サロンで万葉太極拳!

ホームページでフォトギャラリーを制作中ですが、間に合わないので
ブログでご紹介します。
TSUBAICHIのオープニングコンサートにも来てくださった、万葉集ファンの
伊奈遊子(忠彦)さん。太極拳の指導者でいらっしゃることは聞いていました。
近年、健康のための「運動」の一つとして、日本で太極拳もブームとなり、
私の知人で太極拳をなさる方も多く、意外なことに「岡本さんの万葉曲に
合わせて太極拳をやってますよ!」とお便りを頂くこともあり、驚きでした。
私の曲で太極拳ができる???
そして、サロンをオープンした時に、伊奈さんにお願したことを覚えていて
くださり、「お約束通り、一度サロンで太極拳の練習風景をお見せしましょう。」
と、生徒さんを連れて本日来てくださいました。
私は興味津々で、終始見学させて頂いたのですが、ウオーミングアップから、
1つの流れに沿ったプログラムまで、一見は必ずやわらかな、やさしい動きから
始まるのですが、結局はかなりきびしい「運動」を要求するもので、
バランスをとったり、動きの変化で、かなり足腰の負担や、疲労を覚える
錯覚の!?「健康体操」だと思いました。
もともと中国の武道からきているので、要所要所に決まりのポーズなどは、
恰好がいいです。
そして、私の期待に応えて!?「二上エレジー」に合わせた太極拳をご披露
くださいました。光栄でした。ありがとうございます。そしてすごい!
次にプレゼントとして!伊奈さんのオリジナルの「万葉体操(万葉導引八段錦)」
と言う気功や太極拳に親しんでこられた伊奈さんが、中国古代の導引(養生体操)と
万葉集を融合させて創られた万葉体操をご披露くださいました。
導引図の動きを参考に、選ばれた万葉歌十首に応じた体操は、伊奈さん自ら朗々と
詠われる朗誦に合わせての動きです。
生徒さんは、万葉集の解説も聞きながら、そして万葉歌に合わせた「体操」を
確かめるかのごとく…。
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「万葉」を楽しんだり親しんだりなさる方を私も多く見てきましたが、伊奈さんの
「万葉体操」は、私だから「面白い!」と感じたのか、ではなくご本人の経験・理解・
技術に「思い」がうまく合わさった賜物だと思いました。
一味もふた味も違う、太極拳の楽しさを見せて頂きました。
伊奈さん、みなさんどうもありがとうございました!
そしてサロンでの太極拳も違和感なくご利用頂けたのでは…と喜んでおります!

TSUBAICHIでの絆

私の人生は、犬養孝先生なしには語れないが、さかのぼっては神様に
いろんな人に出会わせて頂いたおかげで、本当に多くの方々のご厚情や
支えによって今日の私がある。
万葉集にメロデイーをつけることを教えてくださった扇野聖史さん、それを
イベント化してくださった松田一二さん。
私のオリジナルな活動は自分で生み出したわけではない。
ただ、私も気付くことのなかった能力を引き出して頂き、「作曲」「編曲」
など、大好きな音楽と万葉集との接点が持てたことは、本当に幸せだ。
そして、演奏活動を支えてくれた仲間たち。今春で29年目の活動に突入する。
スタートをして、人麻呂楽団の頃からするとメンバーも、時に応じて交代が
あったが、それでもとぎれることはなく、いつも誰かに助けられていた。
その中でも特に活動歴も長く、深い縁のある山寺寿子さん。
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ヤマハの音楽教室での私と同期の講師で、4大のピアノ科卒業の実力派だ。
加えて当初から、家庭的というのか、洋裁・編み物・料理…とマメで、
器用な人だった。仕事ぶりは、ヤマハ音楽教室で幼児教育の「3歳児ランド」
というコースが始まった時の草分け的講師で、その後の講師たちのお手本と
となったことは、語り草になっている。結婚をきっかけにヤマハ音楽教室は
引退してしまったけれど、それ以前から、うたがたり活動に参加してもらって
いたこともあり、ご主人に許可を頂き「オカモの活動」だけ、音楽を続けても
OKということで、二人の息子さんの産休を除いては、ずっと私の傍らで
支え続けてもらっていた。
そして、いよいよTSUBAICHIを立ち上げるにあたり、一世一代のお願いをした。
とても私一人ではやっていけない。でも、彼女と一緒なら絶対大丈夫!という
妙な安心感があった。自由な身の上の私と違い、子育ての真っ最中で、ご主人
の理解も必要…。物心ともに大事な時期でもある。
オープンしてから娘が、「ママにとって、山寺先生がパートナーになることを
受けてもらったことがよかったね。」と言った通りだ。
物件を見つける前からサロンが完成するまで、備品の一つ一つまでを二人三脚で
準備をしてきた。何と心強かったことか…。
お披露目コンサートでサロンは幕をあけたが、3日間、何かと彼女の姿を
目で追い、確認して安心する…。まるで母と子だ!(笑)
そして、当日も主役の私が不安になったり心配のないように、見えないフォローも
たくさんあったと思う。本当にありがとうね!
いよいよスタートし、これからが私たちの正念場。これからもよろしくね!
そして、サロンを立ち上げるまでに、乾さん、西本さん、三木さんの男手で、
家具を運び入れたり、組み立てたり、パソコンをつないでもらったり、完全な
ボランテイアで、サラリーマンの貴重な休日を返上してお手伝いくださった。
ありがとうございました。
サロンの生命線である、音響関係の準備は富岡さんに、また映像の設備については
阪本さんに安心してすっかりお任せすることができた。
お手数をかけまして、ありがとうございました!
また、このたびご縁を得た、サロンの家主さんの松下さんも素晴らしい人格者で、
お目にかかるたび、笑顔でご挨拶ができ、早々にお親しくなれた。
サロンのお向かいのおしゃれな喫茶店のマダムは、甲南女子大での後輩だったなんて!
何だか親しみが湧き、ご近所付き合いが楽しい。
いろんな人たちが、協力し築きあげてくださったお城。
大事に、また有効に多くの方々の足場、拠点、パフォーマンスの場となります
ように願いながら、営業活動に頑張りま~す!
そして、大学院もちょうど新学期が始まりました…。(汗)

お待たせ致しました!

ジャーン! 音楽サロンTSUBAICHIが無事オープン致しました。
サロンが手狭なので、3が日をかけてお披露目コンサートという形で
幕開けさせて頂きました。
ご来場の皆様、お祝いをしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
心から御礼を申し上げます。
前日の4月9日は「満月」! 初日の4月10日は大安。そしてカトリック教会に
籍を置く私たちにとっては、教会暦で復活祭を迎えるための「聖週間」と
呼ばれる大切な時期で、私にとってはこれ以上恵まれた日があるかしら…と
いうくらいの日程でした。
そして、当の3が日は、初夏を思わせるような好天で、雲一つない、まさに
犬養高気圧全開! 神様ありがとうございました。
初日は平日だったので、夕方からの予定でしたが、朝のスタッフの集合時間に
来てくださった方もあり…。準備中、続々と届けられるお花や、祝電を見ながら
心地よい緊張感がみなぎりました。
お花は、見事にすべて個性と主張があって、送ってくださった方々のお顔と
心が伝わってきます。胸が熱くなる瞬間でした。
お披露目ということで、サロンの機能を十分に体験して頂こうとコンサート
以外にも時間をとらせて頂き、展示・ギャラリーとして…、また映像を観賞
して頂いたり、講座にはパワーポイントも使えますので特設スクリーンで、
見て頂きました。そして、その間こだわりのおもてなしを…。
サロンのインテリアや設備にも、色や備品などにこだわって準備してきましたが、
お客様に、備前焼の器に入った、季節の「桜茶」でお出迎え。
この風合いのある備前焼のお湯呑みは、備前うたがたりの会のお世話役の
末石美恵子さんが、窯元の備前焼作家の末石泰節氏の奥さまで、「どうしても…」
とお願いし、調達したものです。格安にして頂きましたが、それでも清水の舞台
から飛び降りました!(笑)
そして、桜茶には、因幡万葉歴史館の大伴家持の万葉集の巻尾歌「新たしき」
の歌が書かれたお懐紙に、万葉植物と同名のお干菓子「二人静」(両口屋是清)を
添えて…。
コンサートまでには、ケータリングも可能!とお弁当も準備しました。
音楽サロンではありますが、自由にお過ごし頂ける空間でもあるのです。
また音楽サロンとしては建築士さんに、防音とともに、音の響きにもこだわって
頂いたので、うたがたりコンサートの前に、仲間にそれぞれプログラムを
まかせて、ミニコンサートも開催致しました。バイオリンの村田道代さんには、
お仲間とタンゴを…、木原三知子さんにはフルート演奏を…、口ひとみさんには
アコーデオン伴奏でボーカルを…とそれぞれの日常の音楽活動の一端を見せて
もらいました。プログラムは20分!との課題に、それぞれが配慮と工夫があり、
タンゴバンドのバンドネオンという楽器をまじかに見ることができましたし、
万葉のふるさとならぬフルートで、世界の風土を背景に生まれた音楽を紹介
してもらえたり、私との出会いの思い出の歌や、TSUBAICHIに寄せる思いを
山口さんには「讃歌」で歌唱してもらったり…贅沢な1部となり、私の素敵な
仲間のプロの実力をあらためて納得しました。ブラボー!
うたがたりについては、夢中で過ごし、脈絡のないお話で私自身あまり記憶に
ありません!!!(汗)
ただ、コンサートのお申込みを頂いたお客様の「顔ぶれ」をみて、プログラム
の選曲ができたことは、とても楽しいことでした。私のお客様ですから当然の
ことで、うたがたりの中でエピソードや思い出を語りながら、私がしみじみ
懐古していたのは言うまでもありません!
犬養ゼミの仲間は残念でしたが、甲南女子中高時代の友人がかけつけてくれ
久しぶりに顔を合わせました。うれしさと感謝の気持ちが入り混じる中、
ご来場のすべての方々に支えられて「今日」を迎えられたことを本当に
ありがたく思います。しかしこれからの「にぎわい」が大事!
華々しいスタートがきれたと思いますが、サロンTSUBAICHIが私の活動拠点
として、しっかり機能していけますように、背筋を伸ばした事でした。
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満開の●●桜! 同級生です。みんなありがとうね! つづく…。

いよいよ!!!

明日はめでたいお釈迦様のお誕生日「花まつり!」。
我が家のネコたちも元気に走り回れるようになった!よし!
4月9日には私の大好きなお月さまも満月…。夜桜を照らす月読の光の美しさに
思いを馳せ…。
教会歴では、春分の日の最初の満月の次の日曜日が、「復活祭」であり…。
4月11日にクリスチャンの私も甦るのだ!
いやいや、これほど「めでたい」時期なのだ。
その時に私の祝事も始まる。明日「TSUBAICHI」が、プレオープンする。
お披露目コンサートに先駆けて、サロンカルチャーを展開するために
必要な方々に来て頂き、サロンでの可能性を一緒に考えて頂く内覧会だ。
その後、このサロンの立ち上げに協力してくださった方々に感謝し、慰労し、
今後の発展を願う祝賀会を予定している。
続々と届けられる花々を見ながら、私は何と幸せなのだろう…と共に
祝い喜んでくださる方々の顔を思い浮かべながら、胸がいっぱいになった。
ありがとうございます。がんばります!

TSUBAICHIサロンのこと(その3)

時系列が前後しますが、24日のこと。
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サロンが完成し、新しい建物を神様に祝福して頂くために、神父様に祝別式を
して頂きました。
私たち家族の属する仁川カトリック教会の永尾稔神父様にお願いし、家族のみの
参列でしたが、サロンの物置やお手洗いに至るまで、すべての箇所に聖水を注ぎ
お祈りをしてくださり、サロンに、いよいよ神様の息吹きが吹き込まれました。
TSUBAICHIに人が出入りするたびに、神様もともにおられる…なんて
うれしいことですね。
お祈りの後、私のオルガンで家族で聖歌「ガリラヤの風薫る丘」を歌いました。
両親・娘・義妹…と私のサロンに神様の見守りを心から願ってくれたことでしょう。
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司式をしてくださった永尾神父様は、五島列島・福江島の出身で、私が三井楽に
行った時、偶然里帰り中の神父様と、渚100選の「高浜海岸」でお会いしたことが
思い出されます。
また、大王崎灯台のふもとにご実家があるので、私が2度ご両親をお訪ねしたことも
神父様にとっては思いがけないことだったと思います。
そんなで、私も個人的に共通の話題の持てる神父様でしたが、4月1日からは、20数年
奉仕されていた仁川教会から、東京の赤羽教会へ転勤されることになり、危機一髪
今回の祝別をして頂けました。ありがとうございました。
新しい場所で幼稚園の園長職にもつかれます。今後のご活躍をお祈り申し上げます。
神父様! 私はサロンで「万葉の五島列島・福江島」を発信していくつもりです。
あんなに素晴らしい海、緑の島山、真っ青な空、自然の豊かさに満ちた三井楽の
遣唐使の寄港地としての遺跡、山上憶良の荒尾を言い伝う万葉歌などの故地ロマンに
何度でも心を馳せたいと思います。
また五島列島の企画のときには、ご案内申し上げますね。

TSUBAICHIサロンのこと(その2)

弥生満月。夜空に皓皓と輝く美しい月にうっとり…。
風は冷たいけれど、大好きなお月さまの「月読の光」に導かれながら、
帰宅した。
1日過ごしたいろんなことも「この光景」は何だか心を和らげてくれる。
サロンに椅子が入り、きょうですべての設備が整った。
京都の坂田さんの制作、村上さんが張り地された、特注の椅子だ。
色目も3色で、狙い通りのいいグラデーションになった。
入口のワインカラーのカーテンといい、私の好みの色で統一。
もっとも神経を使った防音対策も、サウンドチェックはしっかり
クリアーできたし、心おきなく音楽演奏が可能だ。
グランドピアノの調律も終え、音はまだ大丈夫! ただし震災で傷ついて
かわいそうだったので、相棒の椅子は新調した。
おばあちゃんの亡き後のプレゼントのエレクトーンももちろん共に移送した。
このシーンが私にはもっとも感慨深い。
音響ブースもあり、機材も一通り揃った。見ていてもかっこいい!
照明は娘の意見もあり、バトンを通して、天井照明を設置してあり
ギャラリー使用の時などの照明の向きなども自由に変えることができる。
プロジェクターも設置、私の持っているビデオ・DVDの放映から、
パワーポイントを使用しての講座などもできる。
私たちの舞台?となる壁面も観客の座席の壁面もピクチャーレールの
通ったギャラリーとなり…。
「なんでも企画したい!」「学びも遊び心で・・・」という、私の欲張りな
希望を網羅したミラクルサロンが誕生する。そして、いつも親しい人たちが
サロンにあふれ…。と期待しながら、いそいそと準備を進めている。
                                つづく

TSUBAICHIサロンのこと(その1)

4月にオープンするオカモサロン「TSUBAICHI」。
万葉うたがたり活動の「巡業型」から「拠点型」への移行です。
私の相棒、グランドピアノ(C5A)もエレクトーン(EL900M)も
サロンにスタンバイしました。
音楽サロンですので、万葉うたがたり会の素敵な仲間達のそれぞれの
「才能」を開花させる場所でもあります。
フルートの木原は、バロックから近代まで、時代を意識した楽曲の
研究会をしたい…、バイオリンの村田は、タンゴを得意のジャンルとして
いますが、サロンにダンスの仲間も呼びたいとか。
少し体力に自信のない山口は、私たちがバックアップしていきます!
(まずはお披露目コンサートの3人)
山寺さんと私はピアノの連弾でもしたいな!美佐ちゃんはピアノの
弾き歌いもなかなか…。3/7源氏物語のオペラがやっと終わり、ほっと
していることでしょう。ともちゃんには、しびれるような歌を歌って
もらいます。今後の企画に乞うご期待!
娘のつかさにもワークショップや、表現の場所として場を踏むところに
なればよし。大伴旅人物語のように、役者さんと万葉歌がたりのコラボ
にも夢を持ちます。
また、「オカモ」の万葉歌を歌いたい!とおっしゃってくださる奇特な
方々もあり(笑)、本当にありがたいことです。私たちが伴奏をしますので、
是非、ご一緒に歌ってくださいね。
サロンは皆様が行き来してくださりやすように、「大阪」「梅田」に
こだわり、場所を決めるだけで2年以上かかりました。
集まりやすい「八十のちまた」です。どうぞ、歌の仲間たち・演奏者の方々・
母親コーラス・団塊のフォークソング世代の方々などなど…、どうぞご利用
頂きたいと思っております。
歌は心の音楽なのだ!