高岡万葉セミナー

恒例の夏季万葉セミナーの受講に富山県高岡市万葉歴史館まで
出かけてきました。
急に涼しくなり、今まで経験したことのない快適な2日間でした。
家持像.jpg
講師席の横に置かれた、七草の生花。いい感じです。
「万葉の女性歌人」というテーマで5人の先生方が講義を
してくださいましたが、著書や書物で知る先生方の「生の姿や声」
を知ることもでき、内容に加えて貴重な機会です。
「万葉集」においては、「女性歌人」と「性」を特化することより、
「この歌を詠んだのが、たまたま女性だった」という見方であったり
また、万葉集の中に編纂された、たとえば人麻呂歌集の歌の
中にも「女歌」の形で詠まれているものがあり、今の時代に
ふさわしく!?男女同等に歌人として女性を捉える方向にあることや
表現法として「女歌」を考えることなどは、新鮮な印象を受けました。
今回うれしかったのは、奈良女の院生の明日佳さんと、三年生の
真璃子さんが参加されたこと。ご指導の坂本信幸先生が、万葉の
いろんな学会の役員でいらっしゃったり、各地の故地での協力や、
大和路を歩く会の万葉旅行の講師など、大学に留まらぬご活躍
をなさっているので、先生の後ろから門下生は、いろんな場面を
経験させて頂くことが可能な、恵まれた環境にあります。
山の辺の道万葉旅行もそうでしたが、机上の学問では得られない
「万葉集の魅力ある世界」が経験できるのですもん!
常々もったいない!と思っていました。
私はうれしくて、思い切り高岡自慢してしまいました!
そして、万葉まつりも来ようねって・・・!!!
秋の七草.jpg
「真夏の昼下がり」のきょう、娘のお誕生日です。
大台の節目を迎えました。「おめでとう!」
私の頃と違い、結婚も選択肢で、今は「芝居」一筋の生活。
でも「若い!」というのは素晴らしい。
私自身、娘時代から精神的に意識せず今日まで来てしまい
精神構造(年齢)は膠着していますが!?、肉体は確実に疲弊し
下っていくことが悔しいです。「若さ!」が、つくづくまぶしい!
娘を思うとき、私もまた神様から与えられた今後の時間を
落ち着いて、先を見ながら過ごしていきたいとあらたまる日
でもあります。


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