初めて炊いてみました!

1昼夜かけて、「黒豆」を初めて炊いてみました。
まあまあのできあがりに、ちょっと自信をつけたりして…(笑)。
2013年も多くの方々に温かいお志を頂きましたが、特に万葉故地の方々には、
名産品であったり、旬の農作物だったり、「福袋」の様な貴重なお品をたびたび
頂戴いたしました。
皆様のそのお気持がありがたいのと、私のあつかましさと甘えで、おかげさまで
何度も何度も豊かな気持ちにさせて頂きました。ありがとうございました。
今年の締めくくりはこれです。
               DSC05172.jpg
明日香村で新春に講演をさせて頂く奥山の米川さんから、「黒豆」をたくさんに
頂戴しました。「採れたままで、掃除も洗いもしてないけど…」と頂いた黒豆に
どなたかにあげようか、どうしようか…と思っていました。
まさにタイミング良く、後輩の加納真美さんが、大學の講師というキャリアウーマン
でありながら、大変家庭的な「マメ」(豆?)な方で、なんでもこなされます。
そして、先日2日かかりで、親しい方々のために黒豆を炊いてプレゼントをなさった
ことを伺い、感心した矢先でした。
一度、自分で炊いてみよう!と思い立ったのです。(笑)
昔と違い便利なお鍋もあり、お砂糖とお醤油があれば…と「ともかく」の作品?
ですので、次回はもっと上手に炊けそうです。
お砂糖の種類や、お醤油のこだわり、それから今回足りなかった「錆びたくぎ」と
重層とか、お料理レシピを見ると足りないものだらけ…(汗)。
でも味見をしてみるとまあまあなので、まあいいか!
もともとお料理は嫌いではないのですが、時間的に「手抜き料理」や速攻料理
が得意の私ですので(笑)、1昼夜かけてというのもお正月準備らしくて良かった
と思います。
黒豆を頂いたことと、毎年母からの味を作られる後輩の近況などが、思いがけない
チャンスとなりました!
年末きょう1日、あとは何年か越しの「かたづけ」の戦々恐々です(泣)。

頂いた「椿の花」二題

もういくつ寝るとお正月♪の歌がふさわしいカウントダウンの時期になった。
26日に明日香での万葉講座を終え、私の今年の仕事納めとなったが、その時に
いつもかいがいしくお世話をして下さる勝川京子さんが、「先生、我が家に咲いた
椿です…。」と、枝ごと切ってきてくださった。白い椿。もう咲き始めたことに、
びっくりした。
              つばき.jpg
帰宅してみると、日本郵政からの不在票が入っている。
五島列島の松本さんからだ。私にむべを下さった方だ。
私は仕事上、時間的な制約があるので、いつ受取ろうかな…と思っている矢先に
差出人の松本さんからお電話を頂いた。「五島の椿」を入れてくださっていたので、
心配されていたところ、私が不在だったので、日本郵政から折り返し、松本さんに連絡が
あったらしい。再び私に届いたころには、もうお花もダメになってるかも…と松本さんの
残念そうなお言葉にびっくり。ええっ、五島列島からも椿の花がやってきたのだ?と
椿の偶然に驚くやら、今度は2~3日の遅配ロスが気になり、お花の状態が気になること…。
結局、今朝ようやく届いた箱を、ドキドキしながらあけたところ、やはりぐったりは
していたが、「水仙」の馥郁たる香りがあふれ、そして椿の小枝が松本さんの作られた
お野菜の上にともに入っていた。
おまけに名物のカンコロ餅も入っていて、まるで「福袋!」。
お花達には「ごめんね」と言いながら、急いで花瓶に水を張って、がんばれがんばれ…と。
               水仙.jpg
手狭で殺風景な我が家の玄関が、今、お花であふれている。
そして箱から出した時に、こぼれおちたお花は、可哀そうなので水に浸してやり…。
五島の椿は赤、ピンク、白とまるで「五弁の椿」のようだった。華やかで素敵。
               椿.jpg
年末を迎え、節目の、ふと気持ちが緩んだ時に、明日香からも三井楽からも「椿の花」を
プレゼントして頂いた偶然に、すごく幸せな気分だったことと、今年もご苦労さまと
私に頂いたご褒美が「椿の花束」だったことは、まさに神様の計らいとしか思えない。
水仙の香りと、椿の花に満たされてただいまルンルン気分です。

再会と素敵なお食事タイム

DSC04995.jpg
茨城県の筑波山のふもと、下妻市在住の大木さんが久しぶりに大阪へ。
大木さんは地元東歌研究会の代表でもありますが、筑波山神社をはじめ、
個人でいくつも万葉歌碑を建立されて、それを地元に寄付し、ふるさと発信、貢献の
大きな原動力となっておられます。
ご縁を得てからずいぶん経ちますが、平成22年11月に、筑波山神社に犬養先生の墨書を
もとに高橋虫麻呂の「筑波山歌」の長歌の歌碑を建立された時には、なんとその歌碑の
裏面には提供者として私の名を刻んで下さいました。恐縮でこんな光栄はありません!
さて、再会とはもちろん大木さんともお久しぶりですが、写真に一緒に写っておられる
中国人の唐さんとおっしゃる、経済学者でもある若手大学教授と再会を果たしました。
大木さんが平成23年に春日大社に「大和しうるはし」の歌碑を建立され、除幕式の時に
初めて唐さんご夫妻にお目にかかりました。日本語も達者で、素敵なご夫妻でした。
きょうは、その時以来の再会のひとときでしたが、大木さんとお二人のお出会いに私も
お誘い頂き、とてもうれしいことでした。
昼食をしたのは千里ニュータウンの桃山台にある「スコーネ」というフレンチのお店でした。
千里ニュータウンの秋景色を楽しみながら到着しました。
唐さんの行きつけのオススメのお店ということで、お昼のランチでしたが、いやいや贅沢な
メニューで、とても美味しく頂きました。
せっかくの機会でしたので、前菜の次のメインデイッシュ以外はみんな違うものを注文…。
(お味見のトレードはしましたが)笑
DSC04997.jpg
前菜もこだわりの無農薬野菜をピクルスにされたり、手作りのニシン漬けや、お肉のパテ
や、スモークサーモンなど具だくさん。色目もきれいです。
そしてメインは、肉・豚・魚で、大木さんチョイスは「蝦夷シカのステーキ、ブルーベリー
ソースがけ」。蝦夷シカと聞いて「鹿肉」に話題が及び、大木さんのご趣味の狩猟の経験談
を聞かせて頂き、興味深かったです。
DSC05000.jpg
そして私はイベリコ豚の赤ワインソースがけで、よく言う「共食い」でした!
DSC05001.jpg
すべてたべたことのある唐さんは、舌平目のムニエル、ホタテ添え!
DSC05002.jpg
話も弾みながら、美味しいお料理に舌鼓を打ちました。そして手作りデザートは、パンプキン
プリンとガナッシュのケーキです。
DSC05004.jpg
唐さんのオススメのお店の理由は、とても簡単でした。こだわりの食材に腕で「美味しい」
ことと、シェフと奥様のお二人のお人柄にあるようでした。それがアットホームな雰囲気で、
堅苦しくないフレンチレストランになっていて、唐さんも常連になっておられるのでしょう。
きょうは、私が「スコーネ」の宣伝部長として、ご紹介させて頂きました。
次回は、「ワイン」も選びながら、シェフご自慢のお料理を食べたいと思いました。
大木さんはなかなかこの場所が覚えられないということでしたので、大阪へ来られた時は
いつでもご案内いたしますよ!!!(笑)
千里ニュータウンも「紅葉スポット」がいくつかあるようです。
気持ちの良い、昼下がりでした。唐さんは春から中央大学へ転勤されます。
「スコーネ」のことを思うと、きっとおさびしいことでしょう!
DSC04994.jpg