久しぶりにお目かし???

ようやく時間にゆとりができたので、遅まきとはいいながら、オカモの大学院卒業お祝い
の場を設けて頂きました。久しぶりのお出かけに、いそいそと準備をし…。
ランチとは言いながら、夜の会席ステーキコースをご馳走さまになりました。
場所が淀屋橋だったので、ちょうどゴールデンウイークにもはいったこともあり、大阪の
有数のオフイス街は、普段の週末より静けさに満ちていました。
日よりもよく、暖かな(もう季節がら当たり前ですが)さわやかな空気が心地よかったです。
ともちゃんと山寺さんにもお相伴頂き、楽しいひとときを過ごしました。
主催してくださった唯一の男性からは、この「椿」のお花をプレゼントして頂き…!
私は本当に幸せですね。
記念に、素敵な和室の床の間の前で記念写真。
大学院の卒業も本当に周囲の協力あってのもの。反対に私がみなさんにお礼を言わないと
いけない立場です。みなさん、本当にありがとうございました。
そして、今日はご馳走様でした! 久しぶりにグルメな贅沢をさせて頂きました。

明日香村の春

5月に行うコープカルチャーの明日香散策の下見に出かけました。
朝、甲子園出発時は雨模様→明日香村は晴天→帰宅時の甲子園は雨???でした。
要するに恵まれたことに、明日香村では心地よく歩けたわけです。(笑)
空気が澄んでいて、気持ちよく…。まずの甘樫丘で、深呼吸しながら展望台へ。
犬養先生の歌碑の前の「乙女椿」です。途中でユヅリハも見つけました。
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甘樫丘の入り口には、しゃが?の花がいっぱい咲き乱れていました。かわいい。
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飛鳥坐神社の正真正銘の桜です。同枝に紅白の花をつけ…。味真野は桃判定でしたね(笑)。
おっと、境内に春の風物詩が…。
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大伴夫人のお墓へ、すぐ隣には菜の花が広がっていました。
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ちょっと寄り道した奈良県立万葉文化館で、もくれんとかえでの花です。
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カフェでお茶でもと思ったのですが、入り口を覗くと明日香村の関村長と目が合い…。
私は、お忍びで?歩いていたので、あきらめて出ました。
明日香民俗資料館…真神荘の塀きわの美しい芍薬。華やかです。
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遠方からでも目をひく鮮やかさ。石舞台古墳にあるキクモモです。すごい。
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久しぶりに訪れた橘寺。往生院の天井絵の素晴らしいこと。まさに百花繚乱でした。
お庭には、このてがしわの花がもう咲き始めていました。
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そして、スイセンと女王然とした芍薬がここにも!
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でもきょうもっとも私が感激したのは、久しぶりに見たあちこちのれんげの花。
畑に戻ってきました。一時はまったく姿を消していました。
大学生の時、明日香村では必ずピンクの華やかなれんげ畑の中で写真を撮ったものです。
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気がつけば万歩計は12キロ。当日は初心者のため5~6キロコースと言ってあります(汗)。
自然の営みに導かれるままついつい歩かされました。
明日香村はいつ訪れてもやっぱり魅力的ですね。また本番が楽しみです。ルンルン。

TSUBAICHIバス旅行

昨日は、「越前の春を訪ねて~味真野・一乗谷バスツアー」に出かけました。
天気予報は、曇りのち雨。奇跡を願いながら、出発しました。
集合はみなさんいつも早めに集まってくださるのですが、待ち合わせ場所を間違えた方が
あり、30分遅れで出発。そんな時に限って、平日であるにも関わらず、工事渋滞の高速道路で
スタートから大幅に予定時間が狂ってしまいました。がび~ん!
まずは、「一筆啓上」の簡潔な手紙をお手本として、「日本一短い手紙」の公募で有名に
なった丸岡町へ。(現在は、坂井市)桜の名所100選でもある丸岡城は、平山城で、天守閣が
残されていますが、国内現存天守閣12基のうちで、最古のものだそうでした。
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日本の桜の名所100選で有名な丸岡城のしだれ桜がちょうど満開でした。
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そして、400年以上埋もれていた一乗谷の朝倉氏の遺跡へ。戦国大名・朝倉孝景から5代
103年にわたり越前を支配した朝倉氏。5代目当主の義景は浅井氏と同盟を組み織田・徳川
軍と激突して、刀根坂の戦いで大敗後、義景は自害。朝倉家繁栄もこれで幕を閉じましたが、
国の特別史跡として指定された広大な敷地と復元された町並から当時の繁栄を偲ぶことが
できます。それ以上に「一乗谷」と呼ばれる山間の地は、先日の青山政吉さんの水彩画を
思わせるような風景で、美しさと静けさはさながら静止画のようでした。
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素晴らしい自然に心惹かれ、いつまでもここにいたいような気分になりました。
薄墨桜と椿のコントラストも素敵でしょ!
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そして、旅行のメイン故地でもある味真野へ。観光協会の会長・前会長・万葉菊花園の館長
がそろってお出迎えして下さり、何と雨模様の中、万葉衣装のご婦人がたも…。
大歓迎して下さり、ありがとうございました。限られた時間でしたが、犬養先生の揮毫歌碑
のある味真野苑の比翼の丘へ。もちろん全員で朗唱をしました。
越前の春を訪ねて…と今頃は、この庭園の木々の花々が各種満開のはずが、まだまだ
咲き揃わず、日野山のふもとの桜はまだ咲いていないとか。この天候異変はなんだ!
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でもめずらしい「思いのまま」と言うこの木。地元の方は桜と言われたのですが、目が利く
万葉植物にも詳しい方々は「桃」と判定! さてどっちなのでしょう?
でも1つの木で紅白が咲くなんてとっても不思議。自然って神秘的です。
やっと全員で記念写真がとれました。継体大王と照日の前の銅像の前でです。味真野の
もう一つの象徴でもありました。
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中臣宅守と狭野弟上娘子の万葉歌63基すべてを歌碑にして、散策のロマンチックロード
として作られた味真野苑からの道を毫摂寺あたりまで歩き、私の名前の刻んで頂いている碑
もみなさんに恐縮ながら確認して頂きました。時間はすっかり予定からほど遠く過ぎて
しまいましたが、最後に紫式部公園に寄り、帰途へ。
和気藹々と楽しく過ごした一日もあっと言う間に過ぎました。
心配された雨も、私たちが歩くときにはほとんど気にならない程度の小雨で、やっぱり
ついていました。
大幅に帰宅予定が遅れてしまい、本当に申し訳ありませんでした。次回からは欲張らない
ように気をつけます。(汗)
でも全員元気に笑顔でお別れできましたので、主催者としてはホッとしています。
しかし、「春」遠からじ…の今年、本当にどうなっているのでしょうか。
でも今年最後の「桜」を、大好きな桜を満喫できたことを幸せに思いました.
        

青山政吉さんの万葉百景を歌う。

フォトギャラリーでもご紹介していますが、地元でこんなに素敵な空間があることを
あらためて知ることができ、万葉うたがたりコンサートができたことを大変幸せに思って
おります。
犬養先生とも交流があったことから、青山政吉さんの今回の絵画展が決まった時に、私たち
を思い出してくださり、コンサート企画をしてくださった、理事で副館長である森田さんに
感謝でいっぱいです。ありがとうございました。
せっかくのチャンスでしたので、前もって絵画を鑑賞して、当日のプログラム(選曲)を
考えました。日本全国を描いておられて、まさに「万葉の旅」がテーマとなりました。
講堂のホールの100人以上のお客様で、なつかしいお顔にも出会えてとてもうれしい
機会でもありました。
美術館を意識して、今回のうたがたりも「絵になるステージ」をめざしました。
それで、グランドピアノにバイオリンというクラシック楽器で演奏しました。
私も普段は山寺さんにピアノはまかせているので、久しぶりの演奏は極度の緊張!
弾き損じも多々あり、かっこ悪かったですが、「自分の音楽」でもあり…。(汗)
与えられた時間はあっと言う間に終わり、無事終えられてほっとしました。
1週間前にもコンサートがあり、また今週は地元でもあることでちがった緊張がありました。
終わってから素敵なお庭で記念撮影。本当は立ち入り禁止区域でした。
館員の方にご無理を申しまして・・・、ありがとうございました。
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きょうのベストメンバーで撮影です。(マネージャーに徹してくれた山寺さん、ごめんね!)
ゆっくり打ち上げでもしたかったのですが、スタッフの都合で、全員サロンへ片づけに
戻りました。みなさんお疲れ様でした。でも楽しかったね。ありがとうございました。
万葉うたがたり会は確実に31年目のスタートを切って走り出しました。

まずは、おめでとうございました!

統一地方選挙後期では、西宮市市会議員に私たちの応援していた市民派の女性候補
よつや薫さんが、2選目を果たされた。
組織のない、手作りの選挙ではあるが、聡明で、謙虚なお人柄で、まっすぐな目線で
取り組まれる問題は、よりよい市民の生活のためだけではなく、もっと先を見据えた
国家に繋がる問題が山積みされている。オール与党化の議会改革も必要だ。
何よりも議会と言う男性社会に対して、女性の進出は私たちの願いでもある。
どうぞ、目に見える形で、がんばってくださいね!

美佐ちゃんの本領拝見!

万葉うたがたり会の仲間でもアイドル的存在(娘かな?)の大岡美佐ちゃんが、アルバイト
としてずっと今日まで弾き歌いをしているお店が大阪の弁天町にあります。
ラーゴ・デイ・ブルというイタリアンレストランです。
演奏を聴きながら食事をするというお店もいくつかありますが、今回は、社長さんが
関学OBの食文化研究会という集会を催されるにあたって、企画ものを希望されたことから、
美佐ちゃんが音楽仲間や芝居仲間と相談の上、歌劇「スザンナの秘密」のさわりを演じる
ことになりました。
美佐ちゃんから予定を聞いていたこともあり、都合さえつけば…と思っていましたので、
昨日運よく山寺さんと一緒に出かけました。そして乾さんは美佐ちゃん直々のビデオ班
としてご協力くださり、美佐ちゃんのお母様もご一緒に観劇することができました。
スザンナ(美佐ちゃん)は、伯爵夫人です。新婚の夫ジル伯爵(坂上洋一さん)が
新婚家庭になぜかたばこの匂いのすることに、妻の浮気を疑い、スザンナとぎくしゃく
しますが、スザンナが夫に「秘密」にしていたことは、実は彼女自身が煙草を吸うことだった
というストーリーです。
とてもコミカルで、わかりやすく、楽しい時間はあっという間に終わってしまいました。
お食事前の公演ということで、短時間にまとめられていたこともあり、美佐ちゃんの舞台を
もっと見ていたかった私たちはちょっと物足りなかったですが、こんなものかな。
美佐ちゃんの華やかさに加えて、透きとおったソプラノの歌唱は、素敵です。
やはりこうしたオペラなどでもっともっと生かしてほしいと思いました。
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公演後、美佐ちゃんも一緒に食事ができたので、それぞれ感想を述べたり、煙草の
持ち方のアドバイスがあったり!?、久しぶりに楽しい時間がもてたことをうれしく
思いました。
このような実力者たちが、私の万葉うたがたりの活動を支えてくれているのね!
感謝!

スーちゃん、永遠に…。

昨夜、元キャンデイーズのメンバー、田中好子さんの訃報を知った。
20年近く、ガンと闘った末の最期だったようで、とても驚いた。
私はたまたま、昨年の7月に河内家菊水丸さんの「上海万博」壮行会も兼ねた、やぐらの
出陣式のパーテイに出席した時、ゲストで来られていた田中好子さんに直接拝顔したのだ。
菊水丸さんの一代記?の映画で、お母さん役をされたご縁だとか。
真っ黒な清楚なワンピース姿で、芸能人の派手な印象と裏腹に、シンプルな装いが素敵
だった。
また、私はめったにテレビドラマなどを見る機会がないのだが、昨年10月23日にたまたま
万葉学会で、高岡に宿泊している時に、田中好子さん主演の「手のひらのメモ」と言う
裁判人制度の家庭裁判人を取り上げた2時間ドラマをホテルの部屋で見たのだ。
そしてパーテイで会った時の印象なども思い出したし、身近に感じながら、「大女優」さん
なのだとあらためて感心しながら見たことを思い出す。
そんなこともあり、距離の近さを感じていたために、本当にショックだった。
「田中好子さんの作品は永遠に語り告げられますよ。病から解き放たれて安らかにお眠り
ください…」と申し上げたい。

姫路にお城が!!!

真光寺のコンサートの日、昼食方々、すぐ近くにできたドイツ風のお城!をご案内くださる
ということで、本堂でリハーサルの後、全員で車で10分ほど移動をすると何と何と山の中に
「白鳥城」が…。
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地域としては、太陽公園とあり、そこにお城のエリアと石のエリアの広大な施設ができていて、
私たちは時間も限られていたので、ともかくお城のエリアだけ見学しました。
山の上にドイツの古城(ノイシュヴァンシュタイン城)の出現は、本当に人目を引くが、
7階建てのフロア1つずつもいろんな展示場になっていて、興味津々。
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この素晴らしいポーズは私です。壁画につられてつい踊ってしまいました。
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展示はフロアごとに違いますが、くるみわり人形の特別展では、種類の多さにびっくり。
お医者さんやネズミ君もいました。
またステンドガラスの作品は神戸の異人館シリーズ。これはその一つです。
とっても素敵な作品で、異人館の界隈の建物がいろいろ作品になって楽しめました。
                
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石貨との対比においてあった2億円。現ナマレプリカの方が興味あり!
西洋の騎士の甲冑ですが、この奥はなんと鶏足寺を御祀りして、仏像が収められているとか。
いろいろありすぎて、ちょっと混乱気味(汗)。
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では、みんなで記念写真! あれ、お城が写ってないやん。もう一度とり直し!
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はい? この偉容です。しかし私たちはわからへん!!!
入口には、白雪姫の小人たちのお家と見まがうかのようなかわいい7色の建物がありました。
工房になっていて、お客さんも一緒にものつくりや体験のできる場所でした。
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きょうは、お城のエリアだけでしたが、もうひとつ、石のエリアがあり、入り口には凱旋門
(パリ)を配し、原寸の万里長城を再現してあります。公園内には、中国西安にある
「秦始皇帝陵」そのままに1000体の兵馬俑のレプリカを展示してあるそうです。見たい!
また、ピラミッド・スフィンクス(エジプト)、天安門広場、韓国鐘楼など、この公園では
まさに世界旅行気分が味わえそうです???
しかしこの建物の説明を聞いて大変驚きました。というのは、この施設は社会福祉法人の
事業であり、門口理事長の夢を実現するためのものでもあったからです。
生活に苦しむ人や障害者などを支援し、就労・居住を合わせもった福祉施設として、
従業員として働きながら共同生活を営む理想郷として作られたようです。
天空にそびえたつ白鳥城をシンボルとして、日本中の障害をもつ人々が相集まり、この
白鳥城を誇りとし、白鳥城の雄々しい姿、美しい姿が生きる目標、生きる力の源となり、
みんなの希望であり、夢であり、現実であるように…と、平成21年に建設されました。
すごい! 理事長のその壮大なまた崇高な理想に感心しました。
ただ、場所が山の中(姫路山陽姫路西ICから白鳥パーキング近く)でもあり、足場が悪い?
モノレール経費や施設が広大なので入場料がやや高い?など、やむをえないこともあり、
しかし人を呼び込むにはこれからが大変だと思いました。でも私たちも、もう一度訪れて
お城と石と両方のエリアをゆっくり散策したいと思いました。
また太陽公園と隣接していたのが、高校野球出場校で有名な、東洋大付属姫路高校の野球部の
グラウンドでした! 真新しいユニフォームの新入生も頑張ってました!
コンサート本番までの2時間くらいでしたが、楽しく気分転換致しました。

浄土真宗本願寺派 真光寺で万葉うたがたり・・・!

お寺でコンサートの経験は、かつて高田好胤師にご臨席して頂いた薬師寺玄奘三蔵院での
コンサート、また、福井県武生市の国宝豪摂寺の本堂での「味真野物語」万葉コンサート、
そして岡山県備前市の日蓮宗妙圀寺本堂のコンサート(2回経験)…と確か、5回目だった
と思う今回は、兵庫県姫路市実法寺にある真光寺を会場として万葉うたがたりコンサート
をさせて頂いた。
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私たちのコンサートでお寺が会場であることもめずらしいが、このたびとても感慨深く、
うれしかったことは、姫路市実法寺は、私の母方の祖父、岡本丸夫の出身地であり、真光寺
は、その岡本家の菩提寺でもあるお寺で、このたび祖父の実家の長である叔父の推薦もあり、
お寺に物心とも貢献したらしい祖父の、「孫」がこちらでコンサートをすることは、祖父への
追悼供養でもあり、「縁」あること・・・と、お寺で定期的に行われる研修会の機会に
万葉うたがたりコンサートを企画してくださった。母方の祖父母で、初孫だった私は、
何かにつけて祖父母とかかわりも深く、なぜか二人の最期までそれぞれにしっかり付き合った
ので、孫たちの中でも私は特別に思い出も多い。
そして5年前に祖父は逝去したが、一昨年祖父の「オカモトケイテイ有限会社」を私が
引継ぎ、「つらつら椿株式会社」として新たに事業を発足させた。サロンをたちあげる
ことができたのも、祖父の遺産のおかげ…と常々感謝していたが、思いがけなくその祖父に
追悼奉納ができる機会を得られたことは、本当に神様(仏様)のお導きだと思った。
昨日は早朝から雲ひとつない快晴で、「奉納記念日」を祝福してくれているような素晴らしい
お天気の中、楽しみなような、緊張感にも包まれながら出かけた。
真光寺のご住職の寺谷さんは、大変明るくて細やかにお気遣いをしてくださる方で、終始
恐縮し通しだったが、おかげさまで、リハーサルから本番まで順調に運ぶことができた。
うたがたりのプログラムは、祖父を意識して親子の絆を歌った万葉歌や、自宅の「垂水」、
出身地の「姫路」にちなんだ歌や、また前日にアンコール曲として完成した曲は、ちょうど
心惹かれる桜の季節でもあり、祖父を偲んで作った新曲「桜花」をご披露した。
 絶等寸の 山の峰の上の 桜花 咲かむ春へは 君し偲はむ (播磨娘子)
真光寺は姫路の市内であるが、書写山を含め、周りを山々に囲まれた「たたなづく青垣
山こもれる」おだやかな静かな地にある。門前に立ち驚いたことには、行基(玉葉集)の歌が
掲げられていたが、その歌は、なんと20代の時に私が書道の展覧会のために色紙に書いた
歌で、垂水の家の和室にずっと飾られていた。祖父が亡くなるその日まで…。
なつかしさとあまりの偶然に本当にびっくりした。
 山どりの ほろほろとなく こゑきけば ちちかとぞおもふ 母かとぞおもふ
 
17日は、ちょうど、後期統一地方選挙の告示日で、姫路市でも市長と県議の選挙戦が
始まった。お寺の前にも候補者のボードが建てられおり、朝到着した時は3枚しか貼られて
いなかったボードに、知らぬ間に帰る時には、50枚以上に増えていて驚いた。
多くの人の動きがあったはずなのに、全く気付かなかったことが不思議だ。(笑)
お寺の研修会と言うこともあり、各檀家の方々のお集まりだったので、皆さんがけさを
かけておられたのが印象的だった。また祖父母の出身地が姫路なので、声をかけた親戚や
叔母たちが来てくれていて、大変うれしかった。何もかもがいつもとはちがう光景であったが、
一人でも『万葉集』に興味や、共感を感じて頂けたなら大変ありがたいことだ。
久しぶりに集まった親族と記念写真。
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最後にご住職が、ご挨拶で「映画館で余韻に席を立ちたくない気持ち…」と言う表現で私たちを
称えてくださり、ほんとうにありがたかった。こちらこそ、貴重な機会を頂き、本当に
ありがとうございました。おじいちゃんに対する感謝の気持ちをこのような記念すべき形で
表すことができたなんて…。天国?極楽?のおじいちゃん、ちゃんと見ていてくれた?
いつも「お金にならないことをしている!」と現実派のおじいちゃんにはイヤミを言われて
いたけど、これで孫の才能を少し認めてくれたかな?
私のコンサートで、おじいちゃんの大事なふるさとの方々と、絆を紡ぐことができたやん。
帰りに岡本家先祖代々の墓に参拝した。静止画のように山桜のきれいな背景があった。
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山は青きふるさと 水は清きふるさと…。思い出に残る一日に感謝!!!

勝利の女神の不覚!

忙中閑!と自ら言い聞かせて、昨夜阪神タイガース開幕3戦目に行ってきました。
みずほアイビーシートの年間予約席へのご招待でした。ありがたいです。
物議を醸して、震災から少し落ち着きを取り戻した桜の満開のさなかにプロ野球もやっと
始まりました。時期的にはよかったかもしれません。
我らがタイガースは、なんと初日から広島カープに2連勝!
3連勝を我らの力に委託され、張り切って観戦した試合でした。
結果は何とタイガースの方が多くヒットも打っているにもかかわらず、燃えるような
場面もないまま敗退し、私たちは女神パワーの持って行き場もなく終わってしまいました。
それもあまりに短時間な淡白な試合で、八時過ぎには終了!
遅れてやってきたサラリーマンなど???でした。
もちろん、不平不満の私たちは「残念会」を開催。飲み直しです(笑)。
今日も古巣広島相手に43歳の「アニキ」が頑張っていました。
9回には2塁打で見せてくれました。中年の星、頑張れ!
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さあ、今シーズンは何回くらい観戦できるかなあ。頑張れタイガース!