仁川カトリック教会と神父様への感謝…。

5年前に福江島を訪れた時に、今後、もう来る機会がないかもしれない…という
寂しさがありました。
その私に神様がくださったチャンスが10月5日からの長崎・五島列島巡礼の旅でした。
甲子園教会で受洗してから信者歴は30年近くなりましたが、震災の道路事情で行けなくなり、
仁川教会へ移籍してからはや18年です。仁川教会には私にとって身近な五島列島出身の司祭が
司牧しておられ、浜口神父様(故人)や、永尾神父様には特にお親しくして頂きましたし
現在は水浦神父様に導いて頂いています。
いつもミサのオルガンを労ってくださる水浦神父様が、それを察して昨年のうちから、
「岡本さん、来年楠原教会の献堂100周年の記念ミサがあるので、一緒に行きましょう。日程が
決まったら知らせますからね…。」と声をかけて頂き、願ってもないチャンスに「万難を排して
参加する」ことを心に決めていました。
今年になって提示された予定日は、高岡万葉まつりと重なっていましたが、1日のずれがあったので、
高岡は初日に朗唱の出演をして帰宅、翌日「五島列島巡礼の旅」に出発しました。
私の五島の旅はいつも福江島の三井楽町の「万葉イベント」が目的でしたので、今回水浦神父様と
旅した「巡礼の旅」は、今までと違った角度で「五島列島」を学ぶことができ、かくれきりしたん
の里として、迫害を受けたり棄教を迫られる中、教会や史跡を通して信仰を貫き通した先人の
生きざまにあらためて感銘を受けました。
先日の万葉講演のヒントとなったことも多くありました。
そして、水浦神父様のご出身の水ノ浦教会の教区の楠原地区に念願の教会堂が建てられて
100年ということで、献堂の感謝のミサが捧げられました。長崎から司教様も参列され、
いつもは静かであろう教会の周辺は、信徒、訪問者、私たちのような巡礼者で大賑わいでした。
DSC04065.jpg
DSC04072.jpg
折しも台風23号が通過し、24号が到来する間の「佳き日」でした。
奈良女の後輩、洗川さんのご家族も楠原教会の信者さんでした。
この巡礼の旅があって、その後、1か月後に「三井楽町」へ伺えたことが、私には本当に
偶然ではないようなお恵みを感じております。
「初めての巡礼の旅」に導いてくださった水浦神父様に心から感謝を申し上げたいと思います。
同行の仁川教会の信者さんとお親しくなれたことも幸いでした。
その仁川教会のご厚意で、信者以外には使用することのできない、仁川学院のコルベ講堂で
大岡美佐さんが、コンサートを予定しています。
素晴らしいパイプオルガンがありますので、私のオルガンの師である尼子愛子先生に演奏を
お願い致しました。
多くのご協力を得ながらコンサートを開催できますことを感謝しております。
この機会をもって、彼女は万葉うたがたり会から脱会することになりました。
この会場、場所を提供できたことが、結果的に私の最大のはなむけとなりました。
数年間、万葉うたがたり会の歌姫として皆様に可愛がって頂きましたことに御礼を申し上げ、
「私の聖地」で素晴らしい足跡を残されることを念じております。

仲秋の名月、2題

今年は、奈良県の桜井市とご縁が深くなり、5月には、桜井市市民会館を守る会
の総会で、講演をさせて頂いたり、先日は「大和さくらい万葉まつり」で古代衣装
パレードの出演があったり…と2年前から三輪恵比須神社で万葉講座をさせて頂いて
いることから広がった輪でしょう、まさに「海石榴市」のえびす様に感謝です。
三輪恵比須神社のご紹介もあり、桜井市外山(とび)にある等彌神社の佐藤宮司より、
仲秋の名月に行われる6回目の「観月コンサート」に万葉うたがたりの機会を頂きました。
実は私は「とみ神社」は知りませんでした。鳥見山が榛原から見える山だと思っていたので、
桜井の鳥見山のふもとの等彌神社をこの度しっかり認識することができ、幸運でした。
人も集まりやすいように、毎年「敬老の日」と決めて行っておられますので、月齢には
多少誤差があります。
DSCF2137.jpg
DSCF2128.jpg
リハーサルを終えて見えた月です。3日後に満月の夜を迎える月です。
この抜けるような青空も、これは前日からの台風18号の日本全国に絶望的な被害や影響を
与えながらの翌日、台風一過のウソのような光景です。
朝から雨も残り、テレビでは近畿一円「大雨洪水警報」は発令され、渡月橋の周辺の
桂川の氾濫を目にしながら、「きょう、本当にやれるのだろうか…。」と半信半疑で
2台の車に分乗して、万葉うたがたり会は現地に向かいました。途中淀川の河川敷も水に
つかっていて、びっくり仰天。しかも淀川大橋からこの状況を写真で写そうと言う人たちの
姿も多く…!?確かにめったにない光景が広がり、私たちはますます戦々恐々の気分でした。
台風の後は、手のひらを返したような穏やかな日となり、神社の中では、コンサート決行の
ためのあわただしい準備がなされました。雨でずぶぬれのところからの舞台づくりで、
神社の方々も氏子さんも、またイベント会社の方々も内心はおだやかではなかったはずです。
みなさんのおかげで、お客様も集まってくださり、時間通りのスタートとなりました。
その後は、「楽しかったコンサートのひととき」です。
S0782350.jpg
コンサートの後に「サンバDEツバキ」が聞きたかった…と言う声を頂き、ありがたく
思いましたが、今回は初めて聞かれる方への導入もあり、オープニングは「月の歌」
メドレーでスタートしましたので、ごめんなさいでした。
40分の時間を頂き、
夏の夜の夢・ムーンライトセレナーデで「月」を思って頂き、あとは「桜井市」を意識して
三諸の子守歌、「忍坂」の風音を聞いて頂きました。
S0332236.jpg
S0972403.jpg
S0992408.jpg
そして今回は、等彌神社…と言うことで、万葉歌碑もある「跡見山雪」の歌を是非作曲して
記念にプレゼントしたいと思い、新曲「ホワイトロマンス」という曲をご披露しました。
恋の歌なので、若々しく大変軽やかなポップス調の曲になりました。またみなさんに
手拍子を頂きながら、歌えたらうれしいことです。
最後まで多くのお客様に残って頂き、ご一緒に出演した岸さんや大西さんに、佐藤宮司も
加わって全員で「ふるさと」を合唱しました。
この等彌神社の近くにお住まいの方々をはじめ、鎮守の森で、音楽を通して満月を愛でながら
ふるさとに心を寄せるなんて、なんて贅沢なのだろうと思いました。
月は時間とともに高くのぼり、神社の杜の木々を通してこんな様子に見えました。
S0102172.jpg
本当に「月のかつら」を髣髴とさせます。神社の池にも映った月を佐藤宮司さんに教えて
頂き、思わず歓声! 2つの月を楽しませて頂きました。
「月がとっても青いから、遠回りしてかえろ♪」…いやいや、自宅に直行して11時半でした。
長い激動の一日。終わってみれば穏やかで心豊かな時間だけが印象となって残っています。
S0293071.jpg

山口ひとみさん、飛躍の時を迎えました。

  • DSC02018.jpg

昨秋の歌手生活20周年記念リサイタルを経て、新たなライブステージの場が増えました。
4月25日のこの日のステージは、心斎橋にあるアートクラブというライブハウス。
「実力」勝負のこの世界で、歌はもちろん、トーク、ステージマネージメント・集客・その他
いろんなことがすべて山口さん個人で対処していかなくてはならない厳しい大海にいよいよ
漕ぎ出しました。
私たちは山口さんに何の不安もありませんが、「事実は小説より奇なり」と、これから
HAPPYなことばかりではなく、どんな試練が待ち受けているかもしれませんし、大変だと
思いますが、仲間として、私たちは「母なるおだやかな海」でありたいと思っています。
今夜はシャンソンのジャンルで勝負。いいステージでした!
6月は3日に出演です。

いよいよ4月!

たまっていたサロンの社長業?!と、14日に控えたうたがたりの練習など、やっと日常を
取り戻しました。
4月7日は、TSUBAICHIで山口ひとみさんのライブコンサート。
ちょうど一年前に秋のリサイタルを踏まえて宮川真由美さんと初めて一緒に演奏の機会と
して行ったジャズライブも4月7日でした。
今回は宮川真由美さんと、山口リサイタルの時に音色の素晴らしさとパフォーマンスで
人気のあったバイオリニストの金関環さんに出演をお願いして、ボーカルは山口ひとみさん
の3人の「春うららうららのコンサート」を開催しました。
リサイタルを経て、もはや息の合った3人のステージは質が高いというか、サロン冥利に
尽きる素晴らしい音楽を堪能させて頂きました。
P1080747.jpg
金関さんのバイオリン演奏をもっと聞きたいと言う私たちの希望で7月28日にサロンで
コンサート決定!とても」楽しみです。

万葉うたがたり「歌い初め」

昨年は、万葉うたがたり会の活動が外部での機会が多く、サロンでは2回しか
コンサートを行えませんでした。
今年は、活動拠点TSUBAICHIという、原点に戻って「万葉うたがたり」に
取り組みたいと思っていた矢先、年初の「万葉うたがり」の機会を頂きました。
時期的に思案しましたが、仲間の快い協力を得て、出演することに…。
出演を了承してくれた、美佐ちゃんと山寺さん。
山寺さんの男装は初公開かも???
なかなかよく似合っていました。これからもいいかも。
DSC01005.jpg
なんと私と同じ「還暦を迎える中学校の新年同窓会」からのオファーでしたが、窓口は
昨年5月にコンサートをさせて頂いた浄福寺さんのご住職でした。
あれ~、私と同じ年だったのだ???とびっくり。(笑)← お若く見えます。
新春・還暦・宴…と祝賀の席ですので、意識したプログラムに。もちろん、「姫路」と言う
故地についてもふれ、都太の細江や、絶等寸など、万葉の故地名もご紹介しました。
還暦の私が、還暦の会で歌わせて頂く偶然を愉快に思いながら、また新年早々、山寺さんや
美佐ちゃんと「万葉を歌う」感慨や、ひとときお正月気分から抜け出した時間でした。
わざわざお花もご用意くださり、さっそく食卓へ。
DSC01013.jpg
そして、美佐ちゃんは、先輩のコンサートを聴きに西宮芸術文化ホールへ。山寺さんは
次男を連れて九州のご実家へと次の予定地へ。
私は今、ようやくおちついて昨年来のかたづけものに精を出しています。

ようやく実現! 万葉うたがたり会のクリスマス!

DSC00935.jpg
11月25日の山口ひとみさんのリサイタルからもう1か月です。
なかなか仲間内での打ち上げも時間的にままならず、何となく打診して決めた
クリスマス会。
TSUBAICHIを支えてくださるボランティアスタッフの男性陣は残念ながら全員アウト!
…ということもあって、思いがけず水入らずの万葉うたがたり会のクリスマス会が
はじめて実現しました。
今はTSUBAICHIフェイスブックというツールで、すでに楽しい状況をすぐにお伝え
したのですが、ブログ報告もしておきたいと思いました。
サロンに備えてあった「たこ焼きセット」があったので、今回は「たこ焼きパーティ」と
なりました。
さすがに宴会担当のともちゃん、アッコちゃんの「一工夫」で、たこ焼きもトッピングを
毎回変えて、和風からイタリアン、そしてデザートたこ焼きまで、どうよ!って感じ。
よく食べ、よく笑い、よく喋り、本当に楽しいひとときでした。
メインは、山口さん、お疲れ様でした!ということですが、メンバーそれぞれに「今年の
総括」と「来年の抱負」などを聞き、2012年をしみじみ振り返りました。
私もこの仲間たちに「還暦」のサプライズパーティを開いてもらいましたが、山口さん
リサイタルに向けて、結束し、協力し、達成した私たちの絆が、より一層私たちの
信頼関係を強いものにしてくれたような気がしました。
万葉うたがたり会も「演奏集団」の仲間としての交際範囲で、プライベートな交流は
以前ほとんどなかったのですが、ここ数年、公私にわたった付き合いができるようになりました。
個人的な相談事や、話題の共有や、それぞれの立場で年齢差の学びなど、いろんな人間
関係が紡げるようになりました。
「音楽家」は孤独な一匹オオカミが多い中、私はみんなのつながりを目指してきたので、
今のサロンDEうたがたり会は、とっても満足です。
さて、次はいつ? パーティではなく(汗)、万葉うたがたりコンサートです。
1月に…と言っていたのですが、2月に西宮や明日香村でコンサートがありますので、
すこし先送りとなりました。
でもTSUBAICHI4周年目の記念日には、活動拠点であるサロンから万葉うたがたり発信を
する予定です。どうぞ4月14日(日)をお楽しみに…。
私たちの23日の大盛り上がりのクリスマス会に、肝心の24日・25日は、クリスマスの
実感なし!と全員声をそろえて言いました(笑)。アハハ! よかった!
また来年も集まれるといいな。記念写真です。娘も最後に間に合いました。
DSC00966.jpg

山口ひとみさん20周年記念リサイタル

1年越しに準備してきた山口ひとみさんのリサイタルが無事終了しました。
ご来場の皆様方には、誠にありがとうございました。心より御礼を申し上げたいです。
おかげさまで大成功に終わったと自負しています。
この機会も万葉うたがたり会の絆の深まりから生まれたもので、つらつら椿という
会社という組織も幸いしましたが、協力者なしでは成り立たない大きな事業でしたので、
この「山口ひとみさんの記念日」という機会に仲間の力が結集できたことは素晴らしい
ことでしたし、もちろん山口さんの人徳もあってのことだったと思います。
ステージは私 制作は山寺さん、打ち上げはうたがたり会メンバーで準備…と自然にうまく
役割分担となり、リサイタルに臨みました。
山口さんはステージに専念することができるように…と思ってのことでした。
プログラムのご挨拶文に書いたように、本人よりも可能性や魅力を知る私たちが(笑)、
ステージ作りの為の仕掛け人となりました。会場、日程、音楽監督、選曲、衣装、
演出…などすべてのことにこだわり、山口さんの理解を得ながら準備をしていったつもり
ですが、半ば強引に説得したといった方が正しいかもしれません。
ただ、いつでもできるステージや、通常と変わらないことはやらない…とか、魅せ方も
いつも美しい山口さんですが、可愛らしさや若さを全面的に出した新たな雰囲気のポスター
などは山口さんに戸惑いがあったようでした。それがプロデユースなのですね!
私は大きな会場での自主的な万葉うたがたりコンサートも常に自分で演出をしてきたので、
演出をしながら演奏も…というのは度台無理な話なのだということが今回よくわかりました。
でも万葉うたがたりばかりは私のこだわりがすべてなのでこれも仕方なく…。
さて、今回山口ひとみさんのステージを支えてくださったのはピアニストの宮川真由美さんです。
山口さんを理解してくださった上で、選曲をはじめ魅力や表現力を引き出して、新たな彼女の
音楽世界を作りあげてくださいました。そして一流のミュージシャンに声をかけて頂き、
きっとこれ以上のバックバンドはこれからも望めないと思えるほどの布陣でした。
でもプログラムの中で「秋桜」は、二人の信頼関係を示すかのようにピアノと山口さんの歌
のみというシンプルなものでしたが、まさに1枚の絵になっていました。
               IMG_4501.jpg
山口さんに皆さんからのお祝いの「心」をたくさん頂きました。
お花だったり、品物だったり、メッセージだったり…。
きっと舞台上でご本人に手渡したい方がたくさんおられたことでしょうが、このたびは
山口さんには万葉うたがたり会がいつもついているのよ!という内外へのメッセージもあり、
万葉うたがたり会だけが舞台に上がらせて頂きました。みなさんごめんなさい。
               IMG_4664.jpg
そしてサプライズは、山口さんの唯一の姪である高校生のなっちゃんに花束を贈呈して
もらいました。
普段から、体の弱い彼女に、お母さん以上に心を砕いて愛情を注ぎ心配りをしている
山口さんにとってもっともうれしいのではないかと思ったからです。
初めてじっくりと鑑賞したおばちゃんの舞台になっちゃんは「憧れ」や「羨望」の気持ちで、
あらためて山口ひとみさんを誇りに思ったことでしょう。
とってもいいショットが取れていました。
               IMG_4660.jpg
ギターの筒井さんも思わず微笑んで…。
さてさて、写真はカメラマン一人しか許されないビルボードでしたが、素敵なショットが
たくさんありますので、またご紹介します。
まずは、達成感と感動の余韻に浸っていたい私ですが、そうもいきそうにありません…。

第10回 万葉の歌音楽祭

明日香村の犬養万葉記念館の目玉イベントでもある、万葉の歌音楽祭。
犬養先生が、万葉歌を声に出して味わわれた「犬養節」が、万葉朗唱として定着したが、
今私が万葉歌に自由にメロデイを作曲して、万葉歌を楽しみながら歌うことを評価して
頂き、犬養万葉記念館の「若い世代に万葉を親しんでもらうイベント」としてスタートした
万葉の歌音楽祭。この機会も10回目を迎えた。
私の活動を尊重して頂き、私が総括の審査委員として信頼されているのも光栄なことだ。
例年、中秋の名月の時期に合わせて、明日香村の石舞台公園の風舞台で本選が行われて
北が、今年はじめて、秋の行楽シーズンである「文化の日」に本選が行われた。
明日香村では、これも恒例の文化協会主催の村の「文化祭」の日で、やはり明日香村の方々
も参加し、多くの人々が見守る中で音楽祭を行ってほしいと少し残念に思った。
今年の予選を勝ち抜いた7組の方々。(お一人は体調不良でドタキャンだった。)
結果は、大賞は、「泊瀬川」を歌われた「結」のみなさん。音楽祭ではおなじみとなった
風香さんとおっしゃる実力派の万葉歌人と、初瀬川の流れる地元、桜井市忍阪の方々との
コラボ演奏で、「万葉故地」と一体化したテーマへの意気込みとこだわりが、また素晴らしく、
豊かな万葉世界の歌唱に加えて大きな加点になったように思う。満票の大賞受賞だった。
おめでとうございます!!!
DSCF9122.jpg
あとの2つの明日香村村長賞と、記念館賞の決定は、票が僅差で、大いに議論があった。
すべてを終えてから、私が僭越ながら講評をさせて頂いたが、この時こそはプライドを
かけて、また「万葉うたがたり活動」の自信と信念に満ちた思いで、講評をさせて
頂いているので、さすがに熱っぽくなってしまうようで、森井村長に「憎まれ役?」
と言うような労いを受けたので、さすがに苦笑いしてしまった。
しかし、11月の明日香村はやはり寒い。すっかり冷え切った体を「きつねうどん」で
暖めて帰路についた。
島の宮の山側は、おー、いつもながらの赤いそばの花の畑が続く…。
寒くても、やはり目前の青垣に籠れる明日香村の光景は、落ち着くなあ。
翌日は、桜井へ。
DSCF9067.jpg

万葉うたがたりコンサートatサロン

5か月ぶりのTSUBAICHI看板行事の「万葉うたがたりコンサート」。
1月には、古事記撰録1300年を記念して、「因幡のしろうさぎ」を絵物語と歌で紹介
しながら、コンサートを致しました。
今回、引き続き「古事記から…」とご期待もあって、仁徳・磐姫物語など、どうかな…と
考えたり、また、島根県の万葉フォーラムに合わせて「人麻呂と依羅娘子」の物語もいいかも
とあれこれ思いながら、時を過ごしていました。
だんだん時期が迫ってきて、メルマガなど、皆さんへの告知の時にやっとテーマを決定した
ようなことでした。
というのは、迷いながらいるところに、7月1日に香川県坂出市から、また9月2日に瀬戸内の
文化を考える会からコンサート依頼を頂き、きっと遠方ゆえ来れない方の方が多いのだから、
プレコンサートのように、関連の瀬戸内海の万葉歌をご紹介するコンサートにしよう!と
思い立ちました。そして、今回の万葉うたがたりコンサートの内容になったわけです。
DSCF6019.jpg
プログラムは、瀬戸内海の様子を知って頂くために資料の地図を付けて、その示した故地に
今回歌った万葉歌のタイトルを入れ、さながら船旅のように楽しんで頂きました。
思いがけず、万葉うたがたりのメンバーに好評で、自ら歌っている場所がより自覚できたと
喜んでくれました。
また、ずっと懸案だった大伴旅人の「鞆の浦」で詠った「むろの木」の歌を形にしたくて
新曲発表させて頂きました。ともちゃんが歌う!?鞆の浦ワルツです。
そして、坂出市でご披露するメイン曲、沙弥島で柿本人麻呂が遭遇した行路死人への挽歌、
「狭岑島挽歌」をしっかり聞いて頂きました。
四国には万葉歌は少ないですが、この歌は人麻呂が詠ったことで、故地としてもたいへん
注目されてきました。私たちも瀬戸大橋がつく前から何度も訪れています。
万葉うたがたり会では、ちょうど瀬戸大橋が架橋されたころ、コンサートをさせて頂き、
それ以来のコンサートです。
坂出市市制70周年の記念事業の中の1つとして「万葉故地」発信も入れてくださいました。
そして出演させて頂ける私たちは本当に幸せです。
DSCF6114.jpg
大曲であること、またドラマチックな歌であることから、フルメンバーで出演予定です。
サロンでの万葉うたがたりコンサートも、あれこれやりたいこと、また、挑戦したい企画が
まだまだあり、時間とも闘いながら、『万葉集』をいかに味わって頂くか…と楽しく精進
していきたいと思いを強くしています!
このたび、サロンに来て頂くお客様で、とってもセンスがよくて、趣味で生花やアート・
シルクを始め、アレンジフラワーを楽しんでおられるヤングミセスの西堀さんに出会い、
サロンの雰囲気作りのご協力を頂きました。
コンサートのイメージで、「海」です。サロン所有の船は洋風でしたが…(汗)
とってもいい感じ…。また素敵な人の輪が広がりました。
まさに平成の海石榴市!をめざして、これからも出会いが楽しみです!
DSCF5997.jpg
西堀さん、ありがとうございました。今後ともよろしくね!

浄福寺仏教婦人会総会にて万葉うたがたりコンサート

昨年、思いがけなく母方の祖父の菩提寺で、万葉うたがたりコンサートの機会を得、
祖父を思い、感謝しながら、本当に感慨深く、演奏させて頂きました。
その時に檀家・門徒さんだけではなく姫路周辺の西本願寺系のお寺の関係者も来ておられた
ようで、1年後のオファーを頂いた浄福寺さんでこのたび演奏をさせて頂きました。
ホームページトップに書いたように、亀山御坊と言われる由緒ある本願寺のお寺の一つで、
DSCF5571.jpg
姫路の市内にあって静かで、このようなお寺の集まった場所があることが不思議なくらいで、
祖父の里、姫路の実法寺のひなびた雰囲気とは対照的なお寺でした。
婦人会の総会とお聞きしていましたが、私たちが到着した時には、婦人会の方々が、本堂、
庭園をくまなく丁寧にお掃除しておられ、その人数の多さにも驚きました。
この機会は、年に一度の婦人会の総会だそうですが、特に1か月前の4月1日に、87歳の
ご院さんから、59歳の若住職へ世代交代というのでしょうか、30年ぶりに新たな寺の顔と
なられる就任の儀式が執り行われたばかりで、その住職の最初の行事であるとお聞きして
いました。私たちも様子がよくわからなかったのですが、当日伺ってみてよく理解できました。
私の所属する教会にも婦人会という組織がありましたが、奉仕活動などでもお寺を支える
協力部隊です。お掃除もしかりでしたが、会が始まるとともに、きちんと衣装も揃われた
コーラス部が、賛歌を歌われたり、また、きちんと着替えて総会に臨まれたみなさんの
てきぱきとこなされる様子に、都会育ちの私は偏見ではなく「お寺」は、拝観するような
仏閣や、葬祭にお参りするお寺の感覚しかないので、私が教会で過ごすように、「お寺」との
お付き合いも日常生活の延長にある空間であること…を初めて実感した気分でした。
本当に、信教の自由とは、神仏様々ですものね。私には仏教とキリスト教の違いでした!
さて、大事な総会で、ゲスト出演の私たちは、初めて『万葉集』を歌で聞かれる方もあった
ので、できるだけ身近な印象のものに…と「万葉の春」をテーマに選曲しました。
DSCF5740.jpg
平城京のイラツメのヘアースタイルがよく似合う美佐ちゃん。
高い音域までの美しい声と歌唱力をほめて頂きました。歌姫に感謝。
DSCF5685.jpg
風邪をこじらして、めずらしく本調子ではなかったともちゃんでしたが、やはり安定感のある
歌唱に私は安心!
DSCF5727.jpg
今回はつけまつげを断念(笑)。年齢相応で勝負しました。最近いよいよ女性として
開き直りの境地。うたがたりに集中しました。
熱心に聴いて頂き、ありがたいことでした。そして途中から昨年2回もお世話になった
実法寺の真光寺の寺谷住職もお忙しい中来てくださり、ご縁を喜んでくださいました。
出演は3人でしたが、もちろん山寺さんが、マネージャーとして終始サポートしてくれました
ので大変助かりました。
DSCF5797.jpg
うたがたりの最後には、ご住職へのはなむけに額田王の「船出の時に」で門出をお祝い
致しました。親鸞上人の750年遠忌の記念紀でもあり、30年ぶりの交代式を行われた
浄福寺がますます発展、市民に親しまれるお寺となられますように…との思いを込めて。
きょうの日を終えて、私「岡本家」のルーツであえる姫路市の2つのお寺でコンサートを
させて頂きましたこのご縁をこれからも大切に紡いでいきたいと思いました。
TSUBAICHIでも「親鸞聖人」のお話をして頂きたいな…と真面目に考えています。