ステージを彩ってくださった方々

今回は、演劇カメラマンが撮影を引き受けてくださいました。芸術写真にもなりました。
またプロフィールにも使って頂きたいショットでご紹介しながら…。
宮川真由美さんは、過去2回くらい?TSUBAICHIで、お客様のレンタルコンサートをした時の
伴奏者として、お顔なじみにはなっていました。
たまたま拝見したステージで、宮川さんが「音楽監督」としてバンドを率いて演奏されて
いる姿を見て、一緒にいた山寺さんと、「山口さんのステージ」を一緒に務めてくださる
のはこの人だ!と本当に同時に閃きました。
それから、4月のプレイベントとして、二人でミニコンサートを経て息を合わせてから
本格的にリサイタルに向けて、準備が始まりました。
お若いですが、大変謙虚で、気さくな宮川さんがみんなに人気があるのは、理解できますね。
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パーカッションの西野欣也くん。みんなはチーチョと呼びますが、学生時代?から知っている
私は有名になられてもやはり西野くんです。
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西野君めざして今回もっとも若手の23才ドラマー、岡本健太くん。
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今回大ベテランは、ウッドベースの小笹了水さん。小笹さんには私たちも20周年、30周年の
万葉うたがたりコンサートで演奏して頂きました。ということは、長いお付き合いになるのですね。
今回もうれしい人選でした。またこの写真がかっこいい!
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出演者は演奏だけでなく、みなさんそれぞれの雰囲気が素敵でした。
ギターの筒井裕之さん。暗くて見えにくいかな。
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夜もお仕事で、残念ながら打ち上げに参加できなかったクラリネットの鈴木孝紀さん。
4月7日のTSUBAICHIプレライブに参加してくださいましたので、限定盤のオリジナルCDで
演奏が残りました。是非聞いて頂きたいです。
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そして繊細で美しいバイオリンの音色で存在感の大きかった金関環さん。
野村萬斉さんに似ておられるのは、風貌だけでなく、品の良さでした。
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こんな素晴らしい演奏をバックに歌った山口さんは、益々耳もこえて、よりグレードの高い
音楽をめざしていくことでしょう。本当に素晴らしいアーチストに恵まれました。
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もちろん、演奏者も山口さんの「歌」に触発されながら、また音楽上の切磋琢磨がよりよい
音楽を作り出してくださったことを本当にうれしく思いました。
山口さん、このメンバーでまたやれたらいいね!
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ごめ~ん。山口さんの両手の「花」ダンサーのお二人。
マキちゃんとともちゃんでした。狭い空間で、ありがとうございました。

ビルボードライブ大阪

山口さんのリサイタル会場、ビルボードライブ大阪。
訪ねて来られて、「昔のブルーノートでしたか。」とおっしゃる方もありました。
場所は少し変わりましたが、前身はブルーノート大阪だと思います。
世界の一流アーチストがライブをするステージです。
山口さんにとっても私たちにとっても憧れの夢の舞台でした。
開場前にインフォメーションを確認する私たち。
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何せ、洗練されたお洒落な空間です。入口に山口さんのTSUBAICHでのライブステージの
時の動画や、スペシャルショットが壁面の画面に映し出されます。かっこいい!!!
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この日のために作った山口グッズ。初めてのオリジナルCDと、ブロマイドポストカードです。
そして届けられたお花がフロアをにぎわせます。
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次回は、出演者を紹介します。

山口ひとみさん20周年記念リサイタル

1年越しに準備してきた山口ひとみさんのリサイタルが無事終了しました。
ご来場の皆様方には、誠にありがとうございました。心より御礼を申し上げたいです。
おかげさまで大成功に終わったと自負しています。
この機会も万葉うたがたり会の絆の深まりから生まれたもので、つらつら椿という
会社という組織も幸いしましたが、協力者なしでは成り立たない大きな事業でしたので、
この「山口ひとみさんの記念日」という機会に仲間の力が結集できたことは素晴らしい
ことでしたし、もちろん山口さんの人徳もあってのことだったと思います。
ステージは私 制作は山寺さん、打ち上げはうたがたり会メンバーで準備…と自然にうまく
役割分担となり、リサイタルに臨みました。
山口さんはステージに専念することができるように…と思ってのことでした。
プログラムのご挨拶文に書いたように、本人よりも可能性や魅力を知る私たちが(笑)、
ステージ作りの為の仕掛け人となりました。会場、日程、音楽監督、選曲、衣装、
演出…などすべてのことにこだわり、山口さんの理解を得ながら準備をしていったつもり
ですが、半ば強引に説得したといった方が正しいかもしれません。
ただ、いつでもできるステージや、通常と変わらないことはやらない…とか、魅せ方も
いつも美しい山口さんですが、可愛らしさや若さを全面的に出した新たな雰囲気のポスター
などは山口さんに戸惑いがあったようでした。それがプロデユースなのですね!
私は大きな会場での自主的な万葉うたがたりコンサートも常に自分で演出をしてきたので、
演出をしながら演奏も…というのは度台無理な話なのだということが今回よくわかりました。
でも万葉うたがたりばかりは私のこだわりがすべてなのでこれも仕方なく…。
さて、今回山口ひとみさんのステージを支えてくださったのはピアニストの宮川真由美さんです。
山口さんを理解してくださった上で、選曲をはじめ魅力や表現力を引き出して、新たな彼女の
音楽世界を作りあげてくださいました。そして一流のミュージシャンに声をかけて頂き、
きっとこれ以上のバックバンドはこれからも望めないと思えるほどの布陣でした。
でもプログラムの中で「秋桜」は、二人の信頼関係を示すかのようにピアノと山口さんの歌
のみというシンプルなものでしたが、まさに1枚の絵になっていました。
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山口さんに皆さんからのお祝いの「心」をたくさん頂きました。
お花だったり、品物だったり、メッセージだったり…。
きっと舞台上でご本人に手渡したい方がたくさんおられたことでしょうが、このたびは
山口さんには万葉うたがたり会がいつもついているのよ!という内外へのメッセージもあり、
万葉うたがたり会だけが舞台に上がらせて頂きました。みなさんごめんなさい。
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そしてサプライズは、山口さんの唯一の姪である高校生のなっちゃんに花束を贈呈して
もらいました。
普段から、体の弱い彼女に、お母さん以上に心を砕いて愛情を注ぎ心配りをしている
山口さんにとってもっともうれしいのではないかと思ったからです。
初めてじっくりと鑑賞したおばちゃんの舞台になっちゃんは「憧れ」や「羨望」の気持ちで、
あらためて山口ひとみさんを誇りに思ったことでしょう。
とってもいいショットが取れていました。
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ギターの筒井さんも思わず微笑んで…。
さてさて、写真はカメラマン一人しか許されないビルボードでしたが、素敵なショットが
たくさんありますので、またご紹介します。
まずは、達成感と感動の余韻に浸っていたい私ですが、そうもいきそうにありません…。

忍坂街道まつり

万葉うたがたり活動を開始して、33年目にはいった。
明日香村の万葉の歌音楽祭などで、一般の人々にも「万葉を歌う」機会が増えてきた。
「音楽」に精通している人は多くても、はじめに言葉ありき…と、初めに『万葉集』が
ありき…で、「万葉歌」を歌える人は残念ながら少ない。
私が重宝して頂けるのは、肝であるそこが突破できる人が少ないからだと思う。
その中で、私が「万葉うたがたり」の後継者が現れたとうれしく思うのは、万葉うたいびと
と称する風香さんの活動を拝見してのことだ。
この度の忍坂街道まつりも風香さんの「万葉コンサート」があるので、いちどゆっくり
拝聴したいと思っていたので、この機会をずっと楽しみにしていた。
折しも、前日の万葉の歌音楽祭では、「泊瀬川」という桜井市を流れる地元の万葉歌の
歌唱で、満票で大賞を受賞されたことは、ブログに書いた通りである。
その翌日のコンサートということで、まさにステージに花が添えられた受賞となられた。
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風香さんとは、万葉の歌音楽祭を通してお知り合いになったが、「万葉を歌う」という
きっかけが、まず私の万葉うたがたりコンサートを見てくださったことに始まるそうだ。
万葉集を歌われることから「万葉故地」への関心は、万葉の旅につながり、そこで犬養先生
とも出会われることとなった。それは著書であり、歌碑であったり、先生の姿こそないが、
犬養万葉、風土文芸としての万葉を意識して、万葉歌の作曲にも繋がっていかれたことと
思う。そして桜井市忍坂の方々との出会いになられたことだろう。
「忍坂」とかいて「おっさか」と読む。ここには、額田王の姉、鏡王女のお墓があるところで、
ひそやかな奥まった谷間にあり、鏡王女の万葉歌の
秋山の 樹の下隠り 行く水の われこそ益さめ 御思いよりは  巻2-92
の歌がしのばれる静かな場所だ。
犬養先生の歌碑があり、道行く人も見落とすような、目立たない小川の川べりにある。
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そこを通って、山ふところに鏡王女のお墓がある。
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久しぶりでも静かな変わらぬ光景だったが、きれいに手入れされており、この場所を
大事にしてくださっている様子が伝わってきた。忍坂区で作成してくださった立派な看板で、
この地を訪れた人が、故地を理解できるように努力してくださっていることもありがたいことだ。
11月4日の忍坂の街道まつりには、多くの人が参加されていたが、それでも奥の谷には人影も
まばら…。人知れぬ里であってほしいが、万葉ファンには是非訪れてほしい名所である。
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風香さんのコンサートは、午後からのメインイベントとしてゆっくり聞かせて頂いたが、
日本書紀に、雄略天皇の歌として「隠り国の 泊瀬の山は 出で立ちの よろしき山
走り出の よろしき山の こもりくの 泊瀬の山は あやにうらぐわし あやにうらぐわし」と
載せられている、そこから忍坂のテーマソングとして作られた「あやにうらぐわし」は、
地元の子供たちも共に歌えるふるさと讃歌だ。
風香さんと子供たちが舞台でも楽しく歌唱された。「♪あやにうらぐわし」
               
ステージでの風香さんを拝見していて、自分の活動を省みる機会でもあった。
私は日本の各地で、犬養先生の頃からご縁を得て、関わっている故地があるが、風香さんには、
大好きな桜井・忍坂にしっかり軸足を置いて、ふるさと発信のお手伝いをなさっておられる
ことにうれしくなったが、今後も『万葉集』の歌は増えていくだろうが、忍坂のみなさん
との原点を忘れることなく、活動を続けていって頂きたいと思った。
しかし、歌曲の創作はもちろん、詩心もあり、語りも上手で、大変素晴らしいステージだった。
犬養先生へ報告、「舞台では、先生の書かれた文章の朗読もありましたよ。忍坂の
万葉かたりびとの存在をみつけました。風香さんの活躍に期待しましょう!」って。
風香さんの今後に期待!!!

はならあと 2012三輪

11月4日の紅葉です。急激に色づきました。きれい!
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私は知らなかったのですが、数年前から奈良・町家の芸術祭としてはじまったHANARART。
ハナラートという、伝統的な町家に、斬新な現代アートを組み合わせたアートイベント。
私が2か月に一度伺っている三輪の里も11月1日から11日まで参加されました。
講座をお世話くださっている小西加津子さんのお宅も三輪の旧家で、小西家も自主参加。
小西家は「八百藤(やおとう)」という屋号で、現在の百貨店のようなお商売をされて
いたようです。
蔵からは宣伝印刷用の版木(三輪そうめんの束の印刷など)、また、仏像の版画や大福帳
などなど、めずらしい当時の用具を出してくださっていました。
ご自宅の開放は大変ですが、訪ねてこられた方々は大喜びされたようでした。
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また、講座をさせて頂いている会場の三輪恵比須神社では、社務所の一角で、今村知也くんが、
ふすまをスクリ-ンにして、また床の間、廊下にも画面を作って映し出された不思議な物体の
映像は、日本家屋の趣きと違和感なく、うまくマッチしていました。
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そして神社の境内には、大地に巻物の日記「時の抄」が刻まれ、作者の宮崎美幸さんが、
悠久の昔からの三輪を自分の言葉で語り、ふるさと三輪を賛美する素晴らしい作品が
展示されていました。
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このような自然空間を生かした立体展示もいいなあと思いました。
雨が降らないように祈るのみ…でした。
そのほか、三輪の今西酒造店では、三輪出身の中田桃子さんの緑を基調としたアートが
新鮮で、彼女の作品がお酒のラベルになっているお酒を思わず買っちゃいました。
地元の方々、外部の方々それぞれが、思いを持って集い、まちづくりに貢献する企画は
素晴らしいと思います。
でも一人でも多くの参加者を…というよりは、地元の方々の理解や協力がとても大事だと
思います。目的はふるさと再生、ふるさと作りなのですから…。
若手のアーティストにエール! そして三輪の賑わいに希望を…。
そして私は、このあと忍阪(街道まつり)に向かいました。

みんなで歌おう!懐かしの歌は決起大会に。

せっかく、11月3日までアップしておきながら、またまたわりこみブログです。
11月25日の山口ひとみさんのリサイタルに向けて、いよいよあとわずかとなりました。
直前の昨日、サロンでは11月のカルチャー「みんなで歌おう!懐かしの歌」があり、
いつも通り変わらない山口先生でしたが、参加者の方が「25日に頑張ってくださいね!」と
いう暗黙のエールが漂っており(笑)、図らずも最後はカルチャーをあげての決起大会の
ようでありました。本当にありがたいことです。もちろん山口先生人気あってのことですが…。
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今週火曜日に最後のリハーサルが行われました。
ハード、ソフトといろんな舞台でのドラマが出来上がっていくにつれて、見守る私たちも
ワクワク感が募ります。
ご来場のみなさま本当に楽しみになさってくださいね!!!!!
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季節はきょういよいよ「小雪」。すっかり秋が深まってきた様子です。
我が家のベランダの朝顔も時期が過ぎましたが、枯れたツルにまだ連日小さなつぼみが
付いています。もう大輪には咲けないのですが、でも毎朝、か細くてもがんばって咲こう
としている朝顔に「おはよう!頑張ってね。」と声をかけながら、実は私自身へのエール
なのだと気づいています。
朝顔はもう力尽きるでしょうが、私はパワーをもらってがんばります!
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第10回 万葉の歌音楽祭

明日香村の犬養万葉記念館の目玉イベントでもある、万葉の歌音楽祭。
犬養先生が、万葉歌を声に出して味わわれた「犬養節」が、万葉朗唱として定着したが、
今私が万葉歌に自由にメロデイを作曲して、万葉歌を楽しみながら歌うことを評価して
頂き、犬養万葉記念館の「若い世代に万葉を親しんでもらうイベント」としてスタートした
万葉の歌音楽祭。この機会も10回目を迎えた。
私の活動を尊重して頂き、私が総括の審査委員として信頼されているのも光栄なことだ。
例年、中秋の名月の時期に合わせて、明日香村の石舞台公園の風舞台で本選が行われて
北が、今年はじめて、秋の行楽シーズンである「文化の日」に本選が行われた。
明日香村では、これも恒例の文化協会主催の村の「文化祭」の日で、やはり明日香村の方々
も参加し、多くの人々が見守る中で音楽祭を行ってほしいと少し残念に思った。
今年の予選を勝ち抜いた7組の方々。(お一人は体調不良でドタキャンだった。)
結果は、大賞は、「泊瀬川」を歌われた「結」のみなさん。音楽祭ではおなじみとなった
風香さんとおっしゃる実力派の万葉歌人と、初瀬川の流れる地元、桜井市忍阪の方々との
コラボ演奏で、「万葉故地」と一体化したテーマへの意気込みとこだわりが、また素晴らしく、
豊かな万葉世界の歌唱に加えて大きな加点になったように思う。満票の大賞受賞だった。
おめでとうございます!!!
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あとの2つの明日香村村長賞と、記念館賞の決定は、票が僅差で、大いに議論があった。
すべてを終えてから、私が僭越ながら講評をさせて頂いたが、この時こそはプライドを
かけて、また「万葉うたがたり活動」の自信と信念に満ちた思いで、講評をさせて
頂いているので、さすがに熱っぽくなってしまうようで、森井村長に「憎まれ役?」
と言うような労いを受けたので、さすがに苦笑いしてしまった。
しかし、11月の明日香村はやはり寒い。すっかり冷え切った体を「きつねうどん」で
暖めて帰路についた。
島の宮の山側は、おー、いつもながらの赤いそばの花の畑が続く…。
寒くても、やはり目前の青垣に籠れる明日香村の光景は、落ち着くなあ。
翌日は、桜井へ。
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おいおい!

2000年からはじまった、備前うたがたりの会の講座は、年に2回の講座を中心に
継続は力なり…を実行してきた。
おかげさまで、10年以上の間には、受講者の方々の交代もあるが、同世代の役員さんに
支えられながら今日まで続けてこれたことに、感謝の気持ちでいっぱいである。
10月30日の備前の講座は、実は8月の予定日が台風の襲来で休講になったため、年2回という
機会があまりに残念で、私が補講をさせてほしいと申し出たものだ。
もちろん今回は台風こそ来ない小春日和だったが、世間を騒がせている尼崎の角田美代子
の殺人事件で、急展開から、岡山県備前市の海中からドラ缶を引き上げる日と重なり、
私はまさにその引き上げ時間にJR赤穂線の日生駅を通過したのだ。
「野次馬」心理で、車窓から乗り出すように海岸側を眺めたが、いつもと同じひなびた
のんびりした空気が漂っている。
このようなおだやかで平和な里になんと「印象の悪くなる」状況を残してくれたものだと
憤りが込み上げてくる。
全国の人からの、日生→備前→岡山→殺人事件…とまさに風評被害の地となってしまった。
事件が一刻も早く解明され、迷惑を蒙った汚名を挽回してほしいものだ。
その日生の地から、新たな受講者の参加があった…。
聞けば私のホームページの検索で、「日生公民館」の講座を受けるべく来られたそうな。
ところが、日生公民館でそのような講座の形跡がなく、探して備前市民会館へ来られた由。
直接私にお尋ねがあって、ようやく理解できた。
ホームページに掲載しているのは、4月から始まった日生(ニッセイ)公民館。
私を訪ねてこられたのは日生(ヒナセ公民館?)
な~るほど、「日生」違いだったのかと大笑い。うそのようなホントの話でした。
きょうは、世間を揺るがす事件の解明の最前線に通り合わせた偶然と、「日生」違いの
楽しい勘違いの2つのまさに、「おいおい」でした。

西宮まちたび博(まちあるき)西宮まんにょう

昨年は、プレ行事として、行われた西宮まちたび博。
観光行政のスタートとして、「西宮」の再発見、西宮市民への認識を深めるために
行われたいくつかのプログラムの中に「万葉」も滑り込み、セーフ。
そしていよいよ、本番の2012年にしのみや町たび博が、今も行われています…が、
私の担当した「西宮まんにょう」も再び企画して頂き、昨年を踏まえて相談した結果、
歩くコースは半分にして、西田公園の万葉植物苑をメインに「万葉」に親しんで頂こうと
いうことにしました。
出発も上り坂ではない、阪急苦楽園口を出発し、南へ下りながら、ウオークしました。
(もちろん名次神社は重点ポイントで最初の見学場所でした!)
30分ほどのウオークで、西田公園に到着し、私たちが図ったのは、「万葉人」体験です。
明日香村から衣装を借りて、ほぼ全員の方に試着体験をして頂き、犬養先生の万葉歌碑の
前で記念写真を写しました。サプライズ企画はいかがでしたか!!!
万葉植物園では、今年も万葉うたがたり会の協力でともちゃんと美佐ちゃんに出演して
もらい、「西宮慕情」や「秋の七草」などを歌唱してもらいました。
そして西宮万葉から、植物園の「万葉植物」にちなんだ万葉のお話などもできたので、
西田公園が「万葉植物苑」であったことを初めて知られた方もおられたので、
いい意味で地元万葉施設のPRになったことをうれしく思いました。
万葉植物苑が作られた当初から、現在まで20数年間万葉植物の種類は「72種類」と謳われて
いますが、私たちはまちあるきで昨年、今年と「73番目」の植物を確認しています。
それは「思ひ草」です。ナンバンギゼルと呼ばれる「恋い慕うように首をうなだれる」姿の
その花を全員で鑑賞することができました。
よかったあ。
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このまちたび博は、2012年の年度末まで続きますが、万葉うたがたり会の出番もなくちゃと
来年2月、西宮市の恒例の万葉セミナーで、山内さんの講演会に割り込み、講演とコンサート
の2本立てで楽しんで頂くことになりました。
2月17日(日)、2月19日(火)の2回出演チャンスがあります。
どうぞまたお申込みいただき、夙川公民館へ来て頂きたいと願っております。

最高の気分転換の旅でした。

引き続き、懐かしの鴨山は日中にもかかわらず静寂に満ちていました。
当時4軒しかなかった旅館。湯抱温泉の日の出旅館、中村旅館は健在でした。
全部を貸切り分宿、そして中心を流れる川のたもとで、夕食後全員で歌コンパをしたり、
花火をしたり、なつかしい思い出がよみがえります。
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斉藤茂吉が執念を燃やして探し求めた柿本人麻呂の終焉の地、「鴨山」。
鴨山の 磐根し枕ける われをかも 知らにと妹が 待ちつつあらむ
                       巻2-223 人麻呂
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時が止まったような感慨がありました。犬養先生、久しぶりに来ましたよ!
立ち去り難い青春の日々が、そこに残っていたように思います。
近くには、斉藤茂吉記念館ができており、茂吉の思いを顕彰した施設も建てられていたことに
感慨を覚えました。
万葉研究者の方々もここへ初めて来たとおっしゃる方が多かったです。よかった!
翌日は、益田市へ足を伸ばし、「人麻呂信仰」の伝説の残る名所をめぐりました。そして、
長門市仙崎の金子みすず記念館にも立ち寄り、「時の人」?、金子みすずの26歳の生涯を
知ったり、作品を鑑賞しましたが、記念館をはじめとして、周辺の街並みがレトロな味わいで、
なかなかいい感じでした。仙崎はかまぼこの名所でもありました!
そして、私が今回行きたかった場所「角島」へ。予報で「雨」だったので、半ばあきらめ
かけていたのですが、晴れ女の面目躍如!「念ずれば花開く!」
石見の海と同じく最高の景色に、神に感謝!
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逆光ですが…。
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本当に恵まれた、充実した内容のある旅を体験することができました。
「つのじま」名物のわかめアイス。花井先生にご馳走になりました。ありがとうございます。
実は、直前に、長門の昼食会場でも食後に名物「みかんアイス」を食べたばかりで…(笑)
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最後に、旅行中の夕食会の坂本先生のご挨拶の1場面。
重鎮の先生方が並んでおられます…。
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