いざ、嘉摩クラ???(鎌倉)

「2,005年 11月19日」
いよいよ2年越しに、待ちに待った嘉摩万葉フォーラムが、
開催されます。
第14回目の全国万葉フォーラムのホスト地として、福岡県飯塚市
が名乗りを挙げられたのは、地元の自治体ではなく、起ちあがって
まもない嘉摩万葉を学ぶ会でした。
川波事務局長を中心に着々と準備がなされ、飯塚市の名所「嘉穂劇場」
を会場に現代の「万葉の宴」が繰り広げられます。
私たち万葉うたがたり会も明日出発し、本番に備えます。
この日ならではのプログラムを準備しました。
メンバーも7人が出演します。豪華絢爛でしょ!
地元へのプレゼンテーションに「柳原白蓮」の短歌も歌う
予定です。皆さんに楽しんでいただけるステージとなります
ように気合も一入です。
緊張と共に、全国の万葉ファンを受け入れる準備をされている
飯塚・嘉摩・筑豊の方々が、「やってよかった!」と思って
くださるような、手応えや反響が残りますように・・・。
新たな万葉の故地の誕生を心から祝福したいと思います。
いざ鎌倉ならぬ、嘉摩くら・・・でした!

ほのぼのとしたうれしさ・・・。

きょう11月15日は、朝から紀宮清子さまの結婚式・披露宴の
話題で、もちきりでしたね。
清々しくさわやかなカップルの誕生をほほえましく思いながら
テレビに見入りました。
平成の世にふさわしい開かれた皇室は、儀式や形式にとらわれない
新たな試みも強いられたようですし、また、報道されたエピソードから、
天皇家といえども当たり前の親子関係を私たちが垣間見ることが
出来ました。皇室も国民と身近であることが強く印象づけられましたし、
特に美智子皇后の母親としての姿勢に感銘を受けますね。
そして世間では、小春日和、七五三参りの佳き日でもありました。
そして、そして、私にとっても忘れられない日になりました。
朝、西宮の市役所で「感謝状」の授与式があったのです。
正直に申しますと、通知を頂いた時は、ありがたいと思いましたが、
特別の感慨はありませんでした。
開式して、西宮市の80年の歩みの映画を見ながらいろいろ思いました。
生まれ育った神戸よりずっと住まいが長くなった西宮・・・。
私自身の西宮への熱き思いがあるか。
感謝状を頂くような、市民としての貢献をしてきたかどうか。
今後「西宮のため」にどれだけ自分の仕事が活かせるか。
などを、自問自答しながら・・・。
万葉の故地に出向いて「わが町・わがふるさと」を愛する
方々をたくさん目に当たりに見てきた私から言えば、「私」は
お世辞にも西宮を心から誇りにしている!と言えるだけの自信が
ありません・・・。
私のささやかな活動を評価して頂けたのだろうと思います。
でもそれだけで、西宮市から感謝状を頂くなんてとんでもない!と思えて
きました。万葉うたがたりの25年を経て、犬養先生、扇野さん、
松田さんから私へのご褒美だと当初は単純に喜びましたが、
今、感謝状を手に取りながら、我が里、わが町を高らかに褒め歌える
「私の活動」も必要だと強く感じました。
はじめに私に「大好きな西宮」がありき・・・であるべきとしみじみ
思いました。全国の方々に対して、西宮(特に万葉)の魅力を率先して
語れるようにならなければいけないのですが・・・。
今は甲子園球場くらいかなあ(冷や汗)
このご褒美は私への問いかけでもありました。
まさに飴とムチを味わったような気分でもあります!!!
でも今はなんだかほのぼのと幸せな感慨に包まれています。感謝!

重ねていいこと!ご報告!

出先から戻ると、西宮市からの速達の封書が届いていました。
「市制80周年記念感謝状の贈呈」という依頼状で、「愛と希望の
町作り」のための地道な活動を継続して行い、顕著な功績のあった個人に
感謝状の贈呈を行います。このたび感謝状贈呈表彰選考委員会の議を
経てあなたにも決定しましたので、ご了承賜りますように・・・というもの
でした。
贈呈式は11月15日(火)午前10時~市役所の本庁舎であります。
すぐに「おー、何を着て行こうかしら(汗)・・・と思いきや「平服で」と
ありました!!!
全国各地で「万葉うたがたり」活動をする私にとってはまず地元で
認知して頂くことが、ありがたいことです。西宮で始めた自主
コンサートもはや3回終えましたが、これも私のもっとも身近な地元の
方々に「万葉集」を理解して頂くことが、必要だと感じて始めたこと
ですし、活動25周年の記念すべき年に、偶然「評価」を頂けた事は本当に
うれしい!と思いました。単純な私には大いに励みになります。
なららの特集記事といい、感謝状といい、忙しさを和らげてくれる
いいニュースが2つも重なったことをみなさんにもお知らせしたくて・・・。
今週は長浜、その10日後には2年越しのイベント嘉摩万葉フォーラム
でのコンサートがあり、「勝って兜の緒を締めよ!」の心境です。
何時も「平常心」で臨めますように・・・。

恥ずかしながら・・・。「ならら」

昨日浜北万葉まつりから帰宅しました。
万葉の行事はいまだ真っ盛りで、毎週のように元気に楽しく
出かけて「万葉うたがたり」がんばっております。
帰宅しますと、ドキドキ・・・。それは高岡へ出発する前日に
あわただしく取材して頂いた「オカモ」の記事が、堂々2ページに
わたって記載された冊子が届いていたのです。
こんなことってきっと一生に一度だけかも・・・。
本当に光栄なことでした。記者の景山さんに聞かれるまま、
ただただおしゃべりをしたことを、プロはやはり上手にまとめて
くださっていて、それも私に好意的に書いて下さっているので、
本当に恐縮しています。
私は矛盾していて、「恥ずかしくて面映い・・・でも、うれしくて
ちょっぴり誰かに見てもらいたい・・・」という気持ちの狭間で揺れて
います。
興味?関心?愛情?のある方は是非、「オカモ」の記事を
ご覧頂きたいです。よろしくお願い致します・・・(汗)
  月間大和路「ならら」2005年11月号   ¥400
全国書店でお買い求めは可能です。もしみつからなかった時は
  発行所:地域情報ネットワーク株式会社
     0742-27-1061 FAXは27-1039 へお問合せを・・・
毎月の企画もなかなか関心深い、奈良ファン・歴史ファンを
満足させる内容ですよ。
犬養先生に感謝!

大伴家持の里 二題

7日から9日までは、富山県高岡市で、9日はまた鳥取市国府町で、
それぞれ万葉集の朗唱の会が催されました。
 高岡では、第16回目万葉集全20巻朗唱の会・・・の名の通り、
大伴家持が編纂したと言われる4516首すべてを2000人の参加者で
3日3晩をかけて朗唱されます。駅に近い古城公園の、池の上の
水上舞台で、出演者が万葉衣装に身を包んで、思い思いのスタイルで
朗唱を楽しまれました。
私は開会式のセレモニーで、婦人会の方々と「高岡旅情」を合唱
したあと、テープカットをし、招待者として朗唱をさせて頂きました。
歌は額田王の春秋競憐歌でした!
 国府町は昨秋11月1日に鳥取市に吸収合併され、今年からは大きな
自治体の地域行事の一つとして、再出発しました。延べ第8回万葉
朗唱の会は、因幡万葉歴史館の敷地内にある伝承館という野外舞台で、
行われ、ここでは万葉集に所収されている大伴家持の歌の約485首
すべてが朗唱されます。私は、初回から万葉うたがたりコンサートの
ステージの機会を頂き、毎年家持に関する歌を中心に、演奏させて
頂いております。今年は地元のコーラス紫陽花の方々と一緒に
歌わせて頂きました。
 こうして万葉の故地の各地で「万葉集を声に出して歌う」=朗唱が
こんなに盛んになり、定着してきていることは、私も同輩として
非常にうれしく、万葉を歌うことの力強いエールとなります。
今年は特にこの行事日程が重なり、参加者も悩まれたことでしょう。
いやはや、高岡と国府に大伴家持クンの御霊も右往左往して、忙しかった
ことでしょう???
家持クンの心残りのせいか、天候は全国的に「男心と秋の空」状態
でしたもの! ふむ。

一件落着!阪神タイガース!

星野阪神から2年、勝つことへの意欲に目覚めた志士(獅子)達が、
予定通り、地元甲子園球場で、監督の胴上げをすることが出来ました。
阪神ファンの私には、その瞬間からお祝いのメール・FAX・電話を
頂き、さながら私の家族がひょっとして阪神選手だったっけ?と
錯覚しそうなくらい、うれしいご連絡を頂きました。
ほんとうにありがとうございました。
春に転居した家からは六甲山の山並みが広がり、今冬は六甲颪が
吹くのでしょうか。私が通る夕刻の駅からの道筋は、選手の応援歌を
背中に聞きながら自宅へ戻り、7回の風船飛ばしは肉眼で見ることが
出来ます。それゆえ、阪神タイガースへの親近感は以前にも増して
強くなりました。
町が明るいのもいいし、元気も出るし、ともかく平和ですね。
日本シリーズはありますが、私もこれで弾みをつけて!?
秋の行事や仕事にがんばろうと思います。
私も日本一を目指して・・・!!!

新曲披露!

阪神タイガースもこの対「中日」三連戦の最終日はどうにか
勝てましたが、まさに365歩のマーチ状態です。(汗)
♪3歩進んで2歩下がる?????♪
しかし、マジック6なのだ。ルンルン。
さて、昨日福岡県飯塚市で初めての「万葉歌碑」の除幕式が
行われました。これは、11月19日の全国万葉フォーラムin飯塚の
開催に先駆けて、9月3日の「山上憶良歌文集」に次ぐ関連事業の
1つで、これこそまさに飯塚市が「万葉の里」として、全国に
名乗りを上げ、後世まで発信し続けるシンボルとも言えるものです。
士やも 空しくあるべき 万代に 語り続ぐべき 名は立てずして
                     巻6-978 山上憶良
                  の万葉歌が揮毫されました。    
★嘉摩万葉を学ぶ会が建立(一般の寄付もある!)
☆会の当初母体であった嘉穂高校11期生の仲間が揮毫された。
★万葉学者で憶良研究家の大久保廣行教授の協力を得られた。
☆地元の石を用い、本碑・副碑と合わせて2基が建立
★飯塚市資料館という、地元の歴史発信地の庭に建つ。
という、非常に恵まれた環境下で建立されたことは本当に
うれしいことでした。
夜の祝賀会で、私からのささやかなお祝いとしてこの万葉歌を
歌唱させて頂きました。あまりにヘタだったのか???
フォーラムでもまた歌われますか?と聞かれたので「もちろん、
今度は多くの方々にしっかり聞いて頂きます!」と胸を張って・・・!
石の大きさといい、憶良の辞世の歌であるが、自らを顧み、
それをふまえた、若い未来ある青年らへの応援歌として、
スケールの大きい、新たな息吹を感じる歌碑が出現しました。
おめでとうございました!!!

この一年、テーマは「ダッシュ!」だ。

選挙戦も無事終わり、国民の審判が下りました。
あとは、投票=特定の政治家に税金を投資した私たちが、裏切られない
ようにしっかり監視をし、コントロールしていかないといけないですね。
同級生の小池百合子さんは、女の本懐を遂げました!よくやった!
自民党近畿比例区第一位登録の近藤三津江さんも1年後輩の同窓生です。
猪口邦子さん、藤野真紀子さん・・・と○十代の女性が多い。
そういう私も昨日、生誕日を迎えました。お祝いメールをくれた娘に
年齢の愚痴をこぼすと、赤星・虎ファンでもある娘は
「ママ、いい数字やん!私は好きやよ」っと明るく一言。
そうか、それにあやかって盗塁王もいいし、今年は「ダッシュ!」が
キーワードかも・・・とちょっと元気が出ました。
同じ世代の女性が活躍しているということは、私も「働き盛り?」
ということなのだ?ふむふむ!
おっーと、こうしちゃいられません。原稿締切りまで、ダッシュ!

開き直りもいい!

プロ野球の話題で恐縮ですが・・・。
頂上決戦とも、竜虎対決とも言われるセリーグのペナントレースの
優勝を目指して、首位阪神タイガースが、2位中日ドラゴンズと日々
熱い戦いを続けております。
昨夜は、また球史に残ると言われる波乱万丈の試合展開でした。
経過は省略しますが、私が感動したことは、人間誰しもピンチに
陥ったり、思いがけない場面に遭遇した時に、当然動揺もするでしょうし、
悲観したり、投げやりになったりしますよね。
試合中断後、再開の場面で、岡田監督は「久保田、負けてもいいから、
思い切り投げて来い。責任はオレが取ったる!」
それを受けた久保田は画面を通してでもわかるくらい一変した
引き締まったきびしい表情で淡々と投げぬいた結果、2者連続三振を
含めて、中村の決勝点を守りぬきました。
私は選手たちの気がそがれて、意欲を喪失し、結果敗戦してももう仕方が
ないとあきらめていました。
でもこの場面で、監督も久保田も開き直ったのです。
「開き直る」ということは、悪い意味ではなくて、「新たな気持ちで
態度をあらためること」なんだ!という事を学びました。
たかが野球・されども野球です。
ちなみにトラ党の私は、試合のある日は確実に仕事に障りますので、
「ええかげんにせい!」と自分を叱咤しております!(汗)

やったね! 憶良のおばちゃん!

カトリーナと比較される台風14号に追われるように、福岡県
嘉穂郡稲築町で行われた第34回憶良まつり短歌会と、翌日の飯塚市
資料館での万葉植物講座の参加を終えて、昨夜帰宅しました。
私は憶良まつり短歌会の表彰式のあと、万葉講話を・・・ということで、
お招き頂きましたが、私の役目はいかに「万葉集」を特化して魅力を
お伝えするか・・・ということだったと思うのですが、うまくお話できた
か心配です・・・。私自身は楽しいひとときでした。
さて、当日短歌会開会に先駆けて、新刊本のお披露目がありました。
それは、11月の全国万葉フォーラムIN飯塚の協賛事業として、憶良まつり
短歌会の方々が企画・準備・制作されたもので、短歌会当日に完成が
間に合ったのです。万葉学者で憶良研究家の大久保廣行先生が監修され、
山上憶良の全作歌78首を網羅した、憶良本の定本とも言えるものが
でき上がりました。とても豪華な装丁で、品のある格調の高い
素晴らしい本です。是非多くの方々に見て頂きたいと思います。
特に稲築町は憶良が立ち寄ったであろう、嘉摩の郡役所跡などを
考証したり、犬養先生揮毫の万葉歌碑も建立されており、早くから
万葉故地としての発信をして来られました。そして「憶良まつり短歌会」
という参加型の行事を34回も続けてこられ、「憶良のオバチャン」と
揶揄されながらも熱心に自治体とも渉り合った、ご婦人方の地道な努力
と熱意が、今日結実したのです。心から敬意を表します。そして、
憶良のおばちゃん、バンザーイ!
全国万葉フォーラムの打ち上げ花火の第2弾は、飯塚市に初めて
建立される万葉歌碑です。乞う期待!