サロン DE うたがたり

8月のサロンイベントには、3月の余滴コンサート以来、私の万葉うたがたりコンサートを
企画・準備しておりました。
昨年の30周年記念コンサートを終えてから、私の新たなスタート!と銘打っておりました
ので、気迫も満ちていたと思いますし、新たな試みに対する意欲もあり、原点である「二上
エレジー」をもとにした舞台をやりたいと思い、今回の「大伯皇女の孤愁」という、朗読・
万葉うたがたりをご披露いたしました。
大海人天皇と大田皇女の娘、「大伯皇女」が大津皇子に対して詠った悲歌の背景は、古代史に
記された実話として心哀しい物語が、知られております。
今回は、ずいぶん悩んだ末、母「太田皇女の語り」の形で物語を進めて参りました。
語りには、大熊ねこ(遊劇体)に協力してもらい、再びの親子共演が実現しました。
12月のコンサートには、来て頂けなかった松森正博先生が来て下さり、大感激でした。
甲南女子校では、親子二人ともがお世話になった大好きな地理の先生でした。親子の教え子の
共演の場面を見て頂けたことが本当にうれしかったですし、先生もずっと気にかけて
くださっていたことをありがたく思います。
先生、ご来場誠にありがとうございました。また是非来てくださいね。
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出演者たちもみな、それぞれの演奏活動に忙しい時期で、練習時間が取れなかったことと
私に家庭のアクシデントがあったり・・・で、シナリオを書くことになかなか集中できず、
曲目の選択や決定が遅れ、迷惑をかけてしまいました。でも数少ない練習の機会の集中力
たるものは、さすがプロ!!!といった感があり…。
中身ができあがってくるにつれ、「ぜひ多くの方々に見て頂きたい」気持ちが強くなり、
コンサートのご案内にも積極的に努めました。それゆえ、サロンはじまって以来の
満員御礼となり、本当にうれしいことでございました。
見て下さる方々があっての私の「向上」もあり、昨日の「試み」の緊張感は、私の次回への
意欲にも繋がりそうです。
うたがたり会の仲間たちも私の思いに以心伝心で、しっかり舞台を務めてくれました。
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舞台のたびに、きれいになっていく美佐ちゃん。お年頃と言うのは、こういうことを
言うのですね。(私もそんな時期があったのかしらん???)
現在、大台ケ原、富士山と登山づいている美佐ちゃんは「二上山」に上ってみたくなった
ようです。久し振りに私も登ってみたいな。
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コンサートが終わってから、やっぱりオカモの歌が好きと言ってくれたともちゃん。
ともちゃんの「歌心」が、私の歌をひきたててくれているのやん。ありがとうね。
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この日まで、1週間本番の仕事が続いて、かなり疲れていたはずの山口さん。
ぎりぎりの新曲「逢い合い橋」も情感豊かに歌ってくれました。交野市の逢合橋のテーマ
ソングです! ルンルン。
 
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30周年を経て、とうとうメンバー昇格となった村田道代さん!!!演奏力と即興性にいつも
助けられています。演奏方としてもいつも安心ですが、ちょっと体調が心配。
 
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ピアノ演奏の負担も多い中、サロンの運営担当者として、当日の「司令塔」役は大変
だったと思います。でもうたがたり会のみんなが、山寺さんの「存在」にしっかり甘え、
頼れることは、本当にありがたいことです。日々のサロンを共同経営していく上での能力の
高さ、豊かさにもますます敬意を払っております。ありがたや。本当にお疲れ様でした。
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そして私。娘と二人で、打ち上げができました。しかし話は、次期総裁選のことだったりして…。
同じ舞台に立てる幸せと、娘が人生で、ライフワークをもちつつあることを、神様に感謝
です。与えて頂いた本人の「能力」を、本人の努力で「やる気・本気」を称えてやりたい
親心もあります。本人の結婚願望はどうしようもありませんが…(笑)
当日は、もちろん疲れましたが、一夜明けて「気負い・緊張」の肩の荷が下りた解放感で、
とてもさわやかな気分です。アンケートを拝見し、心温まるお言葉や励ましを頂きました。
もちろんきびしい意見が大事ですが、私はおだてられて木に登るタイプですので、次の
1月の機会に向けて、頑張ろうという気持になります。
今回は犬養ゼミの同期生、明ちゃんが初めてサロンに来てくれました。
なんと筑波神社に行って、犬養歌碑と提供者のオカモの名前を見てきてくれたそうです。
甲南女子高校の23回生の同級生、圭子さんとやぶも…みんなありがとうね。
パワーポイントの制作・操作で缶づめだった乾さん本当にありがとうございました。
観客の方々や、みんなのおかげでコンサートの成功があることを肝に銘じつつ…。
翌日のきょうは、早速11月のコンサートの奈良大安寺へ下見に行ってきました。
竹林の風が涼やかで、「秋」を実感してきました。

高岡万葉セミナーに行ってきました!

高岡市万葉歴史館では、春季と秋季の年に2回、万葉セミナーが開催される。
秋は行事が多いので、なかなか参加できないが、夏のセミナーには、できるだけ参加したいと
ここ数年は時間を捻出して、毎年受講している。
今年は、母の入・退院があったり、土佐旅行や、お盆休みで、サロンを閉ざしてしまった
ばかりということもあり、間際まで思案した。
また、今年のテーマが、「万葉集と環日本海」ということで、5つの講義内容が古代言語、
古代漢詩、日本海文化、朝鮮半島???と、なんとまあ、スケール大きく、硬い、抽象的な
字が躍り、例年のように、積極的に聞きたいという気持ちに、少し逡巡があった。
ただ、7月に高岡市万葉歴史館の交流展をして頂いた御礼も申し上げたく、山寺さんと二人で
高岡へ。
私は「万葉」を学びに、山寺さんは「高岡」を学びに…。
前日から急激に気温が下がり、いつもと違うさわやかな「日」となり、ラッキー。
教壇にはやさしい秋の花が活けてあり。なでしこも可憐だ。
歴史館の庭のひおうぎが美しい。
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犬養先生の歌碑の上に、おっと、ばったくん? 秋の兆し。
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5つの講座は、想像と違いバラエテイに富んだもので、佐藤前市長も「今回は!」なかなか
面白かったですねとおっしゃった通り、風土圏を知る地元の方々にとっては、より興味ある
内容だったのではないかと思った。
私は、藤本幸夫先生の「古代朝鮮語と日本語」についての講義内容よりも、比較言語の
文字・発音・分析などの説明を聞けば聞くほど、感心と同時に「なぜこの研究をされる
ようになったのだろう…」とか、内容よりは、文字文化の共通性を解明される楽しさなどを
想像しながら、聞かせて頂いた。ただ、結論的に「万葉集を朝鮮語で読めること?は
考えられない!」ときっぱりおっしゃったことに、私はすっきりした。
また考古学の見地から、藤田富士夫先生の話された、古代の越中と出雲が類似した状況を
もつ具体例などは、本当に古代小説の世界のようで、また能登半島の地名を挙げてその交流
から推察されたお話は、きっと受講者は光景が目の前に広がっておられたことだろう。
万葉集のご専門の辰巳先生と梶川先生の著作は拝見していたが、講座ははじめてでとても
楽しみだった。
辰巳先生は国学院大学で一般の方の万葉講座もしておられるそうで、東京からそのご婦人の
グループも来ておられた。声色に聴き入り、またレジメの丁寧さと、今回はちょっと先生に
勘違いがあったようだが(笑)、いつも時間厳守の講義は、私の第一印象通り!とご婦人方に
ほめて頂いた。レジメが横書きであったことは、少し抵抗があったけど…。
梶川先生は、パワーポイントを使って、百聞は一見に如かずとばかり、色分けした資料を
使ってのご説明。今、大学生に対してこのような授業形態になってきたのだろう…と感慨あり。
今回私がもっともよかったと思ったのは、平舘先生の「遣新羅使人たちの航路の歌」の講義
だった。大学生の頃から、犬養先生とご一緒に瀬戸内海の各地を訪ねることができたのは、
幸せだったし、背景とともにそれぞれの歌の学びや味わいを学んだことを思い出したが、
平舘先生が、遣新羅使の歌145首の歌群を通して、往復、地名表現などから微妙に変化し、
読み取れる万葉人の「心情」に迫られたことが、私が求めていたのは「これだ!」と、
とてもうれしかった。私は武庫の地に住んでいる。別れを悲しびて詠める歌の「鶴」の声は、
虚構の場面にしろ、雌雄お互いを慕う鳥であることで、切ない別れや、逢いたい思いが
背景に見えている…そのことを思った。
余談であるが、大学院で注釈書もいろんなものを詠み比べたが、伊藤博先生の釈注は、歌群
ごとに、まとめられている「小説」を詠むような楽しさがあり、これはブランク後の新たな
発見だった。
まさに側面史として貴重な資料でもある、この遣新羅使人の歌の詳細な考察に、深く共感
しながら聴き入ることができた講義だった。ありがとうございました。
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山寺さんのドライブと見学のひととき。
山寺さんは、また一味もふた味も違った、高岡周辺の旅を経験したようで、長年高岡市へ
行き来している私が教えてもらったことがたくさんあった。まだまだ未知の高岡の町。
やはり「行ってよかった!」と満足した。そのパワーが、28日の「大伯皇女」のシナリオに
向っている。
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サンダーバードからの夕日。・・・うっとり・・・ひと日の終わりに満足。

見っけ!

今年は、スーパーカップでチョコミントを発見できませんでした。
しかし、昨日、帰路のセブンアンドアイで、新製品?をみつけました!
これは、ソフトクリーム型で、コーンがココアワッフルという凝りようです。(笑)
お値段は210円でちょっと高め。お味見は、ちょっと「濃いめ」でした。
私は、チョコミントは「軽い、爽やか感」が大事だと思っています。
しかし、数少ない種類でも「あった」ことに感激。
もちろん少し余分に買い込んできました。ルンルン。

タイムリー!

昨夜帰宅して、習慣的にテレビをつけたその時に耳を疑う「???」
テレビ朝日の報道ステーションで、番組の中で特集をしていたのが、「高知県梼原町」
だったのだ。え~っ、先週宿泊して、ブログにもご紹介したばかりやん!!!
テレビをつけた時に、特集自体がすでに始まっていたので、始めから見たわけではなく、
帰宅後の片づけをしながら聞いた「町名」や画面の「風景」にまず???だったわけだが、
はっきりと気付いてからは、印象深さのあまりのタイミングのよさに、我ながら感心。
ブログでも「地産地消」の頑張っている町とご紹介したが、特集は「自然エネルギーの
地産地消」とも言うべきレポートで、私たちが県境で上ったカルスト台地の山に設置された
町営の風力発電や、町の家屋に多く設置された太陽光パネル(坂本先生が、この町は電信柱
がないと教えてくださっていた)や、四万十川源流の小さなダムの水力発電や、あらゆる
発電方法を取り入れて、町の電気の自給率100パーセントを目指しておられるのだ。
脱原発から見直される再生エネルギーや、またあらたな自然エネルギーへの関心が高まる中
梼原町は、10年以上も前から研究し、取り組んで来られた。それは過疎な町であるがゆえに
1つの「町作り」の方法として、地域の特性を生かすことによる財源確保と言う、賢明な
先見性を持ってのことだ。
前町長さんの、リーダーシップと強い信念が、高齢化して保守的な町民の心を説得された。
先日の旅行で通った町並の映像が写り、住民のインタビューがあったが、梼原町としての
独自の「自然エネルギーによる町づくり」の誇りと意気込みを語られ、すごいと思った。
四国電力に年間3400万円もの電気を売っているという。その収益を環境基金として、
新たな投資をしていく。その資金で、森林の間伐をし、木材利用や、利用価値のないものは
固形燃料に加工する試みもなされているそうだ。どこまでいくねん!
あと40年の間に40基の風力発電を設置したいと語られていた。
テレビを通しても、1つの成果を通して、ますます町の活性化が高まり、町民のアイデアや、
協力によっていい方向に循環していることが伺えた。
すごいな、梼原町。
あらためて旅行の時の写真を眺めている。テレビの画面の町役場もそうだったが、建物の
デザインに共通したものを感じる。これは宿泊のマルシェ・ユスハラ。
1階が、道の駅風のお店・・・マルシェです。
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そして、これは、雲の上ホテル本館にある、内外装に町内産木材をふんだんに使用した
雲の上ギャラリーです。特徴的なデザインでした。
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やっぱり神様ってすごい! タイミングよく、知らせて下さいました。感謝!
つぶやき…確か、梼原町のホテルで、テレビ朝日の報道ステーションは映らなかったことを
鮮明に記憶しています・・・(笑)。現地の人は特集を見ていない???かも。

15分で着付けます! 淀川花火は浴衣でおでかけ!

サロンTSUBAICHIでは、いま、万葉うたがたりの姫ではなく、浴衣美人がデイスプレイ
されています。なかなか「夏」の風情があって、サロンでとてもいい雰囲気です。
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実は、10日前の8月6日が、サロンに近い「淀川花火大会」でした。
またその日は、神戸のポートピアランドでも「みなと神戸海上花火大会」がありました。
遊び心満載でもある私たちは、着付けの北田先生にお願いし、その日だけ限定イベント
として、サロンで浴衣の着付けの機会を設けました。
「一言おばさん」の私としては、「浴衣ブーム」のようであり、だらしない「浴衣姿」が
何と多いことか。浴衣の「質」もあるでしょうが、つけ帯で誰でもが「簡単そうに」着れる
ことも落とし穴かも。また、ファッションの多様化で、足元も自由で、髪型もホステス流、
見たままが、本来の「浴衣」ではないことに、大いに不満を持っていました。
遊び心ではありますが、本心はジャンヌダルクでもあります!
もちろん最初は、オーナーの私自らが、着せて頂きました。
高岡市万葉歴史館の交流展で、浴衣を着ていたのは、この日を意識してのことです。
北田先生はご経験も豊富ですが、誠実な先生で、浴衣用の半幅帯の結び方を何通りも
メモ書きされていて、その人に合った結び方を選択してくださいました。
本人の希望もあるでしょうが、着物の柄、着ての個性、帯の種類…など、条件で
いろいろ臨機応変に対処してくださるのです。
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今回のオカモ結びはこれです。交流展の時の帯結びと違うでしょう!!!
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そして、サロンのマネキンは、また若々しく、華やかに結んで頂きました。
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そして、前面を見てください。一ひねりでこんなにお洒落に!!!
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女性(私)はやはり単純です。イメージチェンジができたり、「着物」というと、気持ちが
ハイになります。私もこれからもさりげなく、もっと着物を着たいと思うのですが、何しろ
ただいま3回目の「・・十肩」で、腕のあげ降ろしが悩ましいことです(泣)。
北田先生のおかげで本当に助かりました。
花江先生、ありがとうございました。
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オカモ趣味!

高知市内で見つけた、なりきりボード。
昨年の優勝チーム「ほにや」の店先で…。まるで私が踊っているでしょう!(笑)
それでは、その他ご紹介。
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「龍馬様…。」
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ひそかに、山寺さんもいますよ!
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こういうのがあると、つい、顔を出したくなる私。病気かも。(汗)
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鰹に乗った少年、じゃなかったオバサン???
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おみやげを見ている時に、私をくすぐった「富士山のおせんべい」。
ちゃんと春夏秋冬の「富士」でした。とりあえず、「土佐富士」ってとこかな。
忘れるところでした。めずらしいおみやげ品、はこれ。
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「かつ尾」のようじです。鰹の尾ヒレの骨です。釣りバカ大将ではありせんが、市場のめしや
「浜ちゃん」の隣のお店で購入。最後にこれこれ、鳴子です。
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ちょっとタイガースカラーもあって、可愛いです。
もちろん海産品やお菓子など食べ物のゲットは言わずもがな…。
帰宅しておさらいをしながら、再び楽しんでいます。
梼原町の「ひぐらしの鳴く森の中」の露天風呂、黒潮本陣の海に面した露天風呂…。
温泉もなかなか風情がありました。食事も宿泊も物見遊山もすべて恵まれました。
ひとときのバカンスに感謝。

もうひとつの土佐日記

「よさこい祭りを見に行く!旅」ではありましたが、引率が坂本信幸先生でしたので、
高知県ご出身でもあり、目的地以外にもとても楽しく有意義な経験をさせて頂きました。
8日(月)に出発した私たちは、淡路島を渡り、四国の徳島から高知を目指しました。
途中、鰹の国!中土佐町久礼の中心部にある商店街「久礼大正町市場」へ。
夜の食事の一部にと、もちろん「カツオのタタキ」をはじめ、うつぼやアジや新鮮魚を
ゲットしました。
この大正町市場の始まりは、明治時代の中ごろだそうで、大正四年、市場周辺一帯の
家屋がほとんど焼失するという大火に見舞われたそうです。
そこで、復興費として大正天皇から350円が届けられ、これに深く感激した町民が、以後
地蔵町通りを改めて、大正町と命名したそうです。
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キャラクターを見っけ! 見たことのある釣り目のクレ坊!と2ショット。
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レトロないい感じの市場でした。朝獲れ、昼獲れの鮮度のよい魚は、今回は坂本先生
曰く、とても少ないので漁に出てあまり取れなかったようだ・・・とか。
でも安くて美味しそうなカツオのタタキお夜食?に買い求めました。
その夜の宿は、四万十川上流に近い梼原町の「雲の上のホテル」に宿泊しました。
私たちは新しくできた別館の、マルシェ・ユスハラと言う、素朴なのですが、とっても
おしゃれなホテルでした。
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人口4000人くらいの過疎なこの地は、私たちの宿泊したホテルに象徴されたように、
新たな街づくりに取り組んでおられます。
地産地消を奨励した食物や、街ぐるみレストランとしての共存などの雰囲気が、
ほのぼのとやさしい感じがしました。
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しかし、面白い名所に連れて行っていただきました。維新の門です。
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梼原町にゆかりのある六志士に、坂本龍馬、沢村惣之蒸を併せた八人の銅像が建立されて
いる訳は、坂本龍馬脱藩ルートとして、山中に残る脱藩の道を行くとき、明治維新の
新しい時代の到来を信じ、大きな夢を抱いて峻険を掛け抜けた男たちの決意が偲ばれ、
志士の足跡が残る地に、八志士の群像を建て「維新の門」と名づけ、その功績と英姿を
永遠に称えたものでした。
なかなか立派で、迫力ある群像に、感動!
そして、よさこい会場へ行くまでに、四国のカルスト台地へ足を伸ばしました。
なんとそこは高知県と愛媛県の県境でした。
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標高も高く(1700mくらい)、午前4時頃には、雲海がたちこめるとか。
ロマンチックで、素晴らしい光景でした。
涼しいし、見下ろす尾根の空間に「国見」の気分を味わいました。
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それから、「土佐」の旅は、「カツオの国」への旅でもあり、毎回タタキを味わいました。
肉厚で、にんにくと共に、ガッツり戴きました。本当に美味しい!
娘のつかさが、土佐料理店「司」と関係はありませんが、タタキが大好物で、今回も
うらやましがっておりました。(本人は、芝居の巡業の最後の地、広島で牡蠣づくしを
食べたとか・・・。それもいいやん!)
2日目の昼食は黒潮本陣という海に突き出たお城のようなレストランでした。
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実際に目の前で「わら焼き」して頂いたカツオのタタキを食べることが出来ました。
わらで燃やした強火で一気に焼き上げるのです。すぐに食べられるので、ほんのり温かく。
シ・ア・ワ・セ!
実は、私はお刺身はあんまり得意ではないのですが、タタキだけはなぜか好きなのでした。
よかった!
景色もよし、グルメもよし、そしてよさこい祭りに感動の3日間でした。
坂本先生ありがとうございました。山寺さんとも何十年ぶりのプライベート旅行!
本当に楽しかったなあ!!!

オカモの土佐日記

母が入院中でもあり、日々の生活もよりハードに過ごしておりました.
しかし、3年越しのお誘いを受けて、今年こそはと張り切って予定していただけに、
少し悩みましたが、この機会が唯一の夏休みでもあることから、思い切って旅行を決行!
土佐国(高知)の第58回よさこい祭りを見に出かけました。
昨年購入した私の車が、7人乗りでしたのでバッチリ。
お盆前ではありましたが、少しずつ始まった道路渋滞にも影響されながら、スタート。
よさこい祭りの人気と宿の都合で、私たちは前夜祭の9日がメインでした。
私の知識では、「よさこい」は今や全国的に若者の群舞の代名詞で、衣装もパフォーマンス
も華やかな踊り・・・という無知なものでしたが、実は、きちんとしたルールがあります。
1つは、「鳴子」という、木製のバチをもつこと、もうひとつはよさこい節の民謡の
フレーズが必ず挿入されていることです。そっか~。
高知市内につくと、もう道路の規制が始まっており、前夜祭の出演者が衣装やヘアやメイク
をバッチリ決めて颯爽と行き来している女性を見かけたり、さすがに臨場感が高まって
いました。
9日から始まる前夜祭は、前年のよさこい祭りの優秀チームのお披露目です。
午後6時半から9時過ぎまで、中央公園の特設ステージで、22チームが個性豊かに
踊りを披露されるということで、ホテルにチェックインして、まずは腹ごしらえを
してから・・・と出かけると、会場はこの暑さにも関わらずいもの子を洗う状態でした。
観覧席はありますが、とんでもなく「立ち見」の3時間でした。
(しかし、ちゃっかりの私たちは、最終的には立ち見の最前列まで進出!!!)
はじめてみたよさこい祭りの踊りは、想像と違い、スケールも大きく、華やかで、
迫力のある踊りに、感心しました。さすがに私たちは、22もチームを見ていると
衣装・踊りのスタイル・フォーメーション・そして準備された「音楽」に、
レベルの高さや、上手さなどもわかるようになるから、面白いものですね。
見終わった後は、にわか評論家になっていました。
明るい時間から始まった舞台は、月が舞台の左手から昇り、時間の経過と共に舞台の
後ろを動いていきました。そして、鏡川では、同時刻に花火大会が行われており、
華やかな舞台の背景に浮かび上がる花火が、より華を添えていました。
かっこいいし、迫力が伝わってきて、興奮冷めやらず・・・。
翌日から「本番」は、10日、11日と、17の競演場・演舞場で、午前11時から22時まで
同時に開催され、この期間は、全国から参加する人々と共に街中が盛り上がります。
私たちは、宿泊したホテルのある、帯屋町商店街のアーケードの通路で見学しました。
さあ、当日(10日)、場所を取っていよいよ・・・。向こうから帯屋町のスタートを切る
チームの先導車が登場。
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踊り子さんの表情も様々です。終始にこやかな人もあれば、正面を見据えて、踊りに
集中している人もあり・・・。大音量の先導車には、生演奏もありました。
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タイガースの応援旗も真っ青! 大きな大漁旗のようなチーム旗が、いなせな男性に
よってアーケードの中を上手くなびかせながら、踊り子さんに続き、練り歩きます。
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老若男女、チームそれぞれの振り付けで、個性的な衣装や、オリジナル鳴子を持ち、
次々と踊ってパレードをしていかれますが、やはり圧巻は子供の参加、踊りです。
かわい~い! 思わず、「がんばれ~!」って。
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今回、山寺さんと同時に反応したチームはこれ!だって・・・。
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C1000タケダのチームでした。衣装欲しい・・・!
本当に今夏でもっとも暑い日でしたが(らしい)、このよさこいの行列や踊り子さんたちの
熱気に、暑さもふっとび・・・。
いや、本当に躍動感があるよさこい祭りの行事に、目を見張りました。
「土佐」のお国柄や、郷土の誇り、結束、全国発信、さすがでした。
「ふるさと」のお祭りはこんなに人の心をつかむものなのですね。
特に若い人たちの参加には、驚きました。地元のみならず、踊りを通じて全国から若者を
呼び寄せる魅力があるのですね。若さが、余計に行事を明るいものにしています。
これからが佳境と言うときに、残念ながら帰途に着く私たち・・・。
是非また来たいな!と思いました。
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はい、今回の私たち見学チームです。最後に1ショットだけ・・・。

8月7日 その2

1か月前の7月7日に建立された、交野市の万葉歌碑。
私のブログや、お尋ねもあり、時々みなさんが訪ねてくださっていることを知り、本当に
恐縮と言うか、しかし、そうして交野が原へ出かけてくださることをうれしく思います。
奈良での大和路を歩く会の講演後、「織姫の里、天の川星まつり」のお誘いを頂いていたので、
すぐに私は、交野へ向かいました。
会場は、歌碑の建立された逢合橋から天野川に沿って上流へ向う道筋の河川敷が、
出店や、イベント会場や、七夕飾りの工夫をされた、市民の広場でした。
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中田市長ともご挨拶できました。ドイツビールで乾杯!美味い!
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旧暦の七夕は、夏休みの最中ですし、お天気も安定していて、2日間のお祭りの設定は
正午から午後9時までの長丁場ですが、本当に暑い盛りの時間にも交野市民?たちが
多く集まっておられました。
歌碑の建立で尽力された毛利さんにご案内頂き、お祭りの内容を説明して頂きました。
七夕飾りは、川沿いの遊歩道に飾り付けられ、色とりどりで華やかです。
また、河川敷や、歩道沿いに夜のロマンチックなイベント「光・ろうそく」の準備が
できていて、川にはLEDの天の川が出現し、LEDのボールが水面を流れて行くそうです。
幻想的な、七夕イベントの演出ですね。
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またオカモが、やってます。彦星がいな~い! だって織姫の里だもん???
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今回、「七夕市」実行委員会の毛利さんに、地元の手作りの技や、個性の世界をしっかり
レクチャーして頂き、1つ1つしっかり拝見しました。おかげで、いろんなところで物品を
購入することに…(汗)。
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アンケートがありました。「あなたはいくら使われましたか?」
はがき 56円が5枚で、280円
河内ふうりん     2000円
ブリザードフラワー  1200円
ホトトギスキーホルダー1200円
シュシュ       400円
ゴム         200円
タイガースホルダ-   700円  
ブレスレット      300円
合計、6280円でした。貢献しましたね!!!
でも私も歌碑が交野市民ですので…。 おかげで、すっかり日焼けしてしまいましたけど。

8月7日 その1

大和路を歩く会の30周年記念講演会がありました。
山内英正さんと、坂本信幸先生です。
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富田敏子さんの率いる大和路を歩く会も、犬養先生の後押しで始まった当初から、
時代の変化や、状況の変化に対応しながら、犬養先生の選定された12のコースをもとに
万葉の故地を歩き続けて来られました。
結果的に、犬養孝先生の業績を後継されてきたことなどの意義を山内英正氏が、講演
「犬養孝先生と万葉の風土」という題の中で、評価されましたが、
本日の会を見ても、講師陣、ボランテイアスタッフ、参加者のお顔触れを拝見する中、
富田さんを中心としてみんなが、支えて、「続けよう」という意気込みが強く感じられました。
恵まれた会だと思います。富田さんも大変でしょうが、体に気をつけて頑張って欲しいと
思います。
我ら犬養3兄弟!!! 「万葉を歩く」富田さん、頑張れ。「万葉を歌う」妹より。