龍短歌会の新年会
岡山県を中心に活動されている、短歌結社の「龍短歌会」から依頼を頂き、会員の
方々が年初に集まられる新春の集いでコンサートをさせて頂きました。
岡山城を臨む川沿いの会場は、三光荘という古くからある会館で、お花見などに人気の場所
だそうでした。
ガラス越しに今日も「晴れの国」岡山の青空が気持ちよく、1日違いで、昨日のバス旅行の
日和がうらめしい気分になり…(泣)。
代表の小見山輝先生は、岡山県笠岡市に在住で、万葉の故地「神島」のご出身です。
坂本信幸先生ともお親しく、坂本先生の奈良女子大学を退任される時に、私たちの歌を
はじめて見聞きされたのではないかと思います。
新春のプログラムの選曲に悩みましたが、岡山県ということで、万葉の瀬戸内を詠った歌や
遣新羅使人の歌などをご紹介させて頂きました。170名あまりの会員方々が熱心に聴いて
くださいました。
演奏の後は、私たちも宴会のテーブルにつき、一緒に御馳走を頂きました。
食事の間、龍短歌会の各地であったり、サークルがあって、支部がたくさんあるのですが、
みなさんが「新春かくし芸大会」とでもいうのでしょうか、例年準備されているそうですが、
いや~、感心しました。次々と、普段はおしとやかで、良家のご婦人たちが、無邪気に
打って変わって陽気に楽しく「舞台」で演じられます。
AKB48の振りつきの歌まであり、大ウケでした。
会場がなごやかに盛り上がりました。小宮山先生を中心に、皆様が生き生き集っておられる
雰囲気がとても素敵でした。
2次会は、なんとお勉強です。「雪」の歌について、万葉集から俳句まで、例をあげて
解説してくださいました。
家持の「いや重け吉事」の歌は大したことはないな!とおっしゃり、愉快でした。
でも小見山先生の言葉には、先生のお人柄があり、歌の解釈の仕方についても自由な発想も
よしとしてくださるので、「こうでないといけない」気持ちから解放されます。
そして、私たちは3次会にもご招待頂きましたが、朝早くから出かけてきたので、ともちゃん
美佐ちゃん、そしてマネージャー役の山寺さんは、残念ながら帰路へ。
私はお言葉に甘えて、3次会にも参加させて頂きました。
そこは、岡山で1軒だけ樽酒を出してくれる居酒屋さんで、わざわざ私たちのために予約を
してくださっていました。下戸の私ですが、「樽のお酒」は香りがよくて、味も樽の香りが
移っていて、本当に美味しい!!!と思いました。
大歓迎して頂き、本当にありがとうございました。
私たちが楽しませて頂き、龍短歌会のお仲間がうらやましくなりました。
私もスラスラと短歌を作って、「歌人」ぶりたいものです。
壬辰の 宴に集う 龍の子ら いや重け吉事 歌に祈りぬ(ヤカタノオオキミ)
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