高校野球ウルウル・・・。
何年ぶりだろう。夏の全国高校野球の開会式に行ってきた。
ご縁の深い、万葉のメッカ、富山県高岡市の高岡商業高校が何度目かの出場を果たしたことと、友人の馬場吉久さんの母校、福岡県の東筑高校の出場も聞き、ひとり応援団のつもりだった。

時代が変化し、いろんな変化に驚き、また感心しながらひととき感動し、楽しむことができた。
★驚きがいっぱい、まず開会式が夕方、4時から開始。なつかしい「かちわり氷」もあったが、プロ野球と同じく、ビールを背負った女の子や、アイス、お酒、飲料の売り子さんが行き来し、焼きそば、焼き鳥、かき氷などを持った子供たちも嬉々として私の前を通っていく。
私が足繫く行っていた頃は、「高校野球」ということで売店も限られてたよなあ。カレーはあったわ。

★開始前に、箕面高校のダンスチームが、「栄光は君に輝く」の曲に合わせてキレッキレのダンスパフォーマンスを披露。今は高校生のダンス甲子園も盛んだ。5分前のコールと共に、兵庫県の混合で編成されたブラスバンドが、大小太鼓の音に合わせて整然と入場してきた時、はやウルウル。

バックスクリーンに一列に並んだブラスバンドのファンファーレで開幕。そして選ばれた男女放送部のアナウンスが進行をする。この初代のアナウンスの女子高生(神戸松陰)が、山内英正さんの次女の亜沙子さん。今は沖縄でパーソナリティとして活躍中だ。そしてバックスクリーンの画面には手話通訳の高校生が2人写っている。
まずは入場者すべてが熊本大地震の鎮魂と黙とうすることから始まった。
いよいよ選手入場は、市立西宮の女子高生のプラカード先導のもと、前年の優勝校が沖縄尚学だったせいか、日本の南の高校から入場行進が始まった。プラカードを持つ、市西は公立校であるが、「プラカードを持ちたくて」入学する女学生も多い。かつて、私のピアノの生徒で、出場応募のオーデションの様子を聞いたことがあった。彼女はなんと残念ながら背丈が足りず、落ちたとのこと。宝塚みたいやねえと話したことを覚えている。
出場校の行進も私には感動的だった。今は「自由」という名のもと、入退場は、学校行事のみならず、オリンピックでもいろんな体育イベントで、バラバラに入場することが当たり前になっている。そんな風潮の中、高校野球は各高校のカラー豊かに隊列を組み整然と入場行進する姿がなんと清々しいことか。そして、行進をする彼らを見ている私たちも各校の個性あふれるユニフォーム、掛け声をかけながら、また腕の振り方はこう、足のあげ方はこう、・・・と広く芝生の美しい甲子園球場で、全体の動きが非常に美しく、いつのまにか「軍隊みたいだ(知らんくせに)」とか、「縛られるのが嫌だ」とか、理屈をつけてこのような入場式は本当に貴重になってしまった。しかしこの入場行進は「マスゲーム」として開会式を引き立て、盛り上げる見せ場だといってよいと思う。各出場校が紹介されるたびに、惜しみない拍手が送られ、全国から各地域の代表として出場する彼らの素晴らしい花道だった。


★「君が代」は甲子園の会場全員で合唱。以前は声楽を学ぶ高校生のソロの歌唱もあった。
それも素晴らしかったのに。
★朝日新聞社の社長のあいさつも悪くない。勝っても負けても甲子園に集えたことの誇りね。
★文科省の副大臣(大臣代理)、必要ないね。メッセージもお決まり文句でした。
★選手宣誓は、八王子実践高校の矢沢主将。毎回この宣誓をする高校生の「言葉」に感動するが、
背番号は「14」だ。主将でもレギュラー番号じゃないんやね。まとめ役も素晴らしい。
★今回から女性審判員の導入の旨、紹介があった。2名とか。
★開会式は30分後に札幌日大と仙台育英の1戦が行われた。

★高岡商業は8月10日の第3試合で16時から。ずいぶん時間が空くが、しっかりコンディションを
整えておいてほしい。馬場ちゃんの東筑高校は6日の今日試合中である。折口信夫作詩の校歌が
聞かれるか! 楽しみだ。






