岡本三千代と万葉うたがたり会
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タグ アーカイブ: 高岡市

投稿

トピックス

高校野球ウルウル・・・。

何年ぶりだろう。夏の全国高校野球の開会式に行ってきた。

ご縁の深い、万葉のメッカ、富山県高岡市の高岡商業高校が何度目かの出場を果たしたことと、友人の馬場吉久さんの母校、福岡県の東筑高校の出場も聞き、ひとり応援団のつもりだった。

時代が変化し、いろんな変化に驚き、また感心しながらひととき感動し、楽しむことができた。

★驚きがいっぱい、まず開会式が夕方、4時から開始。なつかしい「かちわり氷」もあったが、プロ野球と同じく、ビールを背負った女の子や、アイス、お酒、飲料の売り子さんが行き来し、焼きそば、焼き鳥、かき氷などを持った子供たちも嬉々として私の前を通っていく。

私が足繫く行っていた頃は、「高校野球」ということで売店も限られてたよなあ。カレーはあったわ。

★開始前に、箕面高校のダンスチームが、「栄光は君に輝く」の曲に合わせてキレッキレのダンスパフォーマンスを披露。今は高校生のダンス甲子園も盛んだ。5分前のコールと共に、兵庫県の混合で編成されたブラスバンドが、大小太鼓の音に合わせて整然と入場してきた時、はやウルウル。

バックスクリーンに一列に並んだブラスバンドのファンファーレで開幕。そして選ばれた男女放送部のアナウンスが進行をする。この初代のアナウンスの女子高生(神戸松陰)が、山内英正さんの次女の亜沙子さん。今は沖縄でパーソナリティとして活躍中だ。そしてバックスクリーンの画面には手話通訳の高校生が2人写っている。

まずは入場者すべてが熊本大地震の鎮魂と黙とうすることから始まった。

いよいよ選手入場は、市立西宮の女子高生のプラカード先導のもと、前年の優勝校が沖縄尚学だったせいか、日本の南の高校から入場行進が始まった。プラカードを持つ、市西は公立校であるが、「プラカードを持ちたくて」入学する女学生も多い。かつて、私のピアノの生徒で、出場応募のオーデションの様子を聞いたことがあった。彼女はなんと残念ながら背丈が足りず、落ちたとのこと。宝塚みたいやねえと話したことを覚えている。

出場校の行進も私には感動的だった。今は「自由」という名のもと、入退場は、学校行事のみならず、オリンピックでもいろんな体育イベントで、バラバラに入場することが当たり前になっている。そんな風潮の中、高校野球は各高校のカラー豊かに隊列を組み整然と入場行進する姿がなんと清々しいことか。そして、行進をする彼らを見ている私たちも各校の個性あふれるユニフォーム、掛け声をかけながら、また腕の振り方はこう、足のあげ方はこう、・・・と広く芝生の美しい甲子園球場で、全体の動きが非常に美しく、いつのまにか「軍隊みたいだ(知らんくせに)」とか、「縛られるのが嫌だ」とか、理屈をつけてこのような入場式は本当に貴重になってしまった。しかしこの入場行進は「マスゲーム」として開会式を引き立て、盛り上げる見せ場だといってよいと思う。各出場校が紹介されるたびに、惜しみない拍手が送られ、全国から各地域の代表として出場する彼らの素晴らしい花道だった。

★「君が代」は甲子園の会場全員で合唱。以前は声楽を学ぶ高校生のソロの歌唱もあった。

それも素晴らしかったのに。

★朝日新聞社の社長のあいさつも悪くない。勝っても負けても甲子園に集えたことの誇りね。

★文科省の副大臣(大臣代理)、必要ないね。メッセージもお決まり文句でした。

★選手宣誓は、八王子実践高校の矢沢主将。毎回この宣誓をする高校生の「言葉」に感動するが、

背番号は「14」だ。主将でもレギュラー番号じゃないんやね。まとめ役も素晴らしい。

★今回から女性審判員の導入の旨、紹介があった。2名とか。

★開会式は30分後に札幌日大と仙台育英の1戦が行われた。

★高岡商業は8月10日の第3試合で16時から。ずいぶん時間が空くが、しっかりコンディションを

整えておいてほしい。馬場ちゃんの東筑高校は6日の今日試合中である。折口信夫作詩の校歌が

聞かれるか! 楽しみだ。

 

2026年8月6日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/1c332d8e94e6ee653b279a490db16da4.jpg 1920 2560 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2026-08-06 18:20:312026-08-06 18:20:31高校野球ウルウル・・・。
トピックス

高岡万葉まつり2025で朗唱参加しました。

令和7年度の高岡市万葉まつりの「万葉集全20巻朗唱の会」に現地参加してきました。

コロナ禍の時から、動画投稿に切り替え、この行事を絶えることなく続けられてきましたが、今は「ハイブリッド方式」と称して、現地参加と朗唱動画投稿との2本立てで開催しておられます。私は万葉うたがたり会として、毎年動画参加しておりますが、昨年は久しぶりにメンバーで古城公園の舞台に立ち、歌唱しました。今年は思いがけず、万葉振興会(坂本信幸代表)がバスツアーで、万葉朗唱に参加することが決まり、朗唱指導担当?でオカモに引率のご指名がありました。と言うことで、2泊3日の旅に…。

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京都を出発して、高岡に着いての最初の行事が「朗唱参加」だったため、はじめての方もありましたが、個々の練習もお任せで、ともかく衣装に着替えて出場しました。なんと時雨の演出に戸惑いましたが何のその、みなさんそれぞれに堂々と朗唱されて、一安心。

私は世話役でもあり、すぐに着替えられるようにと自分の衣装を持参したのですが、その衣装に対する反応が、「自前ですか?」「キラキラして派手ですね?」「すごいね」とか、明らかに初めて見たものに対する感想でした。以前、着替えのお手伝いに関わった人もいなくなり、朗唱担当者も変化し、もちろん参加者も変わり、もはや「万葉うたがたりの岡本」を認識してくださる人がここにはいない、寂しさを感じました。

私は単なる自前の派手な衣装を持参して出演したオバサンなのね・・・と苦笑いでした。犬養先生のおかげで先生が亡くなられた後も本当に長らく「高岡市」には大事にしていただき、私自身は「高岡旅情」という万葉まつりのテーマソングの足跡を残すこともできました。今年新市長となられた出町譲氏ともご挨拶をし、5人目の市長さんとのご縁となりました。

その間、在来線の高岡駅が立て直され、また「新高岡」駅ができ、新幹線も通るようになりました。福岡町が高岡市に加わり市が大きくなりました。勝興寺本堂が国宝指定を受け、また能登地震では伏木地方にダメージも残り、高岡市の歴史の側面史も私の一部になりました。

尾竹さんや玉井さんとの別れもあり、人とのご縁もだんだん寂しくなりました。来年はどうなるかな?と思いつつ、この高岡市の年月とともに積み重ねられた財産を大事にしていってほしいなと願います。

今年は万葉故地ネットワークの懇親会で、2年ぶりに机島の磨き上げ隊の木村代表や幾地君と出会うことができ、能登地震後、がんばっておられる様子を伺い、ほっとしました。何と今年は机島の犬養歌碑が建立されて50年とか。11月9日に祝賀会を準備されているそうです。半世紀! すごい・・・。

 

 

 

 

2025年10月8日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/okamorousyou-.jpg 960 1654 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2025-10-08 18:23:392025-10-08 18:25:45高岡万葉まつり2025で朗唱参加しました。
トピックス, 万葉うたがたり会, 万葉の仲間たち

万葉うたがたりオーケストラ

コンサートの演奏者のラインナップです。
プログラムにはだいたい演奏者の紹介があり、プロフィール欄にもいろんな個人のキャリアや演奏歴などが記されていますが、
今回の演奏者は久しぶりの集合でも「万葉うたがたりコンサート」のレギュラーメンバーですので、個々にスポットライトを当てることを省かせていただきました。一人一人はすごい実力者なんですよ!!!ふふふ。

この4人の姫君。左側から、音楽監督兼アレンジャー兼ピアニストの砂原由季子さん。大阪音大の作曲家出身で作曲・編曲・演奏なんでもござれ! 今、同級生が大阪音大の学長さまだそうです。Oh! 甲南女子中高の後輩で、作曲をする私に、恩師の森啓一先生が紹介してくださいました。なんと、なんと世の中は不思議な縁があります。砂原さんの従妹が、ヤマハ音楽教室で、オカモの3歳児ランドのレッスンのアシスタントをしてくださっていた、砂原あっこちゃんだったなんて。驚きました。(笑)
そして、左からcelloの成川昭代さん、バイオリンの村田道代さん、弦のお二人は、私のCD制作にも参加してくださっていますし、コンサートもなりちゃんは、celloを抱えて、伊賀市の青山町の博要小学校の廃校イベントも楽しかったね・・・と。バイオリンの村田道代さんは、3枚目のCD制作からの参加で、以来いつの間にか、うたがたり会の準メンバーのように機会を重ねるうちに、ここ数年前から万葉うたがたり会の一員として、参加してもらうようになりました。バンド演奏にバイオリンの音色が入るのはとても素敵です。サウンドも格調が出ました。そして今回、私が演奏をしない代わりにエレクトーンを担当してくださったのが出納舞香さん。実はうたがたりの現メンバーで、キーボード担当の森田智恵さんが出演するはずだったのですが、病気療養中で、出演断念となり、砂原先生のご紹介で、大阪音大で電子オルガン専攻の優秀な生徒さんをご紹介くださったのです。かわいらしくて初対面の時から、バンドのアイドルとなりました。演奏の実力にも感心しました。

貴重な男性陣は、サックス・フルートの柴垣安宏さん。実は、砂原さんのご主人です。器用に管楽器を演奏されるので、CDにも参加して頂いたり、私の曲をともちゃんの歌でJAZZでアレンジ、演奏してくださったり、高岡万葉歴史館でも演奏して頂いたことがあります。衣装姿も決まってます。そして、みなさんにもっともインパクトの強かったような「武内宿祢」の再来???とのうわさの高い、パーカッションは西野欣哉さん。西野君は、彼が学生時代からのご縁です。私の記念すべき1枚目のCDの「高岡旅情」は、彼がパーカッションを担当してくれているんです。また、うたがたりの20周年記念コンサートの時にはどうしても出演してほしくて、震災後、被災されて住所がわからない西野君をさがしました。ご家族がクリスチャンだというのを聞いていたので、所属の教会に連絡をした時に、牧師さんが西野君に連絡を取ってくださったのです。彼はもう忘れてるかな。欣哉よしや=ヨシュア=イエス様のこと。名付けられたご両親の想いが偲ばれます。20周年は高岡市民会館でも開催しました。そこにもパーカッションを一式車に積んではるばる参加してくれました。うれしかったです。30周年の中の島公会堂も、節目節目の機会にお世話になりました。明るさとノリの良さと、細やかな気配りが最高! 感謝でいっぱいです。
貫禄十分のおかも
歌姫たち。山口ひとみ 園田知子 上未歩の三人です。今回は古代衣装研究家の山口千代子先生にお衣装を提供して頂きました。今まで私たちなりの衣装を準備して、ずっとコンサートに臨んできましたが、今回、歌姫の実力に見合った格調高い衣装を身に着けて舞台に立てたことは、最高の幸運だったかもしれません。彼女たちもよく似合っていました。美しかったです。
メンバー紹介は、舞台で述べた通りです。出会いや人は本当に貴重な財産です。

2025年9月10日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/IMG_4089-002.jpg 1279 1920 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2025-09-10 02:17:332025-09-10 21:21:41万葉うたがたりオーケストラ
トピックス

幸せな1日♥ 交野が原万葉学級の皆さん、ありがとう!

高岡市万葉まつりの目玉イベント、「万葉集全20巻朗唱の会」も33回目だそうです。おそらく私は皆勤のはずです。(笑) 2年前からのコロナ禍が、この行事に新たなスタイルを生み出しました。そして、イレギュラーな3年目の今回は、いよいよ地元での万葉まつりの開催と、朗唱は動画参加の2本立てとして企画され、募集が始まりました。なかなか高岡万葉まつりや、朗唱の会に参加できない人もネットを通して全国展開し、かえって魅力発信の範囲が広がったように思います。

1年目は、高岡市も手探りで、「万葉を歌う」岡本三千代と万葉うたがたり会が協力させて頂くということで、私たちの出演はもちろん、全国に広がる犬養万葉ネットワークのお仲間をお誘いしたりして、無事に新たな企画は成功しました。そして去年はその経験をもとに、積極的に参加する自治体の万葉愛好者グループなどの参加も増え、コロナ禍の引き続く状況下、新たな盛り上がりで朗唱の会が開催されました。

そして今年、今また第7波のコロナ禍の状況にあって、ゆるがないひるまない高岡市は、現地での万葉まつり開催の準備を着々と行っておられることと思いますが、私たちも動画朗唱での参加に向けて準備を行っているところです。

私の関わっている万葉講座の方々に、いわば無理強い的なお誘いにもなりましたが、あとで絶対に参加してよかったと思われるはず!という信念のもと、今回は宝塚のコープカルチャーの方々にも参加して頂きました。

そして昨日です。交野が原万葉学級という50名規模の講座があるのですが、私が「逢合橋」の歌碑に関わらせていただいたおかげで生まれた「講座」で、いつの間にか50名という大所帯になりました。本当にありがたいことです。その大所帯で今回全員参加で万葉朗唱に参加しようということで、山上憶良の七夕歌の長歌に挑戦しました。そして、音読でもよかったのですが、オカモの「天の川慕情」を歌おうということで、講座生ラインで、歌詞や音曲の練習をし、昨日一度きりの本番に臨みました。

練習もばっちりで、まさかの出来栄えに感心しましたが、いよいよの本番。曲に合わせて全員がしっかり歌ってくださり、一緒に参加しつつその様子を見守っていました。途中だんだん胸が熱くなってきて、私の曲を講座生が全員で合唱してくださるなんて夢のような機会に恵まれたこと、本当に感動しました。うたがたりのメンバーでさえ、オカモの曲はむづかしいと言われることもあるのに、誰一人反対もなく、全員参加してくださったことに、私はなんて幸せ者なんだろうとしみじみ思ったことでした。この様子が高岡万葉朗唱のユーチューブに残ります。私の宝物の映像が残ることに喜びと感謝でいっぱいです。みなさん、ありがとうございました。

2022年7月16日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/9f0c80b379ae8af375a89727f3ecdae9.jpg 921 1638 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2022-07-16 17:01:292024-07-11 15:48:29幸せな1日♥ 交野が原万葉学級の皆さん、ありがとう!
トピックス

新潟県五泉市で万葉うたがたり

令和3年の唯一の万葉うたがたりは、今月27日に越の国へ伺います。万葉のお仲間がおられたこと、高岡市万葉歴史館の後押しがあったことなど、うたがたり会はじめての新潟県コンサートが実現することとなりました。『万葉集』では弥彦山の歌が2首あるだけの新潟県ですが、会場は五泉市の完成したばかりのラポルテ五泉です。令和に完成した市民の施設は、「生涯学習エリア(生涯学習と芸術文化の振興)」「産業振興エリア(観光と連動した産業振興)」「共用エリア(子どもの遊び場などの休憩施設)」の3つの機能を併せ持つ複合施設で、カフェもあり、市民が集う中心的な拠点のようです。

たまたま、地元で『万葉集』の指導をしておられる梅田希未さんとは長い知人で、ご遠方から私たちの万葉旅行に参加してくださったり、そこでの出会いがきっかけですが、高岡市万葉歴史館での私たちのコンサートには来て下さったり、隣県富山は近いのかもしれません。私たちに出演の打診があったのもありがたいことですが、私たちの方から新たな土地、地方へ出かけることも望外の喜びです。とは言え、遠方ゆえ往復に時間がかかり、現地ではあまりゆっくり過ごせないかもしれませんが、機会ができたことで、これからのご縁に期待をしております。

坂本信幸先生も記念講演をなさいますし、『万葉集』の歌をどのように受け止めてくださるか、ドキドキですが、昨秋の40周年記念コンサート以来のステージに、心地よい緊張です。

2021年11月24日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/29b3febb244c7282049aec2c66ee4072.jpg 1471 2000 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2021-11-24 17:02:412024-07-11 15:48:55新潟県五泉市で万葉うたがたり
トピックス, 犬養孝先生

あれから、はや20年・・・。

平成十年夏、まほろばの会などで黛敏郎さんや犬養先生とともに講演活動を行ったり、公私ともに親しくされていた高田好胤さんが逝去された。横浜一中(神中)時代の教え子だった黛さんを前年に見送られた上、すでに心身ともに弱っておられた犬養先生がよりショックを受けられるのでは・・・と話題にするどころか、私たちは翌日の朝刊も隠して何事もなかったかのように時をやり過ごした。 ・・・つもりだったが、一ヶ月以上も経ってから「好胤さんも亡くなってしまったね」とポツンとおっしゃったのを聞いて、驚くよりより先生の悲しみの深さを知った。
その秋、入・退院されたり、自宅でもベッドの生活となられた。先生の体調が日々不安定な中、例年ならば私は犬養先生に随行して出かける富山県高岡市の万葉まつりだったが、一人で参加することとなった。出発前日に病床の犬養先生を訪ね、耳元で出かけることを伝えて心を残しての出立だったが、あとで家人の方が、亡くなられる直前まで「今、オカモが高岡に行ってますよ」との呼びかけに反応されたと聞いた。きっと最後まで心は万葉故地に向いておられたのだろう。忘れもしない、万葉まつりの二日目の午後一時半、私は高岡市万葉歴史館の屋上庭園で犬養先生の「立山の賦」の歌碑を見ていた。犬養邸から着信が入り万事休す。犬養門下では示し合わせて万葉まつりが終るまで公表しないことで平静を保っていたが、夜の「故地交流会」の会食中に、訃報を知られた中西進先生が公表され、会場中に重苦しい空気が流れた。私は万葉まつりが終わるなり帰宅し犬養先生と対面した。熊本五高の浴衣姿で床についておられた先生に、最後の最期まで付き添えなかったことを思うと今でも残念でならないが、私が高岡に行ったことを先生は喜んでくださっていたのだと信じている。そして、通夜の日、十月五日はなんと明日香村では中秋の観月会の日だった。教え子の何人かは、先生とのお別れは飛鳥で・・・と通夜・葬儀には参列せずに飛鳥で月を臨みながら犬養先生を偲ばれた。あまりにドラマチックだったが、犬養先生を送り、偲ぶにはもっともふさわしいような気がした。
昨日は、平成30年10月3日。ご自宅でもお祀りなさっていた。私たちの犬養先生は永遠です・・・。

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2018年10月4日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/DSCF5326.jpg 1440 1920 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2018-10-04 07:55:202018-10-04 08:05:43あれから、はや20年・・・。
トピックス, 万葉うたがたり会

三井楽讃歌 ~五島サンセットユースホステルにて~

五島市(長崎県)三井楽町で毎年行われている「三井楽万葉まつり」が、今年は特別イベントとして「全国万葉フォーラム」inみいらく2018が開催されました。私は万葉うたがたりコンサートの出演依頼を頂き、出演者として演奏のための個人的な「旅」が許されていましたので、宿は何度もお世話様になっている定宿の三井楽町の五島サンセットユースホステルにお願いしました。

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何度もお世話になっておりながら、夕食前に周辺を散歩をして発見。久保勘一氏の碑と対面。参議院議員から長崎県知事に転進された政治家クボカンは、三井楽町のご出身。当時の首相が佐藤栄作氏という頃なので、明日香村の特別故地保存法に東奔西走されていた犬養先生もクボカン氏をご存じだったことと思う。この銅像のすぐ後ろに多目的ホールが建てられているが、今のサンセットユースホステルも、福江島にユースホステルの誘致をされた時に、決まりかけていた福江ではなく、出身地の三井楽に!というクボカン氏の鶴の一声があったようだ。今更に三井楽町の誇るべき政治家のことを学び、ユースホステルの歴史を偲んだ。
今ユースホステルは、松本正樹さんの娘さんご夫婦が管理、運営されているが、オーナーの松本さんこそ、かげに日向にお客様を大歓迎してくださる「三井楽愛」にあふれた方だ。限られた時間を過ごす旅人のために、時間を惜しみ自らの車で三井楽町の魅力あふれる箇所に案内してくださる、本当に頭が下がる民間大使だ。故人となられた高岡市の尾竹睦子さんと重ね合わさった。行政力だけでは町つくりや地元発信は無理だ。おらが故郷を心から愛し、誇り、その姿が私たち旅人に納得と共感を呼ぶのだ。
今回は、出演準備で私は会場に残ったが、うたがたり会の仲間たちが飛び出して行き、松本さんのおかげで有意義な散策をさせていただいた。柏崎の遣唐使の母の歌の歌碑を見て、臨場感にうたれ、うたがたりコンサートで歌う前に現地で涙が出たという未歩ちゃん。何よりの体験だったと思う。

ユースホステルでは、初日に五島牛のバーベキューを賞味したり五島うどんを味わったり、そして2日間我が家のように楽しく過ごさせていただいた。ホストペアレンツの裕貴さん、チノくん、本当にありがとうございました。松本さん、またきっと来ますね。

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フォーラムの翌日、三井楽町の浜窄小学校では、来年三井楽小学校に統合前の5人だけの小学生の最後の運動会。私たちを福江港に見送ってくださったあと、大急ぎで最後の機会を見に行かれたという。松本さん、お疲れさまでした!

2018年9月26日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/DSCF5285.jpg 1440 1920 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2018-09-26 23:28:222018-09-26 23:28:22三井楽讃歌 ~五島サンセットユースホステルにて~
トピックス

磯のつまま

7月29日、30日と2日間にわたって全国万葉フォーラムin飛鳥が開催されました。初日の懇親会席上で、万葉うたがたりミニコンサートの機会を頂きました。曲は昨年9月の鞆の浦で、新歌碑建立除幕式の記念に作った「わが鞆の浦」と、富山県高岡市の「万葉の母」尾竹睦子さんを追悼して捧げた「磯のつまま」を演奏しました。どちらも初めて聞かれた方が多かった最近の「新曲」披露となりました。P1120596

基調講演をされた慶応義塾大学名誉教授の藤原茂樹先生が、演奏後「磯のつまま」について私に声をかけてくださいました。

民俗学者の折口信夫氏の門下の藤原先生と同じく、「池田弥三郎氏」が、つまま=たぶの木の研究をされておられます。魚津で過ごされた時に、北陸一帯にタブの木が非常に多く、古代の照葉樹林としてのタブの木の森林体系と万葉集では1首しか読まれていないことの不思議もあるようですが、折口信夫生誕100年の記念にご出身の慶応義塾大学にタブの木を多数植樹されたそうです。三田キャンパスが浜離宮に近く、大学と離宮周辺までを含めたタブの木の森を目指されたとか。残念ながら構想は実現しなかったようですが、今でも大学にその時の記念樹や、掲示板があるそうです。それもあって藤原先生は「つまま」の歌を興味深く聞いたとおっしゃってくださいました。「なかなかいい歌でしたね」と言ってくださり、とても光栄でした。慶応のタブの木、訪ねてみたいです。

池田弥三郎さんと言えば、犬養先生を学問上で激しく対立された学者です。藤原先生の貴重なお話と共に、なつかしい思い出も思い出しました。藤原先生とは奈良女子大学でお目にかかった以来の再会でしたが、私が「万葉を歌う」ことを覚えていてくださいました。それもうれしかった・・・です。P1120585

尾竹睦子さんの大好きだったこだわりの場所。渋谿の﨑。つままの木と歌碑のある場所。今秋も訪ねようと思います。国庁跡ではなく「磯のつまま」です。

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2017年7月31日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/DSCF7463.jpg 1440 1920 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2017-07-31 02:19:512017-07-31 02:39:17磯のつまま
万葉うたがたり会

一生の思い出になるかも!

行く前に記すことにしました。
明日、高岡市福岡町では「つくりもんまつり」が行われます。農作物の収穫を祝い、その野菜などでいろんな「造形」が競われるお祭りです。10年前に一度審査員として、参加させていただいたことがあります。その時の市長が現在の橘慶一郎衆議院議員さんで、小泉構造内閣の平成17年の市町村の大合併で高岡市が福岡町を統合し、より大きな自治体となられました。毎年高岡へ参上する私にもそのことのお披露目もかねて「つくりもんまつり」にご招待くださったのだと思います。そして、昨年私が万葉うたがたりの35周年を記念して高岡・伏木でもサンクスコンサートをさせていただきましたが、その時に私の長年の懸念であった「高岡旅情福岡町」バージョンの歌唱が、地元の皆さんにとっても待望の「歌」でありました。明日から、いよいよ福岡町で今年の「つくりもんまつり」が開催されますが、その開会式で歌わせていただくことになっております。
そして、近年謡状結節で「歌を忘れたカナリア」状態の私ですが、明日の助っ人に娘に同行してもらうことにし、二人で歌って参ります。なかなか一緒にいる機会も少ない親娘ですが、同じステージで愛唱歌「高岡旅情」を二人で歌えることは、きっと今回が最初で最後であろうと思います。よい思い出にしたいと出発を前にすでに感慨を抱いております。では、また帰宅後ご報告したいと思います。

2016年9月22日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/IMG_00021.jpg 1370 1920 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2016-09-22 10:57:032016-10-24 17:12:49一生の思い出になるかも!
トピックス

2015年2月1日、万葉の母逝く。

あらためてご報告と思いながら、時間が経ってしまいました。
尾竹さんとの写真を見ながら、ふと思い出したブログ。今は閉鎖した楽天ブログの1節です。
最高の思い出が作れた日でした。その半年後、ガンの発見、手術となりました・・・。

2013年4月
4月23日、24日と、久しぶりに高岡へ行きました。
昨秋の万葉まつりでは、バス旅行の経過地になってしまい、ゆっくりできなかったので、
高岡の「母」と呼ぶ尾竹さんに会いたかったことと、3月にTSUBAICHIでも開催した
入江泰吉展が巡回し、ちょうど高岡で行われていたこともあり、スケジュールの合間を縫って
出かけました。

tateyama

車で出かけたのですが、なな、なんと、行く手にくっきり見えるは立山連峰!!!
こんな機会はめったになく、興奮と感動で、予定そっちのけで「立山」の見える場所を
探し、ともかくたくさん写真を撮りました(笑)。

幾度となく訪れてもめったに見ることのできない光景でした!ラッキー!

1

雨晴海岸では、尾竹さんと一緒に。ここは毎回訪れる最高のスポットです。

4

尾竹さんを車に残し、久しぶりに越中の「二上山」を登山。
頂上で証拠写真です。ふたなみ273メートルがいつの間にか1メートル高くなったらしい?

yellow_blossom

うれしかったのは、4月の終わりにもかかわらず、町の桜は終わっていましたが、二上山の
桜はこれからでした。めずらしい黄色の桜!!!

3

そして、勝興寺の万葉歌碑のところにも、二上山の大伴家持像のところにも、古城公園の
中にもまだ「 」が咲いていたことは思いがけない喜びでした。
私のために、待っていてくれたのね!

5

高岡市万葉歴史館での入江展は、さすがに赴きと落ち着きがあり、作品もより格調高く
展示されていました。私がうらやましかったのはこのコーナー。
やはり入江さんの「仏像写真」は魅力的です。
是非、TSUBAICHIでも今度は「大和路の仏像展」をさせて頂きたいとあらためて思いました。

尾竹さんともゆっくり過ごし、大好きな高岡市万葉歴史館でもゆっくり過ごし、この機会に
「立山」の光景を満喫できたことに心から感謝です。
やっぱり個人的な旅が自由でもっともリフレッシュできるひとときです。

2015年7月2日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/DSCF2024.jpg 1920 1440 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2015-07-02 11:42:212015-07-02 12:37:462015年2月1日、万葉の母逝く。
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Tags: TSUBAICHI, 万葉歌碑, 高岡市
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