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2日目の記念イベントはもちろん「万葉うたがたりコンサート」でしたが、
新たな歌姫の紹介もかねて、うたがたり会のメンバーそれぞれの個性を発揮して
もらう機会にしました。
サロンでは、レッスンに来られている方や趣味で音楽を楽しまれている方も多いので、
1年に1度(正確には9カ月周期)つばいち音楽会を開催しております。
そして、今回はspecialと銘打って、万葉うたがたり会の登場と言うことになりました。
おかもと山寺さんは、もちろんエレクトーンとピアノです。
ユーミンの「ひこうき雲」「春よ来い」そしてデュオでトルコ行進曲。(老眼の二人、
ドキドキです。)笑
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そして、新たな歌姫、上未歩さん。まったくのクラシック育ちで、きょうのステージも
初マイク、初うたがたり、初衣装…初づくしで緊張の機会だったと思います。
音楽会なのでご自身の選んだ曲、中田喜直の「霧と話した」でした。
意味深な失恋ソングだとは、この機会まで知りませんでした。
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そして貴重な器楽演奏はバイオリンの村田道代さん。体調が悪かったので、心配して
いましたが、何とか無事にステージをこなし…。私たちにプロ根性は必要です。
マスネのタイスの瞑想曲をしっとりと聞かせてくれました。
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5月には初めてのともちゃんライブを企画していますが、園田知子さんに今回は私が歌って
ほしかったジャニーズファミリーの嵐の歌う「ふるさと」を披露してもらいました。
紅白歌合戦の企画から生まれたこの国民ソングは、学生の合唱コンクールの課題曲にも
なっています。私たちもうたがたり会で歌っていきたい、その初回ご披露となりました。
ピアノ伴奏は、新ユニットのメンバーでもある砂原由季子さん。
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そして、ソロのトリは山口ひとみさん。リサイタルを経てますます輝きを増す歌姫に
私たちも刺激を受けながら、またうたがたりにも協力を仰ぎながらの彼女の選んだ歌は、
原爆被爆少女が希望を繋ぎながら折鶴を折る姿を歌った「祈り」。「折ることは祈ること」と
メッセージソングをしみじみと聴かせてくれました。
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「つばいち音楽会」でしたので、コスチュームも個人に任せました。思いがけず個性も発揮
されたのではと思います。そして最後は砂原由季子アレンジの全員演奏の「藤村メドレー」で
締めくくりました。予定通りの45分! それぞれの音楽世界が繰り広げられたひとときでした。
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忘れてはならないもう一人のメンバー、浦井章子さん。彼女も音楽仲間ですが今回もMCで
お手伝いをしてもらいました。彼女曰く「先輩に頼まれると断ることができない…」という
本音を聞き、今後も積極的に協力を仰ぎたいと思っております。あっこちゃん、ありがとうね!
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ということで、あらためて万葉うたがたり会のメンバーのご紹介ができてよかったと思っています。
私自身も作曲をしながら、今では「作品」と歌姫のイメージが重なっていくので、よりイメージが
鮮明になるように思います。今年作りたい曲がいくつかあり…、がんばります!

2014年のTSUBAICHIライブは、3月から始まりました。
21日の春分の日は、古川忠義さんのギターのソロコンサート。
そして23日(日)には、山口ひとみさんのスプリングコンサート。
このたびは、彼女の方からの企画と申し出で、とてもうれしいことでした。
定員がありますので、早々にチケットが完売してしまい、キャンセル待ちで結局
来て頂けなかった方もあり、私たちは「ごめんなさい」と申し上げるしかありません。
2012年秋のビルボード大阪の山口ひとみリサイタルで、音楽監督をしてくださった
宮川真由美さん(ピアノ)と、ギター奏者の愛川聡さんのお二人の布陣に、テノール歌手
加藤ヒロユキさんのゲスト出演もあり、大いに内容のあるプログラムでした。
山口さんは万葉うたがたり会の歌姫ですが、いつもそれを意識において、ステージでも
披露してくださり、今回も私の「恋歌」をライブの序章として歌ってくれました。
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宮川さんのアレンジと、丁寧な山口さんの歌とで、オカモの歌とは思えない名曲に
聴こえました。私もうっとり聞き惚れました。
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ギターの伴奏だけでの「恋心」。いい感じでした。ギタリストにこだわった訳がわかります。
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サブタイトルが「男と女の愛の物語」でしたので、山口さんの当日のテーマカラーも「赤」。
1部では、新曲に挑戦。お客様のために新たなレパートリーをご披露することの意欲に
感心しながら、中島みゆきの「糸」「化粧」。
「化粧」は歌そのものが、ジャパニーズ・シャンソンでした。
森山良子の「あなたが好きで」はとても美しいメロディが印象的でした。
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ゲスト出演の加藤ヒロユキさんは、山口さんが憧れ、尊敬する先輩歌手ですが、私たちが
加藤さんとご縁を得たことが、今日の山口さんの活動範囲というか、音楽世界が拓けた
きっかけとなりました。山口さんと加藤さんが一緒にステージに立って唄えたらいいのに…と
思っていたことが、とうとう昨日のライブで実現したのです。言霊だ!
二人の歌唱力、パワー、押し出し(華)、レパートリー、歌手としての共通点も多いように思って
いましたが、ライブを経てから、今後の相乗効果の方がより楽しみになりました。
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日本語曲はあまり歌われない加藤さんが、「日本語曲」を意識されたように、山口さんも得意の
ドイツ語ではなく、英語、イタリア語、スペイン語、フランス語…と「原語」で歌う歌については
大いに加藤さんに学ぶところがあるでしょう。
また二人ならば、オペレッタや、ミュージカルなど、ジャンルの幅も広げられそうで、可能性が
いっぱいあります。
また、私たちが喝采するステージを作ってほしいものです。
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満員のお客様に心から感謝。さて、山口さんのいるうたがたり会としては、いよいよ4月13日の
コンサートに如何に期待して来て頂けるか…と内容も練りつつあります。
メンバーが活躍することは、ボスの私としては励みともなり!?うかうかしていられません。
ともかく山口さんお疲れ様でした。また新たな扉開きましたね!

万葉うたがたり会の歌姫、山口ひとみさんが、一昨年の歌手生活20周年記念の
コンサートをきっかけに、歌手活動の範囲がぐんと広がり、多忙な毎日だ。
実力派なので、新たな環境でも臆することなくステージを精力的にこなしている。
一昨日は、現在定期的に出演している心斎橋のアートクラブ(ライブハウス)での
出演だった。
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当日、昨秋のお店主催のアートクラブ祭で、ゲスト出演された鈴木綜馬さんが来店
されて歌われる、共演者の一人として山口さんもキャスティングされていたことで
私も久しぶりにアートクラブへ。
鈴木綜馬さんは、知る人ぞ知るのミュージカルスターだそうで、娘も知っていた(汗)。
劇団四季の出身者だけあって、市村正親さんを思い出させるような、独特の語り口、
笑顔のオーラ、お客さま目線のエンターティナーぶりには歌以上に圧倒された。
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おばさんのツッコミとしては、いやいやサロン経営者でもあるお客様の私の感想としては、
ジーンズのような普段着でのステージは(シャツの着替えはあったけれど…)
ライブと言えども、お客様がそれなりの気分で来ていることを思うと、出演者として
やはり、それなりの敬意、演出・工夫は必要だと思う。歌声、声量などに恵まれておられる
分だけ、それで十分勝負と思っておられるのであろう…。うーん!
合間にマスクをされていたが、歌唱のたびに水を補給しておられた。
調子が悪かったのか、今は歌手が舞台途中で水を飲む姿は当たり前のようになって
しまったが、私はいつも違和感を持っている。
私はアート祭の時に初めて聞いた綜馬さんの「クッキー」というオリジナル曲に
惹かれ今回も期待していたので、聞けて満足だったし、6月のCDリリースが楽しみだ。
また「愛の賛歌」で披露された情熱的で切ない訳詞は、まさにピアフの世界だった。
確かに原語を日本語、男女の立場に訳すことの難しさはあるのだろうと思う。
でも、綜馬さんの訳詞、山口さんもメモしたかな。
山口さんは、私が期待するミュージカルナンバーをご披露したので、私はとても満足。
ミュージカルナンバーの音楽的スケールの大きさと明るさ、歌唱世界が彼女にぴったりだ
と思う所以。どんどんミュージカルレパートリーを広げていってほしいな。
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お客様の私ですら、出演者の歌唱、衣装、選曲、エンターテーメントの違いを感じるのだから、
毎回、いろんな出演者と過ごすことは、山口さんも勉強になることだろう。
いろんなステージをこなして、苦労も多いことだろうが、ますますビッグに、私たちを
楽しませてほしいと願っている。
しかし忙しくなりすぎてもたいへん。万葉うたがたりの看板も背負ってもらっている現在、
私も歌姫をより大事にしなきゃと、自らを戒めております(笑)。

今年の仲秋の名月は、望月と満月が一致する貴重な「月」であったようだが、
等彌神社の観月コンサートの宵から、連日晴れ渡った空に「月」が美しく輝き、19日の
当日までに毎晩帰宅の夜道が、心弾んだことだった。
その9月19日当日には、西宮文化協会のご依頼で、西宮えびす神社の観月祭の後の、
夕食会「月見の宴」で、万葉うたがたり会のゲスト出演の機会を頂いた。
時間的、また場所的条件からも考慮して、今回は万葉うたがたり会を代表して山口ひとみ
さんに出演してもらった。ピアノ伴奏も山口さんと呼吸の合う宮川真由美さんにお願いし、
万葉曲と秋の風情を味わって頂く音曲をご披露した。
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観月祭は、一般公開で、本殿の前に集合。まだ薄暮だったが、吹き抜ける風が心地よかった。
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午後6時から祭典が始まり、神官により祭壇に供物が並べられ、祝詞の奏上などのご神事があり、
その後、奉納の舞楽「原笙会」の女人の舞を初めて拝見した。
友人のお嬢さんが社中におられたり、噂には聞いていたが、このたびご招待を頂き、
じっくりと鑑賞することができたのは幸運だった。
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古代衣装の女性4人による「柳花苑」の舞いと、またかぐや姫の「平安の舞」は、現代曲
(東儀秀樹氏の曲)でアレンジされた舞いで、メロディーのある雅楽もよかったし、私たちは
しばし女性の舞いのあでやかさと、時代を異にした幻想の世界にひきこまれたような気がした。
かぐや姫は、衣装も時代もコラボしたかのようなファッション?にも見えて、舞楽と言えど、
現代を意識した形への試みをされているかのようにも思えた。
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関係者なのか、女人舞楽のファンなのか、ビデオやカメラで撮影をされている人も多く、
私も隙間からようやくとれたショットだった。
この観月祭が一般に公開されていることを知らなかったので、もっと多くの方々にも知らせて
あげて、この風雅なひとときをみなさんにも味わって頂きたいものだ。
ただ、ご神事・奉納の舞いで、宴席が遅れたため、山口さんのステージの開始が遅れ、準備
していたアンコール曲がカットされたのは残念だった。
でもお食事は、東京竹葉亭の「お月見特別料理」。
御馳走様でした。
帰りの月も美しく、今年の月夜は本当に素晴らしい中秋の名月だった!

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昨秋の歌手生活20周年記念リサイタルを経て、新たなライブステージの場が増えました。
4月25日のこの日のステージは、心斎橋にあるアートクラブというライブハウス。
「実力」勝負のこの世界で、歌はもちろん、トーク、ステージマネージメント・集客・その他
いろんなことがすべて山口さん個人で対処していかなくてはならない厳しい大海にいよいよ
漕ぎ出しました。
私たちは山口さんに何の不安もありませんが、「事実は小説より奇なり」と、これから
HAPPYなことばかりではなく、どんな試練が待ち受けているかもしれませんし、大変だと
思いますが、仲間として、私たちは「母なるおだやかな海」でありたいと思っています。
今夜はシャンソンのジャンルで勝負。いいステージでした!
6月は3日に出演です。

TSUBAICHIを立ち上げて、満4年になりました。昨年は、開館記念イベントで行った
「山口ひとみさんのライブコンサート」が、偶然同じ4月7日に開催することになり、
うれしい限りです。
昨年は山口さんの20周年リサイタルを控えてのプレイベントと位置付けましたが、
今年は、彼女の選んだアーチストとの競演ということで、「春うららうららのコンサート」
というタイトルで歌とピアノとバイオリンの3者ががっちり4つに組んで、華麗な演奏を
聴かせ、魅せてくださいました。
ますます輝きを放つ山口さんに、目が離せません!(笑)
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ということで、ダブルヘッダーの忙しい、でも有意義な春の1日を過ごしました。
いつもベストドレッサーの山口さんです!

たまっていたサロンの社長業?!と、14日に控えたうたがたりの練習など、やっと日常を
取り戻しました。
4月7日は、TSUBAICHIで山口ひとみさんのライブコンサート。
ちょうど一年前に秋のリサイタルを踏まえて宮川真由美さんと初めて一緒に演奏の機会と
して行ったジャズライブも4月7日でした。
今回は宮川真由美さんと、山口リサイタルの時に音色の素晴らしさとパフォーマンスで
人気のあったバイオリニストの金関環さんに出演をお願いして、ボーカルは山口ひとみさん
の3人の「春うららうららのコンサート」を開催しました。
リサイタルを経て、もはや息の合った3人のステージは質が高いというか、サロン冥利に
尽きる素晴らしい音楽を堪能させて頂きました。
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金関さんのバイオリン演奏をもっと聞きたいと言う私たちの希望で7月28日にサロンで
コンサート決定!とても」楽しみです。

大きな行事が終わり、音楽サロンでは、恒例の「つばいち音楽会」。
季節が偏らないように、9か月に1度の割合で行っている。
毎回ありがたく参加してくださる方に加え、新しい参加者もありうれしいことだ。
サロンでの演奏会が、プロの音楽家だけでなく、音楽を愛するすべての人にサロンで
「音楽を楽しむ」機会を…とこの企画を始めたが、参加者の多彩な音楽を体験させて
頂くだけでも大変楽しいひとときである。
今回はレッスン講師でもある山口ひとみさんや、大岡美佐ちゃんも生徒さんのために
参加してくださいましたので、ありがたいことでした。
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次回は9か月後で、1巡して初回と同じ、クリスマスの12月。クリスマスコンサートに期待!
こうして1月は行き、2月は逃げ、3月は去り、4月に突入しました。
4月1日は犬養先生のお誕生日で、毎年甲南女子大学生が犬養先生宅に集まりますが、
今年初めて、オカモサロンでお誕生日記念OB会を開催。4月6日のブログに書いた通りです。

事実、1つ終えてまた翌日は切り替えて次の行事に…と本当に忙しい毎日でしたが、
2013年3月30日。
私たち甲南女子高校23回卒業生の「還暦年」ということで、自分自身でお誕生日を迎えたり、
仲良しと記念旅行をしたり、昨年来意識はありましたが、まさかその年に同窓会の幹事役が
回ってくるなんて、本当にびっくり仰天でした。
私たちの学年は熱心なのか、仲良しなのか、昭和46年に高校を失業して以来、毎年欠かす
ことなく学年同窓会が開かれてきました。23回生…で「つみき」です。
幹事も卒業時から50音順で、年次委員が決められ、「岡本」は、1977年に既に1度目の
役目をしました。最後の「渡辺さん」まで2004年まで幹事が振り分けられ、「2004年なんて、」
と当時25年以上も先のことなんか、ありえない私たちでしたが、当然のように2004年で
全員が幹事を終えた後は、翌年から2順目となり、さすがに「2年に1度の開催」「幹事の人数は
倍増」「恩師は呼ばない」という条件のもと引き続き行われてきました。
その予定通りであれば、前回2012年秋に行われたので、次は2014年のはずが、なんと
私は山口ひとみさんのリサイタル準備で忙しい昨秋、急遽呼び出しがあり、「還暦という
節目の年にやらないことは許せん!」という同級生からの意見が出ているということで、
ともかく「60歳」の間に同窓会を行うハメ???になってしまったのでした。
秋からの準備で、場所も企画も難儀しましたが、結果論でいえば、3月30日は全員が60歳だった
ようで、4月2日には61歳になる同級生もいて何とタイミングのよかったこと。
ちょうど母校も校舎の建替えををした時期でもあり、全員で会食の後「母校を見学する」と
いう私たちの出会いの原点に戻る企画とし、行われました。
結構お疲れモードの私でしたが、同窓会というとまた気分も違います。
朝からの好天に加えて「桜」も満開で、私たちを祝福してくれましたし、50数名の同級生が
集い、懐かしくにぎやかで、「あのころの女学生」にすっかり逆戻りして、思い出話が弾み
ました。
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私は仕事の都合もあり、今回は幹事ゆえの何年ぶりかの参加でしたが、みんな変わらないどころか、
いろんなスペシャリティとなって、活躍している人たちも多く、とても誇らしく思いました。
そして、口々に「甲南女子校での出会い」に感謝、行かせてくれた両親に感謝…としみじみ
言えることがうれしかったですし、縁あってつみきの会、万歳です。
今回頑張った役員の8人です!みんなありがとうね。準備も楽しかったよ!
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3月25日はさすがにサロンへは行かず、久しぶりに整形外科のリハビリに…。
「よくなったら、てきめん治療には来なくなる!」と言われましたが、そうではなくて、
時間がとれないのが現実です。(痛いときは仕事どころではなかったですから…笑)
3月26日は、朝から大岡美佐(ちゃん)さんの秋のリサイタルの会場の下見と、チラシ、
ポスターの写真撮影もあり、「社長業」の1日。
28日は、山口ひとみさんが、ライブコンサートでお世話になっている心斎橋のアートクラブへ。
紹介者の方とオーナーのコンサートがあり、お礼もかねて表敬訪問に行ってきました。
そこでは、大阪場所を終えたばかりの関取「豪風」がタニマチと一緒にお客さんとして
来店しておられました!
体格の良さで目を引いて、お相撲さん大好きの私は大興奮!ニンマリでした。
意外な話題も楽しいものです。
そして3月29日は準備してきた「堺万葉歌碑の会」の歌碑めぐり万葉バス旅行。
堺万葉歌碑の会では代表の澤田富美子さんが、毎年春に歌碑めぐりを行っておられますが、
思いがけず、6月にご長男のおられる茨城県へ転居されるご決心を伺いびっくりしました。
高齢になられてずっと懸案の事柄だったようですが、堺の居宅も処分して、ご子息がおられると
いいながら、余生を新天地に求められることの勇気と決断に、澤田さんらしさを感じますが、
きっと万葉歌碑をはじめ、与謝野晶子関連の行事や、多くの人脈などに未練や執着もおありの
ことと思います。
サロンでの親しいお付き合いもそうですが、犬養万葉顕彰会で長年ご一緒に役員をやってきた
お仲間でもあり、お別れにあたって「私にできること」として、今春の堺万葉歌碑めぐりを
主催させて頂くことにしました。
できるだけ多くの方に澤田さんと一緒に「堺万葉歌碑」を見ていただくこと、澤田さんの
親しい方々にできるだけ参加して頂き、送別会を行いたいという目的のもと、結果的に
大型バスで56人が集合してくださいました。
そして、大仙公園のレストハウスもず野で、食事・懇親会と送別会の機会を持ち、犬養先生に
こだわられる澤田さんに贈呈した記念品は、今度転居される万葉故地、「筑波山」にちなみ
犬養先生書の高橋虫麻呂歌を彫り込んだ飾り板で、参加者全員の費用から出させて頂きました。
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また、澤田さんがお世話になられた恩人をお招きし、はなむけの言葉を頂きました。
もう93歳になられた和歌山大学名誉教授の角山榮先生、与謝野晶子研究家の入江春行先生、
沖縄から、堺市の広報も担当されていた、万葉愛好家の情報冊子「たまづさ」の編集長
岸本千賀子さんなどご参集くださり、私のほうが、感謝でいっぱいでした。
澤田さんも喜んでくださったことと、一抹の躊躇もあった、余計なおせっかいイベントに
少しホッとしました。
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転居されるまで、私たちのサロンイベントにも参加してくださるようですし、ご自身が
大阪でやり残したことを…とまだまだ意欲満々です。
この澤田パワーに圧倒されながら、年を重ねてもなお何事にも取り組んでいかれる「情熱」
は、見習わなければとつくづく思いました。
そして翌日30日は「甲南女子高校23回生の還暦同窓会」当日でした。つづく。