浜甲子園中学校のトライアルウイークに参加!

人生が長くなると、ありがたいことにいろんなことを経験する機会に恵まれる。兵庫県では「全中学生」を対象に、トライアルウイークと称して、阪神淡路大震災、酒鬼薔薇事件をきっかけに、兵庫県教育委員会が「生きる力」と「心の教育」を重視した取り組みの長期体験学習が行われてきた。私の知る限りでは、郵便局や放送局、医院や社会的組織の一員として、また施設などのボランティアや、手芸や手先の作業のグループに参加したりと多岐にわたった場面で、学校から飛び出したユニークな社会体験の機会と理解していた。

今年の初夏の頃、我が家からほど近い浜甲子園中学校の先生からご連絡を頂き、中学2年生で地元の偉人「犬養孝」さんを学ぶことになり、秋には講演してほしいというご依頼だった。私自身はうたがたり活動のみならず、万葉講座もいつのまにか定着し、時々講演のご依頼もあるが「犬養先生について話をしてほしい」という恩師を語る機会は初めてのことで、大変光栄でもあり、意気に感じた。そして昨日浜甲子園中学校の体育館で2年生80余名を前に、地元の偉人としての犬養先生の人生や足跡や、関係の万葉歌も紹介しながらあっという間の1時間が過ぎた。

ご縁を作ってくださった学年担任の山中先生が、「数ある卒業生や、浜甲子園中学校の長い歴史の中で、今年2年生となったこの子たちは、コロナ禍という特別の時期に入学し、入学式も運動場で行うという非常にイレギュラーな学生生活を強いられて、普通に行われていたトライアルウイークも行えないという状況の中、そこを逆手にとってこの子たちしかできない学習ができないかと思案した。」と言われ、その結果「犬養先生」にたどりつかれた経過も伺った。犬養先生、縁の深い明日香村、『万葉集』、西宮の万葉歌と子どもたちの事前の学びも多彩だったと思うが、私も恩師を語り始めるとあれこれ言いたいことだらけで、きっと子供たちには空回りして、あっけにとられたかもしれない。(笑) しかし、犬養先生は「運」を持っておられる。令和決定の時もそう、以後も昨年は明日香特措法40周年で回顧されたり、今年は新聞記事が出たり、今回、地元西宮で子供たちが偉人として学んでくれたり…と、本当に誇らしいことだ。当日の写真が届けば、あらためて掲載しようと思う。

山中先生、松永先生、そして浜甲子園中学校2年生の皆さん、光栄な機会をありがとうございました。