親子水入らず。

両親が高齢になるにつ入れて、もっと向き合う時間を作らなければ…と意識しているのと
裏腹に、多忙で自分自身の時間すらなかなか捻出できないことにいらだちを感じるこの頃…。
久しぶりにサロンの連休が取れたので、「お盆にはお墓詣りをしたい!」と言っていた両親に、
時期が1か月早くなってしまったが、急遽一緒に出掛けることにした。
「暑い!」と覚悟していたが、午後からは雨模様の予報もあり、湿気はあったが、日差しは
さほど強くなかったので、幸運だった。明石海峡大橋を臨む舞子墓地に「岡本家」のお墓が
あるが、祖父が次男であるので、菩提寺の姫路市実法寺のお墓から、祖父の両親のたましひを
納めた祖父の建立したお墓だ。
ご先祖と共に眠るのは、平成14年に亡くなった祖母と、平成18年に亡くなった祖父の二人で、
浄土真宗の檀家として作ったはずのお墓に、祖父母ともカトリック教徒として帰正して
ヨゼフ・マリアとして刻まれている。最近、祖父の菩提寺の実法寺の真光寺さんにいろいろ
ご縁ができて、万葉うたがたりコンサートなどもさせて頂いているが、そのあたりの岡本家の
宗教改革などに少し意識もしながら、「千の風になって」ではないが、たましひは「墓」に
留まることなく、私たちを見守っているのだから、私はあまり「お墓」にこだわっていない。
両親はなぜか(世代の違いなのか)、定期的に訪れたいようで、その季節になると「一緒に
行ってくれないか」と打診がある。
しかし、このたびも何気なく撮った写真だったが、二人ともが杖をもって支えて立っている姿を
見て思わず涙した。親子の年の差は永遠に縮まらず、親子関係は変わらなくても、目前で
現実に老人となっている両親の姿を見て、両親の年齢を実感した。ごめんね。
もう少し、両親との時間も作らなくては…、私が後悔するもん。
母が「ここへ来る、来れるのが、もう最後かなと思ってる」と言った。
先日TSUBAICHIから「歌バス」で寄った、菖蒲園永澤寺で、自宅へおみやげに買った
「お墓詣りセット」が今回ようやく役立ちました。なかなかよろし!
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両親とともに私も年をとっているのだが、自分の自覚がないだけに、ちょっと鈍感な私。
もう少し、二人元気で頑張ってくださいね。
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