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ようやく、みなさまに久しぶりのコンサートをお知らせすることになりました。

「岡本三千代と万葉うたがたり会45周年記念」

『万葉うたがたりコンサート ~摂津・播磨の万葉を歌う~』

日時:令和7年9月3日(水)

開演:14:00(開場13:30)

会場:兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール

兵庫県西宮市高松町2-22(阪急西宮北口駅南改札口すぐ)

料金:全席自由 ¥5,000(前売 ¥4,500)(税込)

お問合せ:Office TSUBAICHI(オフィス ツバイチ) Tel: 090-4863-4981

主催:岡本三千代と万葉うたがたり会・西宮文化協会・阪神南文化振興団体連絡協議会

< コンサートメッセージ >

限られた人生の中で、犬養孝先生(1998年没)に出会えたことが、いまやライフワークとなった「万葉うたがたり」の道を拓いてくださいました。わかりやすい語り口で広く『万葉集』を広められた恩師に続き、私の音楽世界を通して新たな「万葉ファン」が増えることを心から願っています。(岡本三千代)

< プログラム >

- 第1部 -
プロローグ 西宮市市制100周年に寄せて
沫雪の恋ものがたり

- 第2部 -
摂津・播磨の万葉を歌う

< 岡本三千代 >
甲南女子大学にて、万葉学者の犬養孝博士に師事。犬養節の「万葉朗唱」を原点に、1981年より「万葉を歌う」作曲・演奏活動を開始、本年で45年目を迎えた。

< 万葉うたがたり会 >
岡本三千代に共鳴した音楽仲間によって結成された演奏グループ。全国の万葉故地で活動の足跡を重ねている。 上未歩・園田知子・村田道代・山口ひとみ

総合演出:岡本三千代
音楽監督:砂原由季子
演  奏:岡本三千代(keyboad)・砂原由季子(Piano)・柴垣安宏(Sax・Flute)・出納舞香(Electone)・成川昭代(Cello)・西野欣哉(Percussion)

舞台監督:豊嶋幸子
音  響:坂本祐介
音響助手:布施田治朗

リーフレット:本山愛
映  像:阪本敏
衣装協力:山口千代子
制  作:西本正人

(令和7年兵庫県舞台芸術団体フェスティバル参加事業)

令和6年11月16日(土)キトラ古墳壁画館四神の館で行われた、国営飛鳥歴史公園開園50周年記念 万葉うたがたりコンサート「大和の国と韓国と」を、YouTubeからお楽しみください!
作曲・編曲 岡本三千代(キーボード) 歌唱は、万葉うたがたり会 上未歩(ボーカル) 園田知子(ボーカル) 村田道代(ヴァイオリン)
※:画像の手振れ、雑音はご容赦ください。

少しだけ

花ごよみ ~秋バージョン~

からに島

我が鞆の浦

言霊の幸はふ国へ

海のシルクロード

おきその風

明日香風

平成22年(2010)に私の行動の一部となったオデッセイは、14年間の長きを経て、私のもとから新たに旅立っていった。
18万キロ近い距離を走り、私の強引な運転に何度も傷つきながら、そして「この車」はオカモでもあり、最も多く行き来したであろう明日香村では、車を見た人が私の訪問を確認する手段として、特別な存在感があった。万葉うたがたりのコンサートには楽器や機材を乗せ、また両親の介護中には車椅子や押し車もゆうに乗せることができた。私のため、家族のために活躍してくれた大好きな車だった。廃車覚悟だったが、オデッセイは海外での希望者が多いそうで第2の未来があると聞いた。2年前に父が逝き、父が買ってくれたこの車とも別れの時が来た。思い出をいっぱいありがとう! ありがとう私の相棒❤ 涙

令和3年の唯一の万葉うたがたりは、今月27日に越の国へ伺います。万葉のお仲間がおられたこと、高岡市万葉歴史館の後押しがあったことなど、うたがたり会はじめての新潟県コンサートが実現することとなりました。『万葉集』では弥彦山の歌が2首あるだけの新潟県ですが、会場は五泉市の完成したばかりのラポルテ五泉です。令和に完成した市民の施設は、「生涯学習エリア(生涯学習と芸術文化の振興)」「産業振興エリア(観光と連動した産業振興)」「共用エリア(子どもの遊び場などの休憩施設)」の3つの機能を併せ持つ複合施設で、カフェもあり、市民が集う中心的な拠点のようです。

たまたま、地元で『万葉集』の指導をしておられる梅田希未さんとは長い知人で、ご遠方から私たちの万葉旅行に参加してくださったり、そこでの出会いがきっかけですが、高岡市万葉歴史館での私たちのコンサートには来て下さったり、隣県富山は近いのかもしれません。私たちに出演の打診があったのもありがたいことですが、私たちの方から新たな土地、地方へ出かけることも望外の喜びです。とは言え、遠方ゆえ往復に時間がかかり、現地ではあまりゆっくり過ごせないかもしれませんが、機会ができたことで、これからのご縁に期待をしております。

坂本信幸先生も記念講演をなさいますし、『万葉集』の歌をどのように受け止めてくださるか、ドキドキですが、昨秋の40周年記念コンサート以来のステージに、心地よい緊張です。

去る令和2年11月21日土曜日、「勝負の3週間」と言われた3連休の初日に「岡本三千代万葉うたがたりコンサート」を開催しました。昨年の今日、1月15日に初めて日本でコロナ感染が発覚してから1年。元号が「令和」となり『万葉集』が注目を浴びて、まさに「万葉元年」となるべく1年が、まるで冷凍保存されたまま過ぎ去ってしまったような時の移り行きを私たちは体験しました。
その中で11月のコンサートは唯一残せた万葉うたがたりの足跡でした。コンサートのタイミングは、思いがけない母の帰天があり、またコロナの規制が少し緩和した時期でもあり、悲喜こもごもな中、まさに幸運な「奇跡のコンサート」だったとも思います。
今だから話せることは、
➀きっかけは、8月14日に高岡万葉まつりの動画制作のためにうたがたり会が久しぶりに明日香村へ集まって「万葉歌」を歌ったこと。「楽しい時間」であり、「歌う楽しさ」で気持ちが解放されたひとときだったこと。
➁世間では秋のイベントのキャンセルが相次ぎ、会場のフレンテホールや、西宮文化協会からコンサート開催について声をかけて頂いたことも追い風となり、8月14日の私の心に火がついた。しかし、8月末に11月のコンサート開催の日程を決めた無謀は、ま近すぎてメンバーたちも半信半疑だったと思う。
➂8月7日に母が緊急入院したが、まさか3か月後に亡くなるとは思ってもいなかったこと。
➃規制緩和したといえ、コンサートについてはソフトもハードも背水の陣で準備を進めるたが、私は最悪「中止」は避けたかったので無観客も覚悟の上でコンサートを「DVD」に残すことはその時に決めた。(私でも最悪の場合を考えるのに、政府はコロナ危機の最悪の場合のシナリオは考えられないことが不思議だ。)余談。
➄企画は映像を最大限に使った舞台づくりとし、実際に歌の練習が始まるころには、母の様態が悪化していき、メンバーの知るところ、心配をかけるところとなった。
➅母の様子を気にかけながらの練習はメンバーに大いに気遣いをさせてしまった。そして、ひょっとして「XDAY」が重なれば最後にみんなに迷惑をかけてしまう。それを母が気遣ったかのように最後の全員練習を終えた日の夜、母が帰天した。私のコンサートを前に時間を残して母は逝った。

 そんな中で、開催した万葉うたがたりコンサート「40周年記念」のステージは、無観客ではなく100名の定員で、ご来場くださった勇気あるお客様に心から感謝いたしました。そして終わってみて「どのような舞台だったのだろう」と当事者の私が観客として楽しみにしていたコンサート映像がようやく完成しました。
今回のすべてに準備不足の舞台でしたが、40年のキャリアはメンバーの実力と結束で記憶に残るステージとなりました。役者の娘たちの出演協力や、講談で「犬養孝ものがたり」を聞いていただきました。個性あふれるメンバーのソロステージの圧巻。そしてマンネリが怖かった万葉うたがたりなど、「令和2年」の唯一のステージであり、40周年の機会を映像に残せて本当によかったと思っています。
そして、コンサートにこれなかった方のためにブルーレイで映像を販売させていただきます。よろしければ岡本までお申し込みください。「万葉は楽しい!!!」このことに尽きます。われら「万葉衆!!!」

週末の9月28日土曜日にいよいよ西宮市の私立の武庫川学院のキャンパスに万葉歌碑が建立されます。その除幕の佳き日に、万葉うたがたりコンサートでお祝いさせて頂くことになりました。

私の母校、甲南女子学園もすでに創立90周年を経ましたが、同じく阪神間で女子教育の一貫校として、名高い武庫川女子学院が今年創立80周年を迎えられました。特に大学の充実が素晴らしく、女子大ではありますが、総合大学と言っても過言ではない文系・薬学・建築などの理科系、工学系、また音楽・体育・家政など多様な女子専門教育の府で、私の母校の教育の混迷ぶりを見ていますとうらやましい限りです。犬養孝先生の風土文芸学の後継者として清原和義先生が教鞭をとっておられましたので、私たちも武庫川女子大学の方々とも長くご縁ができ、いまなお「万葉風土研究会」という清原ゼミOBの会の方々ともよいお付き合いをしています。今は影山尚之教授が万葉ゼミで学生を指導、育成なさっておられます。

「えにし」とは不思議なもので、現在の武庫川女子大学の副学長山﨑彰さんがなんと大阪大学で犬養先生に万葉集を学ばれ、私とも同世代ですので、万葉旅行もご一緒に参加していた仲間と言えます。80周年記念事業として企画されていた碑建立についても、学院の名である地元「武庫川」を意識した万葉歌を碑面に・・・と1年以上前から決定していましたが、思いがけず新たな御代が令和となり、(万葉集に脚光が浴びたことはいまや周知のことですが、)80周年の記念の碑が万葉歌碑であったことが、私をはじめ思いがけない慶びでした。

そして、その大事な機会に万葉うたがたりの機会をくださいまして、お祝いの演奏を刺せていただきますことは、ほんとうにありがたいことと思っております。もちろん除幕式に合わせて記念の歌もご披露いたします。みなさまにどのように聴いていただけますか不安ではありますが、メンバーで練習を重ねるうちに大好きな曲となりました。

西宮市にとっても石柱のような碑がありますが、犬養先生の西田公園の揮毫歌碑に次ぐ貴重な万葉歌碑です。建立された後は、武庫川学院のキャンパスも今後はあらたな万葉故地としてまた旅人が訪ねてこられることでしょう。

除幕式も講演、コンサートも自由参加だそうです。コンサート会場も400名と伺いました。どうぞみなさんご参集くださいまして、令和を祝し、西宮市の新たな万葉歌碑の誕生にお立会いくださいませんか。みなさまのご来場をお待ちしております。

前回は、記紀万葉イベントで、阪神沿線の大学会場として中西進さんら研究者のご講演、そして岡本三千代と万葉うたがたり会も出演させて頂きました。以来の機会です。

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浩宮徳仁皇太子が即位され、きょうから令和の天皇の世紀、新しい御代がスタートしました。日本中で祝福ムードが盛り上がり、いろんな記念行事が行われたり、5月1日は特別な日となりましたが、私にとっても忘れられない日となりました。
今日は姫路市の亀山御坊の1つ、浄福寺さんの「仏教婦人会の40周年」の総会が行われ、万葉うたがたり会が記念行事にとお招きを頂き、コンサートをさせていただきました。
今回もミラクルがありこのコンサートのオファーは1年以上も前に頂いていたこと。その後、天皇即位の日程が決定し、5月1日の前後が10連休になったこと。また、4月には『万葉集』からの典拠という新元号が発表されたました。
その5月1日は水曜日ですので、犬養万葉記念館の通常の休館日でもあり、先方にもその期間でも5月1日には記念行事をなさることを確認し、私は万葉うたがたりの予定を優先することにしました。その後「5月1日」はやはり明日香村の施設として何か発信すべきということで、私が不在であることを公認して頂いた上で、衆目監視、新聞社の取材の中で、万葉書道家の鈴木葩光さんが新元号「令和」の文字をお書きになりました。(明日記念館で確認します。)
そして私は、自らはそんなに意識していなかったのですが、令和元年の初日に長年のライフワークの万葉うたがたりステージに臨めることの幸運や、感謝を強く実感しながら1日を過ごしました。
私は手にしていなかったのですが、到着と同時に門前のこの立派なポスターを初めてみて驚きました。プロフィールと写真がほしいといわれて気軽に送ったままでしたが、こんなに素晴らしい告知をしてくださっていたなんて・・・。最後のミラクルは、昨日打診があったという神戸新聞社の取材で、再会したのが平松正子記者。長年、私のうたがたり、犬養万葉記念館の完成、万葉協会の設立、指定管理者としての紹介など私の節目節目につきあってくださった敏腕の女性記者です。「なぜここに?」「4月から姫路本局に異動しました。」ということで、この機会を知ってきてくださったようでした。本当にうれしい偶然! また、万葉うたがたりのプログラムも、4月以降に内容を変え、新元号ゆかりの梅花の宴のお話も含めて「梅の園」も歌唱いたしました。7年ぶりに私たちに出演依頼をくださった浄福寺の加古さんに心からの御礼を申し上げるとともに、今回は私たちに「仏縁」と神様のお恵みを頂いたことが本当にうれしいことでした。幸運はまだ続きます。毎年平城京でおこなわれる天平祭で、令和最初の5月3日の機会に朱雀門広場で万葉うたがたり会が出演させて頂きます。私のうたがたりも昭和から平成、そして令和へとこの5月から39年目を迎えます。仲間たちと感慨をともにしながら、舞台にあがりたいと思っております。

台風シーズンのさなか計画された行事でしたが、「万葉西の果て」故地を広められた犬養先生の守りがあったのでしょう。天候を心配することもなく、無事盛会裏に終えられたことを心からうれしく思いました。
『万葉の旅』執筆から60年。白良らが浜に万葉歌碑が建立されて30年。そして平成の時代もいよいよ30年で終了という節目の時に1年がかりで準備されたフォーラムは、


三井楽町も五島市の1つとなり、夏には五島列島が潜伏キリシタンの世界遺産のエリアとして新たな魅力が加わりました。遣唐使の日本最後の寄港地として柏崎公園の弘法大師の命を賭した「辞本涯」の碑や、遣唐使の母の万葉歌碑など三井楽独自の歴史的発信。また『万葉集』の本文ではなく左注に出てくる山上憶良の「荒雄」の歌による犬養先生揮毫万葉歌碑建立などで万葉ファンの誘致などに努力された「遺産」をもう一度見直すべく催されたものでした。そして主催の三井楽町の方々は、まず地元民の認識と誇りを促すことも1つの目的としたい旨、日めくり万葉集で万葉の蘊蓄も深い女優の壇ふみさんがゲストで出演されました。

また、私はパネルディスカッションのパネラーとしてはじめて参加させていただきましたが、テーマが「五島列島と古代文学」ということでしたので、場違いの選抜かと思いました。犬養万葉記念館館長としての肩書でしたので、犬養孝先生が万葉故地「みいらく」を有名になさった功績から、自己紹介で私も存じ上げている町づくりの流れと感想を述べさせて頂き、エールを送らせていただきました。残念だったことは、今回フォーラムに協力、後援もしておられた瀬戸内海文化を考える会・龍短歌会の小見山輝代表が7月に逝去され、ご出演がかなわなかったことでした。豪放磊落で、博識で、人間味あふれる小見山先生がいらっしゃらなかったことは本当に寂しかったです。また、初めてお目にかかった野口市太郎五島市長は、終始ホストに徹してくださり、いろいろお気遣いをいただきました。三井楽=五島市のため・・・というお気持ちは十分に伝わりました。今後市長さまにはよりご理解を深めていただきたいものです。

最後に、私たちもコンサートをさせていただきました。3年前、岡本三千代サンクスコンサートとして押しかけコンサートをさせて頂き、再びチャンスを頂くなんて夢のようでした。新生うたがたり会のメンバーで30分のステージでしたが、私もこだわりのおかもワールドのプログラムをと、メインの「荒雄物語」に、「遣唐使の母の歌」、遣唐使賛歌「海のシルクロード」を地元作曲のものと、私のオリジナルのメドレー、また潜伏キリシタンの里であり私もカトリック信者ですので「アヴェマリア」、大好きなユーミンが近くの奈留島の高校のために作った準校歌「瞳を閉じて」を演奏しました。アヴェマリアを独唱した上未歩さんは、「声楽家としてこの地でアヴェマリアを歌えることの幸せ、冥利!」と言ってくれました。よかった。

実行委員長をされた谷川さん、お疲れ様でした。準備、設営された三井楽町(五島支所)の役場の皆さん本当にありがとうございました。目的である、地元の方々にどれだけ発信が届いたことでしょう。そして、私たちは「三井楽町」の存在や、長いみなさんの努力を語り継ぐことが今後のミッションだと理解しております。偶然とはいえ、犬養先生の没後20年に開かれたことを強く意識して、これからも三井楽を愛し、見守り続けていたいと強く思いました!!!

五島市(長崎県)三井楽町で毎年行われている「三井楽万葉まつり」が、今年は特別イベントとして「全国万葉フォーラム」inみいらく2018が開催されました。私は万葉うたがたりコンサートの出演依頼を頂き、出演者として演奏のための個人的な「旅」が許されていましたので、宿は何度もお世話様になっている定宿の三井楽町の五島サンセットユースホステルにお願いしました。

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何度もお世話になっておりながら、夕食前に周辺を散歩をして発見。久保勘一氏の碑と対面。参議院議員から長崎県知事に転進された政治家クボカンは、三井楽町のご出身。当時の首相が佐藤栄作氏という頃なので、明日香村の特別故地保存法に東奔西走されていた犬養先生もクボカン氏をご存じだったことと思う。この銅像のすぐ後ろに多目的ホールが建てられているが、今のサンセットユースホステルも、福江島にユースホステルの誘致をされた時に、決まりかけていた福江ではなく、出身地の三井楽に!というクボカン氏の鶴の一声があったようだ。今更に三井楽町の誇るべき政治家のことを学び、ユースホステルの歴史を偲んだ。
今ユースホステルは、松本正樹さんの娘さんご夫婦が管理、運営されているが、オーナーの松本さんこそ、かげに日向にお客様を大歓迎してくださる「三井楽愛」にあふれた方だ。限られた時間を過ごす旅人のために、時間を惜しみ自らの車で三井楽町の魅力あふれる箇所に案内してくださる、本当に頭が下がる民間大使だ。故人となられた高岡市の尾竹睦子さんと重ね合わさった。行政力だけでは町つくりや地元発信は無理だ。おらが故郷を心から愛し、誇り、その姿が私たち旅人に納得と共感を呼ぶのだ。
今回は、出演準備で私は会場に残ったが、うたがたり会の仲間たちが飛び出して行き、松本さんのおかげで有意義な散策をさせていただいた。柏崎の遣唐使の母の歌の歌碑を見て、臨場感にうたれ、うたがたりコンサートで歌う前に現地で涙が出たという未歩ちゃん。何よりの体験だったと思う。

ユースホステルでは、初日に五島牛のバーベキューを賞味したり五島うどんを味わったり、そして2日間我が家のように楽しく過ごさせていただいた。ホストペアレンツの裕貴さん、チノくん、本当にありがとうございました。松本さん、またきっと来ますね。

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フォーラムの翌日、三井楽町の浜窄小学校では、来年三井楽小学校に統合前の5人だけの小学生の最後の運動会。私たちを福江港に見送ってくださったあと、大急ぎで最後の機会を見に行かれたという。松本さん、お疲れさまでした!


昨日、CD「恋歌 VOL9」~メッセージ~が完成。私の手元にようやく届きました。うれしさと、ほっとした気持ちです。このCDについては、2年前から取り組んでおり、録音も1年以上前から始めていました。私自身がまとまった時間がとれなかったことと、また時間がかかった分だけ私の思いや優先順位が変更し、当初の予定収録曲と少し変わりましたが、引き続き「音源化」ということで、作品を形にして残していきたいと思っております。
前回のVOL6は、サロンTSUBAICHIのオープンした2009年でした。その時も本当にうれしかったですが、はや9年です。(VOL7は平城京遷都1300年記念版、VOL8は明日香ベストセレクション)現在、犬養万葉記念館でおこなわれている「万葉の歌音楽祭」について、年を重ねるたびに定着し、レベルアップし、とてもユニークな万葉イベントとしてようやく一目置かれるようになりました。この機会も万葉うたがたりのコンサートを聴いて下さった故和田嘉寿男先生が、記念館会議で「岡本さんのような・・・」と公募の音楽祭の発案をしてくださったことがきっかけです。私が「万葉歌」を作曲することの先駆者として継続していくことは当然のことですが、私自身『万葉集』を広く身近な歌集として啓蒙していく上での「音楽」なので、今回もサブタイトルは「メッセージ」としました。みなさんに1曲でも印象に残る音曲があればいいなと思います。さあがんばって紹介していきたいと思います!!!