リハビリ1か月。

頂いた入浴剤! ありがたや。自宅で湯治!?

もともと健康に自信のあるものは「過信」が厄介。加齢や運動不足や肥満や(私のこと)状況は変化しているのに「体力」「腕力」「持久力」などが変化していないわけはない。機械だって経年劣化や、部品の交換や、定期的なメンテナンスが必要だ。ところが・・・だ。

昨年来、私の身の回りでは次々かたづけごとがおこり、自分では無理はしていないはずだったが、ひたすらの作業は時間的制約、感情的ストレス、そして肉体的限界により、このコロナ禍の非常時であるにもかかわらず、昨年末ごろから体調が悪く、いろいろ医療機関を訪ねる機会が多くなった。内科的なことは予約診療ですむが、この度は4月4日の明日香村での講談の会の帰り道から左足に急激な痛みが走り、地面に足がつくたびに痛み、引きずってしか歩けないような状態になってしまった。ごく直前まで私の車で重量のある大きな荷物や書物を西宮から犬養万葉記念館に運び、それをひたすら運び入れたことが遠因であるように思う。痛くて痛くて歩けず、数日後地元の整形外科の診察を受けた。特別の原因はなかったようだが、強いて言えば血流のめぐりが悪いのか、また腰椎の老化が考えられるということで、その日から腰の牽引と電気治療とのリハビリが始まった。

幸いにも今は甲子園で父と二人暮らしで、またコロナ禍の自粛要請期間で私の仕事を含めた外出が制限されているので、いつもよりは時間に余裕があり、継続を要すリハビリに通院するには恵まれた時間だった。

そしてほぼ1か月ほど経過して、ほとんど痛みも取れ、普通に歩けるようになった。だから、今だから話せること・・・。(笑)

私は気楽な性格で(自覚も十分あり)、リハビリも楽しく通えた。自宅から10分ほどの距離を歩くのがつらく難儀なので、自転車で行く。そして毎回違う道を走ってみた。甲子園に住んでいても通勤路や買い物動線など同じ道しか通らない日常を送っているが、1本違う道筋は町や家並みの様子も違い、毎日新たな発見があった。また、リハビリ中、患者さんの観察も興味深いが、この頃のリハビリの医療器具は治療後、音楽で終了を知らせる。機械と共にメロディーも何種類あるんだろうと数えてみると、私の20分ほどのリハビリ時間中にも最高で5種類もの旋律を聞くことができた。面白いやん。仕事柄、それが聴音として音名で聞こえてくるのだ。そして「楽しく」通院する間に約1か月ほど経ったが、効果が表れてきたようで良かったが、私は「リハビリタイム・ちょっと散歩」が楽しくて、もう少し続けてみようと思っている。毎回340円なり・・・。