高岡市万葉歴史館交流展終了いたしました。

さわやかな朝を迎えました。
もちろん、暑さとセミの大合唱と、早朝からの青空に、8月の実感を感じます。
でも昨日で、閉じた1週間の交流展に、達成感と感謝と誇りと感慨を覚えながら目覚めた朝は
とても心地よく感じます。
高岡市万葉歴史館でご存命の時から、名誉館長として大事にして頂いた犬養先生。
今回も、西宮市のお家から参加協力ということで、イヌカイクン(人形)が、会期中
共に臨席してくれていました。
関西で、大阪で、オカモのサロンで…と言うことで、歴史館の展示品に犬養万葉歌碑の原本
を出品して下さったり、伊藤銀蔵さんの懐かしい写真パネルを飾って下さったり、私たち
犬養ファンに対するご配慮も大きく、本当にありがたく思いました。
犬養先生もきっとこの交流展を天国から見守っておられることだろうと思い、イヌカイクンに
参加してもらいました。
先生、1週間お付き合いありがとうございました。本当に立派な価値ある展覧会ができて、
私は誇りに思っています。先生もきっと「これを見逃した人はかわいそうだねえ」と
おっしゃる声が聞こえてきそうです。(笑)
緊張とドキドキで始まった交流展。本当に充実した時間を過ごしました。こんな大きな
プロジェクトをすべて山寺さんと二人、阿吽の呼吸で!?こなすことができたのもありがたい
ことでした。いや、ベースに皆様の参加協力があってのことですよね!
でも行事を行うたびに、私たちと、お付き合いする人間関係の本質が見えることも事実です。
一人でも多くの方に参加してほしい、見てほしいと思いますが、私が「この人には来て
ほしいな!」と思う方は必ず顔を見せてくださるので、世の中よくしたものです。
「高岡」について言えば、確か犬養先生と毎年熱心に行っていた人が、先生が亡くなられた
時から「犬養先生がもうおられないから行くこともなくなった。」と言う人が何人か
いました。私はその時は「なんで?、そんなことは高岡行きと関係ないやん。」と思いましたが、
犬養先生だけに惹かれて行動していた人たちを見ていて、先生は、「僕はもう行けなく
なっちゃったけれど、皆さんはこれからも毎年高岡へ行って、万葉のふるさとを僕の分も
大事にしてくださいね」とおっしゃっているように、余計強く思うのです。
本当に高岡は素晴らしい万葉の故地です。
1週間だけでもTSUBAICHIで、ささやかながら「高岡市万葉歴史館」ワールドを
開くことができたことを心からうれしく思いました。
高岡市長様はじめ、万葉歴史館の方々のご協力とご厚意に心より御礼申し上げます。
もったいなくて、会期中にブログで作品を紹介することはわざと控えていました。
万葉歴史館の屋上庭園にある、立山連峰を望み建立されている万葉歌碑の揮毫書です。
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オカモゼミナール

7月は、高岡市万葉歴史館の交流展の会期中ですので、講座生は展示を見ながら学ぶ…と
いうことで設定し、強行しました。
なんと、横浜から、金子さんが参加。ありがとうございます。
高岡市万葉歴史館の研究員になり替わり、拙いながら私がご説明をさせて頂きました。
このたび大阪が初公開と言われた、ニューゆるきゃらの加わった7枚の展示パネルを
ゆっくり拝見し、本当にわかりやすく上手に作っておられるなあと感心しながら、お話を
させて頂きました。
お茶タイムは、ホトトギスの工芸品を前に、みんなで「鳴き声」を確認中。
そして、犬養先生と小野先生の対談映像も見て学び、密度の濃い内容で、バッチリ!
まさに「生きた学習」ができましたことをうれしく思いました。
またサロン展示の絵画、写真、版画、万葉歌額により、まさに越中国のワールドにいる
実感を強く持ちました。
人数は少なかったですが、いい機会をもてたオカモゼミでした。

宮水学園塩瀬地域講座

西宮市は、尼崎市と芦屋市の間にあります。一帯はいわゆる阪神間と呼ばれる地域です。
ただ、西宮市は、行政区分が変則的で、宝塚市の北側にも大きな一画があり、私は「飛び地」
だと思っていたのですが、西宮市として、南北はつながっていますよ・・・とご注意を受け
ましたが(汗)、やはりどこか西宮市であって西宮市でない?ような雰囲気があります。
西宮市は、生涯学習大学「宮水学園」と言う、高齢者向きのカルチャースクールがありますが、
大変人気があって、2500名の受講者があるそうです。歴史・文学・芸術…いろいろ選択の
コースがあって、みなさん活発に勉強・活動をされています。
西宮市の中心部のみで開講されていることから、北部地域の方々から、「地元で学べる
ように宮水学園の分校を作ってほしい」と根強い要望があったそうで、とうとう今年の春
から、はじめて「塩瀬地域講座」として、開講されました。
講座の1つに『万葉集』が入ったことから、推薦して頂き、私も講座の機会を頂きました。
季節にあった七夕の歌でも…と思ったのですが、まず「万葉集とふるさと」という題を
決めて頂いていたので、西宮市の万葉歌をご紹介させて頂きました。
万葉歌1首で頑張っている国府町もあることを思うと、西宮には9首も万葉歌があります。
立派な古代の山陽道を行き来する万葉人の通過地域だったわけで、10首もある西宮は
「万葉故地である!」宣言をしてきました。(笑)
そして、高岡旅情に引き続き、地元のみなさんに認知して頂きたい「西宮慕情」を聴いて
頂きました。
100名以上の方が集まってくださったようでした。ありがとうございます。
帰りにJRの駅舎を写してきました。
大惨事のあった、JR福知山線の路線です。尼崎ー塚口ー猪名寺ー伊丹ー北伊丹ー川西池田
ー中山寺ー宝塚ー生瀬ー西宮名塩(降車)と、尼崎市から伊丹市、川西市を越え、宝塚市
です。そしてその先の「西宮市」であるがゆえに、駅名に「西宮名塩」と冠をつけて、
西宮市であることの主張をしているのだ!!!と思いました。
やはり珍しい行政区です。
「市」もかつて、境界争いがあったのかな・・・なんて思いました。
ちゃんとサロンの「高岡市万葉歴史館交流展」のチラシも配ってきました!

夢の実現

1つの夢がまた実現しました。
サロンTSUBAICHIは、平成の海石榴市を目指して名づけましたが、犬養先生から
頂いた万葉の故地とのご縁を大事にし、万葉うたがたりの活動の中で、私の方から、故地
交流や発信協力をしていきたい、またそれができる拠点でありたいと立ち上げました。
ですから、TSUBAICHIが時々「ある日」日本の中の特定の地域の空間としてみなさまに
情報を提供したり、楽しんで頂く事ができる場所として、展開したいと思っていました。
そして、私にとって長いお付き合いで、思い入れも深い「高岡市」の交流展が、最初に
実現したことが、本当に夢のようです。
特に、高岡市万葉歴史館行事として、高岡市の予算事業の中で行って頂いたことは、本当に
光栄であり、高橋市長をはじめ、歴史館の方々にあらためて篤くお礼を申し上げます。
ホームページに記しましたように、高橋市長と明日香村の関村長からの心尽くしのお花が、
個性的で好対照ですが、とても素敵です。ありがとうございました。
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初日の今日が平日でしたので、オープンの時の参加者が心配でしたが、北日本新聞の記者も
来て下さり、今日の記事が早速明日の地元の朝刊にでるそうです。
どんな風に紹介されているか、早く見たいなあ。
また、歴史館の新谷さんや垣見さんは、大阪でお仕事、高野副館長は、万葉を愛する会の
秋の「和歌山」旅行の下見に…とそれぞれにあわただしく次の場所へ動いて行かれました。
せっかくでしたので、出発される前にとりあえずの記念写真です。
では、高岡市の「宝物」確かにお預かりいたしました!

山寺さん、おめでとう!

きょうは、サロンのヨガの日。
ヨガの受講生の「お母さん」のようにいつも慕われている山寺さんのお誕生日とも重なり、
みんなでお祝いができました。
おめでとうございま~す。
ケーキのろうそくは、四捨五入の数です。(笑)
いい仲間に囲まれて、サロンの私たちも幸せです。

千客万来

サロンのきょうの1日は、レンタルのために見学に来てくださる方があったり、
乾さんが、備品の補修に来てくださったり、お約束をしていた中で、午前中は、
高岡市の高橋正樹市長が、26日からの交流展を前に、大阪へ来られたついでにサロンに
お立ちより下さいました。お気遣いをくださることにかえって恐縮を致しました。
ホームページにもホットニュースということで、すぐにアップしましたが、
サロンでは、市長さんになられてからのご自身のご苦労やご努力や、思いなども聞かせて
頂き、明るく談笑されましたが、とっても細やかな配慮と思いやりのあるお人柄に
あらためて、尊敬致しました。そして、佐藤さん、橘さんもそうでしたが、高橋市長さんと
引き続き、毎回素晴らしい人材の高岡市を本当にうらやましく思いました。
たまたまサロンのエレクトーンを見つけられて、「僕は歌はだめですが、エレクトーンは
少し弾けるのですよ!」と、久しぶり…とおっしゃりながら、オルフェのサンバのフレーズを
奏でて下さいました。すごい!
私のこのエレクトーンをサロンで足も使って弾かれたのは高橋市長が初めてです!
貴重なショットをこっそり公開します!
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お忙しい中、もっといて頂きたかったのですが、秘書課長さんとお二人で、次の場所へ。
おみやげに頂いたバッジです。
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かわい~い! ありがとうございました!!!
高橋市長は、いらっしゃることを伺っていましたが、その後、味真野出身の片山さんが
ひょっこり来られ、63基の歌碑のその後を伺ったりしました。
そして夕方には、サロンから近い大阪で最も有名な高層ビルの梅田スカイビルの広場で
これからまさに出演される河内家菊水丸さんが、サロンに来られ、「ちょうど通りかかった
ので、先日のお礼を…」とまたまた几帳面なこと…。
お忙しい方が、わざわざお立ち寄りくださるなんて…。
ちょうどサロンの前では、結婚式の二次会が終わり、道端に多くの若者がいたのですが、
菊水丸さんの姿に半信半疑!!!(笑)
そうよね、こんな身近なところで出会えるなんて、信じられないですよね。
私たちも時間を合わせて、帰り道に菊水丸さんのやぐらを見て帰りました。
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山寺さんと二人であらためて「幸せ感!」。サロンでのひとときは、観客が菊水丸さんの
「語る」河内音頭に聞き入りました。野外の河内音頭は、やはり踊りが主体です。
菊水丸さんの河内音頭で踊ることは、最高の楽しみなのでしょうが、私たちは、先日
河内音頭の「語り」「節回し」「太鼓の音色」「演奏者たちの阿吽の呼吸」「ルーツ」と
いろんな魅力を知ってしまいましたので、ひたすら踊り続ける人たちには「もったいない!」
と思いました。暑い最中、体に気をつけて頑張ってくださいね。
そして、サロンの最後のお客様は、明日香村の関村長です。
高岡市の交流展があることのお知らせをしていましたので、気にかけて下さり、何とご自身で
車を運転して来てくださいました。ありがたいことです。
私も常々、明日香村とも交流の発信をしたいと思っており、高岡市が先に実現しますが、
これを機会にと関村長には見て頂きたいと思っていました。
その前にまずサロンに…と来て下さりありがたいことでした。
こんなに次々と1日のうちに思いがけない方々のご訪問にまたまた
「いいことあるぞ!」

大熊ねこ、伊丹のアイホールで芝居がはじまります。

サロンに近い、梅田ウエステインホテルを通りかかった時に出会ったネコです。
つい、声をかけて、ひとしきり遊んでしまいました。やはり、かわいいねえ。
さて、娘の公演情報です。オヤばか宣伝マンです。(笑)
今回の公演は、遊劇体の芝居ではなく、田辺剛さん(下鴨車窓)の作品に呼んで頂きました。
タイトルは「人魚」
7月22日(金)~24日(日)伊丹市アイホールにて、
 初日は平日の花金ですので、午後7時半から始まります。
 23日(土)は、14時からと19時から。
 24日(日)は、14時のみです。
 入場料は、2500円。(ペアで4300円)
2009年に初演された作品の再演で、登場人物も一人増え、寓話のような異世界の物語
と謳われています。第17回OMS戯曲賞(2010年)最終候補作品となりました。
 とある漁村では、ついに人魚を捕まえることに成功した。
近年、村の漁師が海に出るたびに行方不明になっており、それが人魚の仕業だった。
沖合の小島を漁師が通りかかると、どこからともなく歌が聞こえてくる。
その歌に誘われて行くとそのまま帰ってこなくなるらしい。
村は漁師を次々に失い、存亡の危機に立っていたのだ。
 捕まえられた人魚は、ある兄妹の家にとりあえず置かれることになったが、
それはふてぶてしい態度で、どこから美声がと思われるような女だった。
まずは、飯を食わせろと人魚は言う。なんだか寒い、着るものはないのか。
陸地にあがって歌えるわけないじゃないか。
 頼りにならない兄のせいで、世話をすることになった妹は、殆ど参っていた。
人魚は捕まったのに不漁は続く。空はあんなに青いのに、皆の表情はいまいちだ。
…とパンフレットに物語の導入が描かれています。
さて、娘は「人魚」役なのか、妹なのか、はたまた別の人物なのか、何を演じるのかしら。
毎回の役が、とても楽しみです。
田辺さんの作品は、よく見ていますが、どこかニヒリズムであったり、人間社会の残酷な
部分を表現されるので、観劇後、切なくて苦しくなることがあります。
今回も観客に何を投げかけられるのか、興味深いですが、芝居のメッセージとは何か
と問われた時に、「娯楽」と言うよりは、「提起」として見せる「芝居」のもう一つの
主張を強く感じます。
娘も精一杯演じて、外部出演も代表作と言われるように頑張ってほしいな。
ちなみに、7月30日~8月1日までは、福岡のぽんプラザホール、8月3日・4日は、
広島のアステルプラザの3か所で公演をします。
お時間のある方は、是非、応援方々、見に行って頂きたいなと思います。
私も明日、初日の舞台を見に行くつもりです。

河内家菊水丸さん、来演!

待ちに待った、「河内家菊水丸の河内音頭を聴く会」が昨日TSUBAICHIで開催されました。
台風の影響もあり、終日の雨で心配でしたが、定員以上のお客様が入場して下さいました。
たまたまこの日は、日中にサロンレンタルがあり、終了後、夜の菊水丸さんのステージ変換に
時間的にタイトだったため、それも不安でしたが、中西さんや、乾さん、そして、前回
落語の高座の為に作って頂いた明日香の真木でできた舞台を再び、荒川さんに準備して
頂き…と親しい仲間の大応援のもとに、用意が整いました。みなさん、ありがとうございました。
そして、予定の時間どおりにスタート。私のご挨拶のあと、まずは、菊水丸さんを呼び込む
太鼓の演奏からはじまりました。
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サロンに初めて響く「和太鼓」の音色です。残響もよいと思いましたが、地響きのような
振動は、和太鼓の迫力を身近に経験させて頂きました。
太鼓の名手は、三条史郎さんです。力まず軽いばちさばきで、「打つ」スピードで強さを
調節する奏法をご披露頂きました。それも利き手の右だけではなく、左手も同様に打てる
その技は日本で三条さんだけのようです。すごい!!!
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ギターの石田雄一さんもスタンバイされ、いよいよ太鼓に呼び込まれた菊水丸さんの登場です。
やっぱり、颯爽とかっこいい!!!
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3人揃われたところで、「ええ~、さてはぁ~、♪」・・・とおなじみのフレーズが・・・。
私はご挨拶のあと、裏へ引っ込んだのですが、いやいやせっかくのステージを、やはり
正面から聞きたい!と思いあわてて客席の方へ。
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サロン行事では、必ずプログラムを作成するのですが、今回は菊水丸さんから、必要なし、
またサロンもできるだけシンプルな空間にしてほしいと言われていたにも関わらず、日中の
レンタルの時に掛けていた絵画や拓本の軸を外すことを忘れていました。ごめんなさい。
「大丈夫! 裏にお札は貼ってありませんから・・・。」?????
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もう一人のお囃子方のギタリスト、石田さんは、神戸市長田区で阪神淡路大震災でご実家が
全焼された被災者です。星稜高校の時からギター演奏の腕をかわれて活躍されていたとか。
大学生の時に菊水丸さんとの出会いで、この世界へ。今では菊水丸さんにとってなくては
ならない音頭取りのためのパートナーでいらっしゃいます。
星稜高校は、私の出身地の神戸市垂水区にあります。なつかしい!
世代的には、山寺さんと同じ年だったみたい!!!(笑)
菊水丸さんの河内音頭は、毎回微妙に節回しが違うそうです。その歌に太鼓とギターのお囃子
方が確認し、合わせていくそうです。絶妙な呼吸なのですね。
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出し物は、2作で、大石内蔵助が、いよいよ吉良の仇を討つために東下りをする時の
「大石東下り」。内蔵助が名乗る名は作品によれば、垣見左内と立花左近と2種類の名前で、
出てくるそうですが、途中「本人」と出くわして危機一髪、ばれるのを逃れた話と、
「九代目横綱」は、秀ノ山雷五郎の人情相撲のお話。場所が宮城県気仙沼出身の相撲取りと
言うことで、東日本大震災の起こったことを思い起こされて、この作品を世に出されたよう
でした。最近「八百長相撲」で、角界の値打ちが下がりましたが、昔から八百長はあった
ことを高らかに歌うものでしたが、「人情」や「犠牲」が働く「日本人」の気質に沿った
八百長は、許されるばかりか、その心根に泣かされるものですね。
その人物がやがて横綱になる!ジーンとするストーリーの河内音頭でした。
大作の間には、菊水丸さんの軽妙なエピソードトークや、友情あふれるメンバー紹介。
また、新聞詠みから伝統河内音頭継承者として、シフトチェンジされましたが、正調河内音頭
のルーツである、各地域に伝わる節や、尊敬される京山幸枝若師匠の浪曲を歌ってくださり、
「河内音頭」≒盆踊りのレパートリーという感覚から、「聴かせる音楽」であることの実感を
しみじみ得ました。いみじくもサロンで「河内音頭を聴く会」を催せたことをうれしく
思いました。
菊水丸さんも経験と加齢が、ますます古典芸能としての価値と伝承の必要性を強く感じて
こられたようですが、同時に原点である亡き人を追悼・供養する盆踊りの「音頭取り」として、
日本の習俗にも照らして、使命感を持って櫓を回っておられます。
いろんな場面を拝見して、ますます尊敬とあこがれが増しました。
そうでなくてもなぜかドキドキする素敵な菊水丸さんともちろん記念写真をとらせて頂きました。
本当に素晴らしい感動の時間をありがとうございました。
来られた方々が口々に「またやってくださいね!」と大感激!!!
私たちも心から御礼を申し上げます。またTSUBAICHIで、河内音頭を聴かせてくださいね。
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世の中の理不尽

なでしこジャパンの決勝進出、魁皇の大記録、そのたびに号外が出る。
平和な日本。しかし今はすべてが「東日本への元気づけ?」に結びつけることが、マスコミ
誘導のような気がしてならない。
経済産業省の閣僚の古賀茂明さんが、辞職勧告をされて、きょうがその期限の日だ。
正しいことを言うと、いや体制に都合の悪いことが起こりそうになると、圧力がかかり
抹殺されていく。
検察もしかり、警察もしかり、そして今は、脱官僚を掲げた民主党から、政治主導ではなく、
経済産業省の不穏分子として、大臣の口を通して、古賀さんに辞職勧告をつきつけたことの
矛盾にあきれてものも言えない。
菅さん「やめろ」コールは、永田町には響き渡っているが、私たち日常の話の中で、「菅さん
の何がまずいの?」と素朴に問う人たちが多い。私もその一人だ。
もちろん、震災以前からの民主党の体たらくには、いい加減辟易していたが、被災後、
リーダーシップの不適当を意見する人が多いが、では、誰なら本当にこの国難ともいえる
事態を乗り切れるのか。菅さんの個人手腕レベルに誰も期待していないだろうし、ポスト
菅と言われる中で、切り札は一人もいない、今は超党派で、政治家が中心となり、官僚の
知恵と知識を借り、まず平常心で日本を見据えられるまで、なりふりかまわず尽力するのが、
最善のはずだ。
辞意を表明した首相の言葉は信頼ができない!と自民党をはじめ、多くの民主党の人たち
が菅下しに奔走されておられる「無駄な時間」を私は許すわけにはいかない。
「やめる」とわかっているからこそ、最後までやりたいことがあるというのは不思議では
ない。大震災以前まで、菅さんが脱原発を述べたことはない!と前原さんは言った。
どうして? 人間の心はうつろいやすいもの。被災したことから、原子力のリスクの大きさに
あらためて気がついたならば、それでいいではないか。
国民がまだまだ、収束しない福島原発を見て不安を感じている時に、玄海町にGOサインを
出すことの信じ難さ。国のリーダーとして、今後、日本が原発に頼らない方向を考えること
の提案は、まさにビジョンであって、私たちにとって、何ら不自然ではない。
ツイッターや、サイトでいろんな情報が流れている。
確実に想像できるのは、東電を守ること、政府として、原発は推進していく方向でいろんな
画策をしているということだろう。
東電の独占。原発マネーに群がる地元、既得権益に群がる族議員、天下りを確保したい官僚。
この構図がこのような日本の存亡の危機に及んでも、変わらない体質に、今の日本の不幸を
思う。
このあたりまえのことを私たちに説明してくれる、その古賀さんが身内から村八分にされて
いるのだ。
国民は、被災地、被災者のために、義捐金を捻出し、ボランテイア活動に参加し、節電
協力をし、復興のためなら増税もやむなしと覚悟をしている。国民は健在であるのに、
国を直接支える人たちの腐敗によって、国会開催も税金の無駄、原発推進をしてきた自民党の
己を知らぬ傲慢、ほんとうにやりきれない毎日が続いている。
漫才師の「おしどり」のマコさんが、東京電力の記者会見に出て、放射線汚染についての
質問をしその様子を発信されている。御用記者だけのあたりさわりのない記者会見ではなく、
国民目線で知りたいと乗り込んだ、その姿勢に共感する。
俳優の山本太郎氏は、佐賀県へ行き、脱原発の意思を伝えている。
マスコミでは信用できない事実や実態を知るために、国民が個々に動き出していることが、
今の私たちの閉塞感や、不審を表しているのだ。
国民の意見をくみ、総意に沿って物事をすすめられるのなら、とにかく菅さんでもいいでは
ないか。延命のため云々…とさわぐ与野党議員たちが、議員にしがみつくだけのゾンビに
思えてきた!

万葉うたがたり女子会

うたがたり会の歌姫、山口さんのバックシャン! かっこい~い。
歌唱力だけでなく、このセンスのよさにもいつも脱帽です。
ホームページでご紹介した「女子会」の報告。
吹田メイシアターの中のローゼンタール・いずみというお店です。
踊りまくるオカモと美佐ちゃん。
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5リットルのジョッキ回し飲みに挑戦の山寺さん! 人格同様、豪快です!
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今回山口さんの伴奏者は、TSUBAICHIでもおなじみのタンゴ・ガルーファの上田裕司さん。
楽しそうに弾いておられました!
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食べて、飲んで、歌って、踊ってのビア・フェスタで、気分転換。
さあ、また明日からがんばります!!!
またみんなで納涼大会しようね!!! 淀川の花火を見ながら…もいいかも。
山口さん、お疲れ様でした。
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