感謝の気持ちを残しておきたいと思う。
昨日、万葉講座のお仲間のご婦人が、「お姉さま」からの手紙を見せてくださった。
先月の講座の後、お姉さまが闘病中で、寿命が尽きる時期が迫ってきておられることを、日々心配されているという、ご様子を聞いたばかりだった。
そのお姉さまからの「お手紙」は美しい文字で整然と書かれており、病の床からの文章とは思えない、「妹さん」へ送られた最後の便りとなったと伺った。
講座生のGさんは、昨年の私の45周年記念の万葉うたがたりコンサートを見てくださって、その後にDVDを購入してくださっていたのだが、それを東京の闘病中のお姉さまに送ってくださっていたのだ。その感想を書いてくださったお手紙が、お姉さまの最期のお便りとなったと・・・。
コンサート内容の感想もありがたく、恐縮したが、それらを通して私や猪名川万葉の会で「縁」ができた妹さんに「いい会に入りましたね」と書いてくださっていたこと。うれしかった。
やりとりは姉妹のそれぞれの想いも切なく、またうらやましくも感じた。別れを前にして、妹さんの今の環境の安心や、またご自身もピアノレッスンを通して、西洋音楽に親しまれた思いもつづられて、それが妹さんへの最期のメッセージとなった。
偶然私がお姉さまの現状を伺ってから、わずか1か月のうちに逝去され、ご葬儀も済ませ・・・と「あー、そうだったのか」と落胆するとともに、最期のメッセージとなった「お手紙」を見せていただいたことは本当にありがたいことだった。
お手紙に、DVDを通して、「尽きることのない万葉世界」「恩師との出会いの幸運」「万葉集」がメロデー(歌)を通して現代の人とたちも楽しめる広報活動を続けることへのエール、「万葉集」の「地域に根差した地名」で旅する意味合いなどの記述もあり、 DVDでも舞台上の万葉うたがたりをしっかり見て頂けたこと、私の活動を理解してくださっていることを本当にうれしく思った。
「一人でも多くの人に万葉の世界、万葉時代の人々の心を伝えたい」と犬養先生は私たちに『万葉集』の魅力を伝えてくださったが、私もこのお手紙で、あらためて「万葉うたがたり」を通して、お一人でも多く魅力的な万葉の世界に誘うことができるがんばろう!という力を得た。
心より、感謝とご冥福をお祈りしたい。ありがとうございました。































