万葉集の歌われた背景がほぼ日本全国に広がっていることは、それぞれの土地の四季の風情・風土・生活環境の違いなどが歌に表れ、歌人の立場や心情の表現の多彩さが、万葉集の内容の豊かさとなって私たちに魅力のある歌集となっている。故に今回の作品集もタイトルとして「ふるさとを歌う」と揚げているが、取り立てて区別する必要性がないかもしれない。前作の「万葉抒情」も「万葉の四季」もそしてこの度も、「人間恋歌」ばかりなのだから…。 ♪サンバ・DE・ツバキ♪西宮慕情♪二上エレジー♪宮廷賛歌♪荒雄物語♪君待ち草♪大我野のテーマ♪狭岑島挽歌♪梅の園♪石見シンフォニー♪明日香風♪祝婚歌