優良企業?

音楽サロンTSUBAICHIを起ち上げて3年と5か月になり、当初から変わらぬささやかな維持
運営をしております。
最低限の義務として、大阪市に法人税を支払うようになり、「大阪市」にも貢献している
という自負も出てきた矢先? 前々からのお誘いが本格的になり、つらつら椿株式会社も
とうとう大淀納税協会(社団法人)に加入のハメとなりました。
うれしかなし???です。
初めての合同研修会があり、「社長」として出席してきました(笑)。
大阪の新阪急ホテルの大広間で、まず安藤忠雄さんのご講演があり、「生き残りをかけて」
という今の時期に刺激的な題目で、また軽妙なお話しぶりですが、大変辛口な社会批判も
込めてのお話は、なかなか面白く拝聴しました。
私がごく自然に感じたことは、学歴や環境は関係なしに、実力で今日の地位や評価を得られる
というのは、学歴社会の日本においてまれだと思いますし、世界が認める実力だとすれば、
ご本人の「自信」や「確信」は、より大きいのだろうなと思います。ご講演は力強いもの
でした。建築家を越えたカリスマ的存在であられることに敬意です。
私も「人に影響を与える力」を持つには、何が必要なのだろうか…と考えさせられました。
実力なのか、生き方なのか、後ろ姿なのか、その人の言葉を裏付けする「何か」は?。
終了後、意見交換会と言う名のお食事会でした。私たちを含めて、納税者の集会ですが、
なぜか来賓の税務署の方々の胸に大きなお花がついていて、わかりやすいですが、
税金を納める人たちよりも、税金を徴収する側がお客様というところが、「納税協会」
なのだと理解した次第です。
私も名刺交換をさせて頂き、少しだけサロンの紹介をしてきました。営業も仕事です(笑)。
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万葉歌みじかものがたり、出版記念会。

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学生時代に犬養万葉を聞かれてから、「万葉活動」が人生のライフワークになれらた
方は少なくありません。
このたび、『万葉歌みじかものがたり』を出版された中村博さんも、お仕事の第1線を
退かれた後に、心に残る万葉の灯を再び燃やされたおひとり。その延長線上の偉業です。
犬養先生の名著『万葉の旅全3巻』に登場する「万葉故地」309か所をまわられ、先生の
写された写真の場面、故地を追われるうちに『万葉の旅今昔』として全国掲載されたすべての
写真を検証してみようとすべての比較の写真を撮られました。
その達成感と共なる虚脱感から、次に山内英正さんの『犬養孝の万葉歌碑』の本に触発されて、
全国にあるすべての犬養万葉歌碑を訪ねられて、写真に収められました。
その達成感と再びの虚脱感…から、ついに大阪弁で万葉集を訳してみようということに。
それは、『万葉集』の注釈書が万葉歌に忠実なあまり、肝心の「歌心」が伝わらないのでは
…と常々思っておられたことと、若い世代に身近に受け入れられるための手段として、挑戦
されたというのは、万葉の魅力を若い人たちに「音楽」を通して伝えたいという私も同じ、
共通の思いです。
出版社が決まるまでに時間がかかられたようですが、「訳」はできているそうなので、
今回8月に2冊目が出版され、第10巻まで2~3か月に1冊の割合で、出版されて店頭に
並んでいくそうです。すごい!
私たち犬養万葉門下として、是非お祝いを兼ねた記念会をしおようと言うことで、サロンを
会場にすることもあり、私が代表世話人ということで、出版記念会を開催させて頂きました。
一部は、中村さんの「万葉人生」ともいうべき、今日までの道のりなどを講演していただき
ました。
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2部の祝賀会では、中村さんに「生きがい」を与えた『犬養孝の万葉歌碑』の著者、山内
英正さんはじめ、親しい方々のお祝辞など、食事をしながら和気藹々と楽しく集いました。
中村さんが阪大の混声合唱団出身とはつゆ知らず、犬養先生の甘樫丘の1号歌碑建立の時に
中村さんはOBで、山内英正さんは新入生で一緒に黛敏郎さんの「万葉歌碑の歌」を合唱
されたとわかり、中村さん、山内さんを中心に全員で「万葉歌碑の歌」を合唱しました。
いや~、思いがけない混声合唱団の先輩後輩でした。
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おっとりとされた奥様の内助の功、お嬢様の作られたクッキーの引き出物など、中村家の
様子もよくわかり、出版にあたってみなさんの理解があって、中村さんの夢が果たせること
をうらやましく思いました。
10巻まで楽しみです。
中村さんのおだやかなお人柄と、情熱あふれる偉業に心からエールを送りながら、
私も「元気」を頂きました。犬養パワーのせいかもですね。
おめでとうございました!!!
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着物を着ること。

音楽サロンですが、いろんな方との出会いがいろんな企画に結びつき…。
昨年は1日だけ「先生に浴衣を着つけて頂く」という「浴衣でお出かけ」というイベントを
淀川の花火大会の日に(当日間に合うように)催しました。
今年は「着物美人になろう!」と言うタイトルで、5回シリーズを通して、浴衣から始まり
着物のお太鼓結びまでができるように、「着付け」を習得するという企画で、昨年同様、
北田花江先生にお願いをして、7月から毎週金曜日に講習をして頂きました。
歌姫の山口ひとみさんも一般参加し、その成果は「みんなで歌おう!懐かしの歌」の
浴衣姿の登場でも納得できるように、きちんと着付け・帯結びを習得。
私は、昔は着物を自分で着ていた時期もあったのですが、長いブランクですっかり自信が
無くなってしまったので、私自身がおさらいをかねての積極的参加!
毎回、毎回、優しくて、女らしい北田先生のご指導は、本当に楽しいひとときでした。
私も練習用ですが、和ダンスから久しぶりに着物や帯を準備しながら、結婚する時に
母が一生懸命買い揃えてくれたことを思い出し、今ある「財産」に、心から感謝する次第です。
北田先生は専門家ですので、その品々の良しあしがきちんとわかられるので、お値打ちの
上等の着物や帯を前にしてあらためて「親心」を思いました。
現実に今、たとえば私の娘が結婚する?にあたって、これだけのお支度はとてもできない
ですから…。(汗)
そして、最終日の24日(金)には、ひょんなことから「振袖」を着たい方があり、
みんなで先生がされる帯結びなどの見学もかねて、ことになりました。
振袖は、私が成人式の時に来たお着物です。そして帯・小物も含めて、私のものが役立ち、
私も久しぶりに振袖に風を通すことができました。
モデルは、個人情報の保護のため、後ろ姿で登場です。
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金曜日のおけいこは、大雨の日もあり、お仕事を終えての貴重なひとときでしたが、
「着物理論」は、着物の季節、着物の格、着用のTPOなど、なるほど…と日本の風土に
かなった素晴らしいものであり、また日本の民俗衣装として、国の「最高」の衣装である
ことなど、深く納得して学びました。
私も「五十肩」も少しずつ癒えてきましたので、サロンの行事などでさりげなく着物で
お客様をお迎えする!!!なあんて、いいじゃん…と、学んだことを忘れないように
有効利用していきたいと思いました。
「着物は楽しいよ!」
あらためて北田先生に心から感謝です。

お久しぶりです。

なかなか、ゆっくりねこたち、はな・ひなと遊ぶ時間がありません。
この頃の雷には恐ろしかったのか、猫の姿を探してみると、家の真ん中の和室に
2匹がくっついて、うずくまっていたそうです。
マンションは7階ですが、今夏蝉取りにも成功したらしく!
植木鉢の青虫をゲットした時は、外出中の母を待って、誇らしげに獲得物の「青虫」を
見せようと、玄関先で待っていたらしいのですが、帰宅の母は、猫よりも、目に入った
「青虫」に悲鳴を上げたので、猫がその声にびっくりして逃げて行ってしまったとか。
あとで、母は「私に青虫を見せたかったのだと気付いた」と言っていました。
そのやんちゃな猫はおそらくこのひなちゃんです(笑)。
はなちゃんは、お嬢さまで、優雅な所作なので、虫愛ずる姫君はひなちゃんと思われます。
ひなちゃんです!         DSC00075.jpg

全国高校野球最終日

今頃、決着がついてるかもしれませんが・・・。
決勝戦のきょうも快晴!
今日が最後と…我が家のベランダから記念にシンボルの旗を写しました。
賑わいの甲子園。秋風が吹き始めました。
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味ほんざわが、閉店しました。

娘が8年間アルバイトで御世話になっていた京料理の店「味ほんざわ」が、
8月18日をもって閉店された。
市内の繁華街から離れた、京都の上京区の荒神口にあって、10年以上も続いたお店だった。
娘が演劇仲間から紹介してもらったアルバイトだったが、きびしい大将に叱られ、鍛えられ
ながらも、大将のお人柄や、いい客筋、本物の食材、美しい日本料理などに出会わせてもらって、
働くことを誇りに感じていたお店だったので、娘のお店自慢に、私や家族や友人も誘って、
何度か食事に行ったものだ。
このたびの閉店の知らせは、娘も間際に知らされたようで、現実が受け止められないまま
私に連絡をくれた。もちろん私が心残りであろうことを知っての連絡だった。
「閉店まで、あと1週間!」と聞き、娘と時間をすり合わすことができたのが、閉店の
最終日となる18日だった。
昨年で開店10年を迎えられたと聞き、大将一人で仕入れから、調理まで、休むことなく
よくがんばってこられたな!と本当に感心したばかりだった。
高価だったが、間人かにも食べたし、季節ごとのお刺身の盛り合わせは、種類も多くて、
お刺身が苦手な私も「美しさ」に圧倒されたものだ。めずらしい京野菜もいろいろ
教えて頂いたし、食べることもできた。娘が「まかないの食事」で、役得で貴重なものを
食べさせてもらったり、栄養補給や、健康管理して頂いていたことを心から感謝している。
大将は、故郷の東京へ帰られて、10月からは短大の教壇に立たれるそうだ。
「現場」から感じる現代の食育について、学びと社会への還元を考えておられたようだ。
お店を切り盛りしておられる間は、それ以上のことができないとおっしゃっていたが、
「夢」「目標」「生きがい」など、自身の人生を考えられての決断だったのだろう。
私も娘も残念で仕方がないけれど、大将が「納得の人生のための閉店」なら仕方がない。
今後のご活躍を心から願いたいと思う。
あの職人気質で、無愛想?な大将が、学生を相手にどのような講義や実習をされるか、
楽しみだ。娘にきびしかったように、きびしく導くのもいいかも。聞く耳を持つ者には届く。
私と娘は、ひとくちずつ惜しむように賞味しながら、食事をし、娘には最後のお手伝いを
するように…残して私は先に店を出た。本当に今日で最後?
娘は、きっと感極まって、涙なしでは別れられないだろうな…と思いながら。
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娘は今年大きな転機を迎えた。2月には、10年間住んだアパートが、古いので解体するために、
立ち退きという形で解約となり、新たな住まいに転居した。
引っ越して何か月もたたないうちに「通りがかったらアパートがなくなってた!」という
淡々とした、娘からのメール。添付の写真には更地が写されていた。
私の方が泣きそうになった。何だか、10年の営みが幻のように思えた。
そして、思いがけない大好きなお店の閉店。
人生って、永遠はないのだ。ある日思いがけないことも起こりうる日々なのだ。
ただ、一時の寂しさ、切なさはあってもそのことをきっかけに「前進」できることは、
幸せなことかもしれない。私の娘である限りは、それを原動力にできるはずだ。
ほんざわさんの今後のご精進とご活躍を心からお祈りしております。
娘がお世話様になりまして、ありがとうございました。…しかし、残念。

私の夏休みI N 筑前

善は急げ?とばかり、スケジュールの隙間をぬって、7月の末日に
1泊2日の旅をした。
昨年6月に久しぶりに飯塚市を訪れ、嘉麻万葉を学ぶ会の講座に参加したが、
大久保廣行先生のお話を聞くのが精一杯で、ゆっくりできなかったので、桂川町の
犬養先生の歌碑まで足を伸ばすことができず、気になっていた。
(大宰府の坂本先生の新碑は、篠原夫妻のご案内で確認してきた!)
九州地方は梅雨前後からひどい雨が続き、大分県や宮崎県の惨状を見て、直前まで
行き先の変更も検討したが、北九州は大丈夫ということで、出発した。
コースは、博多を拠点に、志賀島ー大宰府ー桂川町ー飯塚市ー嘉麻市ー大野市・・・と
レンタカーで動いた。
桂川町の歌碑は、犬養先生の生誕100年の時期に合わせて、嘉麻万葉を学ぶ会が中心と
なって、王塚装飾古墳館の前庭に、
「道の辺の 草深百合の 花笑みに 笑みしがからに 妻と言ふべしや」の碑。
山内英正さんの次女が誕生された時に、犬養先生が御祝に贈られた「百合」の色紙から
文字をおこされた「万葉歌」が選ばれた。
白いきれいな歌碑だったが、平成20年の建立から4年半。
やはり雨風のせいで、少しずつ石の風格がでてきた。
王塚装飾古墳館では、平時観覧できるビデオニュースがあるが、「高松塚発掘」の
ニュースの中に犬養先生の映像があるので、歌碑が建つ前から古墳館で「縁」を
感じられた方があったかもしれない。
また、入り口では、生誕100年祭の時に川波さんが中心となって、飯塚市歴史資料館でも
展示された「犬養先生の紹介パネル」が今もなお、ここの歌碑の揮毫者と言うことで、
引き続き展示されている。ありがたいことだ。
古墳館のキャラクター「古代くん」と一緒に記念写真!
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飯塚市の歴史館は展示替えで休館中だったが、飯塚市ではじめて誕生した憶良の歌碑、健在なり。
後ろの育った木々も盛夏にちょうどいい木陰を提供し、静かな里にはセミの声が響いている。
「本当によかった!いい碑ができて…」。再び納得!
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周辺の犬養歌碑はきちんと訪ねようと、車を走らせたが、やはり大雨の傷跡が目立ち、
川の堤防が壊れていたり、橋が修復中であったり、「水の勢い」を実感する場面が何箇所か
見られた。
稲築公園は、万葉歌碑のコーナーを中心に、花壇の手入れや整備がますます施されて、
皆さんが大事に世話をされている様子が気持ち良い。
この暑い盛りにこれだけたくさんの満開の花が咲いていた…。心豊かなひととき。
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夏女の私であり、実際に気温も日差しも暑いが、それを上回る「気持ちよさ」がある。
公園の高台の広場には、野外舞台もあり、誰もいなかったので久しぶりにクラシックバレエ!
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そして、「いなつきの、なつきちゃん」という河童の家族にお邪魔虫。
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大宰府は、初日に中西久幸さんのミッションで、移転の「万葉歌碑」の確認取材をしたが、
私は、「霧立ちわたる」大野山にのぼろう!と言うことで、四苦八苦しながら道を探し、
もちろん展望の高所と、野外研修場となっている山中まで何とか行くことができた。
森の「涼しさ」は夏の避暑地であることを実感。ひぐらしの声を聞くこともできた。
空と森のシンプルな景色に大感激! 大地から、自然に飲み込まれたいような気分!
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2日ですっかり日焼けしてしまったが、夏ですもの、平気、平気???。
やはり「万葉故地」は古代のエネルギー、パワーがあふれている。
明日からまたがんばれそう!!!と夜半帰宅。
翌日は8月のサロンのオカモゼミで、何食わぬ顔で、日常に戻ったところが切ないなあ。

菊水丸さん、頑張ってます!

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サロン公演からちょうど1カ月後の16日、弁天町オーク2000の恒例の盆踊り大会に
菊水丸さんが出演されたので、楽しみにしていましたので、勇んで行ってきました。
サロンからも近いので、都合もよいのですが、思い出せば3年前に菊水丸さんのご出演を
依頼するお手紙を手渡したのもこの機会でした。
16日、17日と2日間にわたって行われるのですが、オーク広場には、やぐらを取り巻いて
屋台もあり、食物だけではなく、子供が遊べる屋台も賑わい、家族連れや、浴衣姿で
本格的に盆踊りをしようと意気込む人まで、みんなが楽しめるお祭り広場と化していました。
今年は菊水丸さんも次の予定がおありだったのか、トリではなく、三条史郎さんの太鼓で
気が付きました。サロンで迫力満点の響きとはまったく違った、広場の空間に「轟く」
スケールを実感させてくれた響きでした。いい感じ!
菊水丸さんの登場に、私も含めて、正面から一心に聞いている人たちもありますが、やはり
空間の広がりで、「語り」が拡散されて、味わうという点ではむずかしいようです。
あらためてサロンでの「河内音頭を聴く会」も意義あり!と確信しました。(笑)
しかし、菊水丸さんの「本物の歌」で「河内音頭を踊る」醍醐味が、盆踊りの魅力なのだ
とも思いました。
盆踊りの輪は熱気で「暑さ」も極まっていましたが、会場ではビルを吹き抜ける秋風も
なかなか心地よく、ひととき発散してきました。「炭坑節」は踊れるんだけどなあ…。(汗)
今日も弁天町で18時30分からあります!

旧暦「立秋」

8月7日は、仙台などではこの日に「七夕祭り」が行われる、旧暦の七夕の日です。
先月は、交野市の中で神社や七夕に関わる名所旧跡で、いろんな「七夕行事」が行われました。
ご案内を頂き、TSUBAICHIからもオカモゼミ有志で参加し、地元で活躍中の毛利さんに
終始引率して頂いたことは、すでにブログにも書いた通りです。
さて、1ヶ月後の8/7は、交野市の市民対象の七夕まつりが行われ、天野川に沿った緑地公園で
各地区でそれぞれに競うように、「七夕」「地元」「光」をテーマに、会場を演出しておられました。
また特設野外舞台では、パフォーマンスをしたり、芸能を発表する場所も作られていました。
またお祭りに欠かせない多くの屋台が賑わい、手作り雑貨のバザールなど、普段は静かな
天野川の周辺が、盛夏の猛暑にもめげず、人があふれ、交野市民がここに全員集合したのではと
思えるほど、熱気にあふれて、活気づいていました。
私たちは「光」のオブジェ見学が1つの目的でしたので、夕方をめざして出かけました。
少し秋風?も吹き、落ち着いた風情になっていて、ラッキー。
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行った時と帰りの風情がこれだけ違います。モデルは中西久幸さん!
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もうすぐ名物の春日大社の中元の燈火会や、京都の大文字焼に象徴されるように、夜の
「暗闇」に映える「光」の価値は、今や「光の芸術」と化して、いろんなところで、
いろんな時期に「光の回廊」やオブジェや、灯篭など、イベントの1つとして体験することが
大変多くなりました。
教会に籍を置く私としては、「光は私たちの足元を照らす神の導き」と感じる貴重な
「ともしび」としての思いがあるが、夜に「光」の美しさや暖かさで人に感動を与えると言う
ことは、やはり、人の心に染みいる、それに通じるものがあるのだと思います。
近年のブームで、光の芸術のレベルは目を見張るものがありますが、交野市の点灯は、
市民の参加と、協力と、結束を象徴した素朴な作品群で、地域社会のコミュニテイの崩壊が
嘆かれる中で、今日めずらしい、またうらやましいような地域性を感じました。
「音楽」も流れるユニークな手彫り作品
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私の選んだショット!ねっ。
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私と山寺です…。
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昨秋緑地にできた万葉歌碑の前にも…
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秀逸だったのは、人を集めて七夕伝説を語られるオジサンが、話に合わせて手作りの
糸釣り人形で、クライマックスにするするとカーテンを引くように糸を手繰ると、離れて
いた牽牛、織女の人形が、しっかり「ハグ、ハグ!」
「合体というと下品なので…」と笑いを誘っておられたが、なんて楽しい!
見にくいですが1枚!
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交野市と「逢合橋」歌碑で、ご縁ができましたが、おかげでいろんな行事にお誘い頂き、
楽しませて頂けることに心から感謝です。
「交野市」が大きな市ではないだけに、かえってまとまりがあり、市民に対する目も行き届くのでしょうね。
自治体の在り方や、町作りに対する民間との関わりなど行政の姿勢も見えるし、また住宅地の
ブロック毎の結束や協力体制には、敬意を感じました。
私たちも、「災害や孤独な生活」などに不可欠なコミュニテイの必要性、重要性も見据えて、
しっかり見習いたいものです。
毛利さん、このたびもいろいろお気遣いを頂き、ありがとうございました。
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ゆるキャラ大流行。

4月から、猪名川万葉の会の万葉講座が始まっている。
5回目のきょうは、8月8日で、前日に立秋に暦が替わったが、とたんのさわやかな秋風。
自宅から車で、1時間ほどドライブをして日生中央の公民館に到着する。
川西市を抜けてからは、開かれた住宅地が立ち並ぶ新たな道を、北へ奥へと進む。
4月は桜の咲き始め、5月は皐月の街路樹、6月は青葉のトンネル、7月は栗の花が美しく、
毎回同じ道筋で、表情の違う場所を通るのはとても楽しみで、季節感が豊かに味わえる。
まだ「目的地」との往復だが、猪名川の名所・旧跡の表示や看板にも気づくようになり、
それを察して下さった男性の受講者の方が、地元の観光ボランテイアもしておられるので、
次回には、「多田銀山」跡を案内して下さることになった。
かつての多田源氏などを支えた「産業」の一端のようだ。
また、今回は「道の駅はどこにあるのですか」と聞いてみると、帰りにさっそく教えて
頂き、ちょっと遠回り。
第2名神が完成の暁には、このあたりももっと交通量も増えてにぎわうのかな?と…
半信半疑。
でもいました、いました、猪名川町にも。シンボルゆるキャラの「いなぼうくん」。
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漫画チックで思わず微笑んでしまったが、落語でも「池田の猪かい」が有名なように
イノシシは猪名川でもおなじみなのだろうか。うん、かわいい!