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岡本三千代の万葉ゼミに、いつもご参加いただきまして誠にありがとうございます。

会場: 大和信用金庫八木支店 3階 第二会議室      奈良県橿原市八木町1丁目6−23
JR畝傍駅より307m(4分) 近鉄八木西口駅より392m(4分) 大和八木駅南口より412m(5分)

お車でお越しの方は、会場隣の八木駅前南中央駐車場、付近のミグランス地下駐車場、ヤマトー八木店屋上駐車場などをご利用願います。

時間: 12:30開場(この時間前の入室はできません)  13:00から 15:00まで

会費: 1,000円 (当日受付でお支払いいただきます)

日程: 基本毎月第二月曜日としますが、会場の予約状況により変更する場合があります。

イベント等ご案内は電子メールでさせていただきますので、info@nukata.jpまでアドレスをお知らせ願います。
次回の出欠についてお知らせいただけましたら、資料作成の廃棄を減らすことができますのでご協力ください。

< 今後の日程 >

4月 7日(月) 第一月曜日

5月 休み

6月 2日(月) 第一月曜日

7月 7日(月) 第一月曜日

8月 休み

お問合せ: Office TSUBAICHI 代表:岡本三千代 電子メール: info@nukata.jp

とんとんと話が進み、「善は急げ」と、急遽桜井市の三輪山のふもとではありますが、
旧の「三輪」の町にある三輪恵比寿神社の社務所をお借りして、昨日「万葉講座」を開催
させ頂きました。
TSUBAICHIの万葉ゼミナールに来ておられた小西加寿子さんは、一見セレブなミセスで
いらっしゃいますが、お話をうかがっていますと、住居地にある、またその地域を昔から
支える三輪恵比寿神社について、住民の誇りや関心の薄さや、それに伴って里の賑わいが
なくなってきたことを大変心配しておられます。
三輪山をご神体とする大神神社は、観光的人気があり、古代史ブームもあって、参拝客は
ほっておいても増える一方ですが、三輪恵比寿神社は、同じ「三輪山」の周辺地にあっても、
JR三輪駅のそばですが、山の辺の道を行くコースでは、近鉄沿線から歩くことが多いので、
私も立ち寄ることがありませんでした。このたびの機会ができて、初めてJRまほろば線で
「三輪駅」に降り立ちました。
奈良ではありますが、また違ったなつかしい「昔」の空気が流れていました。
駅から近い三輪恵比寿神社はこじんまりとした小社ですが、拝殿から見る本殿の様子は、
古式豊かで、荘厳さが漂っていました。
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「万葉講座」の開催は、地元の方々に『万葉集』に馴染んで頂けるように小西さんや、
三輪恵比寿神社の竹内宮司が、企画してくださいましたが、なんと、この三輪恵比寿神社は
「つばいちえびす」とも呼ばれ、日本最古の市、海石榴市の守護の神様として作られた神社
とか、これは我がサロンTSUBAICHIが、真っ先に参拝するべき場所でした!
また、そもそも三輪恵比寿を世間に知って頂くための協力の一歩として、私の住む西宮えびす
神社にご紹介をするということで、まず私が三輪恵比寿神社を表敬訪問したいと思っておりましたが、
11月25日に宝塚のコープカルチャーで山の辺の道を歩いた時に、現地参加をしてくださった
方が、
『万葉集』を学びたい…と言う感想があったことから、この講座が実現しました。
当日の会場は社務所と聞いていましたが、和室ですので、正座型のなつかしい寺子屋の
ようでした。
師走の急な機会にも関わらず、満員。ありがとうございました。
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万葉のふるさとで『万葉講座』なんて、釈迦に説法状況でしたが、みなさんとっても熱心に
聞いてくださいました。ハートに響く「祝婚歌」などをご紹介したかったのですが、
やはりご当地ソング「三輪山」から…ご紹介。また次の機会が生まれるといいなと思います。
熱弁を振るう私!
万葉の故地で大好きな『万葉集』を話させて頂き幸せでした。
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そして、私は2月5日6日7日に行われる三輪恵比寿神社大祭のお知らせを西宮えびす神社に
お伝えしたいと思います。

明日はいよいよ奈良女子大学大学院を巣立ちます。
昨日、坂本ゼミの卒業記念お食事会がありました。(幹事は私!!!)
はじまるまでに、大学の掲示板で確認。3月9日付で、卒業見込み予定者が公示してあり、
発見!!! よっしゃ~!(ようやく安心しました。)
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集会は先生を囲んで8人、博士号をとられる久禮さん、修士修了の私、4年生卒業の洗川さん、
そして、博士過程で在学中だった西出さんの就職決定と、半分が巣立っていきます。
ほかの4年生は残念でしたが、在学中の博士過程の疋田さん、修士課程の高谷さん、杉井さんと
ベストメンバーが集まりました。坂本先生は、昨年奈良女子大学を退任されていますが、
全員在任中にお世話になった者たちで、奈良女子大学の万葉散歩、万葉ゼミ旅行と、楽しい
時間を共有した仲間でもあるので、お忙しい坂本先生に無理をお願いして、会食の機会が
持てました。本当は、ゼミ旅行のように1日万葉故地散策でもしたかったのですが、みんなの
予定もあり、ともかく集合!でも7人が集合でき、良かった・・・。
年齢もキャリアも出身もバラバラですが、「万葉」という共通項のライバルたちでした。
でも昨日は、しみじみ「同士」・「同志」であることを実感でき、坂本先生の門下生としての
自覚や、幸運をみんなが感謝したように思いました。
奈良女子大学は、馬酔木の花がこぼれおちそうなほど満開で、思わずお花に「すごいね!」って。
明日、大学院3年間の修了の式典が行われます。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。
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昨年、平城京遷都1300年祭記念事業として、民間協力をされた佐保山サロンで、
私たちも10月に万葉うたがたりコンサートをさせて頂いたが、佐保山サロンの活動も
奈良時代=万葉時代と言うことで、今年からもう一段踏み込んだ内容として「万葉・歴史
講座」を起ちあげられることになり、まず第1回目は、坂本信幸先生の講演で幕明けされた。
私もようやく、大学院が一段落したことと、なかなか坂本先生にお目にかかる機会もなく、
久しぶりのこの講演会を楽しみにしていた。
暖かでうららかな「春のひととき」。
ぎりぎりになってしまい、まずお玄関先の小野寛先生の歌碑にご挨拶!
久しぶり訪れた佐保山サロンもいつも満員で、大盛会!
主の岡本さんのご挨拶が既に始まっており、遅れて失礼したが、「万葉・歴史」講座の
趣旨を話されたことだろう。そして坂本先生のご紹介があった。
今回のテーマは「万葉の雪」。
万葉集に、光明皇后の作として、
「我が背子と 二人見ませば いくばくか この降る雪の 嬉しからまし(巻8・1658)
という雪の歌が残されている。この歌の生まれてきた由縁を、151首ある「万葉の雪の歌」の
また、万葉集に「雪」の詠まれた歌の順を追いながら、お話してくださった。
自分の師事する先生のお話を聞く…というのは、あたりまえのようであるが、奈良女子大生は
あまり、姿を見ない。
犬養先生は授業でも機会は多くあったが、それ以外の講演会や、カルチャーなどで話される
機会は、また客観的に『万葉集』の話を聞き、自分自身の知識や視野が広がるいいチャンス
だったことを思い出す。ゼミの学生は当然のこと、誘い合ってできるだけの機会に参加し、
何度でも同じ話でも一生懸命に聞いた。
奈良女子大学の万葉ゼミの授業レベルはもちろん高度なものだが、そこから踏み出した
楽しさを感じる機会がないのだ。何をもって彼女らは『万葉集』を学んでいるのだろうと
何度か疑問に思ったものだ。
たかだか大学生の『万葉集』の知識は限られたものである。
いかに4516首をすべて読み、理解できなくても、総体を把握するだけでも時間は要する。
大学の演習や、たまたま出会う万葉歌は本当に数少なく、私が万葉を作曲していったのも
まず知っている「万葉歌」からであったことは、12月のコンサートでも述べた通りだ。
坂本先生は特に、大学以外の場所でのご活躍も多く、講演にしても万葉旅行にしても、
参加しようと思えばいくらでも機会はあるので、もっともっと先生から恩恵を受けたら
いいのに…。先生の話を大学以外にも、身近に聴けるほど幸運なことはないと思う。
学生は金銭的に気の毒…とよく言われるが、それは今も昔も同じ…。
「何に」お金をさくのかということだ。本を買うため、クラブのため、学会や外の機会に
参加するため、コンパのため…いろいろあるだろう。
でも、学生のための配慮、サービスも多分になされている。楽しく『万葉集』を学ぶことが、
私のように長く惹かれ、続いていくのだ。
きょうも佐保山サロンでお話を聞きながら、しみじみ「もったいないなあ」と思っていた。
お話の中の、吉野の雪の歌から、明日香古京の雪の歌を始め、藤原氏をめぐる人間関係の
延長線上で、再び光明皇后の雪の歌が登場することの「ドラマ」を本当に彷彿と想像する
ことができた。点と点が線になる面白さであった。
坂本先生の横には「朱雀」の幡が、そして、背景の庭園には玄武の幟が演出されて、いい感じ。
楽しく学んだひととき、先生、サロンのみなさま、ありがとうございました!

昨日、奈良女子大学の私の所属している文学部の日本アジア言語文化学コース
の今年度大学・修士卒業予定者の惜別会がありました。
先日、提出した修士論文の口頭試問があり、その結果も知らされぬまま昨日の会の
参加はちょっとした冒険気分でしたが、出席することで「追い出し」して
頂ければ…と希望も込めての出席でした。
登校最終日の昨日は、学部の総会と優秀卒論の発表会があり、その後に
惜別会…と学期末の最終行事でした。
卒論の発表者は3人でしたが、そのうち五島列島・福江島の岐宿出身の洗川志穂さんは
「志賀白水郎の歌10首」についてで、坂本万葉ゼミの後輩でしたので、とても
うれしく思いました。またもう一人の田中諾子さんは、「入水往生」という、日本の
社会思想史に当てはまるようなユニークなテーマを、それをいろんな文献から
考証していこうとする論文発表でしたが、彼女もまた、2年前に奈良女子大の坂本先生の
万葉散歩に参加していて、一緒にゼミ旅行にも行った仲間です。数少ない身近な人
たちの優秀な評価に、私はとっても誇らしく思いました。
そんな関係もあり、私が卒業云々より、彼女たちと別れることの寂しさで、惜別会に
参加した思いがあります。そして、(略して)日アの他のゼミの人たちとも交わり、
やはり「学年カラー」があるのだと感心しましたが、私の出会った彼女たちに共通する
のは、明るくて、元気があって、結束力のある、そして聡明で優秀な人たちでした。
出席してよかった!
卒業「予定者」に対して、ひとりずつに準備されたかわいい花束です。
しかし、やっぱり卒業できなかったら、洒落にならん!!!(汗)
そうそう、奈良女子大学は明治41年に奈良女子高等師範学校として設置されたのですが、
校庭に昭憲皇太后のお手植えの「花梨」があることを聞きました。
なんてや! 私の母校甲南女子学園の中学校から大学まで校歌は同じですが、なんと
「歌詞」は、明治天皇の御製と昭憲皇太后の御歌なのです。
昭憲皇太后は、ご自身のお子さんはなかった?ようですが、日本の子女の教育に尽くされた
ので、その心が詠われた御歌が校歌になったのだと聞いていました。
そっか、奈良女子大学こそ、最初の国立の女子の教育機関ですから、「女子教育」に力を
注がれた昭憲皇太后の足跡が残っていても不思議はない。ふむふむ。
思いがけない知識を頂き、卒業してしまうまでに、是非、キャンパスのお手植えの「木」を
探しだしたいと思います。
まだまだ知らないことあっぱいあるのだろうな・・。

梅と言えば、紀州、そして初春のこの季節です。
奈良女子大学で指導して頂いている坂本信幸先生が、3月でいよいよ定年退職を
なさいます。もうそんな「時」を迎えておられるのかと感慨がありますが、
1月末が、最終の授業となりました。3月21日には奈良女子大学の記念館で
「万葉集のこころとことば」と言うタイトルで、一般公開の最終講義があります。
万葉アウトドア派!?で、大和路を歩く会などや万葉カルチャーで故地の引率を
されている坂本先生は、奈良女子大学でも学生を対象に「万葉散歩」という
機会を設けて、学生を学内から外へ…と、机上の「万葉学」だけではない、「風土」を
通した万葉の学びも合わせて導いてくださっています。以前ブログで、奈良の京に
居ながらにして万葉風土に興味のない学生への嘆きを書き記したことがりますが、
今年の3年生の万葉ゼミの彼女たちは、その両方の楽しさを知り、「万葉専攻者」
として来年は卒論でがんばることになりましたが、坂本先生が退職直前に育て
あげられた貴重な置土産のゼミ生でもあります。(笑)
また私を含めて大学院生まで、今年は大変仲良くいい雰囲気の中で、坂本ゼミが
保たれたので、別れを惜しむ気持もあり、急遽「卒業!?(誰が???)ゼミ旅行」
が決まり、2泊3日で「紀の国から、熊野街道へ。そして伊勢神宮も」と言う
ハードな距離でしたが、坂本先生の高級車を自ら運転して頂き、2台連ねて
行ってきました。
私が「おめでたい」のは今更言うまでもありませんが、普段はおとなしい女子大生が
久しぶりに無邪気に「弾ける!」様子が可愛くて、ホッとしました。(母心?)
詳細は・・・これは潮岬です。写真のシーンにほのぼのします。
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普段のストレスや現実から解放されたかな?
黒潮の海、水平線、青い空、満開の梅林。薫り高い梅の花。
自然に抱かれて、「春」の兆しをしっかり受け止めてきました。
私もちょっと個人的な取り込みがあり、後ろめたく揺れる気持ちはありながら、
やはり「行くぞ!」。帰宅して忙しいですが、でも万葉の故地世界や、歴史遺産の
深さに触れて心が和みました。行ってよかったわ。
先生、ゼミのみなさま「オバサン」がお世話さまになりました。

新幹線を降りて、新大阪でのおぼろ月が、甲子園に着くと皓皓と…。
自宅までの道々「出た出た月が…♪」とか、月の歌の万葉朗唱をしながら
月明かりに導かれながら帰宅した。満たされた気分。
すれ違ったり、追い抜いて行った人は私を「アブナイ人!」だと思ったこと
だろう。(笑)
1年ぶりに福岡県の飯塚市歴史博物館で嘉摩万葉を学ぶ会の万葉講座だった。
3月に桂川町に犬養先生の歌碑が除幕されて以来の筑豊だ。
車中からの風景は秋の実りの田んぼとなり、歴史館の庭は、「萩」の花が
こぼれんばかりにちょうど満開の時期を迎えていた。
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前日に稲築町で憶良まつり短歌会もあり、三連休の最中参加者が心配されたが、
たくさん集まってくださり、ありがたいことだった。また、
うれしかったのは、前日の憶良まつり短歌会で、私の作曲した「高岡旅情」と
「別れたくないタンゴ」の2曲で、社交ダンスが披露された…と聞いたこと。
見たかったなあ。作曲者冥利です。
飯塚市は、時の総理候補、麻生太郎さんの地盤で、歴史館の向かいにある
1万坪以上のお屋敷の森ではまだセミの声が聞こえていた。
今の時期、きっと盛り上がって、町はどんな雰囲気かな…と興味深かった
が、地元はそれなりに慎重だ。総理となってもこの不安定な政局の嵐の中を船出
していく「麻生さん」の今後のことも心配なのだろう。ふるさとの思いやりを
感じる。
11日、12日の坂本万葉ゼミ旅行が、「九州」だったので、昨日の1日をおいてまた
九州へ移動したわけだが、こうしてスケジュール通りに動けるのは、まず健康に
恵まれていることだ。明日は高岡から奈良へ2グループが来られるので、お接待役を
仰せつかっている。激動の「あれやこれや」はもう少し続きます。
試供品でもらった「コラーゲンEXエンリッチド」を飲んで、頑張るぞ???