106回目のお誕生日!

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明治40年4月1日生まれの犬養先生のお誕生日を記念して、いまだに毎年甲南女子大学
犬養ゼミでは、有志で同窓会を続けています。
あたかも犬養先生がそばにおられるかのように、ケーキを準備。(ショータニのケーキ!)
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いつもは、犬養先生のお住まいだった、西宮の久寿川邸に集まっていましたが、お世話
してくださっていた吉本愛子さんにも気分転換になるかな…と今回は初めてオカモサロンで
開催させて頂きました。
いつも来て下さるメンバー3人と私の同級生恵理ちゃんと、シイチャンの7名。
私のサロンに敬意を表してくださり、お花も頂きました。春らしく華やか!
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サロンも犬養先生の会にふさわしく、「海南歌碑の揮毫書」や「切り絵の犬養先生像」や、
DVDも私たちにはなつかしい震災前の犬養先生の旧宅の映った映像など、演出しましたが、
それもほどほどにみんな話に夢中!(笑)
犬養先生もきっと苦笑いだったでしょう。でもこうした集いを喜んで下さったのも
犬養先生ですから、長く続くこの集いも先生のおかげです。
3月初め、私たちの甲南女子大学犬養先生の会(タテの会)の後輩が、病気で亡くなられ
ました。私よりも4歳も若く、思いがけない訃報でした。
犬養ゼミの卒業生たちのこの会は、犬養先生の生誕100年の機会に解散致しました。
会費の清算をし、会長の私はともかく、まず永い間会計業務をしてくださっていた岡本真弓
さんに会計担当者の役職から解放してあげることができました。永い間ありがとうね。
犬養先生が冗談のように「おかもちゃんは、終身会長だよね。」とおっしゃっていたのですが、
犬養先生が亡くなられるまで、タテの会の会長を致しましたので、「先生、終身ということで
もうこれで私の役目も終わったのですね。」と約束を果たせたと思っていました。
でも後輩の逝去を知り、犬養ゼミの絆で結ばれた仲間を失ったことで、タテの会として
見送ってあげたいと思う私の気持ちに、ふと「終身ということは、私がいなくなるまで
タテの会を最後まで見守れ…という先生の希望であり、メッセージだったのだ」と気づき
ました。本当にそうなのかはわかりませんが…。私には「終身」と言う言葉の意味が
今大きくのしかかっています。
4月1日の会も、もうおしまいにしようと思いながら、甲南女子大生だけで犬養先生を独占
できた唯一の貴重な1日であったことから今日まで続いているのですが、今年犬養先生が亡く
なられて15年祭を迎えるこの時期に、勇気を持って幕引きすることも大事かなと思う毎日です。
でも集まって下さったみなさん、ありがとうございました。
この絆、タテの繋がり「タテの会」を作ってくださった犬養先生には心から感謝をしながら…。