。私が言えないこと。
私への配慮が大いにありました。
その上で、事務的、実務的な細かい手続きや連絡やチラシ、パンフレットや印刷物の準備、
何もかもが山寺さんの手を通って行きました。
そして、衣装の新調のため、自宅で縫物をし、サロンでピアノ練習です。
本当に頭が下がりました。今は残務整理で、再びの忙しさです。
本当にありがとう! 
山寺さんなしには、この日を迎えられなかったと思います。
私は子供がお母さんを呼ぶように、何かにつけて「山寺さ~ん!」です。(汗)
聡明で、かつ機微に敏く、多才で、器用な彼女と共に仕事ができることを幸せに思います。
ありがとうございました!!!!!!!!!!
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コンサートあれこれ 「楽屋」

コンサート前の「マル秘」映像です!
中央公会堂の構造上、控え室…楽屋がホールの四隅状況にあり分散していて、出演者同士が
連絡しづらい環境で、大変でした。
そこで、女性・男性・遊劇体と人数比で、部屋の大きさを分けて、楽屋を決めましたが、
私も当日、何度迷ったり、場所を間違ったことか…(汗)。迷路のような建物でした。
女性の控え室です。
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鳥取から、泊まりがけで才女、男前!の川下さんがお手伝いにきてくださいました。(右)
打ち上げの最後まで動いて下さり、感謝感謝です!
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昼下がり楽坊…と呼ばせて頂いている、弦楽四重奏の仲間。
リーダーの村田が筆頭!。ビオラの古味亜紀ちゃんの美的センスのすごいこと!
うたがたり会のヘアースタイルから、自分たちの「椿」までアレンジしてくださいました。
北村奈美ちゃん、成川昭代さん、私のCDやコンサートでおなじみのメンバーです。
腹ごしらえは、TSUBAICHI名物「おむころ弁当」でした!
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スタッフは、TSUBAUICHIの顔でもある、なっちゃん、りーちゃん。そして制作のチーフ、
山下さんと男性。山下さんは、やはり「男前!」てきぱきと動きと的確な指示が本当にすごい。
今回、スタッフように、オリジナルジャンパーを製作しました。商品化は検討中!(笑)
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今回、規模の大きなコンサートだったので、つらつら椿株式会社を経営指導してくれている
弟の会計事務所が、所員を動員してお手伝いしてくださいました。
事務所の看板娘が受付です。弟と、ともちゃんのご主人も所定の位置に…。
みなさま、ありがとうございました。
こうして、舞台が幕あけていきましたが、何と私の知らない間に幕内で写真撮影とは!
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楽屋で写した唯一の全員写真です。楽しい一日でした!

コンサートあれこれ(続)

12月3日、前日の仕込み準備の時の夜景です。ロマンチックな光の中の建物にうっとり。                 
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会場の中では、略式リハーサルと同時進行でした。
大正ロマン(大正7年)の建築は、赤煉瓦と青銅のドームも目を引きますが、室内もゴージャスで、
コンサートやオペラの文化発信地として、その時代を時めくホールだったようです。
平成のIRATSUMEが「万葉集」を歌う場所として、ふさわしいかどうかは別として、
30周年ということではなく、次のコンサートは、大阪市のシンボル的なこの場所でやりたい…と
いうのが、私の希望でした。結果的に、30周年記念コンサートがこの中央公会堂で開催できたことの
幸運です。1年前に山寺さんが、初めて挑戦した抽選で、希望日を引き当てました。
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12月4日の朝の大阪市中央公会堂です。
清々しい空気、晴れた空、30年と言う機会のぜいたくでした。     
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コンサートいろいろ

「万葉の 森金色に 色づきて いよようるはし みととせの秋」
当日、私たちに頂いたお祝いの「歌」です。ありがとうございました!!!
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このかわいい「お猿」は九難(苦難)を去るおまもり…。
またがっているのは?常緑で永遠の力を与える南天の木!風船かずらのタネでできた頭。
日本人の「言葉」にかけた、信仰心の世界…。
それが、日常の植物の材料でできていることが、日本の知恵と文化でしょうね。
同級生のプレゼントです。ありがとうね。ほほえましいです。
たくさんのお花、たくさんのお菓子、たくさんのメッセージをお祝いとして頂きました。
本当にありがとうございました。
お一人、お一人直接お礼を申しあげられなかったことが心残りです。
ありがたいですね…。

コンサートあれこれ

コンサートの最大の喜びは、娘と同じ舞台に立てたことです。
万葉うたがたり会のお手伝いとして、ピンチヒッターを務めてくれたことは
何度かありますし、3枚目のCDの「君待ち草」は娘の歌唱で録音しています。
このたびは、娘がプロの道を歩んでいる役者の立場で、劇団ともども出演して
くれたことが、本当にうれしいことでした。昨年12月に会場を決めた時から、娘に、主宰の
キタモトさんに共演をお願したい…と頼んで欲しいと言いましたが、劇団で芝居の予定も
いくつかあり、色よい返事はくれませんでした。私のこだわりで、ラブコールし続けて、
遊劇体の出演の実現に至りましたが、どうやらキタモトさんは、娘の相談には快諾してくださった
ようで、どうやら、娘のほうが「母の個人的な舞台」ということで、逡巡があったようです。
私は、「万葉」は意識してくださるに違いないので、テーマはお任せしました。
10月にはキタモトさんが特別に力を入れて演出された遊劇体の大作があり、お忙しいのも
承知していました。いよいよプログラムの作成準備に入った時に「犬養孝万葉人生」であることを
知り、ずばり恩師をテーマに取り上げ、朗読劇を作ろうとしてくださることに、私が感激しました。
テーマを考えられた時に、図書館で犬養先生の本をたくさん読破されたと聞きました。
そして、「犬養先生」の人生を通して、生き方や、何を私たちに語りかけ残されたかを
劇を通して表現してみたいという主旨に、再び感謝の気持ちでいっぱいでした。
結果、懐かしく犬養先生を思い起こしてくださった方もあり、岡本の今ある原点の恩師を
知ってくださった方もあり、明日香村で顕彰してくださる関村長は、明日香村で再演を!と
評判は上々で、とてもうれしいことでした。
キタモトマサヤさんは、うちあげの時に、「華やかな照明、舞台、衣装のうたがたり会が
あるので、僕たちはその逆で、シンプルで照明も最小限で、衣装も含めてモノトーンの世界を
イメージしました。」とおっしゃいました。さすが演出家です。
朗読劇とは言いながら、動きがある立体的な舞台で、なおかつご配慮ある演出に、感心しました。
キタモトさん、遊劇体のみなさま、お世話様になりまして、ありがとうございました。
昨日、娘が犬養先生の御魂にお礼に伺いたいと言うので、パネルをお返しにあがりながら、
一緒にお礼を申し上げてきました。会場で見てくださっていましたか…って。

「万葉集を歌うコンサート」~万葉うたがたりとともに30年~

無事終了致しました。娘から贈られた花です。
12月3日の夕刻の仕込みの時から、明日の今頃は…と思いながら4日当日の開場の時間まで、
打ち合わせやチェックなどを行いながら、準備に余念なく進めてきました。
ずっとすべてに立ち会い、確認しながらの作業は、本当に2~3時間のわずかなコンサートの
ためのことです。しかし、音響・照明・撮影・劇団・バンド・うたがたり会とそれぞれの
関わりは多様で、時間も要しますし、私の舞台のためにこれだけ多くの人たちが関わり、
記念コンサートのためにがんばってくださっていることに、あらためて今回のコンサートの
意味を再確認させられました。
昨日の「夢のような舞台」のひとときを終えて、きょうは、すぐに後片付けや事後処理に
シフトチェンジですが、
お天気だったこと。多くの方が来て下さったこと。遊劇体の舞台に感動したこと。
うたがたり会のサウンドが、お洒落でゴージャスで、気持ちよく歌えたこと。
いろいろうれしいことはありましたが、やはりとうとう娘と同じ舞台に立てたことが私に
とってはもっとも感慨深いことでした。両親も娘と孫の生き方を見て、納得や喜びも
大きかったと思います。
達成感と、反対にもっとこうしたらよかったと悔いも少しあり…。
また新たなスタートです。
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